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アンダークラス



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【この小説が収録されている参考書籍】
アンダークラス

アンダークラスの評価: 4.19/5点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 1~20 1/2ページ
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No.26:
(5pt)

良書

評判通りの良書です。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.25:
(5pt)

読後感

秋田県の高齢者介護施設の入所者が、近辺の用水路で転落死した事件の解明を通じて、日本の流通業界の転生に潜む、社会の暗部が浮き彫りにされたストーリーを味わう事が出来る良い作品だと思いました。
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No.24:
(4pt)

苦節二巻(三巻)

田川さんがでてくるまで作者の名前確認してませんでした。またかよと思ったけど最後まで面白かった。田川さんがかっこいい。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
4093865973
No.23:
(5pt)

読んでて悲しくなった。

ここに書いてあるサバンナってAmazonのこと?すごく好きな通販サイト。Amazonは私の生活を変えてくれたってくらい便利に思ってる。それがこの本に書いてあるみたいに過酷な労働者の犠牲の上に成り立っていたとしたら悲しい。この本はタイトル通りアンダークラスの人の悲しみが描かれている。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.22:
(4pt)

色々と考えさせられる

偶然にも同じ思いの人たちが出会うと、喜びも、憎しみも倍増される。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.21:
(2pt)

離脱!

この作家さんははじめてなので、とりあえず最もレビューが高い作品をAudible版で聞きました。つかみはない(事件としては地味)し、警察組織やらの解説が多くて、展開が遅い。Audibleの1.5倍速でもちょっと耐えられないので中盤手前で離脱しました。社会ネタをほぼ真正面から取り込んでおられて、ミステリなんだか、論説なのか、良くわからず、不自然だったのは、人を疑うことが仕事の刑事二名が、NPO職員が語る技能実習生の話をなんの裏付けも無く易々と信じるところ。これが動機なんでしょうが、少しあり得ないなと思いました。殺人幇助罪と自殺関与罪の使い分けが出来ないベテラン刑事などいるはずがないとも思いました。一番おかしいと思ったのはすべてストーリーが別件逮捕中の捜査に終始している点。技能実習生の実態や人権をテーマにするなら、別件逮捕で監獄に長期間拘留する人権蹂躙などうなんだろ?つまるところ展開の早いミステリミステリを求める私には合わないと思い申し訳ないですがこんな評価になりました。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.20:
(5pt)

いま一番読みたい作家

有名私大卒でありながらスーパーに就職し、都銀に就職した同窓生からパートの管理は大変だねと嘲笑される。
巨大GMSにつぶされる商店。
私と同じだと、リアルな現実を書いている。
下野市という街を調べてみたら、800人いる外国人のうち一番多いのはベトナム人でした。
八千代町では、ベトナム人が雇い主を殺したという事件もあった。
小説というより、ノンフィクション。
推理小説というより、経済小説に分類してもいい。
むしろ、経済の専門書を書いてもらいたい。
商店街をつぶした大型店は、生き残れるのか?むしろ、ヨーカ堂だけではなく、イオンも一斉に撤退するのではないかと思える情報があった。すべてを焼き尽くしたGMSがなくなった街に、だれが生活するのか。
新しい大型コンビニなんだろうと思った。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.19:
(5pt)

身近なノンフィクションのような

本作で描かれたような底深い不幸の連鎖は、程度の違いこそあれ、現代日本に巣食うものだと感じています。表面化しない悲しみが、ゆっくりとこの国を、底の方から蝕み、やがて大きな悲劇をもたらすのではないかと案じて止みません。
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No.18:
(5pt)

相場英雄さん

田川警部補シリーズは、とても読みやすく内容も社会派サスペンスのようでじっくり読んでます!
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No.17:
(5pt)

心にぐさり

現実に限りなく近い、ストーリー展開でした。相場氏の作品、ひさびさに涙。
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No.16:
(5pt)

現実と向き合う。

ノンキャリ老練刑事とキャリア女性警視が事件の真相究明の現場に立つ。
その過程は下層階級に至る背景に迫る。
厳しい経済情勢。
ビッグ・テック、ECの影響を受ける社会現象。
成果主義を重視する企業の問題点。
企業は見せかけではなく真のCSRに取り組むべきだと。
そして、どんな状況であれ、人として”矜持は失うな”と。
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No.15:
(5pt)

