人魚の眠る家

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

人魚の眠る家の評価:

4.10/5点 レビュー 199件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全224件 141〜160 8/12ページ
No.84
(5pt)

すべての立場で「脳死」について考えさせられる

東野圭吾さんの作品で「虚ろな十字架」を読んだとき「死刑」というテーマを深く考えさせられました。
この作品では「脳死」という難しいテーマについて考えさせられます。
「虚ろな十字架」でも様々な立場にたった疑似体験ができました。
今回は脳死に直面した際の「親の立場」、「その家族の立場」、「臓器を提供される立場」など疑似体験ができます。
それぞれの立場になった時に自分の考えがこうも変わるものと驚きました。
難しい話ですが、それぞれの立場になって話に引き込まれます。
読んでよかったと思える作品です。
ぜひ手に取って読んでいただきたいです。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.83
(4pt)

エピローグの最後の一文に触れるだけで涙が零れる

非常に重く、考えさせられるテーマですが、東野圭吾作品ということもあり結末を楽しみにして読めました。
「手紙」や「さまよう刃」と同じくらい難しい社会問題・倫理問題でもそれほど沈鬱でなく、私の中では納得のいくラストでした。
ただ、登場人物全員が聡明で作り込まれた人物だったのが東野圭吾らしくも物足りなさが残ります。
人それぞれに考え方や意見があり、答えが違う題材ですので、物語に対する感想も人それぞれだと思います。
ぜひ読んでみたあと、自分独自の価値観に浸って欲しい作品です。
人魚の眠る家 Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家より
4344028503
No.82
(5pt)

二冊目購入

これは2冊目の購入です
どんどん買い足すので分からなくなってしまいました
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.81
(5pt)

2018年11月に映画化するとのことですが、小説以上のリアリティーが出せるのか?〜この作品は東野圭吾シリーズの中でも特に素晴らしいです〜

重いテーマだがいつもながらの東野圭吾風の後味が良いエンディング!
この作品は東野圭吾シリーズの中でも、特に素晴らしいです!

ネタバレしてしまうので、内容は読んで頂きたいのですが
とにかくテーマは非常に重いです。考えさせられます。

映画化するようですが、どのくらい、小説以上のリアリティで演技が出来るか?
涙なく観ることが出来ない作品だと思います。

是非、小説も映画もどちらも読んで(観て)感じて頂きたいです!
生と死…考えさせられます。素晴らしい作品をありがとうございます!
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.80
(4pt)

重いテーマ

タイトル買いしたので謎解きミステリーかと思っていたらさにあらず。「脳死」という重いテーマを扱った作品。
ネタバレを避けるとあまり書けないが、これから読む人へ読む前に知っておいたほうが理解が深まるだろう予備知識として「脳死」について少し。
「脳死」が「人の死」であることは間違いない。問題はどうやって「脳が死んでいること」を判定するか。現在の「脳死判定」が完全なものかというとそれは違うのであろう。
人間の臓器は心停止後に摘出したのでは蘇生しないものがあり、その最たるものが心臓。
なので「脳死」という「脳は死んでいるが心臓は動いている」という状態が重要になる。
この状態は人工呼吸器によってもたらされた。人工呼吸器がない時代には呼吸停止後数分で心臓も止まっていた。
そして、この状態にあると手を握れば暖かく、瞼が震えたり体の一部(特に指)も時々動くし爪も伸びる。私の友人がそうだった。
その状態で「彼は死んでいます」と言われてもにわかに受け入れられるかどうか。
では「脳が死んでいるか否か」は誰が判断するのかと言うと実は誰にも判定できない。
では「脳死判定」とは?ということになるが、本作にもある通り「脳死判定」がすなわち「人の生死」を判定しているのではない。
本来「脳死判定」とは「不可逆的な脳の機能の低下」を確認している。「不可逆的」つまり「もう戻ってきません」と言っているのであって「生きているか死んでいるか」は言及していない。これも本作にある通り「脳死判定」は「移植に向かうひとつのプロセス」でしかなく、「生と死」や「命の尊厳」と同列で扱うものではない。
では誰がどうやって「人の生と死の境目」を見極めるかと言うと、これも本作にある通り「誰にも決められない」のだと思う。
さて本作。親の自己満足での延命を否定するような流れがあるが、読み終わってみると作品全体としては全くフラットな立ち位置で書ききっているところは見事と言う他ない。
その上で最後にある日付について三者三様の考えを並べることで、この作品は結局「人の死」とは何で「誰がどうやって決めるのか?」ということを問いかけているのではないかと考えずにいられない。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.79
(5pt)

この作品に巡り会えて幸せです。

素直に感動した。あれこれ話をしても伝わらないと思う。是非読んでほしい作品。生とは?死とは?考えさせられるが、一つ言えるのは、生きていることがこんなにも素敵なことだと感じさせてくれた。
人魚の眠る家 Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家より
4344028503
No.78
(5pt)

