重力ピエロ

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評判

重力ピエロの評価:

3.65/5点 レビュー 441件。 B ランク

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平均点3.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全619件 581〜600 30/31ページ
No.39
(4pt)

重いテーマを軽やかに

テンポが良い。人類の進化、性犯罪、家族といった重くなりがちなテーマが、軽快な文章で描かれている。話の本筋は短く、いささかあっけない。「その時自分はまだ気づいていなかった」といった主人公の言葉がしばしば見られるが、引っ張るほどの謎はない。けれども魅力ある登場人物や雑学的な知識など、トータルで楽しめる作品。あと章立てが細かく分かれている点は、電車などで読んでいる人には良いかと。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.38
(3pt)

不思議な感覚

「街のラクガキと連続放火事件、そして遺伝子。これらが絡み合う物語」・・と要約してしまうとつまらないように思えるが、これらはこの作品の本質ではない。メインを飾るテーマは「家族」。主人公を含む一家4人の家族のエピソードが定期的に盛り込まれ、次第に物語の基幹部が太くなっていく。この作品のジャンルは何になるのだろう。ミステリのようで、ミステリの枠からはみ出してもいる。他に類のない不思議な感覚を味わえる作品だ。この独特な捉えどころの無い作品を書けるのも作者の才能だと思うが、この才能が読む側にとっては長所にもなり短所にもなる。人によって好き嫌いが割とはっきり分かれる作品だろう。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.37
(5pt)

何度でも楽しめる作品

著者の本は初めて購入したのですが、本当に面白い。読み終えて満足感がありました。会話文が特に印象的で、思わず声をたてて笑ってしまい、自分でも驚きました。登場人物が色濃くて充実していたと思います。中盤で「オーデュボンの祈り」の主人公がでてきたりして、サービス精神があるな、と思いました。春の危うさに溺れる女性が続出するでしょう!かく言う私もその一人です。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.36
(2pt)

これ、おもしろい?

 リアリティないな~っていうのが正直なところ。春が絵で入賞したので彼の出生でイビる審査員とか。これに面白がるのって、20歳以下では? と思ってしまいます。リアリティないからフィクションは面白くない、ということにはもちろんならないけど、キモのところがリアリティない。どうやらキメてるらしい台詞も独り善がりに感じた。推理というか、サスペンスとしての面白さもないし。文章で堪能するものでもないし、どのへんが味わいなのか。あわなかっただけ、で終わりにすべき?
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.35
(5pt)

一気に読み、一気に感動してしまいました!

雑誌で著者の伊坂さんの特集をくんでいたので興味を持ち、試しに読んでみた所、とても感動してしまいました!またこの本では色々な感銘を受けました。自分の生の謎、罪の意識、人を殺すということ。この物語の考え方も多くの考え方の一つに過ぎないのですが、読み進めながらたくさんのことを考えさせられました。全体的に明るくすいすいと読め、自分の心臓を強く揺さぶる暖かさに出会えます。家族・兄弟って素晴らしいなぁと改めて思いました。伊坂作品にしては軽すぎると言われたりしてますが私はこの本に出会えて本当に良かったと思っています。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.34
(5pt)

巧い!

久しぶりに「本を読んだなあ」と感じさせてくれました。泉水と春がとにかくカッコイイ!重い内容をあんなに軽快に痛快に描けるのはユーモアたっぷりの会話と読者を引き込む展開の巧さ。まさに伊坂ワールドという感じ。本好きの方は是非!と、皆に薦めたい作品でした。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.33
(5pt)

軽快な語り口

好みが分かれる作品だと思います。(ちなみに私はとても好きです)主人公の一人称の作品はどうしても感情に突っ走る傾向があると(私は)感じるのですが、この作品にはそれを凌駕する独特のセンスがあります。このセンスこそ伊坂幸太郎さんの最大の武器。引き込まれる語り口は肌に合うととても心地がいいです。登場人物も個性的且つ、魅力的。特に親子3人の会話のシーンはどれも洒落ていて好印象でした。【ミステリー】で括ってしまうと弱いのですが、【とある家族の物語】として読めば、少なくとも損はしないでしょう。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.32
(5pt)

好きな人は好きだろうし。。。嫌いな人は嫌いでしょう。

伊坂作品を読んだのはこれが初めて・・・というか、小説自体読むのが久々でしたが、ハマってしまいました。確かに現実離れしている設定で、苦手な人もいるでしょう。ハマった私自身も、ちょっとリアリティが薄いかもしれない・・・と思うことも。でも、春が存在すること自体は、現実にあり得ないことではないでしょう? そして、実の家族が家族を殺すことだってあり得るこの世の中で、春が余りある愛情を受けて育ってきたということも、現実にあり得ない話ではない。ということを、象徴化したかったのかなぁ・・・と思います。もちろんその逆も、悲しいけれど現実にたくさんある、ということも暗に示唆されている気もします。正しいことは必ずしも1つではない。そして最善に辿りつくためには、いろんな考え方がある。その最善という観念さえ、人によって多種多様に変わってしまう。幸せの定義が、お金であるか愛情であるか、人によって違うように・・・と言いたがっているような感じの作風が、私には心地よいです。ちなみに私がこの本を貸した友人は、冒頭だけ読んで放ったらかしにしているそうです。理想を掲げておきながら、最後まで完全な結論が出ない煮え切らない感じも相まって、嫌いな人は嫌いでしょうね。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.31
(3pt)

