いつかパラソルの下で

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評判

いつかパラソルの下での評価:

3.90/5点 レビュー 41件。 B ランク

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平均点3.90pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 41〜54 3/3ページ
No.14
(4pt)

コンキチ&ナターシャの絵本ナビ

異常なほど厳格だった父親の死をきっかけに

出てきた女性問題、バラバラになりかけた家族を再生

というところがテーマかなー、少し背伸びしすぎた感が

ありました、少女小説の第一人者の彼女がこんな小説

書く必要があるのか、少し疑問です。

彼女の小説が好きなことのに変わりはないけど・・・
いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5) Amazon書評・レビュー: いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5)より
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No.13
(4pt)

過去、未来、世代

嫌っていた父親の死を機に兄妹が故郷の佐渡を訪れ足跡を巡る。家族、さらに親戚へと輪は広がる。しかしいつしか、過去と将来、世代という認識に目覚めていく兄妹の姿がある。少しあっさりしすぎているかもしれない。佳作。

 最後の矢作依子の手紙は余計だろう。
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No.12
(5pt)

さらりとしたなかに確かな手応え

森絵都氏は初めて読みました。何気ない日常をさらりと描き、そこにきらきらした光を与える作品でした。情景描写にしても心理描写にしても、この作家はすごいたくさんの語彙を持っています。時に笑わせ、時にうならせ、時にしんみりさせる。さわやかな作品です。

後半で「イカイカ祭り」の最中に胃の中のものを吐き出しながら主人公が「生きるということの尻尾を掴んだ気がした」くだりは、誰が読んでも納得できる人生の指針でした。

ストーリー的にはよくあるファミリードラマのような感がありますが、味わい深い作品で、これは本で読んでこそ醍醐味が味わえるといえましょう。
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No.11
(5pt)

等身大

さわやかな表紙から一転、出だしはどきっとするシーンから始まるのですが、最後まで初夏のさらっとした風が吹いているような作品でした。

亡くなった父親の過去をたどる旅。

3人の兄妹の絆が復活していく様子が、とてもほほえましかったです。

野々と達郎の恋愛もとてもわかりやすくて、最近の若者っぽいのですが、不思議と絶望感がなく明るい未来が見えるようでした。

最後は短いセンテンスで場面が変わるのですが、とてもスムーズな展開で、読者の疑問に思っていること、知りたいことをきちんと伝えてくれています。

きれいな終わり方でした。

設定は現代なのですが、全体に流れている雰囲気が20年前に読んだ恋愛マンガっぽいなぁと思いました。
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No.10
(5pt)

このセンスがいい!

カラフルで森絵都さんの本と出合い、児童書ってこんなに面白いの!?と思わされ、この本は森絵都さんの本ではの二冊目なんですがやっぱりこの人はすごいなと思いました。
何気ない文章部分でも読ませる文章で書けるのがすごい。
そして、個人的に嫌いなクサイ台詞を使わないで愛を語っていて、そのやりとりが、すっごく読んでいて自然で、気持ちいいです。泣けます。っていうか、ちょっと泣きました。ちょっとだけど。
男女の性についての考え方の違いとか、Hのあり方とか、一緒に暮らすことの良さとかを、本当の意味で純粋に感じることの出来る一冊でした。
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No.9
(5pt)

面白い

なくなったお父さんが浮気した気持ち、なんとなくわかる。
つまらない人生に突如としてドラマが降りかかり、それが突如として終わる。残されたものは、「どうして」と思う。でも、なんとなくそれを消化して日常が過ぎていく。劇的なことは何一つなく、日常はつまらなく過ぎていくんだ。その中で人は「劇的」なことを求めるのだね、ということをこの本を読んで感じた。
唯、一つ難点。登場人物、名前が難解。どうやって読むのか、わからないような源氏名はやめてほしかったなあ。
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No.8
(5pt)

まっとうな人生なんてもしかしたらないのかもしれない。

お父さんも男、でも、子供にとってはお父さんってそんな性欲なんてないきれいな存在。娘にとっては、永遠の恋人でいてほしいものなのでしょうが本当の人生は童話話では終わらないんだなあ。自分がとっくの昔に父がお兄さんからお父さんになり、お父さんであり続けなければいけなった年齢になり、お父さんでいる事よりも、一人の男として誰かにとことん愛されたかっただろうにと思えるようになりました。そんなとき、この小説のようにパラソルの下で乾杯できるのかな?
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No.7
(5pt)

大事なのは気持ちですね

この作家の本は初めて読んだのですが、文章にセンスがありますね。ユーモアのある文章を書ける人って意外と少ないんですが、この人は巧くユーモアを織り交ぜつつ読ませてくれる文章が書けるんだなと思いました。
 印象的だったのは主人公の野々が愛に言ったセリフ。
 「その程度の機微もわからないから、まだ子供だって言ってるの」
 父親のちょっとした機微を理解しようせずに、人生における様々な困難を父親のせいにして逃げてきた三兄弟の話なんだと思う。
 しかし、人のちょっとした機微を理解するってコトは難しいことです。それが例え、家族であっても。
 理解できなくても、理解しようとする気持ちが大事なんです。
 父親のルーツを探るという名目で色々と動き出した兄弟でしたが、その中でいつしか「父親を理解したい」という気持ちが芽生え始めたんだと思います。それによって、人に優しくなれたり、困難に正面から向き合えるようなったような気がします。
 最後に・・・、達郎の父親はカッコいいと思う。
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No.6
(4pt)

