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事件記者・星乃さやかの涙



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【この小説が収録されている参考書籍】
事件記者・星乃さやかの涙 (PHP文芸文庫)

事件記者・星乃さやかの涙の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

続巻を出してほしい。

面白いですね。本作は同作者の午前0時のラジオ局シリーズのスピンオフ作品だそうだが、私としてはアゲインからの流れで作品を読む形です。
面白いですね。ただもう少しボリュームがあってもいいなとも思いました。物語やミステリ要素が薄味というわけではなく以下の理由なんですけど。

そもそもミステリの感想を書こうとすると即ネタバレとなるものがある。しかし、えてしてそういう類の作品は謎解きそのものに主眼を置いているわけではないだろう。この作品にしても、1章の△×トリックが分かってしまえば最終的な着地点もそれなりに分かると思う。要は登場人物をめぐるドラマに主眼が置かれているわけで、この作品の主人公にしても、登場人物にしても職業やわきを固めることによりよりリアルな存在として描かれるわけである。そういう意味でこの一冊はこの物語の主人公星乃さやかと彼女をめぐる人々の登場編というべき構成になっているように思う。正直もう少しページ・エピソードがあってもよいのでは?とも思う。少なくともラストに至る経緯としては短編をもう一、二本入れても・・・とは読者の過度な要求にはならないのではないか。

星乃さやかの過去のしがらみとの決別から、彼女の本当のドラマが始まるのではないか。今回はうまくまとまっている、単発として十分楽しめる作品であるものの、星乃さやかの物語としてはまだ始まったばかりである。
この一冊をかけて星乃さやかというキャラを作り出したのだから、もっと活躍してもらわないともったいない。
これからの続編に期待が膨らむばかりである。

P.S カバー絵は関崎俊三さん。大好きな先生方のコラボとあって嬉しくて仕方のないところだが、本編を読み終えてみると、描かれている各人がイメージ、ドンピシャであるのに驚かされる。女性陣はもとより、男性陣のシンクロ率は高すぎ!(当社比)
事件記者・星乃さやかの涙 (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:事件記者・星乃さやかの涙 (PHP文芸文庫)より
4569767346

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