パラレルワールド・ラブストーリー

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パラレルワールド・ラブストーリーの評価:

3.65/5点 レビュー 186件。 A ランク

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平均点3.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全564件 321〜340 17/29ページ
No.244
(4pt)

二度読みをおすすめします

自分があいまいになっていく怖さ。
妄想と現実と、区別がなくなっていく怖さ。

親友との三角関係では、親友が身体障害を持っていることが
大きなかせになり、より複雑さを極めます。
同情なのか・差別なのか・愛情なのか・友情なのか・

人間の複雑さ、そして脳のしくみの不可思議さを感じます。
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
4062637251
No.243
(2pt)

パラレルワ-ルド・ラブスト-リ-

現在と過去の展開を交互に展開する作品はこれまでにも読んだことはあるが、本作品は展開が非常に分かりにくい。作品自体は悪くないが、何故こうなるのかが分からない。この作品の結論すなわち言いたいことはなにか。一般文学331作品目の感想。2011/02/07

パラレルワールド・ラブストーリー Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリーより
4120024008
No.242
(2pt)

パラレルワ-ルド・ラブスト-リ-

現在と過去の展開を交互に展開する作品はこれまでにも読んだことはあるが、本作品は展開が非常に分かりにくい。作品自体は悪くないが、何故こうなるのかが分からない。この作品の結論すなわち言いたいことはなにか。一般文学331作品目の感想。2011/02/07

パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE)より
4125004595
No.241
(2pt)

パラレルワ-ルド・ラブスト-リ-

現在と過去の展開を交互に展開する作品はこれまでにも読んだことはあるが、本作品は展開が非常に分かりにくい。作品自体は悪くないが、何故こうなるのかが分からない。この作品の結論すなわち言いたいことはなにか。一般文学331作品目の感想。2011/02/07

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
4062637251
No.240
(1pt)

野心的な構成、陳腐な文章、アレな結末…

人に薦められて読みました。
東野圭吾の作品は初めてでしたが、まず野心的な構成に興味をひかれました。
けれども、読み進めていくにつれて文章の陳腐さに体力を奪われ、
(私にとっては読むのがつらい文章でした。)
野心的な構成の先に透けてきた結末に対して悪い予感が走り、
結末を読んだ時には大きなダメージを受けました。
構成には面白い部分もあったので、本当は星2つといったところですが、
ほめている人が多いのであえて★1つ。
パラレルワールド・ラブストーリー Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリーより
4120024008
No.239
(1pt)

野心的な構成、陳腐な文章、アレな結末…

人に薦められて読みました。
東野圭吾の作品は初めてでしたが、まず野心的な構成に興味をひかれました。
けれども、読み進めていくにつれて文章の陳腐さに体力を奪われ、
(私にとっては読むのがつらい文章でした。)
野心的な構成の先に透けてきた結末に対して悪い予感が走り、
結末を読んだ時には大きなダメージを受けました。
構成には面白い部分もあったので、本当は星2つといったところですが、
ほめている人が多いのであえて★1つ。
パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE)より
4125004595
No.238
(1pt)

野心的な構成、陳腐な文章、アレな結末…

人に薦められて読みました。
東野圭吾の作品は初めてでしたが、まず野心的な構成に興味をひかれました。
けれども、読み進めていくにつれて文章の陳腐さに体力を奪われ、
(私にとっては読むのがつらい文章でした。)
野心的な構成の先に透けてきた結末に対して悪い予感が走り、
結末を読んだ時には大きなダメージを受けました。
構成には面白い部分もあったので、本当は星2つといったところですが、
ほめている人が多いのであえて★1つ。
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
4062637251
No.237
(5pt)

