特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来の評価:

3.23/5点 レビュー 52件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.23pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(3pt)

ん~去年とキャラが被るなあ

分かり易く仁王立ちするタイプ最近多いよね
小気味よいのは良いんだが、途中でちょっとハーレクイン小説でも読んでる気分になってきた。なんというか既存感?設定目新しいから読んでてそれなりに楽しいんだけど読むのめんどくさくなるひな型感っていうか
読みやすいっちゃ読みやすいけど、状況描写が箇条書きに近いのが飽きる原因か?デビュー作ならヘンにこねくり回すよりは好感だが、投稿作で「キャラの肉付けはシリーズ化してから出すから後でね」みたいなのは好かんな
どうにも最後まで、在庫処分だとしてもフリマで数台ばっか捌く必要があったんだろうか?に引っ掛かった。しかも安い値段で

ほどほどと言ったトコでしょうか
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362
No.1
(3pt)

専門知識をトリックに使用する危うさ

まず『このミステリーがすごい』大賞受賞おめでとうございます。事実上今回が処女作になるのではないかと思いますが、すごい筆力だと思います。思わず一気によみ切ってしまいました。

最近弁護士や医師を主人公にした小説、それもミステリーと冒険小説のボーダーにあるような小説が多いですね。昨年の受賞作『元彼の遺言状』もそうしたジャンルに属する作品でした。誰でも気になるところではあるけれども専門的には分からないといった領域の専門知識をトリックに取り入れるというのは確かに有効な方法で、知識欲が強かったり好奇心が強かったりするひとは強く引かれるものなのではないかと思います。こういった場合、当然かも知れませんが、作者自身が弁護士であったり、医師であったりする例が多いですね。ただ、こういう場合必ずといっていい程異論・反論が出るんですよ。昨年の『元彼の遺言状』にしても遺産相続、それもその実際に詳しい、おそらく計理士か税理士の方から、かなり厳しい反論が書かれていましたよね。実際、わたしは介護・医療の専門家ですが、ある作家(医師)の書いた作品に相当きつい批判を書いた経験があります。

本作の主人公は弁理士です。弁理士というのはあまり馴染みのない名前かもしれませんが、特許権代表とする知的財産の適正な保護や適応等に拘わる国家資格者、国際資格者をいいます。この女主人公はこうした専門的な知識を悪用して、ついこの間までパテント・トロールなる違法(つまり脅迫)ギリギリのやくざ商売を行っていたという設定も巧みですね。ところがこの小説もこの批評欄でどなたかお詳しい方から厳しいご指摘を受けているようですね。こういう専門知識をネタにするというのはいわば諸刃の剣で、反論、誤りの指摘をしてくる方も相当の専門家であることを覚悟しないといけません。残念ですが小説家になろうと考えるような方々というのはその道何10年という方はまずいません。するどく誤りを指摘された時点でアウトという例が多いように思います。わたしは素人ですが、この作品で冒認出願云々が出て来たあたりから危ないものを感じていたのですが、やはり反論が出たという感じですね。

その他問題を指摘するとしたら、まず事件の中心人物である天ノ川トリィをここまで変わった人物に仕立てる必要はなかったのではないでしょうか。第二には、そもそも捜してもなかなか見つからなかった特殊撮影装置をなぜいきなり25台も1度に手に入れることができたのか、その資金はどのくらいかかったのか、回収可能なのかが挙げられるでしょう。また相手方の特許取り扱いの不備があそまで明らかになっている段階で、ああしたブラックな裏取引をする必要があったのでしょうか。また作品としては、作者は余韻を残して終わることを意図したのでしょうが、やはりブラックホール・フェスの結果についてはっきり書いて、その後に余韻に浸りたければ浸ればよかったのではないでしょうか。だってトリィがフェスで負ければ何もかもオジャンなんですから。

いろいろと書いてしまいましたが、とにかく才能のあるひとだと思います。こうした受賞者みんなにいえることですが、第2作目こそが勝負です。頑張って下さい。
【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ) Amazon書評・レビュー: 【2022年・第20回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (『このミス』大賞シリーズ)より
4299024362