ウルトラ・ダラー

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評判

ウルトラ・ダラーの評価:

3.49/5点 レビュー 128件。 D ランク

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平均点3.49pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全138件 101〜120 6/7ページ
No.38
(4pt)

情報戦を理解するにはいい本か

外交の情報戦を理解するにはいい本ではないか。

本書ではBBCの日本特派員がいわゆる諜報員という事であるが

実際にも表面上とは異なる業務をしている日本に住む外国人は

結構いるんじゃないかなぁ、と感じる。

普段我々がマスコミ等から伝えられる一つ裏を感じることが出来る。

さすが元NHKの一流特派員だけのことはある。。

文章としては、本書の冒頭は話があちこちに飛んですっと話に

入っていけないような感じがする。中盤からは華やかな雰囲気も

手伝い、勢いがついてきて一気に読めるように思う。
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.37
(4pt)

情報戦を理解するにはいい本か

外交の情報戦を理解するにはいい本ではないか。

本書ではBBCの日本特派員がいわゆる諜報員という事であるが

実際にも表面上とは異なる業務をしている日本に住む外国人は

結構いるんじゃないかなぁ、と感じる。

普段我々がマスコミ等から伝えられる一つ裏を感じることが出来る。

さすが元NHKの一流特派員だけのことはある。。

文章としては、本書の冒頭は話があちこちに飛んですっと話に

入っていけないような感じがする。中盤からは華やかな雰囲気も

手伝い、勢いがついてきて一気に読めるように思う。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151
No.36
(4pt)

「小説」と言うよりも一定程度の知識吸収のための本?

NKフリークである会社の大先輩からの紹介で手にしました。

「作」者の職歴からも様々な知見にあふれた上質な読み物で

あると感じました。

「ここまで真実ばらしたらやばかろう」と言う部分(あるのか?)

に近づいたら、やたら非現実的な展開に持っていくところに聊か

虚をつかれますが、それはそれでどこまでが現実なのかフィクション

なのかを熟考したくなる楽しみもありますね。

全体の印象としては、本当にフィクションと現実の狭間の世界を

感じさせる力作だと思うし、現実の裏面を知ったつもりになれる

方に若干重きを置く筆者としても楽しめました。

ただし・・・最後の数ページの展開はいただけませんなぁ・・・

現実に京都にそんなところがあって、そんな展開があるなら、

びっくりします・・・その部分だけで☆1ツ減ですね・・・
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.35
(4pt)

中国怖い。。。

この本の登場人物に出てきそうな仕事をしている先輩に偶然にも再会したので、思わず買ってしまいました。

GWのエンターテイメントとしてオススメです。

昨日読んだ孫文の時代の清の外交の無策さと、この本に出てくる中国の外交の戦略性にあまりに開きがあるのが対比として面白かったです。
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.34
(4pt)

「小説」と言うよりも一定程度の知識吸収のための本?

NKフリークである会社の大先輩からの紹介で手にしました。

「作」者の職歴からも様々な知見にあふれた上質な読み物で

あると感じました。

「ここまで真実ばらしたらやばかろう」と言う部分(あるのか?)

に近づいたら、やたら非現実的な展開に持っていくところに聊か

虚をつかれますが、それはそれでどこまでが現実なのかフィクション

なのかを熟考したくなる楽しみもありますね。

全体の印象としては、本当にフィクションと現実の狭間の世界を

感じさせる力作だと思うし、現実の裏面を知ったつもりになれる

方に若干重きを置く筆者としても楽しめました。

ただし・・・最後の数ページの展開はいただけませんなぁ・・・

現実に京都にそんなところがあって、そんな展開があるなら、

びっくりします・・・その部分だけで☆1ツ減ですね・・・
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151
No.33
(4pt)

中国怖い。。。

この本の登場人物に出てきそうな仕事をしている先輩に偶然にも再会したので、思わず買ってしまいました。

GWのエンターテイメントとしてオススメです。

昨日読んだ孫文の時代の清の外交の無策さと、この本に出てくる中国の外交の戦略性にあまりに開きがあるのが対比として面白かったです。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151
No.32
(4pt)

外交版「麻生幾」の出現!

