嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8 日常の価値は非凡

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8 日常の価値は非凡の評価:

3.36/5点 レビュー 22件。 C ランク

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平均点3.36pt

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未読の方はご注意ください

全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(5pt)

みーくんたちが珍しく蚊帳の外……と思いきや最後にorz

今回は語り部が複数いる、群像劇。
ロリコンの探偵とか作家とか大学生とか変なオッサンとか自殺志望者とか、
みーまーシリーズに今まで出てきた変人達に負けず劣らず変な人が大勢。
作者のもう一つのシリーズ「電波女と青春男」とのクロスオーバーもあり、
知ってると面白いかと。ひょっとしたら他の短編とも連動しているのかもしれないけど、
そっちは読んでいないのでわかりません。分かる人にはニヤリとできるのかも。

みーくんまーちゃんは事件に全く関わりなく、平和なバカンスを楽しんでいます。
かなり分厚い本なので、読むのにそれなりに時間はかかるのですが、
個性豊かなキャラクターのおかげで楽しく読み進められました。

でもなぁ、最後が……次巻への引きとしては強烈に興味をそそられるんだけど。

あーあ、次の巻頭で「嘘だけど」にしてくれないかな……
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)より
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No.1
(5pt)

入間人間風群像劇

怒涛の入間ラッシュ第一弾。
待ち焦がれた、みーまー8巻、読了。

まず初めに、もうとにかく表紙のまーちゃんが可愛過ぎます。左さん、良い仕事し過ぎです。
いや、毎回素晴らしいクオリティなんですけど、今巻は特に拍車かかってると思います。
折り込みカラーのまーちゃんも筆舌に尽くし難い美麗さでした。びゅーちほっ!!

そして、なんといってもシリーズ最長のこの分厚さ。
約550ページというのはあらかじめ知っていましたが、実際手に取り、想像を遥かに上回る重量感に慄いた私を誰が責められましょう。
速さの次は、量という新たな武器も加わり、これは主観になりますが質の高さも衰えず、入間人間じゃないな、と畏敬の念を抱く他ありません。

さて、前置きが長くなってしまったのでさくっとあらすじ的な何かいってみよぉーっ!
……と思います。

海の見えるホテルへとバカンスにやってきたバカップル。
そして、ホテルの17階に集まる不審者、変質者達。
ロリージ(探偵)&ピーチ姫(少女)、キノコ嫌い(大学生)、ヤマナイモウト(自 殺志願者)、窓男さん(中年)、スーパーヤンデレラ(主婦)、社交性0猫愛好家(作家)、
と個性強すぎの面々が奇妙奇天烈な群像劇を繰り広げます、広げまくりです。
みーくんが選択肢を間違えなかった結果かはさておき、みー&まーは今回事件には関わらずに何事もない『非日常』を満喫して。
いつもなら嘘だけどって続くんですけどね、この後に。

と、これで理解して頂けたなら半端ない読解力をお持ちであると自負していいと思います、はい。
とにかくですね、群像劇なわけです、群像劇な。大事なことなので二回言いますよ、群像劇です。
読み進める中で真っ先に連想したのが伊坂幸太郎さんの『ラッシュライフ』でした。
ストーリーはもちろん全然違いますが、話の構成や雰囲気は結構近いものがあるなと思いました。
読まれたことがある方なら下手な説明よりイメージが湧きやすいかと、参考になればいいなと。
ただ、これまでとはかなりガラッと小説の雰囲気が変わっている部分も多かれ少なかれあるので
今までのみーまーが好きな方の中でも好き嫌いがはっきり別れるのではないかと、そんな愚行を致しております。
でも、入間さん独特の回りくどさ全開の文体は健在ですので、あの文体が堪らなく好きなんだっ!!という自分みたいな方は全く問題ないかと思います。
まぁ、自分が楽しめればそれで万事おっけーなんですけど。

そして、これも自分の大好物なんですが、クロスオーバーの目白押しときました。
もうね、どんだけ自分の嗜好を心得ておられるのかと。もしかしてこれを書いたのは自分なのではないかと、そんな妄言を吐きそうになるくらいに
『入間人間』×『群像劇』×『クロスオーバー』つまり、ストライク×3、バッターアウト!なわけですよ。
電波女シリーズはもちろんのこと、今までの読み切りのほとんどとリンクしちゃうわけで、
みーまーファンもといイルマッティーファンにとって至高の一冊であることをここに高らかに宣言する所存です。
クロスオーバーの醍醐味はやっぱりちょっとしたリンクを見つけてニヤニヤすることだと思うんですが、
そんなニヤ成分がそこかそしこに散りばめらているのでもうニヤニヤしっぱなしでした。
読み切りを未読の方でももちろん普通に楽しめますので心配は無用です。
ただ、最後の方にこれは読んだこと無いと意味分かんないんじゃないかな、と思う箇所がありましたが、きっと気のせいだと思うのでスルーします。
というかこれだけ話繋げたら、もうこれは短編集を出すしかないと思うので少しの辛抱だと思います、全く根拠はありませんが。

そしてそして8巻のマイベストシーンはこちら!
みーくんと美里嬢の短い会話の場面を置いて他にはあり得ません。
この巻はここの為だけのお話だったと言ったら明らかに過言ですが、このシーンの「どっちだよ」はハートフルパンチでした。
シリーズを通してここまで読んできた方がここでぐっ!とこないことがあるんでしょうか。いえ、あるはずがありません、よね?

そして待ち構えるのは比喩とかじゃなく文字通り目の覚める、もうなんといっていいやらの衝撃のラスト。
いつも、あとがきから読むという方は要注意です。
後ろから1ページ1ページ慎重にめくっていくことを強くお薦めします。
ちなみに自分はあとがきから読む派ではないんですが、8巻の重厚さを改めて味わっておこうとパラパラーっと捲りながら
読み応えありそうだなーとかわくわくし過ぎな自分を少しクールダウンさせようとしておりましたところ、
不慮の事故的な感じにチラッと目に入った一行に思わず本を取り落としそうになりました。
このような被害をこれ以上増やさぬよう、心からご忠告申し上げます。

入間ラッシュはまだ始まったばかり。
来月は『僕の小規模な奇跡』とみーまーのマキシシングルが発売されます。
入間さんもついにハードカバーデビューですね。毎度の事ながら、楽しみで仕方ありません。
9巻は来年1月発売予定と少し間は開きますが、月刊入間があっという間の4ヶ月にしてくれることに期待しています。
ま、実際は待ち遠しくて長く感じるんですけど、これが相対性理論ってやつなのかな、きっと。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈8〉日常の価値は非凡 (電撃文庫)より
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