非凡なセンスは感じます

想像力を働かされる不思議なタイトルと、スタイリッシュな装丁から受ける印象通り、今時の若者に受けやすい内容と思います。テーマは重いですが、ひねくれた言葉遣いが良く効いていて、非常に軽く読めます。ギャグすれすれの文章や会話の部分は、間違いなく賛否両論あるでしょうが、私は作者のセンスを感じながら楽しむ事ができました。しかし、乙一氏といい伊坂氏といい、最近この手の作風が流行りなんでしょうか。流石にこの手のばかり氾濫すると飽きられると思いますが、今はまだ新鮮に感じられます。作者は特にミステリーの仕掛けを隠そうともしていないので、途中で事件の真相には気付いてしまうはずですが、本作はラストにくる爽やかな感動と、ポップな語り口を楽しむものと割り切って読むのが良いかと思います。しかし明らかに「狙ってる」のがわかるので、保守的な方には薦めにくい作品です。読書環境にもよるでしょうが、装丁がソフトで扱い易いのは良いと思います。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.30
(3pt)

「家族制度」を絶対肯定的に描くことの違和感

 岸田秀はかつて「人間は本能の壊れた動物である」と言った。例えば人間の性的欲望は動物の生殖本能とはかけ離れたものだ。そして文学はこうした性的欲望を全面肯定では無いにしろ、人間の内包する業(ごう)、性(さが)として描いてきた。バタイユを否定するということは、ある種の近代文学的価値観を否定することである。「重力ピエロ」はミステリー小説の体裁を取りながら、底流に流れる主張は“人間の性的欲望”に対する挑戦的とも言える否定の態度である。そしてこの性的欲望に対置させて作者が絶対的に肯定するのが「家族」という制度だ。「性的欲望」も「家族制度」も人間が作り出した文化だが、作者は人間の性善説を信じようとし、「家族制度」が結果的に「性的欲望」に勝利するという物語を描いている(あわせて「家族制度」が「遺伝子、血脈」に勝利するという図式も描いている)。社会が、文学が、あまりに“性的欲望”に傾いてしまっていることは確かで、この作品が、そのゆり戻しとしてあることも判る。しかし、ガンジーや徳川綱吉や性善説では“性的人間”を否定するのには、あまりに弱い。また現代社会の文脈の中で「家族制度」をここまで肯定的に捉える根拠が全く理解できない。最後の最後までそうした違和感を抱きながらこの作品を読んだ。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.29
(3pt)

面白いけど・・・・・・・

言葉遊びや、テーマは重いけど軽率でラストも満足人生に伴う苦しみを敢えて重々しく扱わない行動セリフの言い回し、物語の展開方など視覚的印象が残る登場人物も巧く個性が出ているでも!登場人物たちに潜む強迫観念的思考・・・脅える人生を潜在に抱える主人公たちに、距離が出来る本
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.28
(3pt)

さらっと読めたけど

「陽気なギャングが地球を回す」を読んで面白かったので、この小説を読みましたさすがに文章は読みやすく、かなりのページ数でしたが、あっというまに読み終えました登場人物も魅力的で(特に探偵が好き)、伊坂作品ならではの世界感がありましたただ、強姦されて生まれた子供と遺伝子・・と、テーマはすごく興味深いのだけれど、いまひとつそのテーマが消化しきれていない気がしました
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.27
(5pt)

じわりと来る感動!ああ、小説ってすばらしぃ…

本当にじわりという感動を頂きました。正しいコト…してはいけないコト…そして、しなくてはいけないコト…。家族という、とても重いテーマの上で伊坂さんの洒落た言葉が光ります。内容的に難しいところもありますが、それを読ませるのが作者の巧さではないでしょうか?心に響く、音楽のような…一度手にとってみては?
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.26
(4pt)

重くて軽い美しさ

 久々に日本の現代小説を読みました。楽しませてもらいました。 欠点とも取れる特徴のある小説であるため、自分には合わないと感じる方もいるかもしれません。 ミステリーというには謎が入り組んでおらず、文芸というには軽い。家族小説というには現実味が薄い。特に私が気になったのは、春や母親を初めとする登場人物が「いかにも作った」印象を与えてしまうことや、その登場人物たちがとる行動の中に非現実的な点があることなどの、「現実味の薄さ」です。非常に良く出来た小説ではその非現実性も作品の魅力となるものですが、残念ながらこの作品ではそこまで到達していないように思えます。「この小説はちょっと…」という方にとっては、この「現実味の薄さ」と知識を羅列した「饒舌さ」が相俟って拒否反応を引き起こすのでしょう。 しかしこの作品にはそれらを補って余りある爽快な美しさがあります。この小説の良さを一言で言うなら、「重いテーマを軽いタッチで描いてみせる美しさ」です。 猿人・原人とホモ・サピエンス、レイプという犯罪の本質、親殺し・子殺し、芸術とは、少年犯罪と法律、などと表面に見えるテーマは様々ですが、それらを語る語り口はいずれも軽快です。テーマの「重さ」と文体の「軽さ」。これらの「重力」を操り、爽快な美しさを現前させること。これが作者の目指したことなのではないでしょうか。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.25
(1pt)

挫折?