田川さんシリーズ3作目

田川さんと一緒に、焦って怒って安堵する。
今回もあっという間に読んでしまいました。
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No.14:
(5pt)

ベトナム人技能実習生問題が根底に横たわる推理小説

『アンダークラス』(相場英雄著、小学館)は、真の殺人犯と、その犯罪の全体像が明らかになった後も、重苦しい気分から容易には立ち直れない、そういう類いの推理小説です。

秋田県能代市で、老人介護施設に入居している85歳の藤井詩子が、29歳のベトナム人女性のヘルパー見習い、ホアン・マイ・アインによって水路に突き落とされるという事件が発生します。ステージⅣの膵臓がんが見つかった藤井のよき話し相手になっていたアインは、藤井から強く頼まれて車椅子ごと水路に押し出したと、自殺幇助の容疑を認めているというのです。

この事件を担当するのは、30代半ばのキャリア警視・樫山順子と、彼女から協力を依頼された、還暦が視野に入ってきた窓際刑事・田川信一のコンビです。

この事件の根底には、ベトナム人技能実習生問題が横たわっています。

「『私、そして友達のベトナム人、みんなスレイブ。奴隷だったね』。スレイブ、奴隷・・・アインが発した言葉が耳の奥に突き刺さった」。

「圧倒的な労働力不足を補うため、実習生制度という耳ざわり[ママ]の良い言葉を使い、彼らを酷使する日本のやり方は理不尽だ。腹の底から湧き上がった怒りを抑えるため、田川は腕を組んだ」。

「『お二人は別に怒っていないから、好きなだけ食べて』。安藤の言葉にチャンが安心したようにサンドイッチを頬張り始めた。『彼女たち、日本人はすぐに怒り出すと思っているのです。色々とお察しください』。田川はサンドイッチを食べる二人のベトナム人女性を見つめた」。

「安藤が声を荒らげた。『懲罰房です。見せしめとしてケージが使われていた時期がありました。労基署が立ち入り検査したときに発覚したので、現在は使われていないはずなのですが』。『ケージとはまさか・・・』。樫山の声が上ずっている。『大型犬用の鉄製の檻です』。田川らのやりとりをチャンとハーが不安げに聞いているのがわかった。『jailはひどいね。ご飯食べさせてもらえないし、トイレも・・・』」。

「アインにしても、母国に幼子と家族を残し、希望の国と言われた日本で奴隷のように扱われた」。

「コウベテキスタイルの社長は以前から、ベトナム人実習生を取引先との会食に同席させていると言っていた。同席と言えば聞こえはよいが、実態は温泉街の酌婦と同じであり、ときには食事の世話以上のことを強いていた」。

さらに、日本人にもアンダークラスが存在することが明らかにされていきます。

「渋谷を行き交う若者たちのほとんどは、一生低賃金を強いられ、ボロ雑巾のように使い捨てられる運命が待っていることを知らない。下層民は下層の世界だけで交わり、上に別のクラスがあることさえ知らずに死んでいく」。

「『日本人の格差拡大が問題になりましたが、現状、事態はより深刻になっています。一度下層に落ちれば、這い上がれなくなる。貧乏が固定化され、孫子の代まで貧困と下層の輪廻が続きます』」。

そして、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナが絡んできます。

「アインを苦しめたコウベテキスタイルの生殺与奪の権利は、元請けががっちり握っている。その元請けにしても、サバンナという巨大な流通プラットフォーマーが手綱を持っている。世界中で幅を利かせているサバンナの要求に応じるため、アインや他のベトナム人実習生たちは寝る時間さえ奪われ、働かされている」。

「サバンナが扱う工業製品や様々な部品、食品等々の生産には今や外国人の安価な労働力が欠かせない」。

「『労基法違反はおろか、人権蹂躙をもメーカーに誘引させるサバンナの理不尽なやり方に対し、アインから話を聞いた藤井さんが怒りを募らせ、電話を入れて抗議した』」。

「ネット社会の急激な台頭とともに商業の寡占化が急速に進み、外資系の大手物流会社が国境を越えて日本の仕組みを破壊した。日本社会の高齢化、人手不足など深刻な問題を巻き込み、ネット企業という怪物と、そこに巣食うエゴ剥き出しの人間たちが、健気に生きてきた人間をいとも容易く踏み潰してしまった」。

