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人間の本性を考える
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【この小説が収録されている参考書籍】
人間の本性を考えるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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「ブランクスレート」「高貴な野蛮人」「機械のなかの幽霊」という 育ち論者、環境論者、行動主義者らの社会科学系からでてきた人についての 妄想を木端微塵にしてくれています。 しかし、これほどの科学者が、上記の妄想を論破するために本書を書くという 労力をかけなければならない状況とは一体なんなんだろうか。 昨日の新聞でも、「インテリジェント・デザイン」という、 人は何らかの知的な存在によって作られたという説を 学校の教科書に載せる・載せないで議論しているようです。 どんな宗教を信じる・信じないは個人の自由ですが、 それを科学の世界に持ってくる事の危険性を感じます。 宗教は偉大な文化だと思いますが、 科学はそれからは完全に守られた状況で事実を解明することに集中すべきだと思います。 当然、科学の力を利用する際には、善悪を含めて様々な観点から慎重を期すべきですが、 それは科学が新たな領域を見つけたあとに行うべきでしょう。 上中下3巻セットあわせて必読書です。 なお、進化理論について興味を持たれた方には以下の書籍がお薦めです。 リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」「延長された表現型」「盲目の時計職人」 マット・リドレー「やわらかな遺伝子」「ゲノムが語る23の物語」「徳の起源」「赤の女王」 ニコラス・ハンフリー「喪失と獲得」 2008/3/8読了(上中下巻) | ||||
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売れっ子作家の橘玲さんが、文藝春秋や朝日の『論座』や週刊現代など、あちこちのメディアで「進化心理学を学ぶ最良のガイド」などと紹介しまくったために品切となり、にも関わらず版元のNHK出版がいっこうに増刷せぬため古書で長らく法外な高値が付いている。ぼくが最後に「版元品切」を確認してからもう2年近く経つが、NHK出版、どうするつもりなんだろう。このまま絶版扱いにする気か。 仮に絶版となっても何年か待てば『心の仕組み』のようにちくま学芸文庫で蘇るのかもしれないが、2002年に原著、2年後の04年に早くも翻訳(すこぶる良訳)が出たこの本は、今でもたしかに『心の仕組み』と並んで「進化心理学を学ぶ最良のガイド」だと思うし、こういう重要な本が読みたい時に適正価格でさっと入手できない現状ってものが腹立たしくて、それで少々キレ気味にレビューを書いてる次第である。 とはいえ、読者のほうにも問題があって、この本、長期品切れは上巻だけで、中巻・下巻はふつうに買えるのである。「進化心理学のガイド」としてはむしろ中巻以降が本番であり、上巻はいわば序論というか、イデオロギー論争的な「露払い」みたいなものであって、そこだけ読んでも、はっきりいって、しょうがない。売れるんなら、3冊セットでどかどか売れなきゃ嘘なのだ。そうなれば増刷も掛けやすいはずで、だから版元ばかりを責められない。 著者の主張は、ようするに、「近代この方、『人間とは理性的な動物である。』なるテーゼが唱えられてきたけれど、ヒトの心ってのは積年の進化の過程で形成されてきたものであり、先天的な資質にこそ強く規定されている。」といったものだ。この主張が多大な反発を買いやすいってことは誰しもが納得されるであろう。だからこそピンカー氏も、上巻まるごと紙幅を費やして反論を試みたわけだ。 ぶじに重版されて新刊で買えるようになったら3冊まとめて買って読めばいいが、上巻だけ定価の3倍以上もの値を付けてるんなら無理に買う必要はない。中巻と下巻、およびちくま学芸文庫の『心の仕組み』上下を買って精読すればいい。「進化心理学」の要諦はそれで充分体得できます。 | ||||
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上、中、下の三巻のうち上の部だけ行方不明になっていたので買いなおしました。 山下篤子さんの翻訳もよかったと思います。 三部の大作ですがテンポが小気味よくて一気に読ませてもらいました。 初見から何年もたちますが未だに古くはならず、 視野を広げるという意味だけでもこれは良書です。 | ||||
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上巻は下巻が書きたいがためのプロローグみたいなものかもしれないが、これはこれで読み応えはある。 | ||||
