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ブルーもしくはブルー
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ブルーもしくはブルーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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先が読めてしまう場面もあったが お父さんから見えていない場面は恐怖を感じて読みごたえがありました。ラストの最初から愛されていたのよ私たちというシーンは確かにそうだったのかもしれないと考えさせられるものがありました。離れてみないとあたりまえになってしまってる有難みが分からないこともあるとしみじみ想います。 | ||||
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もしもあの時の選択をやり直せたら、、、 人生は選択の連続だから、そういう妄想は誰でもした事があると思う。 そのもしもを実現したもう1人の自分がドッペルゲンガーとして現れるストーリー。 ホラーサスペンス的な要素もあるけど、男尊女卑というか現代の女性の生きづらさがうまく描かれていた。 特に印象に残っているのは、河見という人物。彼は見てくれは屈強な男性だが、内面はとても脆弱で蒼子が浮気しないように他に行かないように閉じ込めている。その心の弱さが酒に酔った時爆発してDVという行動に繋がってしまう。 女性はそんな男性に対してただ屈服するしかない。離婚を持ち出そうとすれば、殴られるもしくは殺されるという恐怖心があるからだ。 | ||||
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経済的にも精神的にも男性に依存せざるを得ない女性が登場することから「女性の自立」がキーワードになりそうな小説だとおもいました。非正規雇用の女性たちがメインで描かれており彼女たちが正規雇用であったり十分な収入を得ていたり社会的地位を持っていたら起こり得なかった物語。彼女たちは怠け者なのではなく、むしろ仕事は好きな人たち。しかし専門学校出身であることからか限られた職能の中で生きていくことになる生い立ちも外見もよく似た、というかほとんど同一人物と言ってもよい二人の女性。完全に分化した個人が二名、という描かれ方になっていないのは、暗喩に思えます。(ネタバレになるのでこの書き方ですみません) 一方、男性の登場人物たちはそれぞれ多様なバックグラウンドを持って描かれています。この描き方こそが社会における女性たちのありようを示唆していると言ってもよいのではないでしょうか。 単純に「となりの芝は青く見えるものよね〜」とは別の読み方ができるとおもう。作品の背景にあるものを考えてみたら面白いのではないでしょうか。 ホラーチックな味付け、というか展開はまあ面白いと言っても良さそうですが無理に面白みを出そうとした?という感じで蛇足に感じられなくもありません。 ともあれ、自分の道をそれぞれ歩き始めたAとBに幸あれ。私も自分の道を探しているところです。 余談となりますが雇用機会均等法が1986年施行。 この小説が1992年。 2018年、某医大入学試験女子受験生減点が報道される。 なんだかほぼ進歩がないように思われますが、2018年にあったような報道は以前だったら闇に葬られていたかもしれません。批判的に取りざたされるようになっただけでも進歩と言わざるを得ないのが悲しい。 | ||||
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もしもあの時こうしてたらああしてたら何て誰でもよく考えますよね。 でもそれが現実になった時には結局様々な綻びが出てくる。 段々と狂気じみて行く二人の蒼子がリアルで怖かった。 今の生活を大事にしなくてはと考えさせられました | ||||
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解説にあったように、私には結婚小説というよりは、ホラー小説に感じた。 ドッペルゲンガーの存在がホラーというより、 八方塞でどっちを選んでもうまくいかない人生、というのがもう恐怖だ。 もしあのときこうしていたら、というのは人間だれしも思うもので、 だからドラえもんも『もしもボックス』を持っているわけだし、 どうあがいても結局変えることはできないのだという説も出てくるわけで…。 人生を交換して、最初は真っ青に見えた隣の芝生だけど、よく考えたら 自分の家の芝生だってそれなりに綺麗じゃないか、と思って元に戻って それぞれにうまくやっていく、という展開ならこう恐怖は覚えないと思うんだけど。 という気持ちになるのが分かっていて読んでしまうあたり、 自分が本当に既に八方塞なのかも。 | ||||
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二人の蒼子の話 感想は… ドッペルゲンガーは恐ろしい しかし 『女』はもっと恐ろしい… そんな恋愛ファンタジーでした 読みやすく面白かったです | ||||
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某テレビ局の夜の15分ドラマで途中まで見たので、 つづきを早く読んでしまおうと購入しました。 蒼子なんて名前からして真実味が薄いお話ですが、 同一人物なのにある時点で二人になってしまう、という 出来事さえ除けば、ある種の結婚の現実を描いているのかも しれません。結末もなかなか現実的です。 結婚という人生の一大事に誰を選ぶか? それはもちろん大切なことですが、それ以上に、 そうして選んだ人との関係をどうやって築いていくかが 重要だなあと改めて反省しました。 | ||||
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理想の結婚とは何か。 地味な生活だけど夫からは究極に愛されてる生活、お金は自由に使えるけど夫からの愛は得られない生活、・・・・・。 片方から一方を見ると「そっちの方が幸せよ!」と思うのに、両方経験してみると実は・・・・というのを体験できた蒼子。 わたしはどうだろう、と考えてみる。 仮に、かわいい子供に恵まれて夫に愛されて贅沢がソコソコにできる妻になっても、バリバリにキャリアウーマンで働いている女性に憧れたりするだろうし、逆にキャリアから見たら、そんな専業主婦はばら色の幸せな生活に見えるはず。 人生の選択に「正解」はないのかもしれません。 そして、女性は特に、『結婚』という選択で、今後の人生がガラリと変わる。 アナタなら、どういう選択をする?っていうのを擬似的に体験できるので、未婚女性にオススメ。 ・・・結局、人間は現状に満足はできないし、羨ましいとかああなりたいって思うからこそ向上心が沸いて、人生を有意義に過ごせるのかなぁ。 ※この本は多分、男性から見ると「なんなんだよ~(怒)」って感じかもしれません。 | ||||
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短時間でいっきに読み終わりました。 でも、最後がうやむやで納得できません。 佐々木に愛されたかったそうこAでも彼は今は愛人を愛している。 そうこを愛している牧原と新しい道を歩んで欲しかった。 私も主人公の2人になんの魅力も感じませんでした。 私にとっては後味の悪い作品になりましたが続編を是非読んでみたいです。 もちろん、続編はハッピーエンドで終わって欲しいナ | ||||
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山本さんの作品呼んだのは初めてでした。文章が読みやすくて一気に読破できます。 ただ思っているようには進まない展開と評価があったので、物凄く期待していたが、予想よりは平凡に終わっていた。それが少し残念。 設定はドラマのほうが私は好き。 読み終わってから結局二人とも同じものを嫌がっているあたりが何だか物悲しかった。 | ||||
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