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ブルーもしくはブルー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ブルーもしくはブルー (角川文庫)

ブルーもしくはブルーの評価: 3.98/5点 レビュー 66件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 1~20 1/4ページ
No.66:
(4pt)

問題なし

満足です。
ブルーもしくはブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ブルーもしくはブルー (角川文庫)より
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No.65:
(4pt)

題名は聞いたことがあったけど

怖かった。
すごい不安な気持ちにさせられる話だった。
面白いから止められないのだけれど。
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No.64:
(4pt)

分かっているようでわからない自分との対決

Kindle Unlimitedで読了。
著者の「自転しながら公転する」が好ましかったので読んでみた。個人的にはそちらの方が好みだった。

まず主人公・蒼子の性格がキツいし偉そうだし自己中で腹が立つ。。愛情をくれない夫、佐々木の金を自由に使い、ご飯も作らず遊び歩いているのに満たされず、それも全て夫のせいだと非難している。そして昔結婚する可能性のあった男、河見他の結婚生活に思いを馳せていたところ、偶然彼が住んでいた博多で彼を見つけて、、というスタート。

正直、主人公に対する共感が最後までわかず、何だこいつは、という感情が拭えなかった。

一方で自分の親などの家族との交流もなく、心を開ける友人もおらず、どちらの男を選ぶかによってしか自分の生き方を考えられない視点には物悲しさを感じさせられた。

ただ物語としては、2人の蒼子それぞれの感情描写が非常に巧みでグイグイ引き込まれ、互いを憎み合うようになる描写がリアルで怖かった。人間の多面性や自分のことを分かっているようで分かっていない絶妙な感覚が言語化されており、読んでよかった。
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No.63:
(4pt)

ブルーもしくはブルー

あの時、ああしていたら。あのころ付き合ってたあの人と結婚していれば、、、。と思うことは誰にでもあることと思います。
しかし、どちらを選んでも変わらないことはひとつで、自分はしょせん自分なのです。
どちらも体験してみるということは現実的に出来ないので、分からないのですが、この小説を読めば、分かります。
道筋は多少違えど、結末は決まってるんでは無いかと。
そう、いずれにしても、ブルーもしくはブルーなのです、、、笑
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No.62:
(2pt)

映像でみたいかも

結婚生活に飽きた2人が出会って、入れ替わってみたけど、しっくりこなくて、また元鞘に戻る話し。こんな感想かな…
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No.61:
(4pt)

解説はマジで不要。

「作家・柚木麻子氏の解説は必読!」なんてよくも書けたものだ。
他の方も書いてらしたが、名作を独善的な解説が台なしにしている。
解説がなければ★5だった。

本作自体はとても面白く読めるので、特に
「人生のあの選択、もしやり直せたら」というシチュエーションに
興味を惹かれた方は一読をお勧めする。
個人的には博多弁がツボだった。

解説は、柚木さんのブログなりツイッターなりで勝手に書く分にはいいが、
わざわざ作品の「解説」として押し付けるものとしては内容が最悪レベル。
これからこの作品を読む方には、少なくとも本文から読んだ方がいいと思う。

物語をどう読むかは、読み手の自由であり、解説という名の押し付けはいらない。
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No.60:
(5pt)

フェミニズムとか分からなくても娯楽作品として楽しめる。

ドッペルゲンガーと本人が入れ替わって暮らしてみる話。
純粋にエンタメとして面白かった。作者の込めた思いを充分に理解できているのかは自信がなかったけど、巻末の柚木麻子さんの解説が非常に参考になった。
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No.59:
(5pt)

女として生きること

二人の蒼子。一人は東京で、一人は地方で夫婦生活を営む。お互いないものを手に入れるがそれは指の隙間からこぼれ落ちていく。ドッペルゲンガーを描くサスペンス仕立ての奥には孤独で自由を追い求める女性の姿がうごめいている。
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No.58:
(3pt)

ふたりの想い

先が読めてしまう場面もあったが
お父さんから見えていない場面は恐怖を感じて読みごたえがありました。ラストの最初から愛されていたのよ私たちというシーンは確かにそうだったのかもしれないと考えさせられるものがありました。離れてみないとあたりまえになってしまってる有難みが分からないこともあるとしみじみ想います。
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No.57:
(3pt)