魅力的なミステリー

パラレルワールド。決して交わることのない2つの世界。そんな中で物語は進行する。いや、正確に言えば2つの世界はほんの少しずつ、交わるのだ。そして、2つの世界には何か関連があるらしいことが分かってくる。不審な点も次々出てくる。いったい、真相はどこにあるのか?
 少し変わった設定ではあるが、面白いミステリーになっている。主人公たち3人は複雑な関係になってしまう。そして描かれる2つの世界。その2つがつながったとき、そこには衝撃的な真相が−。
 友情と恋愛、どちらを取るか。と書くと、古臭いテーマのようだが、さすがに東野圭吾。理系の専門知識を生かした設定で、うまくこの古くからあるテーマを料理している。私の好みで言えばあまり人間ドラマに興味はなく、ミステリーの真相にだけ関心があるのだが、やはり読者が魅かれるのは普遍的な人間模様なのだろう。そういう意味でも、この作品は十分に読み応えのあるものになっている。
 私たちは自分の記憶を強固なものだと思っているが、実際はかなりあやふやなものでしかないのだ。そんな不安定な記憶の世界をこの作品は描き出している。私たちは過去の記憶に基づいて生きている。もし記憶がなければ、何もできなくなってしまうだろう。記憶こそがわれわれを形作っているものなのだ。そんなことを再認識させられた小説であった。
 ラストの智彦(主人公の親友)の手紙は感動的だ。それには親友への友情と自分の責任を全うしようとする思いがあふれている。それはこのストーリーを読んできた読者の心を動かさずにはおかないだろう。またひとつ、私の好きな作品が増えた。


パラレルワールド・ラブストーリー Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリーより
4120024008
No.236
(5pt)

魅力的なミステリー

パラレルワールド。決して交わることのない2つの世界。そんな中で物語は進行する。いや、正確に言えば2つの世界はほんの少しずつ、交わるのだ。そして、2つの世界には何か関連があるらしいことが分かってくる。不審な点も次々出てくる。いったい、真相はどこにあるのか?
 少し変わった設定ではあるが、面白いミステリーになっている。主人公たち3人は複雑な関係になってしまう。そして描かれる2つの世界。その2つがつながったとき、そこには衝撃的な真相が−。
 友情と恋愛、どちらを取るか。と書くと、古臭いテーマのようだが、さすがに東野圭吾。理系の専門知識を生かした設定で、うまくこの古くからあるテーマを料理している。私の好みで言えばあまり人間ドラマに興味はなく、ミステリーの真相にだけ関心があるのだが、やはり読者が魅かれるのは普遍的な人間模様なのだろう。そういう意味でも、この作品は十分に読み応えのあるものになっている。
 私たちは自分の記憶を強固なものだと思っているが、実際はかなりあやふやなものでしかないのだ。そんな不安定な記憶の世界をこの作品は描き出している。私たちは過去の記憶に基づいて生きている。もし記憶がなければ、何もできなくなってしまうだろう。記憶こそがわれわれを形作っているものなのだ。そんなことを再認識させられた小説であった。
 ラストの智彦(主人公の親友)の手紙は感動的だ。それには親友への友情と自分の責任を全うしようとする思いがあふれている。それはこのストーリーを読んできた読者の心を動かさずにはおかないだろう。またひとつ、私の好きな作品が増えた。


パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE)より
4125004595
No.235
(5pt)

魅力的なミステリー

パラレルワールド。決して交わることのない2つの世界。そんな中で物語は進行する。いや、正確に言えば2つの世界はほんの少しずつ、交わるのだ。そして、2つの世界には何か関連があるらしいことが分かってくる。不審な点も次々出てくる。いったい、真相はどこにあるのか?
 少し変わった設定ではあるが、面白いミステリーになっている。主人公たち3人は複雑な関係になってしまう。そして描かれる2つの世界。その2つがつながったとき、そこには衝撃的な真相が−。
 友情と恋愛、どちらを取るか。と書くと、古臭いテーマのようだが、さすがに東野圭吾。理系の専門知識を生かした設定で、うまくこの古くからあるテーマを料理している。私の好みで言えばあまり人間ドラマに興味はなく、ミステリーの真相にだけ関心があるのだが、やはり読者が魅かれるのは普遍的な人間模様なのだろう。そういう意味でも、この作品は十分に読み応えのあるものになっている。
 私たちは自分の記憶を強固なものだと思っているが、実際はかなりあやふやなものでしかないのだ。そんな不安定な記憶の世界をこの作品は描き出している。私たちは過去の記憶に基づいて生きている。もし記憶がなければ、何もできなくなってしまうだろう。記憶こそがわれわれを形作っているものなのだ。そんなことを再認識させられた小説であった。
 ラストの智彦(主人公の親友)の手紙は感動的だ。それには親友への友情と自分の責任を全うしようとする思いがあふれている。それはこのストーリーを読んできた読者の心を動かさずにはおかないだろう。またひとつ、私の好きな作品が増えた。


パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
4062637251
No.234
(3pt)

自分なんてないのよ?

