つきのふね

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

つきのふねの評価:

4.31/5点 レビュー 68件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.31pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全111件 1〜20 1/6ページ
No.111
(5pt)

大人と子ども、現実と空想、仲違いと和解

長い時間かけて読みました。読みづらいからじゃなく、自分の心身共の健康状態が良くない時期だったので、時間がかかりました。あらすじについては、他の方がお書きになられてるように、ノストラダムス前夜を意識した内容ですが、不思議なくらい自分は、そんな「世紀末感」は感じなかったです。というのも、「地球滅亡」のようなトンデモ話は、1999に限らず、いつの時代にもあるからでした。

登場人物は大人びた中学生が多いというのか、普通の中学生らしい子たちじゃなく、年上の男性との付き合いから犯罪に手を染めたり、そこについていけなくなって離れてやさぐれたり、そんな女子が気になり過ぎて介入していく男子だったり、いわゆる素直で異性とのやり取りに緊張するようなタイプの子は出てきません。この辺から、少し『リリイシュシュのすべて』を思い出したりしました。

登場人物の中で一番魅力的だったのは智さんという若い男性で、精神を病んでいく設定ですが、狂っているというより現実逃避なのか、何かを信じすぎて現実との境目がわからなくなっていっただけに見えました。彼は優しくて、誰のことも否定しないで受け入れます。中学生達に対しても拒否せず、あまりに自然に関係を深めます。もともとはとても優秀なエリートコースを歩む予定だったそうですが、諸事情から外れました。彼自身は欲も見栄もなく、ただ繊細で優しい人に見えますが、実は本人自身が自分の現実が受け入れられないことも病んだ原因かもしれません。

作品の終盤に向けて大きな事件があり盛り上がりますが、この作品の魅力は、壮大な宇宙の話をテーマにしても身近な人間関係や心理を丁寧に描き、仲違いした2人が和解するまでの道、心を病んだ人の回復など、潮の満ち引きのような自然な流れで対比を描いたことにあるのではないでしょうか。
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.110
(5pt)

まだ大人と子供の間だったあの頃

森絵都さんの作品を読むのは初めてでした。中学生の話ですがよくできているし、もういい年なんですが昔の感覚をまざまざと思い出し、すごく共感できました。

時代は1998年、ノストラダムスの大予言が流行し1999年には世界が滅亡するとささやかれていた頃。
主な登場人物は仲良しのさくらと梨利、そしてストーカーまがいに梨利に惚れているけれど、実はわりとまともに彼女たちを心配している勝田の3人の中学生。そして万引きでつかまったさくらを逃がしてくれたスーパーの店員、智さん。
心も体も子供と大人の間で、純粋で繊細すぎるからこそ生じる思春期の不安定さがうまく描かれています。イケメンだけど飄々とした智さんは「”彼ら”にたのまれて世界が滅亡する前に全人類を収容する宇宙船を設計している」という現実離れした不思議な男性です。
学校と家庭、そのどちらにも居たたまれない時、逃げ込めるもうひとつの居場所、さくらにとってはそれが智さんのアパートであったわけです。

私事で恐縮ですが、私もさくらとまったく同じような経験がありました。ロック喫茶でバイトしていたミュージシャン志望のよくわからない男性のアパートに逃げ込んでいました。ふわふわした雰囲気の痩せっぽちの妖精みたいな人で、昔は洋館だったらしいボロいアパートに住んでいました。
コーヒーを飲みながらぼそぼそと話をしたり、時々ギターを弾いてくれたり、「こんなふうに音楽をやって食べていけたらいいのにね」と笑っていたとても静かな人でした。そのうちに引っ越してどこかへ行ってしまったようでしたが、ほんとにいたのかなと思うくらい現実感がなかったです。でも悩み事が多かった当時の私の安らぎの場になってくれていたのは確かでした。 

さくらと梨利の間には誤解があったことが後になってわかってきます。智さんのつらい過去が彼の精神のバランスを壊してしまったことも。
怒涛の出来事を経験し、なんとか智さんを救い、みんなは少しだけ大人になったのかもしれません。今読んでも当時の甘酸っぱい気持ちがよみがえってきましたが、10代で読んでいたらきっとどうしょうもなく感動していたと思います。特に若い人におすすめします。
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.109
(5pt)

