特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来

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評判

特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来の評価:

3.23/5点 レビュー 52件。 C ランク

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平均点3.23pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 1〜20 1/2ページ
No.29
(2pt)

合う合わない分かれるかなぁ

他の方も書いてあるが、スピード感とノリで読ませる軽さチープさが合わなかった。ガチャガチャしている。そちらに引っ張られると内容が入って来ないくなり、本当は(レビュー通り)面白いのかもしれないが途中でしんどくなりやめてしまった。深く考えずにポチッと購入したことに後悔。
まあ、本も出会いなのでそんな経験には経験にはだが。
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.28
(2pt)

合う合わない分かれるかなぁ

他の方も書いてあるが、スピード感とノリで読ませる軽さチープさが合わなかった。ガチャガチャしている。そちらに引っ張られると内容が入って来ないくなり、本当は(レビュー通り)面白いのかもしれないが途中でしんどくなりやめてしまった。深く考えずにポチッと購入したことに後悔。
まあ、本も出会いなのでそんな経験には経験にはだが。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.27
(1pt)

10ページほどでリタイア!

その道を目指すならばいいだろうが、内容が専門的すぎてついて行けない。YouTuberの話では専門的な内容でカタカナによる専門用語が次から次へと出てくるのでストーリーが入ってこない。
作者にはそれなりの知識はあるのだろうが前面に出すぎで物語としてはまったく魅力を感じなかった。
10ページほど進んだが眠くなるのではなく、むしろイライラしてきてそのままゴミ箱へ捨てた。
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.26
(1pt)

10ページほどでリタイア!

その道を目指すならばいいだろうが、内容が専門的すぎてついて行けない。YouTuberの話では専門的な内容でカタカナによる専門用語が次から次へと出てくるのでストーリーが入ってこない。
作者にはそれなりの知識はあるのだろうが前面に出すぎで物語としてはまったく魅力を感じなかった。
10ページほど進んだが眠くなるのではなく、むしろイライラしてきてそのままゴミ箱へ捨てた。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.25
(1pt)

特許に詳しくないと…

特許特許と専門用語ばかりで特許のことが分からないとじゅうぶんに楽しめない、かも?
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.24
(1pt)

特許に詳しくないと…

特許特許と専門用語ばかりで特許のことが分からないとじゅうぶんに楽しめない、かも?
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.23
(2pt)

これが、、

なぜ大賞なのかも続編が出ているというのも全く理解できません。。。
読みにくいし面白いと感じた章もなかったです……
何を以て、これが◯◯◯◯◯なのでしょうか?
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.22
(2pt)

これが、、

なぜ大賞なのかも続編が出ているというのも全く理解できません。。。
読みにくいし面白いと感じた章もなかったです……
何を以て、これが◯◯◯◯◯なのでしょうか?
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.21
(1pt)

その内つまらないお仕事ドラマになりそう

主人公が「法の間隙を突いて一件難しい依頼を解決する変わり者有能弁護士」のよくある弁護士物お仕事ドラマ…の題材が法から特許に変わり主人公が弁護士から弁理士になったバージョン。
目新しさを重視したのか少し変化球を投げたかったのか、主な依頼人とそのライバル社の両方がモデルが何となく分かる名前のVtuber事務所。
兎に角一般に馴染みのない特許とVtuberの両ギョーカイ用語だらけでその説明で粗筋が邪魔される上、話自体は徹頭徹尾有りがち展開で始まり終わる。
主人公のヒロイン弁理士も有りがちで華がなく平凡。
正直つまらなかった。
その内売れっ子女優を主人公にしてつまらないお仕事ギョーカイドラマ化しそう。
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.20
(1pt)

その内つまらないお仕事ドラマになりそう

主人公が「法の間隙を突いて一件難しい依頼を解決する変わり者有能弁護士」のよくある弁護士物お仕事ドラマ…の題材が法から特許に変わり主人公が弁護士から弁理士になったバージョン。
目新しさを重視したのか少し変化球を投げたかったのか、主な依頼人とそのライバル社の両方がモデルが何となく分かる名前のVtuber事務所。
兎に角一般に馴染みのない特許とVtuberの両ギョーカイ用語だらけでその説明で粗筋が邪魔される上、話自体は徹頭徹尾有りがち展開で始まり終わる。
主人公のヒロイン弁理士も有りがちで華がなく平凡。
正直つまらなかった。
その内売れっ子女優を主人公にしてつまらないお仕事ギョーカイドラマ化しそう。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.19
(2pt)