手嶋氏のドキュメンタリー作家としての手腕は、処女作「ニッポンFSXを撃て」から明らかだった。「1991年日本の敗北」にも唸らされた。日本の外交についてのドキュメンタリーで彼の右に出るものはいないだろう。

本書は、その彼が放つ小説。彼のドキュメンタリーに慣れ親しんだ長年のファンからすると、もちろん事実ではない分だけ隔靴掻痒感が否めないが(それが☆1つ減点の理由)、それを補ってあまりある興奮を本書はもたらしてくれる。おそらく、これが小説というかたちをとったのは、小説という前提にせざるを得なかったからだろう。素直に本書の出版を感謝したい。麻生幾の外交版の出現だ。
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.31
(4pt)

外交版「麻生幾」の出現!

手嶋氏のドキュメンタリー作家としての手腕は、処女作「ニッポンFSXを撃て」から明らかだった。「1991年日本の敗北」にも唸らされた。日本の外交についてのドキュメンタリーで彼の右に出るものはいないだろう。

本書は、その彼が放つ小説。彼のドキュメンタリーに慣れ親しんだ長年のファンからすると、もちろん事実ではない分だけ隔靴掻痒感が否めないが(それが☆1つ減点の理由)、それを補ってあまりある興奮を本書はもたらしてくれる。おそらく、これが小説というかたちをとったのは、小説という前提にせざるを得なかったからだろう。素直に本書の出版を感謝したい。麻生幾の外交版の出現だ。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151
No.30
(4pt)

ドル札を印刷する2つの国

世界にはドル札を印刷し、核ミサイルを手に入れている国が2つあります。

1つはアメリカ合衆国であり、もう1つは北朝鮮です。

体裁は007のようなスパイものです。

ただスパイものにしては、思い切りさが少し足りないけど、

ノンフィクションだと思えば俄然おもしろくなります。

北朝鮮は日本製のニセ札検知器を通ってしまうほど

精巧なニセドル札「ウルトラ・ダラー」の大量生産に成功し、

世界中にばらまいていきます。

その目的は何か?通貨テロルか?なぜ日本人は拉致させたのか?

なぜ検知できない精巧なニセ札が作れたのか?アメリカはどう動くのか?

地政学的に現代的なテーマなだけに、興味深く手に取れます。
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.29
(4pt)

ドル札を印刷する2つの国

世界にはドル札を印刷し、核ミサイルを手に入れている国が2つあります。

1つはアメリカ合衆国であり、もう1つは北朝鮮です。

体裁は007のようなスパイものです。

ただスパイものにしては、思い切りさが少し足りないけど、

ノンフィクションだと思えば俄然おもしろくなります。

北朝鮮は日本製のニセ札検知器を通ってしまうほど

精巧なニセドル札「ウルトラ・ダラー」の大量生産に成功し、

世界中にばらまいていきます。

その目的は何か?通貨テロルか?なぜ日本人は拉致させたのか?

なぜ検知できない精巧なニセ札が作れたのか?アメリカはどう動くのか?

地政学的に現代的なテーマなだけに、興味深く手に取れます。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151
No.28
(5pt)

期待通りの面白さと、不気味さを持つスリラー

北朝鮮が密かに印刷を進める精巧な偽100ドル札、通称「ウルトラ・ダラー」。その製作には日本から拉致された印刷工や密輸された印刷機器が絡んでいる。BBCの東京特派員スティーブン・ブラッドレーは、日本の外交当局や米国諜報機関と連絡をとりながら、偽米ドル札の背後にある陰謀を追うのだが…。