願望から生まれる空想が記憶を改編する…うーん、記憶って、一体なんなんでしょうね。。。 「自分なんてないのよ。あるのは、自分がいたという記憶だけ。…」 うーん、でも記憶を持つこの装置を自分と読んでるんじゃないのかって口答えしたくなっちゃう…私は麻由子さんに叱られますね(笑) 中盤まで???な感じでガンガン引っ張られます。 個人的には桐山景子や直井雅美がどこまで教えてもらえたのかが気になる(笑)
パラレルワールド・ラブストーリー Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリーより
4120024008
No.233
(3pt)

自分なんてないのよ?

願望から生まれる空想が記憶を改編する…うーん、記憶って、一体なんなんでしょうね。。。 「自分なんてないのよ。あるのは、自分がいたという記憶だけ。…」 うーん、でも記憶を持つこの装置を自分と読んでるんじゃないのかって口答えしたくなっちゃう…私は麻由子さんに叱られますね(笑) 中盤まで???な感じでガンガン引っ張られます。 個人的には桐山景子や直井雅美がどこまで教えてもらえたのかが気になる(笑)
パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE)より
4125004595
No.232
(3pt)

自分なんてないのよ?

願望から生まれる空想が記憶を改編する…うーん、記憶って、一体なんなんでしょうね。。。 「自分なんてないのよ。あるのは、自分がいたという記憶だけ。…」 うーん、でも記憶を持つこの装置を自分と読んでるんじゃないのかって口答えしたくなっちゃう…私は麻由子さんに叱られますね(笑) 中盤まで???な感じでガンガン引っ張られます。 個人的には桐山景子や直井雅美がどこまで教えてもらえたのかが気になる(笑)
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
4062637251
No.231
(5pt)

間違いなくおもしろい!!

物語は、崇史と麻由子が恋人同士であるという軸、崇史の親友である智彦と麻由子が恋人同士であるという軸、の2本の軸で構成される。 一見両立し得ない平行な2本の軸が、徐々に近付き合い、大きな流れを作ってゆく。その距離の詰め方・展開の仕方は素晴らしいの一言。それこそ東野圭吾のセンスに他ならない。 何より「序章」が良い!!山手線と京浜東北線のくだりを読むだけでもこの本を買う価値がある。 ラストは若干駆け足でまとめてしまった感が否めないが、それを差し引いても☆5つ以上をつけたい。 職場の先輩から借りて何気なく読み始めた本だったが、ここまで夢中になるとは思わなかった。
パラレルワールド・ラブストーリー Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリーより
4120024008
No.230
(5pt)

間違いなくおもしろい!!

物語は、崇史と麻由子が恋人同士であるという軸、崇史の親友である智彦と麻由子が恋人同士であるという軸、の2本の軸で構成される。 一見両立し得ない平行な2本の軸が、徐々に近付き合い、大きな流れを作ってゆく。その距離の詰め方・展開の仕方は素晴らしいの一言。それこそ東野圭吾のセンスに他ならない。 何より「序章」が良い!!山手線と京浜東北線のくだりを読むだけでもこの本を買う価値がある。 ラストは若干駆け足でまとめてしまった感が否めないが、それを差し引いても☆5つ以上をつけたい。 職場の先輩から借りて何気なく読み始めた本だったが、ここまで夢中になるとは思わなかった。
パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE)より
4125004595
No.229
(5pt)

間違いなくおもしろい!!

物語は、崇史と麻由子が恋人同士であるという軸、崇史の親友である智彦と麻由子が恋人同士であるという軸、の2本の軸で構成される。 一見両立し得ない平行な2本の軸が、徐々に近付き合い、大きな流れを作ってゆく。その距離の詰め方・展開の仕方は素晴らしいの一言。それこそ東野圭吾のセンスに他ならない。 何より「序章」が良い!!山手線と京浜東北線のくだりを読むだけでもこの本を買う価値がある。 ラストは若干駆け足でまとめてしまった感が否めないが、それを差し引いても☆5つ以上をつけたい。 職場の先輩から借りて何気なく読み始めた本だったが、ここまで夢中になるとは思わなかった。
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
4062637251
No.228
(5pt)

