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殴られたブロンド
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【この小説が収録されている参考書籍】
殴られたブロンドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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ペリー メイスン第25話。雨の日のデラとの冒険、トラッグ警部との騙し合いは相変わらず、メイスンは荒っぽいのはやらないと言いながら、結局危ない橋を渡り、お久しぶり(お前のせいで殺人課から出された)ホルコム部長刑事に出くわします。法廷場面は予審で、これまたお久しぶりドラム検事が登場。矢継ぎ早に指示されるドレイクは夕飯の代わりに「一本で二倍の栄養がある」チョコレート・バーを勧められます。次回予告はトリオが集まったレストランに金魚で気の狂いそうな男が登場。銃は38口径リヴォルヴァ、メーカー不明。他にも終盤に派手な銃撃戦がありますが銃の具体的な描写はありません。昔のレギュラーが再登場で、やはり作者が開き直った、ということかな。 | ||||
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私事で恐縮だが、風邪を引いてしまい、気分がすぐれない。こういう時には、勝手が知れていて、安心して楽しめるシリーズ物に限る。私の場合はペリー・メイスン・シリーズ。古いと言われようが、ワンパターンと言われようが、文体もストーリー展開もキビキビしていて、とても読みやすく、理屈抜きに楽しめるのだ。本書は1944年の第25作。目の周りにあざをこしらえ、寝間着の上にコートをはおっただけのブロンド女が、メイスンを訪れる。働いていた家のドラ息子をはねつけたため、殴られたうえ泥棒のぬれぎぬまで着せられて、やみくもに飛び出して来たというのだ。ごく単純な事件…のはずだったのが、あれよあれよという間に殺人事件に発展してしまう。テンポの速いメイスン物の中でも、一二を争う目まぐるしい展開。だが、単に目まぐるしいだけではなく、プロットもなかなか良く出来ている。ブロンド女の一見単純な災難が、なぜ殺人を引き起こすきっかけになったのか…という謎が秀抜。いつもの事ながら、メイスンとデラとドレイクのユーモラスなやりとりも楽しい。メイスンの命知らずの無謀運転に、デラとドレイクの心臓が凍ってしまうクライマックスは、特に笑える。メイスンが最後に見せる粋なはからいも印象的。裁判シーンがほとんどないのが、残念と言えば残念。 | ||||
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私事で恐縮だが、風邪を引いてしまい、気分がすぐれない。こういう時には、勝手が知れていて、安心して楽しめるシリーズ物に限る。私の場合はペリー・メイスン・シリーズ。古いと言われようが、ワンパターンと言われようが、文体もストーリー展開もキビキビしていて、とても読みやすく、理屈抜きに楽しめるのだ。 本書は1944年の第25作。目の周りにあざをこしらえ、寝間着の上にコートをはおっただけのブロンド女が、メイスンを訪れる。働いていた家のドラ息子をはねつけたため、殴られたうえ泥棒のぬれぎぬまで着せられて、やみくもに飛び出して来たというのだ。ごく単純な事件…のはずだったのが、あれよあれよという間に殺人事件に発展してしまう。 テンポの速いメイスン物の中でも、一二を争う目まぐるしい展開。だが、単に目まぐるしいだけではなく、プロットもなかなか良く出来ている。ブロンド女の一見単純な災難が、なぜ殺人を引き起こすきっかけになったのか…という謎が秀抜。 いつもの事ながら、メイスンとデラとドレイクのユーモラスなやりとりも楽しい。メイスンの命知らずの無謀運転に、デラとドレイクの心臓が凍ってしまうクライマックスは、特に笑える。メイスンが最後に見せる粋なはからいも印象的。裁判シーンがほとんどないのが、残念と言えば残念。 | ||||
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