まだ大人と子供の間だったあの頃

森絵都さんの作品を読むのは初めてでした。中学生の話ですがよくできているし、もういい年なんですが昔の感覚をまざまざと思い出し、すごく共感できました。

時代は1998年、ノストラダムスの大予言が流行し1999年には世界が滅亡するとささやかれていた頃。
主な登場人物は仲良しのさくらと梨利、そしてストーカーまがいに梨利に惚れているけれど、実はわりとまともに彼女たちを心配している勝田の3人の中学生。そして万引きでつかまったさくらを逃がしてくれたスーパーの店員、智さん。
心も体も子供と大人の間で、純粋で繊細すぎるからこそ生じる思春期の不安定さがうまく描かれています。イケメンだけど飄々とした智さんは「”彼ら”にたのまれて世界が滅亡する前に全人類を収容する宇宙船を設計している」という現実離れした不思議な男性です。
学校と家庭、そのどちらにも居たたまれない時、逃げ込めるもうひとつの居場所、さくらにとってはそれが智さんのアパートであったわけです。

私事で恐縮ですが、私もさくらとまったく同じような経験がありました。ロック喫茶でバイトしていたミュージシャン志望のよくわからない男性のアパートに逃げ込んでいました。ふわふわした雰囲気の痩せっぽちの妖精みたいな人で、昔は洋館だったらしいボロいアパートに住んでいました。
コーヒーを飲みながらぼそぼそと話をしたり、時々ギターを弾いてくれたり、「こんなふうに音楽をやって食べていけたらいいのにね」と笑っていたとても静かな人でした。そのうちに引っ越してどこかへ行ってしまったようでしたが、ほんとにいたのかなと思うくらい現実感がなかったです。でも悩み事が多かった当時の私の安らぎの場になってくれていたのは確かでした。 

さくらと梨利の間には誤解があったことが後になってわかってきます。智さんのつらい過去が彼の精神のバランスを壊してしまったことも。
怒涛の出来事を経験し、なんとか智さんを救い、みんなは少しだけ大人になったのかもしれません。今読んでも当時の甘酸っぱい気持ちがよみがえってきましたが、10代で読んでいたらきっとどうしょうもなく感動していたと思います。特に若い人におすすめします。
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093
No.108
(4pt)

面白かったです

でももう少し続きが読みたかったですね。続きはないんですか?精神病ね。私もかかりやすいのでね。ストレスは大敵です。なんだかセンチメンタルな話でしたね。ぽろっと涙したところも少しありました。
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.107
(4pt)

面白かったです

でももう少し続きが読みたかったですね。続きはないんですか?精神病ね。私もかかりやすいのでね。ストレスは大敵です。なんだかセンチメンタルな話でしたね。ぽろっと涙したところも少しありました。
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093
No.106
(5pt)

良いと思う

読みやすい。
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.105
(5pt)

良いと思う

読みやすい。
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093
No.104
(4pt)

ミルクコーヒーのように、甘くて苦い青春。

中学生という多感な時期の青春の苦さと、ささやかな平和をもう一度取り戻そうとする尊さ。作中でも登場するミルクコーヒーのような、あたたかくもほろ苦い読み味の作品。ロマンチックで、でも現実的で。その合間をたゆたいながらも空を見上げれば存在する月のように確かな存在感のある物語だった。

さくらと梨利のすれ違い、勝田の抱える孤独とひたむきさ、智のやさしさと脆さ、それらが重なり合って加速していく終盤のスピード感が素晴らしい。あのラストは二段階で泣ける絶妙な構成だと感じる。

勝田がどんどん好きになっていったな。最初は不気味に思ってごめん!ってなった(笑) 古文書のくだりでの「オレ、ほんとに月の船が来ればいいなって思ったんだよ」という台詞が好き。危うさの中でもどんどん行動する勝田は憎めない。
「自分だけがひとりだと思うなよ!」も胸に突き刺さる言葉だった。

「智は昔から勘のいい子だった。人にはきこえない声があいつにきこえてもおかしいとは思わんよ。ただし問題は、それだけ敏感な智にも自分のSOSだけはきこえないらしいってことだ」
という店長の言葉は自分に言われているみたいでドキッとした。心を病んでしまった智のことは他人事には思えないところがある。だからこそ、
「人より壊れやすい心に生まれついた人間は、それでも生きていくだけの強さも同時に生まれもってるもんなんだよ」
という言葉に癒されたし、勇気づけられた。ラストも素晴らしかったけど、この一言が読めただけでもこの作品に触れてよかったと思えた。
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.103
(4pt)