感動とは違う読み応え感ありました。

読んでいる途中、中断のため本を閉じると放心状態。
読み終わって、さらに放心状態。
読んでよかった。
人魚の眠る家 Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家より
4344028503
No.77
(5pt)

何をもって死とするか

脳死は死なのか。

子供が脳死のような状態になった時、臓器移植をするかしないかは、本人の意思表示ができない場合は家族の承諾でできるそうです。

脳が動いてない場合、魂はもうこの世にはいないのか。
眠っているようにしか見えない娘を脳死と診断させることは殺していることと同義なのか。
臓器を提供せずに生かしておくことは無駄なのか。

もし、自分の子供がこういう状況になった場合…自分だったらどういう決断をするんだろうと色々考えさせられました。
どの立場の人間も、考え方は全然違います。だけど、どの人の気持ちもわかる気がする。

ぜひ読んでほしい。そして一緒に悩みましょう。
人魚の眠る家 Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家より
4344028503
No.76
(4pt)

人の生死とは?

難しいテーマでした。人の生死とは何であるのか。本文では、最新の医療技術に関する説明が5行ほどの会話文で詳細に述べられていたり、その一方では薫子をはじめとした人間のそれぞれ微妙に異なる死生観に触れていたり。科学的な要素と哲学的な要素といった一見対照的とも思える要素を上手に盛り込んでいる作品であったと思います。
人魚の眠る家 Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家より
4344028503
No.75
(5pt)

読み応えありました。

あるお年寄りに「買ってきてくれるか??」と頼まれ、代理購入し、彼女に手渡す前に、読み終えました。

たしかに、ミステリーとも違う感じです。

作者、東野さんの書かれる「話」にはいろんなメッセージが込められていて、いい意味で「あれも、これも」あります。だから、読み継がれていくのでしょう。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.74
(4pt)

極めて個人的な話になりますが

プロローグとエピローグが見事につながった、読み応えのあるストーリーでした。日本における脳死問題というデリケートな話題を扱いながら、読後感のよいまとめ方になっていると思いました。
 ただ、実際に医療現場で体験したことと比べあわせてみると・・・
 作中では、瑞穂がほぼ脳死だと診断された後、両親が脳死判定・臓器提供を拒否し、瑞穂は生命維持装置で生かされ、在宅介護ができる環境が整うまで病院での処置が続けられます。看護師が家族に看護の仕方を指導もしています。
 ですが、現実では、これ以上できる医療行為がないという時点で、高次救急や第三次救命救急病院の医師から、より下位の病院に転院してくれと申し渡されます。転院先の手配や移送にかかる手続きなどの配慮は全くありません。私の母の場合がそうでした。
 幸い、地域の病院に関する知識があったため、自力で転院先を見つけることができましたが、こうした場合、移送にかかる負担は全額個人負担となります。
 下位の医療機関から高次の医療機関に治療のために移る場合は、保険が適用される移送費と認められ、健康保険からの給付が受けられますが、その反対の場合は保険が適用されません。日本における医療費は点数で表され、保険診療では1点=10円で計算されますが、自由診療の場合は1点=20円、場合によっては30円で計算されます。「自由」診療とは医療機関側が「自由」に金額を設定できるという意味での自由なのです。旅行先で体調を崩したりして保険証を見せずに治療を受けたときなどに、莫大な金額を請求されるのはそのためです。
 幸か不幸か、母の場合は転院する前に身罷りましたが、もし移送することになっていたら、車両の手配、運転手や同乗してもらう医師や看護師の手配や謝礼、医療器具のレンタル費用、ガソリン代など莫大な費用と手間がかかったと思います。
 洗濯したばかりの衣類を持って病院へは毎日通いましたが、そのたびに、ベッドの下にくしゃくしゃに放り込まれている母の汚れ物を見ては不愉快になったものです。それほど「もう助からない命」に対する医療従事者の態度は冷淡なのです。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.73
(5pt)

倫理を問う。

脳死をテーマに様々なシチュエーションを設定して、人に、社会に問いかけている。
脳は現代の医学ではまだまだ解明しきれていない。
そんなところに、脳の機能停止をもって、脳死と判定することの是々非々。
突き詰めれば、生死に基準があるのか。
命とは、生きるものとは。
日本の生死観は、欧米とは異なっているのかもしれない。
日本人は、切り分けて分別しづらい複雑な感情や心情が根底にある。
加えて、魂が宿っているという霊的な倫理観。
たとえ医学的に判断されても、思う心の中は違う。
それゆえ、生死の判断はその人が受け入れること、納得することが基準だと思う。
肉体はなくなったとしても、少なくとも心の中では永久に、共に過せているのではないか。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.72
(4pt)