イカつながりの3兄弟

気になっていた作家ですが、土曜ラジオ「アバンティ」の小説特集で本屋さんがほめていたので、読んでみました。厳格すぎた父の生前の浮気をめぐり、父のふるさと佐渡を尋ねる、ちょっと奇妙な旅物語でした。人生そのものを旅のようにフラフラ暮らしている長男・長女と傷ついた次女が、佐渡に癒されてしまうところが印象的でした。佐渡人の豪快さ、土俗っぽさに、3人は人生に対する見切りとか確信とかを持てたように思います。
 佐渡の「イカイカ祭」というのが、なんともはや、豪快でした。
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No.5
(4pt)

タイトルのすがすがしさが素敵☆

「永遠の出口」の瑞々しさが大好きで、次を読むのを楽しみにしていました。
「いつかパラソルの下で」は、性に関する問題も大きく扱い、
児童文学を書いてきた森さんの“挑戦”を感じる作品でした。
父と子の確執。
自分のルーツを探す旅。
テーマとしては新しくはないです。
けど、目をそらしてきた(そらしたい)問題に真正面からぶつかって
大人になっていく、
それは成長過程としては永遠のテーマ。
父と子、母と子、兄弟、姉妹・・・
この関係だけはたとえ仲が悪くなってしまったとしても
絶対に否定することはできない“血”で繋がっている。
そのかけがえのなさを改めて感じました。
「いつかパラソルの下で」
このタイトルの気持ちの良さは、
この本を読んだ人でなければわからないすがすがしさがあります。
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4043791054
No.4
(5pt)

生きていくとはどういう事?

厳格な、いや厳格すぎて変人な父親が、不慮の事故でなくなってから1年が過ぎようとしている。そして、その父の知り合いという人の電話から、あの厳格な父が不倫をしていたことが発覚した。さらにそのあたりを探ってみると、父の父親、つまり自分たちの祖父は、大変な浮気物である事がわかった。いったい父の過去には何があるのか。父の子供である私と兄と妹は、父が頑として語らなかった、父の生まれ故郷である佐渡島へ向かう。そこで私たち三人兄弟が見たものは・・・・
自分の父親も度を過ぎて厳格だった。決して人を評価する人ではなかった。
例えば自分が絵を描いてそれが95%の出来だったとすると、95%の良いところでなく、至らなかった5%を探し出し、そこを責めて、そんなものでは意味が無いと言う人だった。そういう父親に育てられた自分は、少なからず性格を歪められたと思う。
この物語に登場する死んだ父親の家族も、母親を含めて、みんな厳しすぎる父親から大きな影響を受け、変な方向に人生を曲げられていった。
その父親が不倫をしていた。しかも祖父は、佐渡島全体に名が轟く浮気物だった。父は「ええ格好」を家族に見せていただけじゃないのか。裏ではとんでもない事をしていたんじゃないのか。佐渡島に行けば、それが手に取るように判るんじゃないのか。そして、「あいつ、かっこいい事ばっかり言ってたけど、本当はこんなんじゃんか!」と溜飲を下げれるんじゃないのか。
しかし、自分も、この兄弟も、別の、全く違った事で溜飲を下げた。
「そう、そうなんだ、生きるって事は。」って。
家族って、決して100点は取れない。しかし0点の家族も存在しない。それを知った上で生きていくしか、私たちに道は無い。 そう思いました。
もしかしたら、後世に残る名作になるかもしれません。
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No.3
(5pt)

素敵な作品

最近大人向けの本が増えてきた森絵都さんですが
この本では相変わらずのリズミカルな会話が展開されていて
ツボにはまってしまうこともしばしばです。
15歳の少女も登場しますが、やっぱり絵都さん。と思わせる描写
が素敵です。
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4043791054
No.2
(5pt)

切ないけれどステキな物語

家族というもの、夫婦というもの、兄弟というもの、そして恋人というもの。お互いをよく知っているようで、知らない。わかっているようで、全然わかってない。それぞれの間にある感情や確執。それでもいっしょにいるということ。自分の身を合わせみて、いろいろ考えさせられる物語でした。
永遠に訪れることのなくなってしまった「いつか」が、ちょっと切ない、でもステキな物語です。大人向けも、子供向けも、やっぱり大好き!と思いました。
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4043791054
No.1
(5pt)

大人向け

父の過去をこれ以上、知りたくない。知ってもどうせ死んだんだから。
しかし野々は何かと父の過去について色々調べてしまう。
きっと切り捨てることの出来ない、そういう存在の父。
生まれ故郷も、どういう人生を送ってきたのかも語ることの無かった父。
それに加えて、とても厳格な性格だった父。
父について不快なことがあっても、調べるとそこには野々が知らない何かがあった。
森絵都は本が出る度に文章の表現力がとても上手になっていると思います。
素晴らしい感性があるというか、そんな感じがします。
いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5) Amazon書評・レビュー: いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5)より
4043791054