深みのない薄味なキャラクター小説

1.総評
「専門知識で煙に巻いているだけで、ミステリー小説と謳うにはあまりに深みのない、単なるキャラクター小説」といったところでしょうか。
私自身知財のお仕事をしている身なので、特許ものの小説には否応無しに期待してしまいます。
さらに、本作は特許ものにありがちな企業小説ではなく、ミステリーというジャンルで描かれている点、しかもそれを知財のプロである現役弁理士が書いたという点、これらに惹かれて買いました。
しかし、読み終えての感想は「がっかり」の一言。
この作品のどこがミステリーなのでしょう…
これをミステリーとすること自体、また大賞に選出されること自体が私にはミステリーです…

2.物語性について
物語性は、はっきりいってしまいますが無いに等しいです。
事件は弁理士試験や司法試験の知財法の問題のような、つまり知財業界では教科書に載っていそうなありきたりな事実関係で構成されています。そこに精巧なトリックはなく、複雑な人間関係もない。舞台背景や人物描写があまりに軽薄に描かれているので、今一つ臨場感が無い。
言うなれば、弁理士試験等の問題を、その登場人物にちょっと個性をつけてキャラクター化した程度の物語です。
その個性も大して精巧に描かれておらず、各人物の思想や動機などがよく見えないため、全員コロコロ転々と感情の変異する不安定な人達に見えます。
これは賞レースの募集要項等の何か制約があったのかもしれませんが、記載量を3倍くらい増やして、全てのシーンをもっと丁寧に描けば良い作品になるのではと思います。
それほどまでに、深みがありません。

また、知財関連の専門用語や難解な技術用語(どちらも専門の人間からすれば基本的な用語だが)が並ぶパートがあり、深みのない物語をなんとか専門用語で誤魔化しているような印象も持ちました。
知財関係の複雑な制度(権利侵害や無効審判)といったものを、全く知見のない一般の方々にも分かるように平易な表現を使って丁寧に書いていて、その点はとても評価できます。
世間に知財の重要性を知ってもらうための本と考えれば、このような小説を執筆された著者の方には、同業界に属する者として頭が下がります。
作品中での、制度説明の内容等に若干違和感を覚えるところもありますが、ストーリー優先とするならそれもとやかくいうほどではありません。

しかし、特許制度等の理解のし易やに重きを置き過ぎて、肝心の物語性が極めて単調になってしまったと思います。
その点では、特許庁や弁理士会主催のコンテストならまだしも、この作品がなぜ「今このミステリーが凄い」大賞を受賞したのか、全く理解ができません。
最新技術の横文字(Vtuber、レーザー測距技術等)や法律用語(無効審判、侵害訴訟等)を並べ立てて煙に巻いて誤魔化しているだけに感じられます。
中盤以降、ひたすら専門用語の連打や複雑な手続きの説明パートがあり、肝心のストーリーを見失いかけました。
ストーリーをなおざりにして専門知識の説明に終始されると、読者としては苦痛、というか単純に面白くない。
仕事柄、審判手続きにそれなりに携わる機会のある私のような人間ですら、読んでいて苦痛を覚えました。
確かに各制度について分かりやすくは書いていますが、物語性を犠牲にしてまで制度上の細かい点に踏み込む理由がよく分かりません…
弁理士に読ませたいの?同業者達に見せてニヤニヤさせたいの?と思うほど、同業者の私から見ても内容の深浅の匙加減が謎です。

一方で、専門用語を羅列して、不必要に細かな制度を描写することにより、幸いにもストーリーの単調さを隠す作用を奏しています。
物語性の低い本作が大賞を受賞できた理由も、その煙幕効果がうまく効いたのかもしれません。

3.文章力について
著者の文章力の無さにがっかりしました。
物語性云々以前の問題です。
擬音や叫び声をそのまま文字で書き表すなど、文章表現がかなり低レベルです。
また比喩表現の使い方も上手とは言えず、例えば、主人公の器に液体が云々の表現、あれは必要なんでしょうか?何か大小説に載っている比喩表現を表面上掠め取って思い付きで真似てみた、という感じの、そんな幼稚な文章に見えます。
使いこなせていない中途半端な比喩表現をするくらいなら、多少冗長的になってでも正確な言葉で直接表現した方がいいのでは?と思いました。