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天才が書いた文という感じです。 言葉尻を捕まえられて批判を浴びないように周到に自己弁護しながら前に進む方法には感心した。 微妙なネタもこういう風に書けば批判を浴びないで済むのかと。 そんな風に余計な文章もたくさん入っているのだが、科学的に検証しながら人間を解き明かしていくのを段階的に進んでいく。 とても読み応えがあり、興味深い内容だった。 | ||||
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よい状態だったので満足しています。 ほしい本が手に入ってよかったです。 | ||||
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よい状態だったので満足しています。 ほしい本が手に入ってよかったです。 | ||||
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とても良い。 気に入ってます。 もし機会があれば、再度購入を検討してみたい。 | ||||
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とても良い。 気に入ってます。 もし機会があれば、再度購入を検討してみたい。 | ||||
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とても良い。 気に入ってます。 もし機会があれば、再度購入を検討してみたい。 | ||||
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上巻から下巻までまとめてレビューします。 ピンカーの主張は、進化心理学の知見を踏まえて、近代の人間に関する観念を次々と覆す議論で、かなり衝撃的な内容です。 しかし、個人の資質のかなりの部分が遺伝的な素質や性差によって制約されながらも、それを超える部分は、個人が遭遇する「運命」によって個人の資質が決定されていくという結論は、むしろ、常識的な結論ではないでしょうか。 その意味で現代人必読の本です。 | ||||
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よく成功している人を妬む愚か者どもが、世の中大勢いますねwww あいつは育ちが違う。 才能が違うと・・。 そういう努力をしないで、勝ち組を妬む人生の負け組みが読むべき本です。 「成功している人間を妬んでいる人間などに神様は微笑まない」 アメリカの有名な女性のお言葉です。 努力なくして栄光無しです。 では、具体的にどうして成功する人、しない人で個人差が出るのでしょうか? 人間の学習能力に個人差が出る秘密とは? その答えがこれです!! 結果の全てがここにあります。 人生に希望を持てない方は是非www 本当に素晴らしい本ですよ | ||||
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「空白の石板」と言うのは西洋の基本的な考え方の一つですね。 人間は環境や教育で、何にでもなる、とでも言えば良いでしょうか?それに対して、著書は人間にはあらかじめ機能マップのような物を持っていて、それに適した時期・訓練をしないと取得しにくい能力も多々あるという見解だったと思います。 どのような人間を輩出したいのか、教育機関も良く考えて学習プログラムを作成していく時期に来ているかもしれません。 いずれにせよ、人間の脳の機能的側面が解明されて、その活用の仕方や開発の仕方が進むことは、面白いことだと思います。 | ||||
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生まれか育ちか、遺伝か環境か。 「そのどちらも相互的に関係しているのではないか」 という今では当たり前のことを言うと怒る人がいる。 たとえば黒人のIQが白人より低いことについて。 レイプ犯が再犯する動機について。 この本は、そんな論争に決着をつけようと書かれた本だ。 全てに本能がからんでくるとなると こどもは「やればできるよ」と教育するのではなく「あなたはやることができない」と諭さねばならず サイコパスは法の外に在って罰することができないのではなく、しかるべき措置をする対象となる。 人間は、心がブランクスレート(空白の石版)ではなく、 すでに書き込まれた状態で、生まれてくるのだそうである。 | ||||
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不思議なことである。 生まれついての差異はある。と経験的に人間は知っているのにそれを否定するのは経験論の人である。 たとえばジョン・ロックの経験主義は、人間の知識すべては経験の結果である、とする哲学上または心理学上の立場をとる。 重視する経験は社会とのかかわりで得られた経験である。 となると、民俗ごとに大きな違いがある筈だが、人間は人間、総違わないということも人間は知っている。 (大きく違うよという人も居るかもしれないけど、どの民族も食べるものは食べられるものであるという意味でそんなに違わないと思うのである) 同じ民族を大量虐殺したクメール・ルージュは、次のようなスローガンを掲げていたという。 「汚れていないのは、赤ん坊だけである」 つまり、これは嘘である。 | ||||
