幻夜

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評判

幻夜の評価:

3.86/5点 レビュー 349件。 S ランク

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平均点3.86pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全496件 281〜300 15/25ページ
No.216
(4pt)

白夜行より面白い。

白夜行は最低だったが、
それと比べると格段に面白かった。

幻夜は、白夜行の様に無駄な描写が少なく、
かなり、スピード感を感じて読む事ができた。

そう、クライマーズハイや火車の様に。

ただ、露骨な性描写が多くてそれがネック。
だから星4つ。

東野圭吾さんは、性描写抜きにして小説を書けないのですかね?
私♂ですが、こんな小説に、性的興奮を望んでいないんですよね〜
ちんけな性描写は、スパイスになるどころか、作品の質をかなり落とします。
まぁ、美冬の悪女ぷりを描写するには必要不可欠なのですかね・・
東野氏の求める女性像とは、こういう悪女なのですね。

俺は、こんな女嫌だな。

まぁ、幻夜自体は、白夜行より完成度が高かったと思うよ。
面白かった。

それと、ラストについては、賛否両論だが、
個人的には好きだなこういうラスト。
白夜行や火車のラストも好きだな。

読者に考えさせる余地・余韻を与える意味でも、こういうラストは、効果的だと思うな。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.215
(4pt)

白夜行より面白い。

白夜行は最低だったが、
それと比べると格段に面白かった。

幻夜は、白夜行の様に無駄な描写が少なく、
かなり、スピード感を感じて読む事ができた。

そう、クライマーズハイや火車の様に。

ただ、露骨な性描写が多くてそれがネック。
だから星4つ。

東野圭吾さんは、性描写抜きにして小説を書けないのですかね?
私♂ですが、こんな小説に、性的興奮を望んでいないんですよね〜
ちんけな性描写は、スパイスになるどころか、作品の質をかなり落とします。
まぁ、美冬の悪女ぷりを描写するには必要不可欠なのですかね・・
東野氏の求める女性像とは、こういう悪女なのですね。

俺は、こんな女嫌だな。

まぁ、幻夜自体は、白夜行より完成度が高かったと思うよ。
面白かった。

それと、ラストについては、賛否両論だが、
個人的には好きだなこういうラスト。
白夜行や火車のラストも好きだな。

読者に考えさせる余地・余韻を与える意味でも、こういうラストは、効果的だと思うな。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.214
(2pt)

なくもがなの続編

これは、『白夜行』の続編ともいえる作品であり、これを読んで、東野圭吾という作家を見直したきっかけになったのだが、『幻夜』はどうもいただけなかった。『白夜行』では、主人公二人の魂が寄り添っていたのに、『幻夜』では、男が女に一方的に利用されるだけで、せっかくの傑作である前作まで台無しになるような後味の悪い作品だった。

ちなみに、「見直した」というのは、彼の昔の江戸川乱歩賞作品『放課後』についてはそれほど感興を覚えなかったからだ。

私は、江戸川乱歩賞作品を、小説が対象になってから最初の受賞作仁木悦子『猫は知っていた』から、最新作全部読んでいる。
最近は質が落ちてきたが、昔の受賞作品はすごかった。
トリックや人間心理の描写が卓越しているだけでなく、『写楽殺人事件』では写楽の正体についての謎解き、『20万光年の孤独』には、考古学等、ミステリーを切り離しても、十分通じる世界が描かれていたし、『伯林1888年』では森鴎外、『猿丸幻視行』では折口信夫という著名文学者が主人公だったりして、重厚な作品世界を作り出していた。『アルキメデスは手を汚さない』の小峰元の作品(古代哲学者の名を冠したもの)も全部読んだ。一番すきなのは、大谷羊太郎の『殺意の演奏』。
高校の文化祭でミステリー劇の脚本を担当したのだが、この作品のトリックがあまりに気に入っていたので、トリックだけ使わせてもらった。
今はトラベルミステリーで荒稼ぎしている西村京太郎も、乱歩賞作品は『天使の傷痕』という、障害者差別を扱うきわめてまじめな社会派の作品だった。
そういえば、桐野夏生についても、受賞作品『顔に降りかかる雨』はそれほど感心しなかったが、『OUT』で示された才能には驚嘆し、今では全ての作品を読破している。とくに東電OL事件をモデルにした『グロテスク』に心酔した。


幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.213
(2pt)