また、文章構成もまともにされていないのではと思うほど。
読みながら何度も何度も「話の腰を追ってまで、その一文をそこで差し込む理由は?フライドポテトにやたらとこだわる理由は?一人ノリツッコミを口に出してる女はやばい奴だろ…なんで体育大の陸上部の練習に飛び入り参加…?防音部屋のドアを壊す怪力は何か必要なの?」そんな疑問を何度も持ち、読んでいて苛立ちが止みませんでした。
他にも、読み終えて振り返ったときに、何が言いたいのか分からない無駄なシーン、描写、台詞が山ほどあります。
例えば、物語の序盤ですが、vtuberの所属事務所の社長が寿司を握らせるシーンなど。
結局社長がなんで寿司を握らせたのか分かりません。あの描写でちょっと成金ちっくで嫌らしい趣味を持ち合わせた人物なのかな?と想像しましたが、その後の展開からするとそうでもない。
なんならその後もっと嫌らしいおっさん社長どもが次々登場するので、終盤はちょっと爽やかで頼りないだけの空気みたいな人になっている。

そこまで深い意味もなく、単にコミカルな雰囲気を出したいのかもしれまん。又は、意図して読者の緊張感を解したかったのか、もしくは難しい専門用語の羅列で飽き飽きされないような工夫のつもりだったのかもしれません。
しかし、私には、意味の無い味気も無い、無駄な文字の羅列にしか感じませんでした。

そしてなにより私がうんざりしたのは、知財の専門性に依拠したコメディ要素です。
例えば、主人公が固有名詞を聞くたびに「登録商標」を連呼するくだり。知財業界の人間ならニヤリとするかもしれませんが、一般の人がこんなもん読んで何が面白いのか分かりません。
私はちょっと同族嫌悪というか、薄ら寒く感じました。

4.登場人物につきて
ここに至っても、やはり著者の文章力の無さ、表現力の無さが遺憾無く発揮されています。

本作は多くの女性が活躍します。
しかし、残念ながらその女性達にはあまり魅力を感じません。
容姿の言及は不必要に細かく、経歴や性格などもやたらと説明的な文章で書かれています。
しかし、細かな所作による書き分けや、内面的な描写ができていません。登場人物が作中で生きていないんです。「どこどこに行って、某と会って、こんなことをした」と淡々と書かれているだけ。上に述べたように取ってつけたような感情描写(器に液体が云々)は有りますが、取ってつけ感が際立ってます。淡々と進んでいた物事の中で突然感情が沸いてくる不自然さ。
「クールな女性が突然我慢ならなくなる」という描写として意図的にこのような書き方をしているのかもしれませんが、圧倒的に描写が足りておらず、臨場感が無い。
これでは読者は登場人物のイメージを正確に掴めないため、文中に説明書のように記載された"キャラクター情報"を頭に叩き込んで読まないといけない。これがとにかく苦痛です…

男性陣はもっと悲惨です。
小太りの中年、高圧的なヤクザ社長と、それに辟易するみすぼらしい社長、オタクの技術屋等々。男に恨みでもあるのか?と思うほど、情け無い描写だけはきっちりと描いている。

この作品はミステリー小説だから人物や背景描写はほどほどでいい、という思想があるのかもしれません。しかし、だったらミステリーの肝心要の事件性を追求して欲しい。
事件のトリックや動機、人物像や舞台設定などを交差させて重畳的に文章を展開し、読者を撹乱するなどミステリー的ギミックを入れて欲しい。
ミステリーとはそういうものではないでしょうか?
人物像、事件の内容、舞台設定、物事の移り変わり、全てがバラバラになっていて混じり合わない。だからトリックもくそもなく、話の展開が丸見えで深みもない単調なお話になってしまうんだろうなと思います。
専門用語や複雑な特許制度の仕組みで辛うじて煙幕を張っている程度のもの、そんな程度でミステリーぶられてはがっかりです。

