(短編集)

鳩笛草

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

鳩笛草の評価:

4.30/5点 レビュー 20件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 21〜40 2/3ページ
No.22
(3pt)

自分に自信が持てないという葛藤の描写

超能力を持つ女性が登場する3つの中編SFミステリー小説を収録。

「朽ちてゆくまで」は両親を幼くして亡くしていた主人公が、

祖母の死に伴う相続税の支払いのために、

自宅の荷物を整理しているときに、

両親が幼い自分を撮ったビデオを見つけ、

以前は予知能力を持っていたことに気づく話。

「燔祭」は『クロスファイア』の番外編。

青田淳子の元職場の同僚であり、

女子高生殺人に会った妹を持つ一樹を主人公とする話。

クロスファイアを別の角度から読め、

本編にはない一樹の心理描写が貴重。

「鳩笛草」は触れた人の気持ちを読む透視能力を持つ貴子が主人公。

透視能力を刑事として活かすが、

能力を失うにつれ、

その能力に頼っていた刑事としての自分に自信を失って行く話。

透視能力が失われていく過程においても、

刑事としての能力を発揮していることから、

これまでの刑事としての自分が、

何もかも透視能力に頼っていたわけではないと考えられるにもかかわらず、

自分に自信が持てないという葛藤の描写が興味深かった。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851
No.21
(3pt)

自分に自信が持てないという葛藤の描写

超能力を持つ女性が登場する3つの中編SFミステリー小説を収録。

「朽ちてゆくまで」は両親を幼くして亡くしていた主人公が、

祖母の死に伴う相続税の支払いのために、

自宅の荷物を整理しているときに、

両親が幼い自分を撮ったビデオを見つけ、

以前は予知能力を持っていたことに気づく話。

「燔祭」は『クロスファイア』の番外編。

青田淳子の元職場の同僚であり、

女子高生殺人に会った妹を持つ一樹を主人公とする話。

クロスファイアを別の角度から読め、

本編にはない一樹の心理描写が貴重。

「鳩笛草」は触れた人の気持ちを読む透視能力を持つ貴子が主人公。

透視能力を刑事として活かすが、

能力を失うにつれ、

その能力に頼っていた刑事としての自分に自信を失って行く話。

透視能力が失われていく過程においても、

刑事としての能力を発揮していることから、

これまでの刑事としての自分が、

何もかも透視能力に頼っていたわけではないと考えられるにもかかわらず、

自分に自信が持てないという葛藤の描写が興味深かった。
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.20
(5pt)

クロスファイアの前に

 3短編に共通しているのは主人公たちが超能力を持っているということ。中でも「燔祭」は秀逸。 他者を圧倒的な力でねじ伏せることの出来るパイロキネシス(念力発火能力)を持つ青木淳子。この作品には短編ゆえの魅力が凝縮されていて無駄の構成で一気に読ませてくれる。 本作から「クロスファイア」「龍は眠る」といった大作に発展して行ったのだろう。宮部みゆきファンなら読まない手はあるまい。
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.19
(5pt)

クロスファイアの前に

 3短編に共通しているのは主人公たちが超能力を持っているということ。中でも「燔祭」は秀逸。 他者を圧倒的な力でねじ伏せることの出来るパイロキネシス(念力発火能力)を持つ青木淳子。この作品には短編ゆえの魅力が凝縮されていて無駄の構成で一気に読ませてくれる。 本作から「クロスファイア」「龍は眠る」といった大作に発展して行ったのだろう。宮部みゆきファンなら読まない手はあるまい。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851
No.18
(4pt)

短編なのに巧く味付けされてます

生まれながらに超能力を持ち合わせた人たちが主人公として綴られる短編集です。
予知能力、念力放火能力(パイロキネシス)、そして心を読み取るをもったそれぞれの女性たち。
共通するのは、その能力故にその身が決して幸福ではないこと、むしろ不幸であるといえる。
小説的には、SF小説として位置づけられるのだろうが、能力者の悲哀を存分に描ききった鳩笛草を含め能力者の人物像の描写と物語の構成はさすが宮部みゆきだと思わされる。
それぞれ、手ごろな短編3つですから、是非手にとって読んでみてください。
3編それぞれ違った後読感が得られますよ。
それから、「燔祭」は、長編小説「クロスファイア」へつながる重要な話なので、クロスファイアに手をつける前に是非読んでおいてください。
余談ですが、「燔」にはたきぎを燃やしすという意味があるようです。なるほど、感じ入るタイトルのつけ方です。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851
No.17
(4pt)

短編なのに巧く味付けされてます

生まれながらに超能力を持ち合わせた人たちが主人公として綴られる短編集です。
予知能力、念力放火能力(パイロキネシス)、そして心を読み取るをもったそれぞれの女性たち。
共通するのは、その能力故にその身が決して幸福ではないこと、むしろ不幸であるといえる。
小説的には、SF小説として位置づけられるのだろうが、能力者の悲哀を存分に描ききった鳩笛草を含め能力者の人物像の描写と物語の構成はさすが宮部みゆきだと思わされる。
それぞれ、手ごろな短編3つですから、是非手にとって読んでみてください。
3編それぞれ違った後読感が得られますよ。
それから、「燔祭」は、長編小説「クロスファイア」へつながる重要な話なので、クロスファイアに手をつける前に是非読んでおいてください。
余談ですが、「燔」にはたきぎを燃やしすという意味があるようです。なるほど、感じ入るタイトルのつけ方です。
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.16
(3pt)