ミルクコーヒーのように、甘くて苦い青春。

中学生という多感な時期の青春の苦さと、ささやかな平和をもう一度取り戻そうとする尊さ。作中でも登場するミルクコーヒーのような、あたたかくもほろ苦い読み味の作品。ロマンチックで、でも現実的で。その合間をたゆたいながらも空を見上げれば存在する月のように確かな存在感のある物語だった。

さくらと梨利のすれ違い、勝田の抱える孤独とひたむきさ、智のやさしさと脆さ、それらが重なり合って加速していく終盤のスピード感が素晴らしい。あのラストは二段階で泣ける絶妙な構成だと感じる。

勝田がどんどん好きになっていったな。最初は不気味に思ってごめん!ってなった(笑) 古文書のくだりでの「オレ、ほんとに月の船が来ればいいなって思ったんだよ」という台詞が好き。危うさの中でもどんどん行動する勝田は憎めない。
「自分だけがひとりだと思うなよ!」も胸に突き刺さる言葉だった。

「智は昔から勘のいい子だった。人にはきこえない声があいつにきこえてもおかしいとは思わんよ。ただし問題は、それだけ敏感な智にも自分のSOSだけはきこえないらしいってことだ」
という店長の言葉は自分に言われているみたいでドキッとした。心を病んでしまった智のことは他人事には思えないところがある。だからこそ、
「人より壊れやすい心に生まれついた人間は、それでも生きていくだけの強さも同時に生まれもってるもんなんだよ」
という言葉に癒されたし、勇気づけられた。ラストも素晴らしかったけど、この一言が読めただけでもこの作品に触れてよかったと思えた。
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093
No.102
(5pt)

表紙

表紙ちがう…
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.101
(5pt)

表紙

表紙ちがう…
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093
No.100
(5pt)

久しぶりに感動した本。

図書館で偶然手に取り読みました。
森絵都さんは「カラフル」をずっと前に読んで、とても印象に残っている作家でした。
今度の作品も、中学生が主人公ですが、児童文学という枠にとらわれず
大人でも十分楽しめる内容と深い意味が込められた小説だと思いました。
他の方も書いていましたが、「人より壊れやすい心にうまれついた人間は、それでも生きていける強さも
同時にうまれもっているものなんだよ」という一節を読んで涙が出ました。
人は生まれながらに色々な重荷を背負ってしまう事もあるけれど、それに負けずに生きる強さが
自分にある事を信じていれば、なんとかなるんだと思いました。
人生は長い。一度失敗したからといってあきらめずに、少し休んでまた立ち上がって歩いていけば
、いつかきっといい事あると思います。
大人も子供も読んで欲しい本です。きっと生きる勇気がもらえます。
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093
No.99
(5pt)

久しぶりに感動した本。

図書館で偶然手に取り読みました。
森絵都さんは「カラフル」をずっと前に読んで、とても印象に残っている作家でした。
今度の作品も、中学生が主人公ですが、児童文学という枠にとらわれず
大人でも十分楽しめる内容と深い意味が込められた小説だと思いました。
他の方も書いていましたが、「人より壊れやすい心にうまれついた人間は、それでも生きていける強さも
同時にうまれもっているものなんだよ」という一節を読んで涙が出ました。
人は生まれながらに色々な重荷を背負ってしまう事もあるけれど、それに負けずに生きる強さが
自分にある事を信じていれば、なんとかなるんだと思いました。
人生は長い。一度失敗したからといってあきらめずに、少し休んでまた立ち上がって歩いていけば
、いつかきっといい事あると思います。
大人も子供も読んで欲しい本です。きっと生きる勇気がもらえます。
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.98
(5pt)

とうといもの

恐らく人生でいちばん読み返している本です。
初めて読んだのは主人公のさくらたちと同世代の頃でした。
今はもう智さんの年齢まで追い越してしまったけれど、あの頃も現在も変わらず、ずっと大切な一冊です。
人間は弱くて、ひとりでは生きていけなくて、でも自分を大切に思ってくれる「誰か」がいてくれるだけで、きっと何度だって立ち直れる。

最後に添えられた手紙には何度読み返しても泣かされます。
最後の最後に投げかけられる、無垢な問いかけに胸が締め付けられる。
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093
No.97
(5pt)

とうといもの

恐らく人生でいちばん読み返している本です。
初めて読んだのは主人公のさくらたちと同世代の頃でした。
今はもう智さんの年齢まで追い越してしまったけれど、あの頃も現在も変わらず、ずっと大切な一冊です。
人間は弱くて、ひとりでは生きていけなくて、でも自分を大切に思ってくれる「誰か」がいてくれるだけで、きっと何度だって立ち直れる。