5.まとめ
大賞を取るくらいならどれほどの作品かと思いきや、本当にがっかりしました。
作品そのものにがっかりしたのはいうまでもありませんが、この作品を大賞に選出した選考委員にもがっかりです。
私は知財界隈の人間なので、かなり贔屓目に本作を読みました。しかし、一般の方々がこれを読んで何が面白いの?と、とても疑問に思います…
特許制度という煙幕で正体を隠しただけの、陳腐なキャラクター小説です。
弁理士と弁護士を混同してそうなありがちな企業小説の方がまだ面白いかもしれません。
だって本作の場合、主人公が弁理士である必要性が全くないんですから、これなら弁理士業を営むことができる技術系の弁護士でも別にいいじゃないですか。
そもそも事件の内容が出願業務じゃなく、訴訟対応なんだし弁護士が主となるべき仕事。読者も弁理士より弁護士の方が分かりやすいし。
それにも勝って弁理士である理由が見つかりません。

そんな作品です。
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.18
(2pt)

深みのない薄味なキャラクター小説

1.総評
「専門知識で煙に巻いているだけで、ミステリー小説と謳うにはあまりに深みのない、単なるキャラクター小説」といったところでしょうか。
私自身知財のお仕事をしている身なので、特許ものの小説には否応無しに期待してしまいます。
さらに、本作は特許ものにありがちな企業小説ではなく、ミステリーというジャンルで描かれている点、しかもそれを知財のプロである現役弁理士が書いたという点、これらに惹かれて買いました。
しかし、読み終えての感想は「がっかり」の一言。
この作品のどこがミステリーなのでしょう…
これをミステリーとすること自体、また大賞に選出されること自体が私にはミステリーです…

2.物語性について
物語性は、はっきりいってしまいますが無いに等しいです。
事件は弁理士試験や司法試験の知財法の問題のような、つまり知財業界では教科書に載っていそうなありきたりな事実関係で構成されています。そこに精巧なトリックはなく、複雑な人間関係もない。舞台背景や人物描写があまりに軽薄に描かれているので、今一つ臨場感が無い。
言うなれば、弁理士試験等の問題を、その登場人物にちょっと個性をつけてキャラクター化した程度の物語です。
その個性も大して精巧に描かれておらず、各人物の思想や動機などがよく見えないため、全員コロコロ転々と感情の変異する不安定な人達に見えます。
これは賞レースの募集要項等の何か制約があったのかもしれませんが、記載量を3倍くらい増やして、全てのシーンをもっと丁寧に描けば良い作品になるのではと思います
プロットは悪くないと思います。上で述べたように教科書レベルの定番な事件がベースとなっています。定番が故に読者はスムーズに入っていけるはずなんです。そこを利用して、もっと深みを出して欲しかった。
知財の難しい知識(同業者から見ればさほど難しくはないけど)で一般の読者を煙に巻いて、深みのなさを巧妙に隠しています。
小説ではなくドラマの脚本を読んでいるような気分でした。

知財関係の複雑な制度(権利侵害や無効審判)といったものを、全く知見のない一般の方々にも分かるように平易な表現を使って丁寧に書いていて、その点はとても評価できます。
世間に知財の重要性を知ってもらうための本と考えれば、このような小説を執筆された著者の方には、同業界に属する者として頭が下がります。
作品中での、制度説明の内容等に若干違和感を覚えるところもありますが、ストーリー優先とするならそれもとやかくいうほどではありません。
このような丁寧な文章を書く先生は、普段弁理士としてもお客さんに懇切丁寧に対応されているんだろうなと感じました。

一方で、特許制度等の理解のし易やに重きを置き過ぎて、肝心の物語性が極めて単調なように思います。
その点では、特許庁や弁理士会主催のコンテストならまだしも、この作品がなぜ「今このミステリーが凄い」大賞を受賞したのか、全く理解ができません。
最新技術の横文字(Vtuber、レーザー測距技術等)や法律用語(無効審判、侵害訴訟等)を並べ立てて煙に巻いて誤魔化しているだけに感じられます。
中盤以降、ひたすら専門用語の連打や複雑な手続きの説明パートがあり、肝心のストーリーを見失いかけました。
ストーリーをなおざりにして専門知識の説明に終始されると、読者としては苦痛、というか単純に面白くない。
仕事柄、審判手続きにそれなりに携わる機会のある私のような人間ですら、読んでいて苦痛を覚えました。
確かに各制度について分かりやすくは書いていますが、物語性を犠牲にしてまで制度上の細かい点に踏み込む理由がよく分かりません…
弁理士に読ませたいの?同業者達に見せてニヤニヤさせたいの?と思うほど、同業者の私から見ても内容の深浅の匙加減が謎です。主人公が登録商標、登録商標と連呼するシーンなど、嫌悪感すら湧きました。

