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海に降る
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海に降るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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四方を海に囲まれた日本、海と共に生きてきた日本人。本書では海、中でも深海に魅入られた人達の物 語。主人公深雪の父に対するわだかまりや希望と挫折、再チャレンジを通して、深海への限りないロマン が描かれている。 著者の目線がなぜか優しい。一生懸命応援しているのが伝わってきて心地よい。おまけにラスト、私た ち読者に大きなプレゼントも用意してくれた。 詩情あふれるタイトルと共に、静かな波間に身を任せて揺蕩うような読後感が味わえました。 | ||||
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図らずもWOWOWドラマから見てしまいましたが、父親と主人公の設定がまったく違う。 原作にはない母親の存在。ドラマでの大きなテーマである「深海の宇宙」も「深海の白い糸」であるし、 その謎を追っているのも「天谷美雪」ではなく、広報課の高峰浩二でありその父が「秋一」となっている。 WOWOWさん・・・ここまでグチャグチャにしなくてもいいんじゃない? 共通点探すだけの読書になってしまう。 | ||||
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生き別れになった父親の影響で潜水艦のパイロットとなった主人公。突然現れた異母弟と暮らすことになり、閉所恐怖症を発症し・・というお話。他にも父親が深海の生き物の研究に没頭するあまり、家族を捨てて亡くなったという青年が同僚になったりと、波乱万丈で面白かったです。深海についての説明も分かりやすくてよかったです。 ただ、ちょっと文章が淡々とし過ぎていて、主人公の心情にあまり感情移入できないように思いました。閉所恐怖症もいつのまにか乗り越えていたという感じで、肝心の主人公の人物描写がもっと深いものであったらいいなと思います。 | ||||
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とても良かったです! すごく面白かったです! 是非見てください! | ||||
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興味のわかない女の子の話がメインで、期待していた内容ではなかった | ||||
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描写は緻密でなかなかマニアックなのですが、とても読みやすく、ストーリーもリアルさを保ちつつワクワクさせる感じで良かったです。 夢を持つことの素晴らしさを教えてくれる読後感爽やかな秀作だと思いました。 WOWOWで有村さん主演でドラマ化するようですがぴったりですし、深海の映像も楽しみです。 | ||||
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海洋研究開発機構を舞台に調査船パイロットを目指すヒロインと 深海のロマンを描いた秀作。TVドラマ化されるのが楽しみです。 | ||||
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日本に実在する組織、独立行政法人海洋研究開発機構を舞台にした小説です。 深海探検の様子は少なめ。 父が作った潜水調査船に乗れなくなった深雪、父が取り憑かれた「白い糸」に執着する高峰の人間ドラマと、海洋研究開発機構ではどんな事をやっているのかをメインに書かれています。 ラストの海底6500mまで潜って行くシーンは、海の底の美しい情景が眼に浮かびます。 生と死が隣り合わせの世界。苛酷な環境で生き残る為に、とんでもない進化をした生き物達・・・ 深海のロマンに興味が沸きました。 | ||||
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独立行政法人(むかしの特殊法人)を舞台にしているところは新しい。技術的な側面や財務的な側面もよく調べてあって、「財政難」、「地震後」の日本を踏まえているあたり、独特のリアリティがある。 難を言えば、少し女性的。研究者の世界、特殊法人の予算問題はそれ相応にドロドロした世界。異母兄弟問題もこんなにライトな感じだといいよね。最後の海洋生物はロマンチックすぎる(小さい方だけでとどめておいた方かリアリティがあると思う)。 | ||||
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某潜水艦映画みたいに、海に潜ったからといってボルトが飛んだり、計器版のガラスが割れたりはしませんが、そんなモノは無くても深海探査のシーンは手に汗握ります。 詳しくは書きませんのでぜひ、自らの手でお確かめください。 | ||||
