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花下に舞う
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花下に舞うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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あさのさんの大好きな「弥勒シリーズ」の文庫最新刊ということで、期待を持って読み始めた。やはり、流石だと唸りたくなる、何度も読み返したくなる美しい文章表現が随所にちりばめられていた。特に人物たちの眼を通して描かれる情景描写-自然が秀逸だ。改めて素晴らしい作家さんなのだと感じる。 その反面、ストーリー展開に関しては、正直、疑問を抱く部分も今回はあった。謎時があまりにも複雑すぎて、難解すぎる。例えるなら、ストーリー全体が入れ子のような構造になっており、その中に謎を仕込まれた種明かしが入っていて、読者は読みながら次々に入れ子の蓋を開け、「真相」を取り出してゆくわけだが、もう少し「真相」の数を少なくしてシンプルにした方が私は解りやすくて良かった。 あまりに犯人や顛末が二転三転しすぎて、話の流れそのものはむろん、それぞれの人物の心情や動機などが真犯人判明のラストでは、ぼやけてしまう。良い作品だけに、かえって勿体ないと思った。 また、同心木暮信次郎と遠野屋清之介との関係も、そろそろ新しい展開が見えても良いのではないか。 元刺客というだけで、哀しい宿命を背負った清之介を、何故、信次郎が宿敵扱いするのかもーその理由のいまいち知れない憎しみがどこから来るのか、ちょっと分かり辛くなりかけているような気がした。 | ||||
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遠野屋、木暮、伊佐治 の ”ある一言、ある心象”に対しての独白が語句を散りばめて長々と続いていく。風景さえ人物を通しての描写となる。暗い心中や状況を吐露する記述が殆どで会話が少ないので結果重く感じる。 遠野屋のお茶の入れ方が何度も何度も,出て来て鬱陶しい。このシリーズはいつも読後スッキリしない。 | ||||
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