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木練柿
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木練柿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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シリーズ物で、又次を買わなければ。 私的に少々表現が下品な場面があると感じますが内容は面白い。 | ||||
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前2作はいずれも連続殺人事件の犯人捜しだった。こんどもそうだったら嫌だなあと思いつつ読み始めると、1作目が終わったところで短編集だと気づいた。中には人殺しが登場しない作品もあり、3冊続けて読む者にとっては、構成としてちょうどよかった。ただ、偶然通りかかった主人公が悪者をバッタバッタとやっつけたり、義母が頬を打つ場面を2度入れたりと、やや定型的な物語になっているのが少し気になる。そんな安易さから離れたところにあるのがこのシリーズの魅力なのに。 | ||||
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ほしい本が手に入り嬉しいです。 とても状態の良い本が手に入り嬉しいです。 読むのが楽しみです。ありがとうございました。 | ||||
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なんどよんでも感銘す | ||||
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胸を匕首で刺された骸が発見された。北定町廻り同心の木暮信次郎が袖から見つけた一枚の紙、そこには小間物問屋遠野屋の女中頭の名が、そして、事件は意外な展開に…(「楓葉の客」)。表題作をはじめ闇を纒う同心・信次郎と刀を捨てた商人・清之介が織りなす魂を揺する物語。時代小説に新しい風を吹きこんだ『弥勒の月』『夜叉桜』に続くシリーズ第三巻、待望の文庫化。 | ||||
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今回は「弥勒の月」シリーズにおける関係者(キャラクター)毎に起きる様々なお話! 著者らしい、各キャラクターの内心(本音)が生々しく、毒も隠さず描かれているのが、素晴らしい! この人の心の複雑さをこう表現できる著者の感性に魅了されて中毒になってしまった。 あぁ!早く続巻が出てくれないかな! | ||||
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「弥勒の月」にはやられました。オリジナリティがある。そこかしこに影響を受けたという藤沢周平からの頂き物が散在しますが、それでも独特の世界感があり、楽しみにしていたのですが、この3冊目にして、読むのに疲れてきました。あさのあつこさんの長編は、どれも1巻目が鮮やかですが、どれも同じように、巻を重ねる毎にやり過ぎて、こねまわし過ぎていくのがとても残念です。女性にありがちの説明のくどさも鼻についてしまう。あー残念です。癖にある主人公二人、魅力的なのですが、小暮さんはちょっと脂ぎってきた感があります。 | ||||
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とてもきれいな本でした。しっとりとした江戸の人情、いいですね。 | ||||
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久しぶりに、あさの あつこさんの作品を読みました。面白くて、ワクワクしながら休む間もなく読みきってしまいました。 | ||||
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作者独特の視点の時代劇。設定は江戸時代だが、妙に現代性を感じる。心のあり方なのか、人間関係なのか・・・。身に纏っているものは着物であるし、髪型は丁髷や島田だったり。馬車も人力もない。汽車も車もない。高層ビルも携帯もPCもない。そういう時代。 料理や食事がたくさん出てくるわけでもないし、全体のトーンは決して明るいわけではない。が、嫌な気持ちにはならない。 言えることがもうひとつ、いろいろな「大人」が主人公の物語である。 次が読みたくなる。 | ||||
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いろいろな人と人とのあいだに物語が紡がれていきます。 信次郎は相変わらずです。遠野屋と違って人から好かれる性格ではありませんが、いい仕事はします。しかもはやいです。 このまま変わらないのか、変わるのか。信次郎のこれからが気になります。 | ||||
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おしのが、娘おりんと清之介の出会いをしみじみと思い出していた頃、縁があり遠野屋に 拾われ、清之介が我が子と思い育てているおこまが何ものかにさらわれた。清之介は 木暮信次郎に助けを求める。おこまをさらった犯人の狙いはいったい何か?おこまは無事 遠野屋に戻ってこられるのか?表題作「木練柿」を含む4編を収録。「弥勒の月」「夜叉桜」に 続く、シリーズ第3作。 シリーズ2作目の「夜叉桜」で清之介に託された幼い命の行く末が案じられたが、おしのや 清之介、女中頭のおみつらの愛情を受けすくすく育っていたのに安心した。おしのも少しずつ 現実を受け入れ、元気を取り戻しているようでほっとした。ただ、今回の作品では、清之介の 過去に関係する人物の登場や、それに伴って起こる事件などがいっさいなかった。このまま 平穏に生活できるとはどうしても思えない。「闇の力」ははたしてこれから清之介にどう接触 してくるのか?とても気になるところだ。今回の作品も心に切なくしみてくる話が多かった。 描写に少々くどさを感じたが、おりんと清之介のことは特に胸にぐっとくるものがあった。 これからが楽しみなシリーズだ。 | ||||
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おりんに、「お覚悟を」と迫られた清弥は、ひとかどの商人、遠野屋清之介となった。 清之介の所作は、見惚れるように滑らかである。まわりには、ゆきとどいた言葉をかけ、心遣いをみせる。店の者にも全面的に信頼されている。だがそのこと自体が、好意的に見ているものにさえ、時として懸念を抱かせる。 ≪計算ずくであるわけがない。この男の本質なのだ。この男はこうやって他者の心を掴み、揺すり、操る。 操る? 伊佐治は息を詰め、頭を振った。≫ 武士と商人の間に、「覚悟」があった。だが清之介の「覚悟」がどうであったとしても、同心小暮信次郎の眼に視えるものがある。 ≪親分は、あやつが商人などではなく正真の人斬りだと心底では思っていた。そういうこったろ。≫ 義母は、その不安のゆえに、娘おりんを追い詰めた。信次郎は清之介を、「狩る相手」と考えている。伊佐治には、信次郎の言葉を否定できない時がある。清之介は、まわりのものを力づける、そして怖れを抱かせる。まわりのものは否応なく、清之助の渦に巻き込まれる。しかも、清之助自身が、己を不吉なものではないかという思いをぬぐい切れていないのだ。そこに、おこまという養女が現れる、まさにかけがえのない存在として。 総ての話が、信と不信が交錯する場として、進んでいく。そしてそこに、怖ろしいもの、が現れては消える。 | ||||
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今回は短編集で、信次郎・遠野屋・伊佐治の周りの人間にスポットをあてた物語が集まっている。 丁寧に描かれたことで、物語の背景に厚みを出してきたように思いました。 既にいない人物の鮮やかな存在感、表面に出てこない家族の息遣いが3人の人物像を厚くする。 良質な短編集。ただ、井月屋の話はちょっとありがちな展開だったように思ったが・・・。 | ||||
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