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ベイジルの戦争



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【この小説が収録されている参考書籍】
ベイジルの戦争 (扶桑社BOOKSミステリー)

ベイジルの戦争の評価: 3.25/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(4pt)

個人的に綺麗事が多く感じる、

「(歴史)冒険小説」は苦手だが「銃弾の庭」前日談と知り渋々。まあ軽いが面白いし確かに繋がる。よって「庭」後日談へ。
ベイジルの戦争 (扶桑社BOOKSミステリー)Amazon書評・レビュー:ベイジルの戦争 (扶桑社BOOKSミステリー)より
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No.11:
(3pt)

期待外れ

好きな作家ですが展開が今一つでした。
ベイジルの戦争 (扶桑社BOOKSミステリー)Amazon書評・レビュー:ベイジルの戦争 (扶桑社BOOKSミステリー)より
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No.10:
(2pt)

2日で一気には読みましたが、微妙かな・・・

2日で一気に読んだので面白い読み物だとは思いますが、主人公が携わる作戦が戦争の結果にどう繋がると期待されるとか、チューリング教授による最後のナゾトキについて、前者は複雑すぎて消化不良を起こしたのと、後者は逆に唐突で説明不足だと感じました。なんだか雰囲気に騙された感じで、満足のいく読後感というのは感じませんでした。内容に関して当方の理解不足という事もあるかもしれませんが、総合的に言うと、微妙かな・・・
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No.9:
(4pt)

安定のリーダビリティと、どんでん返しに満ちた面白さ

かつてパソコン通信で冒険小説フォーラムを運営していた頃、極めて人気の高かったスティーヴン・ハンター。作家歴は長く、数々の話題作を提供してくれ、とりわけアール・スワガー、とその息子のスナイパーであるボブ・リー・スワガーという二人の主人公による、二つの時代に物語を紡いできた力業は、未だに忘れ難い印象を残す。

 本編は、珍しく長編小説にしては短く、スピーディで、しかもテンポの良い独特の面白さを持ったもので、これまでのハンター作品の重厚さに対し、第二次世界大戦下の工作員の物語であるにも関わらず、どこか軽妙でリズミカル、かつスピーディな展開を見せる。

 英国工作員ベイジルを送り出す側の言わば<承前>に当たる作戦会議のシーンと、潜入工作からスタートしたヨーロッパでの作戦実行シーンが交互に現われる。ベイジルは、ぎりぎりでスリリングな展開の中に身を置き、都度、スリリングなすり抜けを繰り返しつつ、当初の目的に向かって進んでゆく。

 ラストのラストまで意外性に富んだエンターテインメント・アクションは、どこか70年代のヒギンズを思わせるようなクラシック性と、安定のリーダビリティと、どんでん返しに満ちていて面白い。ダイナミックな展開により、語られぬ部分でのベイジルの動きなども想像性に満ちた世界であり、じつに娯しい。

 残念なのは日本語訳が固すぎてリズミカルな展開を妨害している。ハンターの翻訳者でありながらいつもはあまり感じない固さがブレーキを踏んでしまっているようで、とても残念であった。ハンターが固いのか、訳者が固いのか、真相はわからないが、提示された日本語文章は、小説としては少し障害が多すぎるきらいがあって残念であった。

 この作品はエンタメ系の名編纂者オットー・ペンズラーのアンソロジー収録の原作短編を、ペンズラー自身の勧めでハンターが長編化したものだそうである。そのため、短くシンプルかつスピーディでテンポの良い展開の本作が出来上がったというわけである。ハンターファンならずとも、この作品の必読の面白さに是非チャレンジして頂きたい一冊である。
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No.8:
(1pt)

凡庸

有名作家の割には場面転換が唐突で、非現実性が目立つ。特に鍵となるはずのチューリング教授の存在価値が見えて来ない。どうして名作なのか?
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No.7:
(4pt)

構成が面白い。

主人公が派遣される理由のブリーフィングと侵入の様子が同時に語される。初めのうちはイライラしたが、そのうち話に吸い込まれる。
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No.6:
(2pt)