なくもがなの続編

これは、『白夜行』の続編ともいえる作品であり、これを読んで、東野圭吾という作家を見直したきっかけになったのだが、『幻夜』はどうもいただけなかった。『白夜行』では、主人公二人の魂が寄り添っていたのに、『幻夜』では、男が女に一方的に利用されるだけで、せっかくの傑作である前作まで台無しになるような後味の悪い作品だった。

ちなみに、「見直した」というのは、彼の昔の江戸川乱歩賞作品『放課後』についてはそれほど感興を覚えなかったからだ。

私は、江戸川乱歩賞作品を、小説が対象になってから最初の受賞作仁木悦子『猫は知っていた』から、最新作全部読んでいる。
最近は質が落ちてきたが、昔の受賞作品はすごかった。
トリックや人間心理の描写が卓越しているだけでなく、『写楽殺人事件』では写楽の正体についての謎解き、『20万光年の孤独』には、考古学等、ミステリーを切り離しても、十分通じる世界が描かれていたし、『伯林1888年』では森鴎外、『猿丸幻視行』では折口信夫という著名文学者が主人公だったりして、重厚な作品世界を作り出していた。『アルキメデスは手を汚さない』の小峰元の作品(古代哲学者の名を冠したもの)も全部読んだ。一番すきなのは、大谷羊太郎の『殺意の演奏』。
高校の文化祭でミステリー劇の脚本を担当したのだが、この作品のトリックがあまりに気に入っていたので、トリックだけ使わせてもらった。
今はトラベルミステリーで荒稼ぎしている西村京太郎も、乱歩賞作品は『天使の傷痕』という、障害者差別を扱うきわめてまじめな社会派の作品だった。
そういえば、桐野夏生についても、受賞作品『顔に降りかかる雨』はそれほど感心しなかったが、『OUT』で示された才能には驚嘆し、今では全ての作品を読破している。とくに東電OL事件をモデルにした『グロテスク』に心酔した。


幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.212
(4pt)

一気に読めます

読書スピードが決して速くない方ですが、4日くらいで読めました。そのくらいストーリーに引き込まれていきます。ラストが突然ぷつっと終わってしまったように感じ、いまいち納得いかないので−☆1つ。白夜行は原作は読まずにドラマだけ見た状態でこちらの幻夜を読みましたが、特に問題はありませんでした。でも細部に白夜行との関連を示すキーワードがあってゾクゾクしました。ですので原作本でもドラマでもいいので、白夜行を見てからの方がより楽しめるのではないかと思います。しかし美冬は悪いですね!あんな女性、世の中にいない(私の周りにいないだけかも)と思いますが、それでも面白い作品でした。*文庫でも分厚いので持ち運びで読むのは結構苦労しました
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.211
(4pt)

一気に読めます

読書スピードが決して速くない方ですが、4日くらいで読めました。そのくらいストーリーに引き込まれていきます。ラストが突然ぷつっと終わってしまったように感じ、いまいち納得いかないので−☆1つ。白夜行は原作は読まずにドラマだけ見た状態でこちらの幻夜を読みましたが、特に問題はありませんでした。でも細部に白夜行との関連を示すキーワードがあってゾクゾクしました。ですので原作本でもドラマでもいいので、白夜行を見てからの方がより楽しめるのではないかと思います。しかし美冬は悪いですね!あんな女性、世の中にいない(私の周りにいないだけかも)と思いますが、それでも面白い作品でした。*文庫でも分厚いので持ち運びで読むのは結構苦労しました
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.210
(2pt)

余り好きになれないラスト

主人公の美冬がスカーレット・オハラを目指しているという背景ですが、S・オハラには守るべきものがある女性の芯の強さを感じましたが、美冬の行動は結局のところ、自己的で冷酷に過ぎず、S・オハラとの行動原理の根本的な違いを思うと、このラストは余り好きになれませんでした。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.209
(2pt)

余り好きになれないラスト

主人公の美冬がスカーレット・オハラを目指しているという背景ですが、S・オハラには守るべきものがある女性の芯の強さを感じましたが、美冬の行動は結局のところ、自己的で冷酷に過ぎず、S・オハラとの行動原理の根本的な違いを思うと、このラストは余り好きになれませんでした。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.208
(1pt)

白夜行+幻夜 なんでこんなに高評価なの?