まっとうな弱者へのやさしさ

SF 少年もの 短編オムニバス形式の長編 時代物 著者の得意技はいくつもあるけれど、そのうちの一つ超能力ものを3篇集めた作品集。普通超能力ものというとその能力をつかえることからくる爽快感が前面に出ているものが多いんだけど宮部作品はちがうんだよね。いつもそれをもってしまっていることのかなしさが描かれている。人にはない力を持ってしまったことで異端者として扱われることへの怖れ。自分自身の本能や欲望のため能力を使ってしまわぬようにする制御。こういう視点があるから深い。大ヒット作『クロスファイア』のプロローグ的な作品「燔祭」が話題の中心とならざるを得ないだろうけど、個人的には表題作の「鳩笛草」がいい。力を持つものがそれを失っていくときのせつなさ。見事に描かれている。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851
No.15
(3pt)

まっとうな弱者へのやさしさ

SF 少年もの 短編オムニバス形式の長編 時代物 著者の得意技はいくつもあるけれど、そのうちの一つ超能力ものを3篇集めた作品集。普通超能力ものというとその能力をつかえることからくる爽快感が前面に出ているものが多いんだけど宮部作品はちがうんだよね。いつもそれをもってしまっていることのかなしさが描かれている。人にはない力を持ってしまったことで異端者として扱われることへの怖れ。自分自身の本能や欲望のため能力を使ってしまわぬようにする制御。こういう視点があるから深い。大ヒット作『クロスファイア』のプロローグ的な作品「燔祭」が話題の中心とならざるを得ないだろうけど、個人的には表題作の「鳩笛草」がいい。力を持つものがそれを失っていくときのせつなさ。見事に描かれている。
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.14
(5pt)

さすがにうまい!

宮部みゆきの「うまさ」がつまった中編集。未来予知・念力放火・読心という異能をもつ3人の女性の物語。希望したわけではないのに異能を授かってしまった彼女たち、そして彼女を取り巻く家族・恋人達への、悲しみ・苦悩を描いており、ミステリーとしても秀逸の作品集。とにかく「さすが宮部。参りました。」というのが私の読後感であった。この作品を読んだら、次は当然「クロスファイア」でしょう。
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.13
(5pt)

さすがにうまい!

宮部みゆきの「うまさ」がつまった中編集。未来予知・念力放火・読心という異能をもつ3人の女性の物語。希望したわけではないのに異能を授かってしまった彼女たち、そして彼女を取り巻く家族・恋人達への、悲しみ・苦悩を描いており、ミステリーとしても秀逸の作品集。とにかく「さすが宮部。参りました。」というのが私の読後感であった。この作品を読んだら、次は当然「クロスファイア」でしょう。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851
No.12
(5pt)

3編どれもおもしろい!

短編ï¼"編だが、どれもいわゆるè¶...能力とå'¼ã°ã‚Œã‚‹ã‚‚のã‚'主眼とã-ており、ミステリーだと思うとå°'ã-肩透かã-ã‚'くらうが、どれも短いながらも緊張感のある作å"ã§ã€ä¸€æ°-に読ã‚"でã-まった。「朽ちていくまで」は予知能力ã‚'持っていた女性の話。ãƒ"デオでその事実ã‚'本人が知っていく、という描かれæ-¹ãŒç§€é€¸ã€‚「ç‡"祭」は「クロスファイア」の前の話。私は「クロスファイア」のほうã‚'å...ˆã«èª­ã‚"でいたのですが、è¦-点が淳子ではなく一樹のほうだったのでæ-°é®®ã«èª­ã‚ãŸã€‚常識と非常識、æ-¥å¸¸ã¨éžæ-¥å¸¸ã®å¢ƒã§ã‚‚がく一樹の思いが読è€...のè¦-点と合è‡'ã-ていく。「鳩笛草」では読心è¡"ã‚'持っていた女性åˆ'事がそれã‚'失いつつあるという状況。能力ã‚'失いつつあるなかで、主人å...¬ãŒå­˜åœ¨ä¾¡å€¤ã‚'も見失っていく。。。自分の存在価値ã!¨ã¯ãªã‚"なのか、というã"とã‚'問われているようなæ°-がã-た。「クロスファイア」が名作なので、「ç‡"祭」目å½"てのæ-¹ãŒå¤šã„と思いますが、ä»-のï¼'編も秀逸なので、かなりオススメいたã-ます。
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.11
(5pt)

3編どれもおもしろい!