期待はずれ

スティーヴン・ハンターは段々と筆力、アイディアが衰えているように思える。かつてのスピード感やハラハラ・ドキドキさせる鋭さは本作にはない。導入部ではジャック・ヒギンズを思わせる期待を抱かせたが、結局竜頭蛇尾に終わっている。次作に期待するしかない。
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No.5:
(3pt)

唐突に終わる

物語が佳境に入ってからも、これでもかとどんでん返しを繰り返すのがハンター作品だと思っていた。

本作は、さあこれからどうなるかと言うところで突然著者の謝辞が始まる。

最初は謝辞も物語の一部かと思った。
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No.4:
(3pt)

舞台背景やストーリーは興味深いが…

1943年春、第二次世界大戦下のヨーロッパ。
イギリス、ドイツ、ソ連の関係や思惑、ドイツ占領下のパリの雰囲気など興味深い内容だった。
英国人エージェントであるベイジルは、ある使命を帯びてフランスに潜入するが、その人間性やしたたかな活躍ぶりが大変魅力的に描かれている。とても好ましい人物像だ。
ただ、事前のブリーフィングやドイツ人大佐との会話など、明るく楽し気である反面、たいへんまわりくどくて余計なことが入りすぎて、話の主旨がわからなくなってしまうほど。
…その点が私には合わなかった。
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No.3:
(4pt)

スワガーシリーズではないが、面白かったです(原題:Basil's War)

英国情報機関の工作員ベイジルにある密命が下る。フランスパリで行われる危険すぎる任務だが、持ち前の大胆さとテクニックでミッション完遂に近づくが、ナチの捜査官の追跡の手が迫る、という話。

コンパクトな1作で、戦時中のパリやイギリスの様子が、ハンターならではの筆致で描かれている。

スワガーシリーズではないので、いわゆるガンアクションは皆無だが、十分の愉しめます。

魅力的な主人公と、スリルあふれる展開はスワガーシリーズに勝るとも劣りません。

次回作は、遂にスワガーが復活する「Targeted」。スワガーが召喚中に、「狙撃手のゲーム」で対峙した組織に狙われる話のようです。アメリカでは22年の年明けに刊行されそうなので、非常に期待しています。
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No.2:
(5pt)

説明どおりの内容でした。

説明どおりの内容でとても満足しています。
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No.1:
(4pt)

ハンターが示した「英国愛」

ここ2年半ほどは遮二無二読書に励んで参りましたが、充電期間も必要かと思い、短期間読書を休んでいました。
 しかしながら、スティーヴン・ハンターの新しい翻訳が出たのを知り、結果、いつかしらページを捲っている自分がいました(笑)。2019年9月に読んだ「狙撃手のゲーム」以来になりますが、「ベイジルの戦争 "Basil's War"」(スティーヴン・ハンター 扶桑社BOOKSミステリー)を読み終えました。
 時は、1943年。ノルマンディ作戦の約1年前。英国特殊作戦執行部所属のエージェント、ベイジル・セントフローリアンは、サー・コリン・ガビンズ将軍からの密命を帯びてナチス・ドイツ占領下のパリへと潜入します。何故?
 ストーリーは、その「潜入作戦」と事前の「ブリーフィング」がカットバックしながら語られて行き、その風変わりな作戦の全容とその訳、ベイジルによるオールドファッションでありながらもスリリングな冒険譚がいつもの「ボブ・リー・スワガーSAGA」とは少し異なる大らかさを持って描写されています。
 鍵は、ミスター・エニグマ、アラン・チューリングの存在に依るところが大きいと言えますが、詳細をここで語ることはできません。かつて、ハンターがこれほどの「英国愛」を示した著作があっただろうか?
 ハンターがジョン・ル・カレ亡き後、モームの「アシェンデン」の如き世界に一歩踏み出してくれたことに感謝しつつ、(幾人かの私たちが良く知る歴史上の人物たちをカメオ出演させながら)小品でありながらも奥行きの深いエスピオナージュを楽しく読むことができました。幕切れもまた、ハリウッド・コメディのようで麗しい。
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