世界的IT企業サバンナがどこをモデルとしているかは読者の判断に委ねられているが、サバンナを描くに当たっては日本の大手IT企業の事例も採り入れられています。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.13:
(3pt)

テーマが平凡(TVニュース・新聞を視聴・購読している日本人なら周知)な上に、ドキュメンタリーの様で警察小説としての練りが足りない凡作

捜査一課の窓際刑事の田川を主人公とした社会派警察小説。<underclass>という題名から下層階級の人々をテーマとしている事が窺える。まず、プロローグで介護施設に住む藤井詩子とベトナム人介護士のアインが紹介される。キャリア警視の樫山順子に畑違いの人探しを頼まれるのが物語の発端で、対象者はアインだと言う。そして、どうやら、外資系大手通販企業も焦点としているらしく、海外大手通販企業<サバンナ>の日本支社の幹部の山本及びその秘書兼愛人の中村の模様がカットバックで描写される。

人探しの件はアッサリと解決されてしまう。藤井の自殺幇助罪でアインが秋田で逮捕されたからである。ここで、田川が樫山と一緒に秋田へと出向く心理が理解不能だが、テーマ上止むを得ないという事だろう。ともかく、田川は自殺幇助ではなく、アインに依る殺害を示唆する。更に、田川は樫山と一緒に藤井の若い頃の奉公先(「女工哀史」の様)がある(アインがかつて技能実習生として働いたブラック企業もある)神戸へと飛び、六甲山に眼を付ける(神戸の山側は金持ちが住む)と共に、外国人技能実習生(あるいは女工)の苛酷な実態を目の当たりにして怒りを覚える。そして、これが少子高齢化が進む"日本の歪んだ構造"が生み出した経済事情に依るものである事を浮き彫りにする。結局、経済格差(の中で上流以外に居る方々)、外資系大手通販企業の苛酷なノルマ主義・AIP(首切りプログラム)が本作のテーマなのだろう。また、樫山と中村との間には確執があり、察するに<サバンナ>の顧客データ中の藤井のものが<サバンナ>にとって危険という事か(これが当たってしまうという安直さ)。加えて、山本を暗にスティーブ・ジョブズに准えている点も如何なものか。「藤井・アイン→ブラック企業→<サバンナ>」の繋がりを明記しているかの様。まあ、アインの悲哀を映し出してはいるが意外性は無い。

"メモ魔"で現場を良く知るベテラン刑事の田川の造形及び中村の悪女振りが際立つだけ。テーマが平凡(TVニュース・新聞を視聴・購読している日本人なら周知)な上に、ドキュメンタリーの様で警察小説としての練りが足りない凡作だと思った。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.12:
(4pt)

著者特有のカレントな経済事象とサスペンスの融合

相場さんは、EXITで初めて出会いましたが、今回は外国人労働者の搾取というトレンディなテーマを取り扱っています。事件を追う刑事の被疑者の置かれている過酷な状況に対する共感や正義感が、救いとなっています。日経新聞や経済関係書では具体性が無いのでやり過ごしてしまいますので、こうした小説による具体的に何が今日本に起きているのかを、自分に対して印象付けをしておくという意味で、この作者の著作を追っかけています。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.11:
(5pt)

日本社会の現実を知る良い機会では

よく目にする外国人労働者、年収が1億円を超える起業者や経営者、大学を出て働いてもなかなか手にできない優雅な生活。日本社会で生じている歪を捉えながら、サスペンスにしっかり仕上げてありました。一気に通読でき、内容も充実しており、大変楽しかったです。本に入り込みすぎて、降車駅を忘れ乗り過ごしてしまうほどはまりました。 内容は日本の現実かもしれません。迫りくる現実を直視できる点もよかったと思います。でもアンダークラスになることは本当に不幸せなのでしょうか?上位のクラスに這い上がるのは並大抵の努力では難しいですが、下位のクラスに転落するときには一瞬な感じがします。今回の作品は上位クラスに固執するエリートの転落劇ですが、固執するほうがある意味アンダークラスなのではと感じます。金銭や経済だけでなく、精神的な自由が本来の上位クラスではと考えました。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.10:
(4pt)

