手紙
評判
手紙の評価:
4.16/5点 レビュー 538件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全809件 621〜640 32/41ページ
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そんな立場の私なのですが、この本を読んで「日本では犯罪者の身内ってそこまで差別されるものなのか」と思ってしまいました。私たちが住んでいる国では履歴書に家族構成どころか自分の生年月日すら書かないので、殺人犯を叔父に持つ夫も進学や就職で特に不利になることもなく、そこそこの社会的地位と平均以上の収入を得て他の人々と同じように平穏に暮らしていますし、私たち家族もこれまで差別を感じたことがありません。叔父のしたことと自分たちは無関係なので差別されて当然とも思わないし、個人主義のこの国では人種だとか別の差別はありますが、少なくとも個人の罪は家族全員で負うものという考えをする人は少数派でしょう。実際叔父のことを知っている人々も「それがどうしたの?あなたたちとは関係ないでしょ?」という感じです。日本だったら甥であっても叔父の行為に罪悪感を感じなければいけないのでしょうけどね。
もしこの本がこの国で翻訳出版されたら文化の違いに興味を覚える人はいてもなぜ主人公が差別されなければならないか、さらにそのような差別を少しでも肯定的に考える人間がいるということすら理解されないかもしれません。日本では「理想」でしかないことが、この国では「当然」です。そしてこのことに関しては私は日本よりもこの国の方が健全なのではないかと思います。でも日本では物語中に出てくるような、真実を知ってよそよそしくなる人間って本当にそんなに多いのでしょうか。結婚まではできなくても友達づきあいすらできないのでしょうか。少なくとも都市部ではそういうことも気にしない人間も少なからずいると思うのですが、少し楽天的すぎますかね。