短編ï¼"編だが、どれもいわゆるè¶...能力とå'¼ã°ã‚Œã‚‹ã‚‚のã‚'主眼とã-ており、ミステリーだと思うとå°'ã-肩透かã-ã‚'くらうが、どれも短いながらも緊張感のある作å"ã§ã€ä¸€æ°-に読ã‚"でã-まった。「朽ちていくまで」は予知能力ã‚'持っていた女性の話。ãƒ"デオでその事実ã‚'本人が知っていく、という描かれæ-¹ãŒç§€é€¸ã€‚「ç‡"祭」は「クロスファイア」の前の話。私は「クロスファイア」のほうã‚'å...ˆã«èª­ã‚"でいたのですが、è¦-点が淳子ではなく一樹のほうだったのでæ-°é®®ã«èª­ã‚ãŸã€‚常識と非常識、æ-¥å¸¸ã¨éžæ-¥å¸¸ã®å¢ƒã§ã‚‚がく一樹の思いが読è€...のè¦-点と合è‡'ã-ていく。「鳩笛草」では読心è¡"ã‚'持っていた女性åˆ'事がそれã‚'失いつつあるという状況。能力ã‚'失いつつあるなかで、主人å...¬ãŒå­˜åœ¨ä¾¡å€¤ã‚'も見失っていく。。。自分の存在価値ã!¨ã¯ãªã‚"なのか、というã"とã‚'問われているようなæ°-がã-た。「クロスファイア」が名作なので、「ç‡"祭」目å½"てのæ-¹ãŒå¤šã„と思いますが、ä»-のï¼'編も秀逸なので、かなりオススメいたã-ます。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851
No.10
(4pt)

異能者でなくて良かった

超能力者に関する短編集です。他の2作に関してはラストにかすかな救いがありますが、クロスファイアの前作に当たる燔祭は、異能者である主人公のクロスファイアにおける悲しい宿命を考えると、感慨深いものがあります。
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.9
(4pt)

異能者でなくて良かった

超能力者に関する短編集です。他の2作に関してはラストにかすかな救いがありますが、クロスファイアの前作に当たる燔祭は、異能者である主人公のクロスファイアにおける悲しい宿命を考えると、感慨深いものがあります。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851
No.8
(5pt)

特別な能力は何のため?主人公たちの薄幸さが伝わります

超能力を持つ女性を主人公にした中編3編。
「朽ちてゆくまで」能力を失った状態で登場するというのも一興。
「燔祭」クロスファイア初出。正義のために使わないと何のためにこの力を持って生まれたのかわからないという主人公青木淳子に存在感を感じます。
「鳩笛草」能力を仕事に生かしてきたが、能力を失っていく不安が能力など持たない読者に伝わるように書かれているようでした。
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.7
(5pt)

特別な能力は何のため?主人公たちの薄幸さが伝わります

超能力を持つ女性を主人公にした中編3編。
「朽ちてゆくまで」能力を失った状態で登場するというのも一興。
「燔祭」クロスファイア初出。正義のために使わないと何のためにこの力を持って生まれたのかわからないという主人公青木淳子に存在感を感じます。
「鳩笛草」能力を仕事に生かしてきたが、能力を失っていく不安が能力など持たない読者に伝わるように書かれているようでした。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851
No.6
(5pt)

誰も誰かを殺してはいけない。自分自身をも。

「燔祭」は高熱放射能力者の青木淳子ではなく、彼女の能力を活用してあることをしようかと考えた多田一樹の視点からのストーリー。人には誰でも成長と生活の歴史があり、それを見守ってきた人たちがいる。だから、誰も誰かを殺してはいけない、という観点が入っているようで、私は「クロスファイア」よりもこちらに好感を持ちました。同様の観点は併載の別作品「朽ちてゆくまで」の背後にも入っていると思います。「クロスファイア」のような、勧善懲悪でばたばたと悪者を倒していく一種の爽快感はありませんが、主体の精神状態はこちらの方が健全であるように思います。
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.5
(5pt)

誰も誰かを殺してはいけない。自分自身をも。

「燔祭」は高熱放射能力者の青木淳子ではなく、彼女の能力を活用してあることをしようかと考えた多田一樹の視点からのストーリー。人には誰でも成長と生活の歴史があり、それを見守ってきた人たちがいる。だから、誰も誰かを殺してはいけない、という観点が入っているようで、私は「クロスファイア」よりもこちらに好感を持ちました。同様の観点は併載の別作品「朽ちてゆくまで」の背後にも入っていると思います。「クロスファイア」のような、勧善懲悪でばたばたと悪者を倒していく一種の爽快感はありませんが、主体の精神状態はこちらの方が健全であるように思います。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851
No.4
(5pt)

特殊能力万歳

特殊能力者の話が3編とも本当にきれいに描かれていて,読み終わって満足した一冊でした.特に「燔祭」は,映像的な描写がすばらしく,大変印象的でした.
鳩笛草 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草 (カッパ・ノベルス)より
4334071538
No.3
(5pt)

特殊能力万歳

特殊能力者の話が3編とも本当にきれいに描かれていて,読み終わって満足した一冊でした.特に「燔祭」は,映像的な描写がすばらしく,大変印象的でした.
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)より
4334729851