 元NHKワシントン支局長が書いた政治スリラー小説です。

 今から10年以上前に同じ著者の「一九九一年・日本の敗北」(新潮社)を読みましたが、湾岸戦争をめぐって関係者たちがいかに行動したのか、NHKも含め通常のメディアではなかなか明かされそうもない裏舞台を描いていて、そのあまりにも緊迫感に満ち満ちた内容に驚嘆と興奮を強く覚えたものです。あの本はノンフィクションとして出版されたものでしたが、にわかには信じがたいような裏事情にまで踏み込んで書かれていて、時に眉に唾しながら頁を繰ったものです。

 今回は最初からドキュメント・ノベルと銘打ち、香港やシンガポール、ジュネーブやパリなど世界各地に舞台を移しながら、中国やウクライナまで巻き込んだ壮大な諜報合戦が繰り広げられます。

 書かれていることの多くにはモデルとなった現実の事件や企業があることが透けて見え、小説とはいえ現代国際政治の妖気ただよう様がひしひしと伝わってきます。一気呵成に読みました。

 小説は「ウルトラ・ダラー」という偽札工作の裏に、東アジアの安全保障がかかわっていることをやがて指摘していきます。北朝鮮がなぜ偽ドルを大量に刷るのか、そのドルで購うものが何なのか、そして北朝鮮がそれを買うことを密かに後押しする第三国とは。

 そのスケールの大きさと、その不気味な国際社会の中で暮らさざるを得ない我が身を思い、背中に冷たいものが流れる思いがしました。
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.27
(5pt)

期待通りの面白さと、不気味さを持つスリラー

北朝鮮が密かに印刷を進める精巧な偽100ドル札、通称「ウルトラ・ダラー」。その製作には日本から拉致された印刷工や密輸された印刷機器が絡んでいる。BBCの東京特派員スティーブン・ブラッドレーは、日本の外交当局や米国諜報機関と連絡をとりながら、偽米ドル札の背後にある陰謀を追うのだが…。

 元NHKワシントン支局長が書いた政治スリラー小説です。

 今から10年以上前に同じ著者の「一九九一年・日本の敗北」(新潮社)を読みましたが、湾岸戦争をめぐって関係者たちがいかに行動したのか、NHKも含め通常のメディアではなかなか明かされそうもない裏舞台を描いていて、そのあまりにも緊迫感に満ち満ちた内容に驚嘆と興奮を強く覚えたものです。あの本はノンフィクションとして出版されたものでしたが、にわかには信じがたいような裏事情にまで踏み込んで書かれていて、時に眉に唾しながら頁を繰ったものです。

 今回は最初からドキュメント・ノベルと銘打ち、香港やシンガポール、ジュネーブやパリなど世界各地に舞台を移しながら、中国やウクライナまで巻き込んだ壮大な諜報合戦が繰り広げられます。

 書かれていることの多くにはモデルとなった現実の事件や企業があることが透けて見え、小説とはいえ現代国際政治の妖気ただよう様がひしひしと伝わってきます。一気呵成に読みました。

 小説は「ウルトラ・ダラー」という偽札工作の裏に、東アジアの安全保障がかかわっていることをやがて指摘していきます。北朝鮮がなぜ偽ドルを大量に刷るのか、そのドルで購うものが何なのか、そして北朝鮮がそれを買うことを密かに後押しする第三国とは。

 そのスケールの大きさと、その不気味な国際社会の中で暮らさざるを得ない我が身を思い、背中に冷たいものが流れる思いがしました。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151
No.26
(4pt)

コロンブスの卵

小説が先か、事実が先か? 読み進めるほどに混沌としてくる。

しかしながら、妙に納得できてしまう。させられてしまう1冊でした。

それだけに、終わり方が勿体ないかなと感じます。

まあ、最後までアノ路線で行ったら“小説”ではなくなってしまう心配も・・・
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.25
(4pt)

コロンブスの卵

小説が先か、事実が先か? 読み進めるほどに混沌としてくる。

しかしながら、妙に納得できてしまう。させられてしまう1冊でした。

それだけに、終わり方が勿体ないかなと感じます。

まあ、最後までアノ路線で行ったら“小説”ではなくなってしまう心配も・・・
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151
No.24
(4pt)