3.文章力について
著者の文章力の無さにがっかりしました。
物語性云々以前の問題です。
擬音や叫び声をそのまま文字で書き表すなど、文章表現がかなり低レベルです。
また比喩表現の使い方も上手とは言えず、例えば、主人公の器に液体が云々の表現、あれは必要なんでしょうか?何か大小説に載っている比喩表現を表面上掠め取って思い付きで真似てみた、という感じの、そんな幼稚な文章に見えます。
使いこなせていない中途半端な比喩表現をするくらいなら、多少冗長的になってでも正確な言葉で直接表現した方がいいのでは?と思いました。

また、文章構成もまともにされていないのではと思うほど。
読みながら何度も何度も「話の腰を追ってまで、その一文をそこで差し込む理由は?フライドポテトにやたらとこだわる理由は?一人ノリツッコミを口に出してる女はやばい奴だろ…なんで体育大の陸上部の練習に飛び入り参加…?防音部屋のドアを壊す怪力は何か必要なの?」そんな疑問を何度も持ち、読んでいて苛立ちが止みませんでした。
コミカルな雰囲気を出したいのかもしれませんが、可読性を下げている一因です。

ストーリー上のある重大な真実を隠して読者を撹乱するために、意図的に複雑かつ冗長的な文章にしている、というのなら納得もいくでしょう。
しかし、読んだ限りではどうもそういうことでは無さそうです。
著者の脳内には何か最初から決められた事件の設定があり、その設定を専門知識がないであろう読者に理解させることに必死になって事実説明をしている、そんな印象の息苦しい文章です。
それをリアリティと捉えるか単なる事実の羅列と捉えるかは読者の好みかもしれません。
私は、意味の無い味気も無い、無駄な情報の羅列にしか感じませんでした。
また、この息苦しさを解消するために要所要所にコメディ的な要素も盛り込まれています。しかし、そのコメディ要素の方向性が知財の専門性に依拠し過ぎていて、知財業界の人間ならニヤリとしても一般の人には伝わらないのでは?と感じます。私はちょっと同族嫌悪というか、薄ら寒く感じました。

一方で、専門用語を羅列して、不必要に細かな制度を描写することにより、幸いにもストーリーの単調さを隠す作用を奏しています。
物語性の低い本作が大賞を受賞できた理由も、その煙幕効果がうまく効いたのかもしれません。

4.登場人物につきて
ここに至っても、やはり著者の文章力の無さ、表現力の無さが遺憾無く発揮されています。

本作は多くの女性が活躍します。
しかし、残念ながらその女性達にはあまり魅力を感じません。
容姿の言及は不必要に細かく、経歴や性格などもやたらと説明的な文章で書かれています。
しかし、細かな所作による書き分けや、内面的な描写ができていません。登場人物が作中で生きていないんです。「どこどこに行って、某と会って、こんなことをした」と淡々と書かれているだけ。上に述べたように取ってつけたような感情描写(器に液体が云々)は有りますが、取ってつけ感が際立ってます。淡々と進んでいた物事の中で突然感情が沸いてくる不自然さ。
「クールな女性が突然我慢ならなくなる」という描写として意図的にこのような書き方をしているのかもしれませんが、圧倒的に描写が足りておらず、臨場感が無い。
これでは読者は登場人物のイメージを正確に掴めないため、文中に説明書のように記載された"キャラクター情報"を頭に叩き込んで読まないといけない。これがとにかく苦痛です…

男性陣はもっと悲惨です。
小太りの中年、高圧的なヤクザ社長と、それに辟易するみすぼらしい社長、オタクの技術屋等々。男に恨みでもあるのか?と思うほど、情け無い描写だけはきっちりと描いている。

この作品はミステリー小説だから人物や背景描写はほどほどでいい、という思想があるのかもしれません。
しかし、だったらミステリーの肝心要の事件性を追求して欲しい。事件の表面的なトラックや動機、人物像で撹乱するなどミステリー的ギミックを入れて欲しい。
「安っぽい企業小説を原作とするドラマの脚本」を読んでいる気分でした。

5.まとめ
大賞を取るくらいならどれほどの作品かと思いきや、本当にがっかりしました。
作品そのものにがっかりしたのはいうまでもありませんが、この作品を大賞に選出した選考委員にもがっかりです。
私は知財界隈の人間なのでかなり贔屓目に本作を読みましたが、一般の方々がこれを読んで何が面白いの?と、とても疑問に思います…
特許制度という煙幕で正体を隠しただけの、陳腐なキャラクター小説です。
弁理士と弁護士を混同してそうなありがちな企業小説の方がまだ面白いかもしれません。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.17
(2pt)

