エムブリヲ奇譚
評判
エムブリヲ奇譚の評価:
4.38/5点 レビュー 21件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1〜2 1/1ページ
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エムブリヲ奇譚の評価:
4.38/5点 レビュー 21件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
収録作品中、最初の3編、「エムブリオ奇譚」、「ラピスラズリ幻想」、「湯けむり事変」はよくできていると思う。
伏線、味わい、情緒、オチ、全てしっかり作られている。
文章自体は全編通して読みやすい。
作者の技量によるものもあるが、何度も推敲して読みやすい文章に練り込まれていると想像する。
ただ、最初の三編がよくできていた故、逆に以降の作品は差を感じた。
怪異は起こるのだが、最後まで説明が無い、もしくは納得感が薄いなどオチが弱く感じた。
それ故に、発生した怪異はあるにしろ、それが物語でどういう意味を持っているのかがわかりづらい。
例えば、「〆」、「あるはずのない橋」は、簡単に言えば、読み終えた後で「確かに怪異はあって、耳彦はひどい思いをしたけど、で、それがどうしたの?」という感想を持ってしまう。
「櫛を拾ってはならぬ」はオチの説明に疑問点が多く、納得感が薄い。
また、「地獄」、「「さあ、行こう」と少年が言った」ではグロテスクな描写や悲惨な生活が描かれるが、それが必然だったか。
(自分はグロテスクな描写に特に抵抗は無いが、最後まで読んで、「こんな酷い状況は普通の人はまず親近感がわかないし、最後まで読んでもこの設定が必要だったのかどうか分からない」と思った)
批判的な書き方になってしまったが、最初三編が素晴らしかったので、期待から落差を感じたのかもしれない。
あるいは、文章が読みやすすぎるが故に、読んでいて引っかからず、キャラの心情が理解しづらいのかもしれない。
(スッと読み進めてしまうため)
作者のファンではあるが、贔屓なしで付けてこの評価。