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清く貧しく美しく



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清く貧しく美しく
清く貧しく美しく

清く貧しく美しくの評価: 3.46/5点 レビュー 28件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21~28 2/2ページ
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No.8:
(2pt)

タイトルと結末に違和感あるなぁ。貧しさを無理して美化している感じ。

Eコマースの会社の倉庫でアルバイトをする主人公の堅志。スーパーでレジのアルバイトをする恋人の日菜子。二人が同棲しているのは、渋谷から私鉄で30分の駅から20分歩いたところにある古いアパートの1階。
 貧しいけど、不満もなく過ごしていた主人公。努めていた会社で正社員になる話が来るとともに、実はその会社の正社員に昔の恋人がいて、昔の恋人との関係が再燃しそうな感じになる。また、日菜子の前にも結婚を前提に付き合ってほしいという男性が現れる。

 結末はネタバレになるので書かないが、タイトルと結末には大いに違和感がある。正社員として仕事をする人の世界、非正規労働で貧しい生活をする人の世界。なにか二つの世界があって、後者の世界にいるほうが清く美しい、と作者は言いたいのだろうか。でも、現実はそんな単純ではない。というか、現実的には貧しさは不幸や犯罪の原因になることが多いだろう。

 石田さん、大学卒業後にフリーターをしていたから、その時の思いが反映しているのかな。ならば、明確に自伝として書けば良かったのに、と思う。貧しさを無理して美化している小説で、メルヘンとしては良いかもしれないけど、小説としてはリアリティがなく、ちょっとがっかりです。
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No.7:
(3pt)

氷河期世代に限った話ではない

石田氏が氷河期世代をテーマにした新作を発売したと言う事で、興味を持って購入。

「要約」
就職活動から逃げてしまった立原堅志は、保木日菜子という地味な女性と同棲生活を送りながら20代を大手通販会社の巨大倉庫でアルバイトをしながら過ごす。
30歳を目前にしたとき、正社員の話が持ち上がり研修に行くと、大学時代の恋人が本社社員として大出世しており複雑な心境になる。それと同時期に堅志の夢だった文筆業への道も開かれ、日菜子にも新たな恋の予感が…。

「見どころ」
大企業でエリートとしてやっていく力があるだけの堅志が、アルバイトから徐々に本来の評価をされていく姿が面白い。当然周りにいる人間も「アラフォー非正規やシングルマザー ⇒ 外資系エリートやフリーランスのプログラマー」に変化していく。それによって堅志が「現実を選ぶか?夢を選ぶか?」で葛藤するところは見物。

「感想」
作者の石田氏は氷河期世代をテーマに描きたかったようだが、この程度の話なら別に他の世代でもよくあるのではないだろうかと思った。氷河期世代はちゃんと就職活動していたのに現在非正規として働かざるを得ない人たちだが、主人公の堅志は自ら就職活動を辞めてしまったので状況が違う。
この辺の相違は、作者が新人類世代だからかなと思った。

作品としては無難な出来です。
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No.6:
(3pt)

美しい

タイトル通りの作品
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No.5:
(5pt)

さわやかな読後感

面白くて一気読みでした。若い人にはイライラするかもしれませんが(笑)、キモは「結局人はそんなに変われない」という事だと思います。ネタバレしますが、主人公が喜んで一流企業にするような人物ならば、そもそも最初からこの2人は付き合っていないと思います。これは女性も同じで、言い寄られた男に簡単になびくようであれば、やはり、この2人は最初から付き合っていなかったでしょう。そういう意味では予想地点に落ち着いた無難な結末で、意外性はないですが、ある程度人生経験を積んだ方であれば納得する良いラストでした。どなたかが書いていらっしゃいましたが、続編書けそうですね。期待しています。
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No.4:
(1pt)

一生貧乏でいやがれ

清く貧しく美しく、いいんじゃないでしょうか。ええ、個人の自由ですし。でも、自分の能力で貧しさから抜けだすチャンスがあるというのに、きれいごとを並べて貧困に甘んじる主人公、いったい何なんでしょうか。努力しても抜け出せずにもがき困っている人がたくさんいるというのに、おめでてーな。50歳になったときに後悔しても知らんぞ、と。マジでこれで生活保護とかになるの勘弁してくださいね。と、フィクションの登場人物に真剣に腹を立てるのもどうかと思いますが。しかも女!こういう繊細さが売りな女、いますよね~。読んでいてイライラすることこの上なしです。あのね、自分の向上心がゼロだからって、恋人まで自分の沼に引きずり込むのはやめた方がいいんじゃないでしょうか。あーもう二人まとめてお花畑で一生お幸せにね、と思います。
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No.3:
(1pt)

清貧ってよいこと?

清く貧しく美しく、ってタイトルがよい意味で裏切られると良いな…と期待していましたが、そのまんまです。
でも、清貧を美化してほしくないなぁ。

本当は優秀で能力はあるんだけど、望んで今のアルバイト生活を選んでます…というラストは、とても鼻につくのですが笑
まわりの人を裏切り、自分の世界を頑なに守ることが、美しい人生なのか疑問。

主人公の恋人ふたりが、どちらも苦手な感じだったので、読むのがかなり苦痛でした。
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No.2:
(4pt)

二人は、どんな老後を送るのだろう?

読んでいて、思わず涙が出てきたり、堅志と日菜子を応援したくなる。しかし、堅志は世界的な通販会社の幹部になるチャンスを自らの意思で2度に渡って投げ捨ててしまう。若いうちはいいが、著者は二人のどのような将来を描いているのだろうか。堅志はアルバイトをしながら、作家の道を進んでいくのだろうか。また日菜子はレストランを経営していくようになるのだろうか。著者には、50歳、60歳となり、さらに老後を迎えた二人がどのような生活を送っているのか、是非とも書いていただきたい。と言うわけで、続編を期待しております。
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No.1:
(4pt)

タイトルが良い!

久しぶりに買った小説。私は登場人物達と比べて貧しくはないと思うけれど、親しい人との間にすら、住む世界が違うと感じてしまう所に共感できた。ハッピーエンドじゃないけど、読後、心が少し暖かくなった。多くの人に届きますように。
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