~ 冒頭15ページで読むのをやめた。 伊坂幸太郎は、デビュー当初から、私の友人である書評家が絶賛していた作家。そんなわけで興味を持って読み始めたものの、なかなか引き込まれず、結局15ページで挫折。~~ 一言で言えば、あわなかった。ただそれだけ。昔は、本を最後まで読まなければ気がすまなかったほうだが、今はそれは時間の無駄と感じる。その分、もっと自分にとって面白い本と出会いたい、そういう思いのほうが強くなっている。 本なんて、娯楽なんだから。~
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.24
(1pt)

申し訳ないけど・・・・・・

若い書き手による話題のミステリーと言うことで期待して読んだのですが、肌が合わないからでしょうか、率直なところ、この文章は私には辛くて仕方ありませんでした。言葉は悪いですが、臭くて読むに耐えない、中途半端な饒舌を垂れ流し、書いてる本人がそれをちょっと気がきいてる、かっこいい、と勘違いしているのが嫌でも伝わってきて、赤鉛筆で片っ端から削りたくなりました。 村上春樹風の警句を盛り込んだ文章って、一つ間違えると惨憺たることになってしまうんですよね。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.23
(3pt)

するりと

お奨めされたこともあり、手にとった。するりと読めたのは良いが。ややネタは弱い(個人的に途中でネタばれしてた)。独り言が多い語り口は、ハードボイルドっぽいって言うことなのかもしれぬが、工夫の余地ありか。雑学ネタも意外性に欠ける。とここまで書くと大したことないと思われる方もおられるかとは思うが、面白く読ませていただいた旨、お断りさせていただく。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.22
(5pt)

重力ピエロ

久しぶりに小説を読んだ気がしました。ミステリーを読んだというよりは、村上春樹の小説を読んだような爽やかな印象を味わったというのが実感です。「なかなか小説も捨てがたい」と言われた批評がわかる気がして、どうしてかな?と思われたのは、通常ミステリーや探偵ものはどうしても説明的に状況や推理を読者に対し気づかせる必要があるのに対し、この小説は巧妙に説明的な解説を叙情的な会話や情景描写に隠して暗示的に読者の脳裏にインサートしているからに他なりません。無理して再読しながら分析しなくても、印象として全体像が読めるという解説的でない心象的解決を読後感として持たせることに十分成功していると思います。こういう寓話的でカラーを感じさせる小説空間に久しぶりにに出会い、最後の場面で私事ですが父の葬儀の時に感じた「父親への男としての熱き想い」を思い出しました。 Good!
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.21
(5pt)

一文一文を堪能する傑作

本作品で、初めてこの作者の本を読んだのだが、久しぶりに驚いた。私が今までに出会ったことのない鮮烈な文章と発想。一文一文に、作者の才能のきらめきを感じた。仙台市内で起きる連続放火と、そこに残された見事なグラフィティアートと英語の文字。その謎を、泉水、春の兄弟と、その父親が追う。事件の「謎」自体は、正直、たいしたことはない。しかし、この三人家族の「特異な血の繋がり」をこえる「家族愛」がメインテーマである。とにかく、三人家族のそれぞれが、(ありきたりな表現だが)かっこいい。特に、死期の迫った中、事件のすべてが明らかになったときに父親が口にする台詞。まさに、「この一文を読むために私たちはこの小説を読む」、という感じである(作者もわざわざ、ここだけ前後を一行あけている)。本作品と同様2003年を代表するミステリー、「終戦のローレライ」や「クライマーズ・ハイ」のような「力業で押し寄せてくる感動」というより、ボディーブローを打たれながら最後にズドンとハードパンチをうけるような、「静かな感動」が押し寄せてくる。本作品は、「犯人探し」「謎解き」を楽しむミステリーとして括ることはできない新感覚の小説であり、一文一文を堪能する傑作である。この作者と出会えたこと、2003年の私の読書における大収穫であった。2004年度版 このミスで3位。2003文春ミステリーベスト10で4位。
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019
No.20
(4pt)

薄く軽い狂気

とてもおもしろく読めました。ただ、中盤はやや間延びした感じで、一気に読み切る勢いには欠けるかなと感じます。後半の展開はだいたいよめてしまいますが、もちろん謎解きものではないので、マイナスではありません。父親と母親の心の描写がもう少しあれば、厚みが出たと思います。ただ掘り下げすぎると重々しくなりすぎるので、疲れたかな?
重力ピエロ Amazon書評・レビュー: 重力ピエロより
4104596019