幻夜
評判
幻夜の評価:
3.86/5点 レビュー 349件。 S ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全496件 321〜340 17/25ページ
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幻夜の評価:
3.86/5点 レビュー 349件。 S ランク
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実際に「幻夜」を読んでみて、ここまで書いて、続編でないわけがない!続編に違いない!と、私個人としては強く感じました。さまざまな伏線が、続編を大きく匂わせているからです。面白いぐらい、匂いすぎです!むしろ、その伏線遊びは、作者の狙いどおりなのでしょう。
そうやってパズルを解いていくような感覚で「白夜行」の続編であろうと思う部分を探していくのが面白かったです。
私は、なぜ作者が続編か否かを明言していないか、というと、読み手にそのパズルを解くような面白さ・感覚を先入観なく味わってもらいたいからではないか?と思いました。最初から続編であるといってしまえば、美冬の登場シーンですでに、美冬=雪穂?でも名前が違うし・・・?と、いらない先入観が邪魔してしまいます。それよりも、読んでいくうちにパズルを解いていく、その中での発見を、自分で味わうことのほうが何倍も面白さが増すことでしょう。
白夜行と幻夜、一見、似たようなストーリー展開ではありますが、「裏と表」のようにしてあるところがおもしろい構成で圧巻でした。白夜行では主人公2人の感情が一人称として一切描かれていなく、2人がどうやって接触していたかも「想像」させるのみになっていますが、幻夜を読むと、『白夜行でもこうだったのかなぁ・・・』と想像することができました。また、その逆で、『白夜行の時は、こうでなかった・・・と信じたい。』とも思ったりしました。(白夜行ではまだ雪穂に「心」が残っていたのが、幻夜では完全に人として壊れてしまっていると感じたため。)
もし、白夜行の続編でないとして考えると、美冬という人間があまりにも理解できなく、感情移入できなく、嫌悪感が残ると思います。唯一、白夜行の続編であると考えることが、この気持ちを救ってくれる気もして・・・ 「続編」説は、読者としての私の“願望”でもあるのかもしれません。
ただし、最後の終わり方には不満でした・・・。やはり、ハッピーな終わり方(「悪は滅びるもの」的なもの)や、はっきりとした解決場面を見たいのが人の常かもしれません。いつか、この続きとなるものが読みたいです。その時こそ・・・このモヤモヤが解消される結末であることを願います。
「白夜行」なしでは語れない、白夜行の後にセットで読むことをおすすめします!