難しい問題

ミステリーかと思ったら違いましたが、のめり込んで一気に読みました。
脳死と臓器提供。子どものいる自分の立場で考えてみても、その場にならないとわからないとしか言えません。
同級生が学生時代に脳内出血で倒れ、ほぼ意識の回復しないまま5年以上病院生活を送っていました。
葬儀では家族はむしろ憑き物が取れたようにすっきりとした表情だったのが印象的でした。
脳死であっても身体があれば触れることも語りかけることもできる。それは残された者のエゴなのか。
いったいいつ何を潮時とできるのか。
これは誰もが考えてみるべき問題ではあるが、自分も周りの人もこんな究極の選択をせずにいられることを祈るばかり。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.71
(4pt)

ミステリーではありませんので、ご注意を

本作を読むにあたって、東野圭吾のミステリー的要素を期待すると完全に肩透かしを喰らいます。
この物語は、ある家族のストーリーを通して現在の脳死と臓器移植に対する筆者なりの意見であったり問題提起をしているものです。
(以前、死刑制度に対する問題を扱った作品があり、ミステリーの形式を取っていましたが、本作は違います)
ちょっとSF風の設定も入れてありますが、実際には各登場人物の視線を通していろいろな意見があることをより分かりやすくしています。

この問題に残念ながらまだ正解は出ていませんが、それぞれの立場からしっかり考えることが今求められていることだ、という考えには賛成です。

それでも、プロローグ~エピローグのくだりは、筆者ならではです。個人的には胸に来るものがありました。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.70
(5pt)

最後がやさしさにあふれる

東野圭吾の作品は、大して面白くないとおもいながらも、次々起こる展開に知らぬ間に、読み進んでいて、気がつくと、残りのページが、わずかになってしまっている。この作品もそこそこ長い物語だが、脳死と言う重い手テーマに、ページをめくる手が止まらない。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.69
(5pt)

ハラハラ

恥ずかしながら初めて東野圭吾作品を読んだのですが、面白て読みやすくて、あっという間でした。
最後はハラハラしました!
人魚の眠る家 Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家より
4344028503
No.68
(5pt)

子を持つ親なら感情移入してしまう

リーダビリティは相変わらずながら、20数年来のファンとして客観的に評価すれば、完成度はたぶん☆3.5くらいが妥当なところだと思うのです(最近の東野圭吾は意図的に散らし気味に書いてる気がする)。
ですが、まだ小学生の娘を持つ親として、すっかり感情移入してしまい、ページをめくる手が止まりませんでした。レビューの☆の数はお気に入り度だと思うので、だから☆5です。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.67
(5pt)

本作を読んで確信した絶対にしてはいけない行為

自分は、作中に出てきた脳死についての議論をすることはできない。
 難しいし、自分は結婚もしていないし子供もいないので、そこまで深い意見を言うことはできないと思うからだ。
 だが一つだけ、本作を読んでこれだけはやってはいけないと断言できることがある。
 
 それは、「自分で命を絶つ」という行為だ。
 
 私は、それをして助かった人を知っている。
 現在は、幸いなことに同じことを犯す心配はなさそうだ。
 
 もしその人がその行為をした後、「ほぼ死亡している」という状態だけど生かせることはできる、という場合、恐らく、いや絶対に御両親はそうしてくれといったはずだ。
 「生かせること」はできる、だがそのあとは、相当な負担と苦労があるだろう。
 それは親だけでなく、兄弟親戚など、多くの人が被るだろう。

 ほんの0.1パーセントでもそのことを考えたことがある人には是非読んでもらいたい。
 そして、いろいろなことを感じてほしい。
人魚の眠る家 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)より
4344427300
No.66
(4pt)

星4つ半か

満点には何か足りない気はするものの、取り敢えず星4つ半というところでしょうか。非常に今日的なテーマを前面に押し出した、優れた作品だと思います。

脳死、臓器移植という難しい問題を、エンターテインメントに仕上げたばかりか、読者に色々と考えさせるという芸当は、この作者ならではかも知れません。凄い!

色んな伏線が張り巡らされていますが、中でも特に、最後の少年と少女の意外な関係を示唆した終わり方は、実に見事というしかありません。「文学」の香りさえ漂います。
人魚の眠る家 Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家より
4344028503
No.65
(5pt)

薔薇の香りが愛おしい

東野圭吾さんの作品は数多く読ませて頂いていますが、
今作は、ミステリーでも推理小説でもありませんが随所に東野さんらしさを感じる
渾身の一作だと思いました。
脳死と臓器移植といった重いテーマを題材としているので明るい内容のお話ではありませんが
すべてを読み終えてすがすがしい気持ちになりました。
又、薔薇の香りがとても愛おしく感じました。
人魚の眠る家 Amazon書評・レビュー: 人魚の眠る家より
4344028503