もしも自分にドッペルゲンガーがいたら

もしもあの時の選択をやり直せたら、、、
人生は選択の連続だから、そういう妄想は誰でもした事があると思う。

そのもしもを実現したもう1人の自分がドッペルゲンガーとして現れるストーリー。

ホラーサスペンス的な要素もあるけど、男尊女卑というか現代の女性の生きづらさがうまく描かれていた。
特に印象に残っているのは、河見という人物。彼は見てくれは屈強な男性だが、内面はとても脆弱で蒼子が浮気しないように他に行かないように閉じ込めている。その心の弱さが酒に酔った時爆発してDVという行動に繋がってしまう。
女性はそんな男性に対してただ屈服するしかない。離婚を持ち出そうとすれば、殴られるもしくは殺されるという恐怖心があるからだ。
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No.56:
(5pt)

ドッペルゲンガーとの対話

あの時、こうしていればと強く思った事は無いですか?
人生の分岐点で間違えてしまった事をやり直したくなる。
そんなチャンスが現れます。果たして結末やいかに。
この作品は山本文緒さんがタイトルを決められなかった唯一の作品です。
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No.55:
(5pt)

柚木麻子氏の独断的で的はずれな解説はいらない

かつてドラマ化もされた名作。原作が書かれたのは1990年代前半と古いが中身はさほど古さを感じさせない。

 選ばなかったもう一つの人生を歩んでいたらどうなったか。別の生き方があったのではないか。そのように思うのはいつの時代も変わらない。女性も男性もしばしば考える普遍的なテーマだ。

 小説自体は面白いし色々と考えさせる。
 しかし、この新しい文庫版に付いている柚木麻子氏の的外れで独断的でイデオロギー的な解説はいらない。

 多面的に解釈できる複雑で繊細な物語を、解説が台無しにしている。

 この文庫版を担当した編集者は猛省してほしい。解説が、小説自体を台無しにしてどうする。読者を限定してしまってどうしたいのか。私は幸いにも物語を読んでから解説を読んだ。おそらく解説から先に読んでいたら本書を買うことはなかった。

 名作に変な色をつけないでほしい。切に願う。
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No.54:
(5pt)

彼を選んでたら今頃きっと、、、

学校、職業、恋人、あのとき今と違う選択をしていれば今頃どうなっていたのか?誰でも考えることがあると思います。このお話は、違う選択をしたもう一人の自分と遭遇してしまうところから始まります。あり得ないことと思いつつ独特のファンタジー感にホラーが加わります。「私は選び間違えた。きれいな見かけに騙されて、私は欠陥車を選んでしまった」この主人公の想いが響き引き込まれました。
私は、蒼子Bかな?現状を受け入れて身の丈に合わない夢や生活に憧れを抱かないほうがいいのかな?なんで感じました。
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No.53:
(5pt)

大好きです。何度も読んでいます。

ひょんなことがきっかけで出会ってしまった、名前も顔も生い立ちも一緒な女性二人。
違うのは、結婚相手と、結婚後の人生。
どうやらドッペルゲンガーというものらしい。
二人は興味本位で入れ替わって生活してみるが…。

というお話です。
あらすじだけ読むと、ホラーとかファンタジーっぽい印象を受けますが、まったく違う。

人間の本質というか…。自分の考え方や捉え方をじんわり見直させてくれるような本です。
じんわりというのがポイントです笑

自己啓発本のような説教くささではなく、二人の女性の「こっちの人生の方がよかった」という心理描写を通して、いろいろ自分にあてはめて考えてしまいます。

表紙の綺麗さに惹かれてなんとなく図書館で借りて読んでみたのが高校生の頃。
(その時はブルーの2匹の蝶が描かれた表紙でした)

それから15年以上たちましたが、これまで何回も読み返しました。
大人になって読んでからだと余計良い。

「ああしていれば」「こうしていたら」のタラレバって尽きないですよね。
どうしても他人の生活がよく見えてしまってうらやむこともある。

そういう自分の中にあるどうしようもない思考を払拭させてくれるような感じがします。

結局、置かれた立場でがんばるしかない。気持ちの持ちよう。自分の考え方次第。
そして、どこまでいっても自分は自分。

さっぱり爽快!といった感じではなく、なんとなくモヤモヤする感じで終わりますが、それもリアルで好きです。
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No.52:
(5pt)

