■スポンサードリンク


密告の正午



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
密告の正午
密告の正午 (新潮文庫)
密告の正午 (中公文庫, あ10-19)

密告の正午の評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

シリアスで最後まで展開が読めない

この本は平成2年発行らしいから、今(令和4年、平成でいえば34年)から30年以上前の作品。内容はある女子大生が、親友の友人の彼氏から預かりものをしたことから、様々な事件に巻き込まれるようになる話。友人、友人の彼氏は反政府側、母親は公安、警察側の活動に熱心になり、両方の間に挟まれる主人公は、両親、友人、友人の彼氏の裏の面を見ることで家族や友人関係に不信感が現れたり、その捉え方が固定せず、迷いの中で突き進む。裏切り、裏切られ、の連鎖で最後まで結末は読めなかった。

普段の赤川次郎さんねは作品のような、人間関係の呑気さやユーモアはなくシリアス。平成初期のバブル期なのに、昭和40年代頃?の学生時代や、その弾圧を描いていて、もしかしたら時代背景はもっと古いのかもしれない。面白いからあっという間に読めたが、最初の「預かりもの」は結局あっさり中身が分かる割に本筋にはあまり関わらず、総理大臣の登場の意味がよく分からなかった。明るいラストではないから、読むには覚悟が必要です。
密告の正午 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密告の正午 (新潮文庫)より
4101327203
No.1:
(5pt)

誰が裏切ったのか

公安はなぜ女性に近づくのか、
裏切ったのは誰か、
なぜ首相に好かれたのか、
謎が謎を呼ぶ。

一見政治物のようで、
実は恋愛物のようで、
友情が第一。

赤川次郎らしい展開だと思う。
密告の正午 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:密告の正午 (新潮文庫)より
4101327203

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!