ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VII レッド・ヘリング
評判
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VII レッド・ヘリングの評価:
3.75/5点 レビュー 4件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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今回は依頼された聖書の謎と、急に立ち現れた徳川埋蔵金という壮大なお話。
史実ではない部分は多々あるようだけど、徳川慶喜のキャラクターから想像していってその当時の史実としての日本に帰着させたミステリー展開は難しくも面白かった。
李奈と小笠原莉子は本来似たような雰囲気だが、莉子を一歩引いた感じにすることで、ちゃんと差異を作ってるとこは旨い。それは優莉結衣と佐々木玲奈にも言える気がする。
本書におけるヒロインの成長、売れずにいるというこれまでの設定の意義に関しては巻末解説に詳しいですね。
本をテーマにしながら、ヒットしたビブリア古書堂の事件手帖とは違う松岡流の世界観を築けてる点は凄いと感じる。
また某出版社、業界の内情にまで踏み入ってるとこが(真実の度合いは分からないが…)度々驚かされる。
まぁ謎解きのところの類推に関しては李奈しかできない、というものではない気もしたけど、そこは別に突っ込まないで良いでしょう…。
埋蔵金とは何なのか、どうせない、というオチだろうと予想しつつも意外な豊かな景色を見せてくる本書は良く出来てる。
次にも期待。