素直におもしろい

主人公の現在と過去が同時並行的に進行し、やがて現在と過去が交錯して同一平面状で物語が語られるようになる。同一の事象について異なる主体から語られる手法は、伊坂さんの作品等でよく見るが、同一主体の視点から、異なる時間軸に従って「記憶」を媒体に並行的に物語が語られる手法は新感覚。さすが東野さん。 崇史の思考、言動は見ていて嫌になるほど人間的。嫌になるのは潜在的に自分にも少なからず崇史のそれに同調する部分が存在し、その理想とのギャップに困惑しているからだろう。一方で親友の智彦の潔さ、強さは正に理想とするところ。どうやったら智彦のような強い人間になれるのだろうか。 記憶の曖昧さについても考えさせられた。実際に経験したことなのか、それとも過去に自分が想像したことが記憶として定着したものに過ぎないのか。その区別は極めて曖昧だと思った。自分を自分らたらしめるものは記憶の集積だと思う。そう考えるといかに自分というものが曖昧か。消したい記憶はたくさんあるけど消しても良い記憶は一つもない。
パラレルワールド・ラブストーリー Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリーより
4120024008
No.227
(5pt)

素直におもしろい

主人公の現在と過去が同時並行的に進行し、やがて現在と過去が交錯して同一平面状で物語が語られるようになる。同一の事象について異なる主体から語られる手法は、伊坂さんの作品等でよく見るが、同一主体の視点から、異なる時間軸に従って「記憶」を媒体に並行的に物語が語られる手法は新感覚。さすが東野さん。 崇史の思考、言動は見ていて嫌になるほど人間的。嫌になるのは潜在的に自分にも少なからず崇史のそれに同調する部分が存在し、その理想とのギャップに困惑しているからだろう。一方で親友の智彦の潔さ、強さは正に理想とするところ。どうやったら智彦のような強い人間になれるのだろうか。 記憶の曖昧さについても考えさせられた。実際に経験したことなのか、それとも過去に自分が想像したことが記憶として定着したものに過ぎないのか。その区別は極めて曖昧だと思った。自分を自分らたらしめるものは記憶の集積だと思う。そう考えるといかに自分というものが曖昧か。消したい記憶はたくさんあるけど消しても良い記憶は一つもない。
パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (C・NOVELS―BIBLIOTHEQUE)より
4125004595
No.226
(5pt)

素直におもしろい

主人公の現在と過去が同時並行的に進行し、やがて現在と過去が交錯して同一平面状で物語が語られるようになる。同一の事象について異なる主体から語られる手法は、伊坂さんの作品等でよく見るが、同一主体の視点から、異なる時間軸に従って「記憶」を媒体に並行的に物語が語られる手法は新感覚。さすが東野さん。 崇史の思考、言動は見ていて嫌になるほど人間的。嫌になるのは潜在的に自分にも少なからず崇史のそれに同調する部分が存在し、その理想とのギャップに困惑しているからだろう。一方で親友の智彦の潔さ、強さは正に理想とするところ。どうやったら智彦のような強い人間になれるのだろうか。 記憶の曖昧さについても考えさせられた。実際に経験したことなのか、それとも過去に自分が想像したことが記憶として定着したものに過ぎないのか。その区別は極めて曖昧だと思った。自分を自分らたらしめるものは記憶の集積だと思う。そう考えるといかに自分というものが曖昧か。消したい記憶はたくさんあるけど消しても良い記憶は一つもない。
パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)より
4062637251
No.225
(5pt)

素直におもしろい

 主人公の現在と過去が同時並行的に進行し、やがて現在と過去が交錯して同一平面状で物語が語られるようになる。同一の事象について異なる主体から語られる手法は、伊坂さんの作品等でよく見るが、同一主体の視点から、異なる時間軸に従って「記憶」を媒体に並行的に物語が語られる手法は新感覚。さすが東野さん。
 崇史の思考、言動は見ていて嫌になるほど人間的。嫌になるのは潜在的に自分にも少なからず崇史のそれに同調する部分が存在し、その理想とのギャップに困惑しているからだろう。一方で親友の智彦の潔さ、強さは正に理想とするところ。どうやったら智彦のような強い人間になれるのだろうか。
 記憶の曖昧さについても考えさせられた。実際に経験したことなのか、それとも過去に自分が想像したことが記憶として定着したものに過ぎないのか。その区別は極めて曖昧だと思った。自分を自分らたらしめるものは記憶の集積だと思う。そう考えるといかに自分というものが曖昧か。消したい記憶はたくさんあるけど消しても良い記憶は一つもない。
パラレルワールド・ラブストーリー Amazon書評・レビュー: パラレルワールド・ラブストーリーより
4120024008