ハリウッドで映画化されないかな‥。

北朝鮮の偽ドル作りの目的は何なのか?必要な資材、技術者を、手段を選ばず

調達して印刷された、限りなく本物に近い偽札“ウルトラ・ダラー”をめぐる

諜報戦を描いた意欲作。

 舞台は日本の他、英・米・韓・中・露・仏と、世界をまたにかけたスケールの

大きいミステリーになっている。

 BBCの特派員・スティーブンを主人公に各国スパイが暗躍する、冷戦時代

さながらの虚虚実実の駆け引きは、なかなか読ませてくれる。

 日本人を主人公にしなかった理由はいろいろあるのだろうが、それによって、

在日や日朝関係など微妙な問題を、いわば客観的に見せることに成功していると

私は感じた。

 一方、浮世絵、篠笛など文化、芸術に関しての薀蓄あふれる描写が、日本的な情緒を

醸し出してはいるが、やや上滑り気味で散漫な感じがする。

 ストーリーは面白いが、小説としての厚みに欠ける感じがするのは否めない。

 元NHK記者の著者だけあって、極端な暴力行為や性描写がないせいだろうか(例えばだが、)。

 もうちょっと、筆に遊びがあってもよいのではないか。

 それはともかく、この作品、映画にしたら007ばりの面白い映画になるだろう。

映画化に期待。そして次回作にも期待したい。
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.23
(4pt)

ハリウッドで映画化されないかな‥。

北朝鮮の偽ドル作りの目的は何なのか?必要な資材、技術者を、手段を選ばず

調達して印刷された、限りなく本物に近い偽札“ウルトラ・ダラー”をめぐる

諜報戦を描いた意欲作。

 舞台は日本の他、英・米・韓・中・露・仏と、世界をまたにかけたスケールの

大きいミステリーになっている。

 BBCの特派員・スティーブンを主人公に各国スパイが暗躍する、冷戦時代

さながらの虚虚実実の駆け引きは、なかなか読ませてくれる。

 日本人を主人公にしなかった理由はいろいろあるのだろうが、それによって、

在日や日朝関係など微妙な問題を、いわば客観的に見せることに成功していると

私は感じた。

 一方、浮世絵、篠笛など文化、芸術に関しての薀蓄あふれる描写が、日本的な情緒を

醸し出してはいるが、やや上滑り気味で散漫な感じがする。

 ストーリーは面白いが、小説としての厚みに欠ける感じがするのは否めない。

 元NHK記者の著者だけあって、極端な暴力行為や性描写がないせいだろうか(例えばだが、)。

 もうちょっと、筆に遊びがあってもよいのではないか。

 それはともかく、この作品、映画にしたら007ばりの面白い映画になるだろう。

映画化に期待。そして次回作にも期待したい。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151
No.22
(5pt)

おそれいりました

9.11の直後、休みなくワシントンからレポートしている手嶋さんの頬がだんだん削げていくのを見ながら、それでも変わらない穏やかな口調と、その中に潜んでいる何か熱いものに感銘を受けたのを覚えています。その手嶋さんが書いたというので早速読んだのですが、いやあ参りました。脱帽です。

キャリアから言って取材は綿密なのだろうとは思っていましたが、本筋以外の各方面での造詣の深さにびっくり。オークションから邦楽から料理から和服から競馬から、何と言う守備範囲の広さでしょう。(こんな厳しい題材でなければ映像化を期待したいくらいです。ちなみに、ラブシーンにさしかかるとうまくぼかしがかかるところが、どこか昔のNHK的で、ちょっと笑ってしまいましたけど。)

それら絢爛たる小道具をちりばめて書かれるストーリーは、小説として処理する以外には書きようのない事柄を重く含んでいることが素人ながらよくわかります。私たち日本人は、拉致問題や靖国問題などピンポイントの政治問題はわかっても、それらの海底山脈のような見えないつながりについては、あまり考えていません。プロたるべき日本の政治家・外交官も、実はそうなのではないでしょうか。眼力と知恵と正義感と胆力が兼ね備わったプロが、何より必要だと思います。