ラスト展開がもったいない

日本人及び日本という国をアンダークラスとしてとらえているのをベースに、ある殺人事件に関わる謎を解いていく。
相変わらずの田川信一シリーズの面白さを引継ぎ、重厚な物語である。

ただ犯人が分かってからの展開がいただけない。
無駄な描写で焦点がぼやけているし、途中までの緻密さがなくなりいきなり大ざっぱな展開には、何で急にこんな別人が書いたような内容に変わるのか。

社会派小説でありこの良さを生かして、次回シリーズは展開してほしい。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
4093865973
No.9:
(5pt)

これは外国人労働者に関する教科書です

Amazonをモデルにしたサバンナという通販大手会社を巡り、デフレ経済へ進みながら、多くの国民が下級国民(アンダークラス)へ引きずり込まれていく中で、技能実習生の問題点を浮かび上がらせた話題作です。
ミステリーの形を取りながら、経済や社会を学べる教育的な側面を持っているのが相場作品の特徴と言えるでしょう。いわく、
 「企業は利益を生む人間しか正社員として採用しない。その他の頭を使わない業務は非正規労働者で十分なんだ」
 「インバウンド景気の本質は、日本の物価が主要国に比べ極端に安くなっていることだ」
 「例えばこの15年間で日本のGDPは5%しか成長していないが、成長著しいアジア諸国は2倍近く伸びている」
 「2025年に国民の三人に一人が65歳以上になる。低賃金の単純労働力不足は深刻で外国人に頼らざるを得ない」
 「サバンナの究極の目標は、地球上からリアル店舗を一つ残らず消すことだ」
 「米国では、大手書店や百貨店、ホームセンターなど、サバンナに顧客を奪われた企業は数知れない」
 「日本はとっくに日が沈んだ国、貧乏人ばかりの国だよ」
 「これからは、日本人が景気の良いアジアに出て、仕送りする日が来るね」
 「外資系の責任者にはAIP(アクト・インプルーブメント・プログラム)というのがあって高い目標が課せられ、
  出来なければクビになる」
ビジネス書ばりに情報が詰まっていて、トクした気分になれます。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
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No.8:
(3pt)

程々に楽しみました

多分、氏の著作は初読←作家名を意識しないで読んでるかも知れない
ん~…田川は今どき事情を知らなすぎないか?ついでに度々義憤にかられるのは良いんだが、「世間知らず」っぷりが、いい歳して刑事やってて、何でそんなに知らないの?と。
殺人だと判断した気付きが「手」ねえ…?覚悟の自死だからと言って、痛かったり苦しかったり冷たかったりしない訳じゃないから、溺死で大人しく手を添える死体ってあるんだろうか?と、初っ端から疑問を持ってしまった
ちなみに新聞奨学生は大変にキツイが、やり上げた人は評価される。そして通常そのキツさは体力と時間やりくり的な事であって「扱い」や「搾取」の話じゃない気がする…安藤何歳設定よ?
中村喋り過ぎ。周到に保険かけられるタイプが、言質とられる様なマネしないよ。「上司」であり「愛人」だから言われた通りにしてしまった。と、しらっとする方が自然な気がする。少なくともこの時点で種明かしはしないと思う
自分が藤井ならおかしな労働環境を是正するために動くと同時に、アインの為に相手から金品取る最大限の努力をするがなあ
自分は生まれも育ちも「海側」だから、金にキレイも汚いもない。金は金だ。と思う。なんやかや言って田川も樫山も「山側」なのね。という気がした
顔認証システムって恐ろしいな…人の目で判断できなくても、システムが判断すりゃ「本人」にされてしまうのか…初期のDNA鑑定のいい加減さを思うと背筋寒くなったりする
単に自分は作風に合わないんだろう
エピローグだけが気持ちよかった
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
4093865973
No.7:
(2pt)

結論ありき

社会問題を描きたいのはわかるが、結論から逆算したような、無理くり作ったような不自然な展開が目につく。震える牛やガラパゴスは面白く読めたのだが…。
アンダークラスAmazon書評・レビュー:アンダークラスより
4093865973

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