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寝る前に少しだけ、と思って読み始めたところ、朝まで止まらなくなってしまった。 マニアックになりがちな有人潜水調査船という題材を、女性パイロットの葛藤と成長を通じて描くことで 一級のエンターテイメントに仕上げた作品。 深海がこんなにも謎に満ちた、わくわくする世界だったとは。 曰く、日本列島はあらゆるタイプの海に囲まれており、世界有数の生物多様性を持つらしい。 小説として面白いだけでなく、こんなにも身近な日本を囲む海に、ものすごい謎と可能性があることを教えてくれる。 一人でも多くの人に読んでほしい、と思わせる小説。 | ||||
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船好き、模型好き、の小生であります。 しんかい6500のインジェクションキットがリリースされ、そして、この本を知りました。 何だか、タイミングがピッタリ!なのですが、この辺も嬉しかったです。 模型を作る以上は、背景や関連する書物を・・・、と思い拝読いたしました。 一気に読みました。 実在する、しんかい6500と海洋研究開発機構はもちもんの事、駅や街並みの情景も イメージされ、より物語が身近に感じました。 純粋に、こんな20代を過ごせたらな、ホント幸せだろうなと思います。 小生は40代半ばではありますが、主人公、他のキャラクターに負けない様に 「まだまだやるぞ!」、と励まされました。 しんかい6500がお好きな方、しんかい6500の模型を造る方は必読かと思います。 | ||||
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ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞のデビュー作は軽妙では楽しい作品でしたが、それだけの作品でした 正直、次回作を読みたいと思える程ではありませんでした 最近、上田早夕里著「ナイト・ブルーの記録」という短編作品を読み、ちょうど深海調査に興味があったところなので、本著を手に取りました 後半は読み方によってはUMAものとも取れますが、現代の日本が抱える技術の継承と開発(もっといえば、日本社会全体を覆っている閉塞感)の問題などが描かれており地に足の着いた秀作でした | ||||
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女性初の有人潜水調査船パイロットを目指す中、父親への複雑な想いから閉所恐怖症を発症した天谷深雪。 父親の呪縛から、取り憑かれたように深海に棲む未確認巨大生物を追い求める高峰浩二。 目的は違えど、有人潜水調査船「しんかい6500」に乗るという共通の目的を持った二人。 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の全面協力により、しんかい6500のパイロットや研究者達の姿や想いが非常にリアルに描写されています。 海洋科学好きにはたまらない、そうでなくても海洋科学に浪漫を感じられると思います。 オススメです。 | ||||
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ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞者の新刊。 深海というマニアックなテーマながら、とても分かりやすく読みやすい。最後の方で主人公が念願の深海に潜っていくシーンはページをめくる手が止まらなくなった。爽快で後味のいい作品。しかし、ただ面白いだけではなく、JAMSTEC(海洋研究開発機構)全面協力のもとに行われたという入念な調査と取材に裏付けられた詳細な描写が魅力。まるで自分も研究所で働き、深海に潜ったような気持ちになれる。読み終わった後は、深海ウンチクを人に話したくなる(笑)。デビュー作『マタタビ潔子の猫魂』は軽快でコミカルな作品だったが、それとは全く違うジャンルで、引き出しの多さをうかがわせる。教養の高い、力のある作家さんである。次回作がどのような題材で書かれるか楽しみ。 | ||||
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あまりにも強い父の存在に強く影響され、自分を見失い、迷い、躓き、反発しながらも惹かれ・・・主人公の二人それぞれの辛く厳しい自分探しは、やがて、世界で一番深く有人で潜ることのできる、海洋研究開発機構の潜水調査船「しんかい6500」を軸として周囲をも巻き込み、縒り合された一本の強い糸となる。そしてその先に待ち受けていた、驚愕の未来・・・。地球最後のフロンティア「深海」を探査するための世界に冠たる技術。あまたの辛い試練を乗り越えて、海への挑戦を諦めなかった海洋大国日本を支えてきたその人材、頭脳、情熱、積み重ねてきた技術を四散させないため、この国の未来に託すべきは何か、現実とフィクションの交錯が深い余韻を残す、極上のエンターテインメントです。前に進む勇気が欲しいとき、昔のよき日を懐かしむ時、傍らに欲しい1冊、イチオシです! | ||||
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