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人間には次のような本性があるとスティーブン・ビンガーは言う。 「人間の集団では、共同分配の及ぶ範囲は限定され、ギブアンドテイクのほうがより一般的である。その結果 オレが儲かればお前も儲かる、が実現しない場合、手抜きや、公的貢献が激減する」 「家族観軒はあらゆる人間社会で最優先であり、その結果、身内を贔屓し美味しければ世襲が起こる」 「全ての人間社会で、狩猟採集民族も含め、普遍的に支配や暴力が見られる。遺伝的なメカニズムである」 「知能、誠実さ、反社会的傾向は部分的に遺伝性であることから、たとえ経済システムが平等でも、ある程度の不平等が生ずる。したがって 自由と平等は引き換えになることがある」 「銃や差別や貧困は暴力の発生に一役かって入りが、それらが容疑者として裁判にかけられれば、無罪である」 | ||||
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基本的に本書は科学書としてではなく、イデオロギー論争に関する本として読まれるべきだと思う。1992年のクローニンの『アリとクジャク』、95年のデネットの『ダーウィンの危険な思想』、01年のオルコックの『社会生物学の勝利』と社会生物者側から科学に足場を置いた反論は続いていたが、本書は社会的、政治的な含みにまで足を踏み込んで人間行動の進化に関する研究への批判者に対し、猛反撃を試みている。先にイデオロギー論争を仕掛けたのは批判者だと思うので、私はピンカーのやや揚げ足取り的で誇張も見られる反撃は(批判者のイカサマと比べれば)まったく正当防衛の範囲内だと思うが、論争のバックグラウンドを知らなければその点は大きなマイナスかも知れない。 新生得主義に関する概説書としては『心の仕組み』と『言語本能』で十分でだろう。ただそれでも、近年でも見られるタブラ・ラサ(構築主義やラカン派精神分析の社会評論本に多いように思う)の論理のずさんさを批判的に検討する種本としては有益かもしれない。 日本語で読める批判者側の主張をまとめた良質の本がないのが残念。スティーヴン・グールドのエッセイに全体的に批判がちりばめられているくらいか。ナイルズ・エルドリッジの『ヒトはなぜするのか』は質の悪い批判書の典型としてはいいが、わざわざ読む価値は無い。 | ||||
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人間の色々な心理的メカニズムが、かつて、ヒトが様々な困難を乗り越える際に生まれたものであると考える、進化心理学の恰好の入門書である。 本の構成としては、人間は生まれた時白紙であり、どのように生きるかで人格が決まるという、タブラ・ラサ説の批判をし、人間の本性は、生得的に決まる部分がかなりあるのだ、ということを述べるというものになっている。 正直、人の心理が、環境と遺伝(進化的要因)両方で決まるということは既に(日本人)皆のコンセンサスになっていることだと思うが、アメリカではそうでもないのであろう。 具体的に、子供の人格は長期的にみると、資質と付き合う仲間によって決まる(統計)という話は子育ての時の参考になると思った。(付き合う仲間をある程度親は決められる。) | ||||
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人類の進化のスピードは、社会の変化よりずっと緩やかだ。 だから、私達は原始時代の生活に適応した脳で、この複雑な現代社会を 生きていかなくてはならない。 そんな中、私達は、人間を理性的な存在としてとらえるあまり、 高い期待を抱き過ぎて、かえって失望することが多いように思う。 本書を読むことで、人類が進化の過程で獲得してきた性質を ありのままにとらえ、人に対してもっと現実的な期待を抱けるはずだ。 一部の科学好きの人のための学術書ではなく、現代社会に生きる多くの 社会人に読んで欲しい良書。 | ||||
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中巻では、人間に本性があると認めた場合に人が感じがちな恐怖と、 本書の核心ともいうべき、人の本性とは一体何なのか? について 触れています。 特に愛情や連帯感の進化については、いわゆる「利己的な遺伝子」とも 関連していて、多くの人にとっては抵抗感のある概念だと思いますが、 人の本性を理解した上で、親子・夫婦・友人とよりよい人間関係を 築いていくためにも、是非知っておいた方が良いと思います。 | ||||
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