世界から猫が消えたなら
評判
世界から猫が消えたならの評価:
3.04/5点 レビュー 460件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全424件 61〜80 4/22ページ
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世界から猫が消えたならの評価:
3.04/5点 レビュー 460件。 D ランク
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これだけならよくある小説だ。本書の最大のポイントは消し去るものの候補に、“猫”を入れたことである。便利なものだが、実はもっと大切なものを消し去ってしまっていた電話。楽しいだけのものだが、自分自身や人間を構成していた映画。人間を規制するものだが、実はその人間に安心を与えて本当の意味で自由にしていた時計。そして、猫。
消えゆくものとその価値を再発見する過程で、電話、映画、時計。その順と、意味するところはよくわかる。でもどう読んでも“猫”が何を意味してここに入ってるんだろうか?がわからない。人間の存在にかかわらず存在しているもの?う~ん、しっくりこない。そして、主人公は猫を消す選択をしなかった。
「人間は自分が知りえない自分の姿、自分の未来、そして自分の死を知るために、猫と一緒にいるのではないか?」
「猫が人間を必要としているのではない。人間が猫を必要としているのだ」
わかった。著者にとって、“猫”は、絶対的なもので、何にも比べられないものなんだ。電話、映画、時計と違い、日頃からその価値は主人公、家族、登場人物すべてが気付いている。改めて気づくものではない。そこも本書で猫が絶対的で特別なものとする所以だ。
猫って、ほんとうにかわいい。見ていて飽きない。サイズも大きすぎず、小さすぎない。構ってほしければやってくるし、そうでなければ離れている。理屈なんかいらない。猫はかわいい。人間のパートナーである。
一つだけ、著者の主張に同意できない点がある。
「猫というのは大したものだ。いつも僕の気持ちには反応してくれないくせに、本当につらい時にはこうしてそばにいてくれる」
そんなことはない。人間が本当につらい時でも、かまってほしければ気にせず飼い主に構わずじゃれついてくる。
でも、猫はかわいいんだな。