フィクションとしても、ノンフィクションと考えても、力ある傑作だと思います。一気に読んだあとの読み返しが全然つまらなくないです。

NHKの人事は政治部偏重だと不祥事報道の時に言われていましたが、名物キャスターは多くが外信部の出身です。手嶋さんも名ワシントン支局長だと思っていましたが、こういう転身をなさるとは、夢にも思っていませんでした。お見それ致しました。硬軟ともに、今後のさらなる御活躍を期待しております。
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.21
(4pt)

闇は何処までも深くなり

このお話の何処までが「真実」なのか?

正直、私には分かりません。

 ただ、何故に偽ドル札を作るのか?

作った偽ドル札を何に使うのか?

皆疑問に思うだろう。

 例えその答えが「フィクション」だとしても

読み手を作者の世界に引き込んでいる時点で

成功だと思います。

 闇は何処まで深くなり、そしてその深くなる闇の

何処まで我々は手が届くのだろうか?

そんなことを考えさせられた一冊です。

 

 本当は星5つでも良いんだけど・・・最後の

オチが(これは好みの問題です)後一歩なので

敢えて星4つにしました。

でも、買って読む価値有りますよ。
ウルトラ・ダラー Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラーより
4103823038
No.20
(5pt)

おそれいりました

9.11の直後、休みなくワシントンからレポートしている手嶋さんの頬がだんだん削げていくのを見ながら、それでも変わらない穏やかな口調と、その中に潜んでいる何か熱いものに感銘を受けたのを覚えています。その手嶋さんが書いたというので早速読んだのですが、いやあ参りました。脱帽です。

キャリアから言って取材は綿密なのだろうとは思っていましたが、本筋以外の各方面での造詣の深さにびっくり。オークションから邦楽から料理から和服から競馬から、何と言う守備範囲の広さでしょう。(こんな厳しい題材でなければ映像化を期待したいくらいです。ちなみに、ラブシーンにさしかかるとうまくぼかしがかかるところが、どこか昔のNHK的で、ちょっと笑ってしまいましたけど。)

それら絢爛たる小道具をちりばめて書かれるストーリーは、小説として処理する以外には書きようのない事柄を重く含んでいることが素人ながらよくわかります。私たち日本人は、拉致問題や靖国問題などピンポイントの政治問題はわかっても、それらの海底山脈のような見えないつながりについては、あまり考えていません。プロたるべき日本の政治家・外交官も、実はそうなのではないでしょうか。眼力と知恵と正義感と胆力が兼ね備わったプロが、何より必要だと思います。

フィクションとしても、ノンフィクションと考えても、力ある傑作だと思います。一気に読んだあとの読み返しが全然つまらなくないです。

NHKの人事は政治部偏重だと不祥事報道の時に言われていましたが、名物キャスターは多くが外信部の出身です。手嶋さんも名ワシントン支局長だと思っていましたが、こういう転身をなさるとは、夢にも思っていませんでした。お見それ致しました。硬軟ともに、今後のさらなる御活躍を期待しております。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151
No.19
(4pt)

闇は何処までも深くなり

このお話の何処までが「真実」なのか?

正直、私には分かりません。

 ただ、何故に偽ドル札を作るのか?

作った偽ドル札を何に使うのか?

皆疑問に思うだろう。

 例えその答えが「フィクション」だとしても

読み手を作者の世界に引き込んでいる時点で

成功だと思います。

 闇は何処まで深くなり、そしてその深くなる闇の

何処まで我々は手が届くのだろうか?

そんなことを考えさせられた一冊です。

 

 本当は星5つでも良いんだけど・・・最後の

オチが(これは好みの問題です)後一歩なので

敢えて星4つにしました。

でも、買って読む価値有りますよ。
ウルトラ・ダラー (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ウルトラ・ダラー (新潮文庫)より
4101381151