期待しすぎた

特許業界のものです。今まで弁理士が主人公となったミステリーは読んだことがなく、このミス大賞を受賞していることもあって、とても楽しみにしていました。
が、読んでみると色々突っ込みたくなる点が…
特許の素人が色々調べて書いたような内容に見えるのですが、著者は現役の弁理士なんですよね…
内容も浅い気がするし、正直ガッカリでした。
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.16
(2pt)

期待しすぎた

特許業界のものです。今まで弁理士が主人公となったミステリーは読んだことがなく、このミス大賞を受賞していることもあって、とても楽しみにしていました。
が、読んでみると色々突っ込みたくなる点が…
特許の素人が色々調べて書いたような内容に見えるのですが、著者は現役の弁理士なんですよね…
内容も浅い気がするし、正直ガッカリでした。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.15
(2pt)

特許を取り巻くコミカルな展開は。

特許関連をテーマにしミステリー仕立てにした小説は珍しい。
その慣れない専門用語がずばずばと前面に出てきて、しばし戸惑うところがある。
そして、争点にVtuberに関係するというところに目新しさがある。
そのVtuberのシチュエーションには今一つの説明が欲しいところがある。
相手側が代理人を立てずに、企業どうしが対峙や交渉することはまずないだろう。
はやし立てるドタバタ劇は面白いかもしれないが、ひねりは少なくて、そのオチにガクッと来る。
いつも楽しみにしていた”このミス大賞”。
これは本当に、これが”このミス大賞”なのか、疑問を感じる。
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.14
(2pt)

特許を取り巻くコミカルな展開は。

特許関連をテーマにしミステリー仕立てにした小説は珍しい。
その慣れない専門用語がずばずばと前面に出てきて、しばし戸惑うところがある。
そして、争点にVtuberに関係するというところに目新しさがある。
そのVtuberのシチュエーションには今一つの説明が欲しいところがある。
相手側が代理人を立てずに、企業どうしが対峙や交渉することはまずないだろう。
はやし立てるドタバタ劇は面白いかもしれないが、ひねりは少なくて、そのオチにガクッと来る。
いつも楽しみにしていた”このミス大賞”。
これは本当に、これが”このミス大賞”なのか、疑問を感じる。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.13
(1pt)

無理でした

表現が乏しく文体も淡々としていて物語に入り込めませんでした。
それゆえストーリーやキャラクターに惹きつけられることなく、サクッと終わってしまったように感じます。
それを選評では「スピード感」という言葉に置き換えているのでは?
個人的にこの作品からは"小説"としての魅力を見出せません。このミス大賞はもう信じないようにします。
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.12
(1pt)

無理でした

表現が乏しく文体も淡々としていて物語に入り込めませんでした。
それゆえストーリーやキャラクターに惹きつけられることなく、サクッと終わってしまったように感じます。
それを選評では「スピード感」という言葉に置き換えているのでは?
個人的にこの作品からは"小説"としての魅力を見出せません。このミス大賞はもう信じないようにします。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.11
(1pt)

情景が全く浮かばない

株式会社宝島社が主催する、第20回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したようだが、ミステリー大賞は、どのような選考基準なのか?書評ではスリリングかつユニークなミステリーとあるが、どの場面がスリリングなのか?弁理士が主人公となっているが、結局、弁護士の力を借りなければ解決できず、その横柄な態度にもイラっとする。

ただただ、字面を眺めるだけ、全く情景が浮かばない。
『チーム・バチスタの栄光』シリーズの海堂尊氏が受賞したのは大いに頷けるが、この作品はいかがなものか?
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299039165
No.10
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情景が全く浮かばない

株式会社宝島社が主催する、第20回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したようだが、ミステリー大賞は、どのような選考基準なのか?書評ではスリリングかつユニークなミステリーとあるが、どの場面がスリリングなのか?弁理士が主人公となっているが、結局、弁護士の力を借りなければ解決できず、その横柄な態度にもイラっとする。

ただただ、字面を眺めるだけ、全く情景が浮かばない。
『チーム・バチスタの栄光』シリーズの海堂尊氏が受賞したのは大いに頷けるが、この作品はいかがなものか?
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
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