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雪の死神



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【この小説が収録されている参考書籍】
雪の死神 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

雪の死神の評価: 3.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

ものすごい狂気

『森の死神』に続き、目も見えず口も利けない全身麻痺の女性、エリーズ・アンドリオリを主人公としたミステリ。本作では左手の機能を取り戻しており、前作ほど無力な存在ではない。しかしエリーズの内面から物語を進めることで、これまでの盲目の探偵たちには欠けていた真実味と人間性が伝わってくる。
 ストーリーは、エリーズに不気味な殺人者がまとわりつくというもの。エリーズの前に突然あらわれグロテスクなプレゼントを捧げる殺人者は、なかなかに存在感があって恐ろしい。殺人者から逃れるために避難した先も、精神・身体障害者の収容施設で、さらにグロステクさが増していく。
 本作のテーマもオベールお得意のグロテスクである。神経の細い人にはお勧めできない。
 トリックというか、物語の仕掛けは奇想天外なもので、「さすがオベールは余人の考えつかないことをやる」と感心させられるが、明らかにやり過ぎだろう。
雪の死神 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:雪の死神 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151708073

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