大好きな作品

現実的なお話を執筆される山本先生の作品の中で
珍しくドッペルゲンガーが出てきます。
初めて読んだ時は高校生でしたが歳をとった今改めて読むと刺さります。
他の方のレビューにもありましたが「どっちを選んでもブルー(不幸)だよ」というのがタイトルの意味なんだろうなあと思いました。
今まで生きてきてああすればよかった、こっちの選択肢を選んでいれば良かったと思うことが多々ありますが恐らくそっちを選んでいても今と同じくらい不幸なことが待っているんだろうなと痛感させられます。
後悔している自分にとってこの作品を読むと心が少し慰められる気がします。
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No.51:
(5pt)

やめられない

二十年ほど前、これのテレビドラマを見てあまりに面白かったことをふと思い出し、小説を手に取った。

最後の「佐々木も河見も、私達を愛していた」は、違うと思う。
佐々木は妻を離れたところから見ていただけ。河見は所有欲と自己都合の中に妻を閉じ込めていただけ。
二十年前の読者ならそうは思わなかったのだろうか。
そうやって、囲われることでしか女は生活することが出来ない時代だったのだろうか。

とかなんとか言いつつ、ほんとうに面白かった。
一流のストーリーテラーでありながら、心理描写が本当に読ませる。
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No.50:
(4pt)

描写がきれい。

山本文緒さんが書く小説の世界観がとても好き。そして今の自分の心模様を反映するかのように登場する主人公の心にとても共感できる不思議。人は選ばなかったもう一つの人生を想像して、選ばなかった方に夢や希望がもっと詰まってると思いがちだけど、それは間違っているのかもしれないと、この小説を読んで考えさせられた。今もこの現実社会で蒼子が暮らしている気がする。
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No.49:
(5pt)

不思議な話でした

ハラハラドキドキしながら読みました。面白い設定で後味も悪くなく、楽しく読む終えました。
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No.48:
(4pt)

もう一つの人生・・・

主人公は、佐々木蒼子と河見蒼子。
2人は、訳あって同じ容姿を持つ。
2人は、東京と福岡で別の人生を歩んでいる。

期せずして出会った2人は、
お互いの生活を入れ替えることとした。

入れ替わった生活はうまくいくのか・・。

ファンタジーとサスペンスが同居する小説。

無いものねだりの行動は人間の常であり
身につまされた。

結局、「隣の芝生は青い」ということである。

ラストは物悲しかったが、
結局、収まる形に戻った感がした。
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No.47:
(3pt)

女性の自立

経済的にも精神的にも男性に依存せざるを得ない女性が登場することから「女性の自立」がキーワードになりそうな小説だとおもいました。非正規雇用の女性たちがメインで描かれており彼女たちが正規雇用であったり十分な収入を得ていたり社会的地位を持っていたら起こり得なかった物語。彼女たちは怠け者なのではなく、むしろ仕事は好きな人たち。しかし専門学校出身であることからか限られた職能の中で生きていくことになる生い立ちも外見もよく似た、というかほとんど同一人物と言ってもよい二人の女性。完全に分化した個人が二名、という描かれ方になっていないのは、暗喩に思えます。(ネタバレになるのでこの書き方ですみません)
一方、男性の登場人物たちはそれぞれ多様なバックグラウンドを持って描かれています。この描き方こそが社会における女性たちのありようを示唆していると言ってもよいのではないでしょうか。
単純に「となりの芝は青く見えるものよね〜」とは別の読み方ができるとおもう。作品の背景にあるものを考えてみたら面白いのではないでしょうか。
ホラーチックな味付け、というか展開はまあ面白いと言っても良さそうですが無理に面白みを出そうとした?という感じで蛇足に感じられなくもありません。
ともあれ、自分の道をそれぞれ歩き始めたAとBに幸あれ。私も自分の道を探しているところです。

余談となりますが雇用機会均等法が1986年施行。
この小説が1992年。
2018年、某医大入学試験女子受験生減点が報道される。
なんだかほぼ進歩がないように思われますが、2018年にあったような報道は以前だったら闇に葬られていたかもしれません。批判的に取りざたされるようになっただけでも進歩と言わざるを得ないのが悲しい。
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