この著者の作品はどうも苦手と友人に話したら、これはおすすめと言われたのが、「白夜行」。「白夜行」長くて救いようがないのに読了できたことは驚きだったが、あの二人の心情が語られないままでは、「はぁ?」と思った。「幻夜」白夜行の続編らしいということで、白夜行の不完全燃焼を解消できるかもと思い購入。阪神大震災を元に始まるが、これって震災に遭った方たちが読んだらどうなの?と思うまたまた救いのない始まり方。早々にドロップアウトです。著者は阪神大震災には遭ったのでしょうか?もしそうならそれも驚きだけど、そうでなければ、あの描写の細かさは想像?もしかして当時取材しに行ったとか??かなり気分が悪いです。時間もお金も無駄にした。それよりも評価が高いことに世の中に不信感さえ覚えそう。やっぱりもう読みません。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.207
(1pt)

白夜行+幻夜 なんでこんなに高評価なの?

この著者の作品はどうも苦手と友人に話したら、これはおすすめと言われたのが、「白夜行」。「白夜行」長くて救いようがないのに読了できたことは驚きだったが、あの二人の心情が語られないままでは、「はぁ?」と思った。「幻夜」白夜行の続編らしいということで、白夜行の不完全燃焼を解消できるかもと思い購入。阪神大震災を元に始まるが、これって震災に遭った方たちが読んだらどうなの?と思うまたまた救いのない始まり方。早々にドロップアウトです。著者は阪神大震災には遭ったのでしょうか?もしそうならそれも驚きだけど、そうでなければ、あの描写の細かさは想像?もしかして当時取材しに行ったとか??かなり気分が悪いです。時間もお金も無駄にした。それよりも評価が高いことに世の中に不信感さえ覚えそう。やっぱりもう読みません。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.206
(5pt)

戦慄走る

ヒロインの極悪非道の徹底ぶりに恐怖を覚えつつ感嘆してました。 読んだ後疑問に思ったのは 何故ここまでできるのか、彼女を突き動かすのは何か?ただ単に元から異常な性格の持ち主である、というのでは片付けられない何かがあります。 次作ではそこの所に触れて欲しいと思います。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.205
(5pt)

戦慄走る

ヒロインの極悪非道の徹底ぶりに恐怖を覚えつつ感嘆してました。 読んだ後疑問に思ったのは 何故ここまでできるのか、彼女を突き動かすのは何か?ただ単に元から異常な性格の持ち主である、というのでは片付けられない何かがあります。 次作ではそこの所に触れて欲しいと思います。
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.204
(4pt)

続編を読みたいと思わせる作品

「白夜行」の続編と言うことを知って読んだので、新海美冬が誰であるかすぐに解ってしまったのですが、そうでなければ結構「謎」に満ちた展開でもっとミステリーらしさを堪能出来たかも知れません。 前作の「白夜行」が主人公二人の心理状況を他者から窺わせると言う作風だったのですが、本作は美冬の相手方である水原雅也の心理状況を中心に物語が展開して行きます。 その意味では、犯罪者の側から描いており、前作よりも一層クライム小説らしくなったかなあと思います。 いずれにしても、リアルな描写が続き、今回ドラマ化されるのも頷ける作品になっています。 解説にも書かれていましたが、三部作としての続編を読んでみたいと願わずにはいられない作品でした。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.203
(3pt)

残念な変貌です

白夜行が素晴らし過ぎたからなのかも知れませんが、その続編としてとらえると、なんだかやりきれない感じがします。白夜行も振り回され続ける男の物語だと読みましたが、男も女もそれぞれに「過去に振り回されている」背景があって根底には悲しさが漂っていました。そこに深さがあったのですが、本作はどうでしょう。ただ野心のために暴走している女だけが残っているように見えます。同じく振り回される男がいますが、これもただ振り回されるだけ。白夜行と続けて読まないと面白くありませんが、本作も白夜行と同じくらい読み応えがあるかというと、ちょっと違います。続編が待たれます。続編のでき次第では、この2作目が輝いてくるかも知れません。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.202
(5pt)

最凶の女

ドラマ化されるということで、是非読んでおきたいと思っていました。謎の女、新海美冬の周りで次々と起こる不可解な事件、それを追う加藤刑事美冬に利用され続ける水原雅也。とてもスリリングな展開で、一気に読んでしまいました。自らの目的の為には、手段を選ばす雅也をはじめ数々の男を陥れて行った冷酷、非常な女新海美冬。正に最凶の女でしょう。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.201
(4pt)