最後に添えられた手紙には何度読み返しても泣かされます。
最後の最後に投げかけられる、無垢な問いかけに胸が締め付けられる。
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.96
(5pt)

一番好きな本

自分が主人公たちと同じ年頃だった時の気持ちを思い出しました。この捉えどころのない世界で生きて行くこと、大人になっていくことが不安で、何を信じたらいいのかわからない。彼ら中学生に加えて、悟さんという大人の領域にいる人の苦しみも描かれているのがこの物語の深みになっているのだと思う。子供の頃は不安だった。でも、大人になってもやっぱり不安だし、ときどき死にたくなるし、それはずっと続いてくんだということ。でも、そんな中でも光が差すことはあるんだということ。そういうメッセージが伝わってきて、涙が出ました。
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093
No.95
(5pt)

一番好きな本

自分が主人公たちと同じ年頃だった時の気持ちを思い出しました。この捉えどころのない世界で生きて行くこと、大人になっていくことが不安で、何を信じたらいいのかわからない。彼ら中学生に加えて、悟さんという大人の領域にいる人の苦しみも描かれているのがこの物語の深みになっているのだと思う。子供の頃は不安だった。でも、大人になってもやっぱり不安だし、ときどき死にたくなるし、それはずっと続いてくんだということ。でも、そんな中でも光が差すことはあるんだということ。そういうメッセージが伝わってきて、涙が出ました。
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.94
(5pt)

その文章は、昔を思い出すかのように、突き刺さる

未来に思い悩み、その心のよりどころのない子たち。
そのどうにかしようとするもがきが
深く心に突き刺さる作品でした。

主人公は不意な形で
友達関係がギクシャクしぼっちになってしまった子。
ぼっちな子の心のよりどころは一人の青年でした。

でも、そんな彼女を心配してくれる
一人の少年がいたのです。
仲のよかった彼女たちが
突然ギクシャクしているのにいてもたってもいられなかったのです。

そんな心のよりどころだった青年も
だんだんとその心が壊れていきます。
そんなさなか、彼女の住んでいる場所に
放火魔の影がちらつき始めます。

全編に及んで、
つかみようのない雰囲気がおおっています。
まるで、自分が自分でないような感覚
将来への不安…
本当にうまく文章を組み立てていますね。

必見は最後です。
何気ない文章ですが
最後の二行が涙を誘います。

彼女の作品は2作目ですが
YAははじめて読みました。
読めてよかった、そう思える作品でした。
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093
No.93
(5pt)

その文章は、昔を思い出すかのように、突き刺さる

未来に思い悩み、その心のよりどころのない子たち。
そのどうにかしようとするもがきが
深く心に突き刺さる作品でした。

主人公は不意な形で
友達関係がギクシャクしぼっちになってしまった子。
ぼっちな子の心のよりどころは一人の青年でした。

でも、そんな彼女を心配してくれる
一人の少年がいたのです。
仲のよかった彼女たちが
突然ギクシャクしているのにいてもたってもいられなかったのです。

そんな心のよりどころだった青年も
だんだんとその心が壊れていきます。
そんなさなか、彼女の住んでいる場所に
放火魔の影がちらつき始めます。

全編に及んで、
つかみようのない雰囲気がおおっています。
まるで、自分が自分でないような感覚
将来への不安…
本当にうまく文章を組み立てていますね。

必見は最後です。
何気ない文章ですが
最後の二行が涙を誘います。

彼女の作品は2作目ですが
YAははじめて読みました。
読めてよかった、そう思える作品でした。
つきのふね (角川文庫) Amazon書評・レビュー: つきのふね (角川文庫)より
404379102X
No.92
(4pt)

最後の最後に書かれた文章が全て。

「1999年7の月、人類は滅亡する」という、ノストラダムスの大予言を翌年に控えた時代、主人公達は中学生でした。罪の意識もなく簡単に犯罪に手を染め、反省することもなく、頼りない大人達を尻目に舐めた態度の生意気なクソガキ達。読み始めはそのクソガキっぷりにイライラし、読むのを止めようかと思いましたが。
心を病んだ青年、ストーキングが趣味(?)のおせっかいな同級生男子との関わりから、少しずつ変わっていく思春期ならではの心境にとても引き付けられました。
物語の最後の最後、これでこの本は終了、という所にぶっこまれた短い文章に泣きました。最後にあれを持ってくるのは反則です…。読んで良かった!
つきのふね Amazon書評・レビュー: つきのふねより
4062092093