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からくさ図書館来客簿 第三集 ~冥官・小野篁と短夜の昔語り~
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からくさ図書館来客簿 第三集 ~冥官・小野篁と短夜の昔語り~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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小野篁は平安時代の実在人物で、この世とあの世を行き来し、閻魔大王に仕えていたとか。 | ||||
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一巻目を読んだ時は独特な世界観やキャラ設定が合わないかもしれないと感じましたが、二巻目になって篁の上司達が出てきたことで、徐々に興味深くなってきました。 今巻では前後編のお話が二つ、単独のものが一つのっています。 個人的に気に入ったのは、「馬琴の謎かけ」です。 現代に生きる夢見る少年と過去の著名人との絡みが面白かったですし、篁の作り出した異空間だからこそ可能だった特別な出会いがよかったです。 また、最後の「わたの原」の作品では篁が隠岐に流された頃のことや知己との再会など、心惹かれるものがありました。 他にも篁の大切な弟子でもある時子の、冥官としての選択とか、今後二人がどのような道なしや人間達と関わっていくのか、続きが楽しみです。 読んでいて何に面白さを感じるかは個人差あると思いますが、ちょっとずつメインキャラの背景が濃く描かれるようになってきた分、私は今巻の方が面白いと感じました。 巻を追うごとに篁の変態発言に拍車がかかってきている気がするけれど、大切なものを慈しむ冥官達と彼らを取り巻く人物達が魅力的な作品だと思います。 何気に時子を思いやる晴明様も素敵で、今後の出番とかも気になりました。 | ||||
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今までよりも、関わってくる人物がバリエーションに富んでいました。 歴史小説を書きたいまだ高校一年生の少年と、江戸時代の有名作家の話では、古典を読み直したら面白そうだと思いました。 金魚の和菓子をデザインから作ろうとする和菓子職人と、金魚大好きな女の子の話は少し哀しかったけど、あたたかい結末でした。このシリーズには珍しくシニカルな人間観を持つ和菓子の師匠がユニークでした。 隠岐から図書館司書が訪ねてくる話は、図書館学や平安時代の篁や隠岐の図書館のありかたなど、個人的に楽しい要素がたくさんありました。 隠岐郡海士町の「島まるごと図書館構想」を参考にしたと書いてあって、新しい試みだと思いました。 | ||||
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