美冬に罰を

『白夜行』を読んでなくてもストーリーは楽しめるでしょう。でも、読んでからの方が美冬の冷酷さの訳が分かると思います。それにしても美冬のやってる事は酷いです。雅也や加藤刑事など罪の無いものを不幸にしているのだから、どんな過去があろうとも裁かれるべきだと思います。なので続編を希望します。個人的な希望ですが、笹垣〜加藤〜次は加賀刑事というのを見てみたいです
幻夜 Amazon書評・レビュー: 幻夜より
4087746682
No.200
(4pt)

「白夜行」ありきの作品。

まず、お願い。
今作品を読む前に、必ず「白夜行」を読むこと。
そうしないと、美冬の人格理解、亮司と雅也の対比、
他人を犠牲にしてまでの幸福、女の心根など、作品を楽しめる
要素が半減、いや、80%減する。
続編であるか否かは問題にしないつもりであるが、両作品の
「根底に流れているもの」は、セットで読まないと深く
心に響いてこない。
「白夜行」ほどのインパクトはないにしても、
雅也が亮司とは違い、我々側の人種であることで、
葛藤ややるせなさ・恐怖などが実感できる。
だからこそ、雅也の科白や心情・行動はオープンに
したわけであろう。
美冬の終盤の壊れようは、確かに賛否両論あるが、
これじゃないと、最後のシーンへの収束感につながってこない
し、この終わり方はこれで、勧善懲悪にしてしまっては、
凡作になってしまっていた、と感じる次第だ。
というより、この終わり方だからこそ、我々読者は、
続編への期待を持たずにいられないのだから、それで
いいんだと思う。
蛇足だが、美冬を見ていて、宮部氏「火車」の、
主人公:新城喬子を思い出したのは、私だけだろうか?
あの人も絶世の美女で、心情は全く霧の中だったな。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.199
(2pt)

白夜行を先に読まないとダメだ。

 白夜行を読まずに読んでしまうと、多分楽しめない。
この話は、名作「白夜行」をより面白いものにする。
けれど、この作品だけを読んでも多分理解できない。
特に、あのラストは白夜行を読んでいても納得いかない。
白夜行の続編、姉妹編であるかどうかはさまざまな意見が出てますが
白夜行を先に読んでいたほうが、読みながらいろんな想像が出来て楽しいです。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.198
(2pt)

「白夜行」の続編、と思いたくないような…

遅ればせながら白夜行→幻夜と、皆さんのレビュー同様、私も一気に読みました。 これは幻夜のレビューですが少しだけ。白夜行はほんとに奥深くすごい話でした。それと比べると…。 白夜行のヒロイン雪穂が背筋の凍るような真の悪とすると、幻夜の美冬は悪知恵の働く単なるやり方がきたない女というか。 この品のなさは、やはり、と思いたくなりました。(詳しくはふれずにおきます)白夜行の亮司にあたる雅也との関係も完全に美冬のやりたい放題で、雅也への愛はカケラも感じられず、亮司と雪穂はこんなんじゃなかったはず、と思いたいです。それともこの変貌ぶりも続編へのネタだったりする??単独ではおもしろいと思います。が、白夜行の後に読んでしまったので、質を比較すると☆少なめです。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343
No.197
(3pt)

うーん

前作「白夜行」は、文句なく星五つです。
が、その続編のような、続編じゃないような、という微妙な位置づけのこちらは、残念ながら
そこまでじゃないかな…という感じです。
続編ならば、もっと明確にすべきことが色々あった筈。
続編ではないならば、もっとちゃんと描写すべきことが色々あった筈。
美貌のヒロインが好き勝手して男たちが振り回される、という構図は前作と同じですが、
前作を読み終わったときに感じた、薄汚く冷酷な社会を手を取り合って生き抜いてきた
薄幸の少年少女に対する切なさややりきれなさ、共感といったものは今回は一切感じ
られません。
自分勝手で傲慢な美貌の女モンスターがやりたい放題やって生きている、というだけの
物語です。
巻き込まれる青年も前作の青年と姿形だけは似ていますが全然別物で、こちらは
顔と体とその他諸々に誑かされていいように働かされたお馬鹿さん、にしか見えません…
もちろん、先生の作品ですから、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件をモチーフに、
緻密な構成、的確な描写の積み重ねで一気に最後まで読ませてくれるのですが、
いかんせん読後感の悪さがどうにもこうにも。
もし続編が出たら絶対に読みますけども、続編など出さなければ良かったのに、と
なるか、さすが先生、ここまで構成見極めて全てをお書きだったのだ、となるか、
楽しみなところです。
幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7)) Amazon書評・レビュー: 幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))より
4087461343