容疑者Xの献身

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容疑者Xの献身の評価:

4.20/5点 レビュー 902件。 S ランク

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平均点4.20pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全1,304件 1,001〜1,020 51/66ページ
No.304
(5pt)

記憶に残る名作

過去二作のガリレオシリーズ…つまり、“探偵ガリレオ”と“予知夢”とは、毛色の違う作品に仕上がっている。過去二作品は短編で、科学トリックをネタに書かれているのに対して、本作品は科学抜きのトリックで書かれている。過去二作の科学トリックが、苦手という方にもお勧めしたい。
また、本作品は、ガリレオシリーズ初の長編ということもあり、トリックのみならず、人間ドラマもよく書かれており、トリック云々を抜きにしても楽しむことができる。
さて、本作品の内容であるが、天才物理学者の湯川と天才数学者の石神の対決ということになる。
湯川と石神は、帝都大学の同期で、親友という設定である。ひょんなきっかけから、湯川は、石神が犯人なのではないかと疑い始める。そのうちに湯川は、親友の石神が犯人であることを確信し、そのことを悩み葛藤する。そんな湯川の姿が、よく書かれており、新鮮である。
本作品は、間違いなく記憶に残る名作である。過去二作品も、なかなか楽しめる作品ではあった。しかし、読了後、半年なり一年経って、記憶に残っているかと問われたら、ほとんど記憶に残っていないというのが正直なところだと思う。その点、本作品は違う。本作品は、読了後、半年経とうが一年経とうが、しっかりと記憶に残っているであろう。その辺が、名作たる所以である。自信を持ってお勧めできる一冊である。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.303
(5pt)

献身とは?

 著者の作品は出だしは兎も角ラストで尻すぼみに感じてしまうことが多く(ラストを曖昧にし明確な結論を示さない,驚かせようという点ばかりが目立ってしまい話し全体のバランスが危うくなる等),あまり好きでは無かったのだかこの作品は例外だ・・・
 最後の数十ページまではスタンダードよりは少し上といった良作ミステリー.そして誰もが予想しうる結末に向かい収束していくのかと思いきや一転,見事に予想をはずされることとなる.しかもそのはずし方が上手い.はずすための強引なトリックではなく物語全体を構成する上で欠かすことのできない必然.流石と言わざるおえない作品だ.
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.302
(5pt)

P≠NP

劇場公開の前に読んでおきたいと思って、読み始めましたが一気に読めました。
物理学者 湯川と数学者 石神の対決というストーリーですが、読み進めるに従い空集合φが閃きました。
論理的なパズルのピースを構築する中で、石神がφ=死となることでパズルのピースからはずれて湯川の論理を崩してしまうというトリック。
ところが、そんな単純な論理ではなく純粋な愛という多項式が加わることで、未知数がxとyだけの2次元方程式が未知数x,y,zの3次元方程式へ変化していく感覚にとらわれました。
言い換えれば、幾何の問題と見せかけて、じつは関数の問題、という思いこみによる盲点をつかれた感じ…
東野圭吾作品の中で、秀逸な作品だと思います。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.301
(4pt)

プロットが秀逸

ミステリーはあまり読まないのですが、いろんなところで評判が良かったので読んでみました。
読み始めると途中で止めることができず、一気に読んでしまいました。
純粋に面白かった。映画の原作になりやすい書き方だと思います。
話の構成はよくできているし、次がどうなるのか早く次のページに進みたいという気持ちを押さえながら読みました。
なんとなく人物描写が記号っぽかったところが完全には物語にのめり込めなかった理由かな。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.300
(5pt)

いいです

最初から犯人はわかっているのに・・・みごとなラスト。
中盤あたりまでは、そう面白いと思わなかったのですが、最後にやられた!!そういう結末か!!と。映画も見たくなりました。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.299
(5pt)

☆「献身」という言葉はタイトルに要らなかったかも☆

直木賞受賞というレッテルと、題名の怪しさに惹かれ単行本で購入。
東野作品には、まだ初心者の私。
直木賞受賞がなければこの表紙の装丁じゃあ私は買わなかった。
ちょっと内容とデザインが合わないんじゃ…。
さて、内容は、東野圭吾を知らない人にでも十分薦められると思う。
少し女性好みな内容に思われる。
とにかく一気に読み上げた。
冒頭は今時のDVの暗い作品なのかといぶかったが、
それはほんの初めの数ページだけ。
主人公の圧倒的な数学者としての強い個性に惹かれる。
母子を守る動機が少し弱いような気もするけれど、まあいいか。
トリックは、自分で解こうとして考えたり、裏をかかれたり…というよりも
まさしく数式の解説を読むかのようにただついていった感がある。
犯人がわかっていて、なおかつ人間関係やアリバイがほころびていく経過が面白い。
犯人のせつない想いや本来感情をあまり出さないタイプが終盤追い詰められていく様子。
一緒にせつなくなる。
雑誌に発表当時は題名が「容疑者X」だったそう。
そのままでよかったのでは。
「献身」なんてつけたら、内容があからさまじゃないかな。
で、直木賞なんてもらった結果、なんだかんだ言われがちのようだが
これをきっかけにして私のような読者が食いつく事もあるから
やはり、捨てたモンではないと思う。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.298
(5pt)

泣きました。

平素、学術書ばかり読んで味気無さを感じたせいかたまには昔のように推理小説を読もうと気軽に手にとり、文学的にどうとかミステリとしてどうとか世間の評価がどうとか、そんな無粋なことは抜きにして感情移入しつつ流れにまかせて読みました。その結果自然に涙が出ました。湯川の言葉からもわかる通り、石神のしたことは「そんなこと」であり、普通の人の感覚ではやはり歪んでいるとしか捉えられないかもしれません。しかし無機質な天才石神が、ちっぽけな幸せのために不器用な愛(私を含め普通の人からすればこんなのは狂った自己愛にすぎないというかもしれませんが、彼にとっては間違いなく愛だったと思います)を貫きました。そのためにあれほどの自己犠牲をできる者は、虚構でなければ有り得ないから、現実の世界では有り得ないから、一人の天才のあわれな「献身」に私は涙を流しました。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.297
(4pt)

読めば気になるあの結末

映画化されるということもあってその前に見ておきたくて購入。
作品は400ページ弱ということでボリュームは程よい。
タイトルの意味というのは作品中にわかります。
深いですね、いろんな意味で。
ドラマのガリレオを見ていた人はその人物が浮かんだりして違うところで楽しめるかもしれません。
「映画では誰がこの役をやるんだろう」といったことを考えながらも見てました。
登場人物も少なめで時間軸が目まぐるしいところもなく
非常に読みやすい作品だと思います。
物語もシンプルです。
と思いきや「なるほど、そういうことか」と思える後半戦。
東野圭吾ファンにはもちろんのことサスペンス好きや
ドラマを好きだった人にもお勧めできます。
それにしても最後・・・あの人はどうなったんだろう?
気になります。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.296
(5pt)

謎に近づくにつれ高まる切なさ

隣人の靖子が前夫を殺害したことを知り、高校教師の石神が組み立てた完全犯罪への仕掛け。予想もしないトリックがあるのだろうと思いながら読み進めていてもそれを上回る舞台が用意されていたことに驚かされる。しかし、その舞台は単なるトリック、ミステリーではない。
とっても切ない心の重なり、そして、それを解き明かした湯川学の苦悩。謎を追い、またそれを隠す人、それぞれの胸が、謎が解けるたびにぐっとしめつけられる。
「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある」
登場人物たちの鋭い観察力、洞察力に感嘆するとともに、圧倒的な切なさに心しびれる作品である。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.295
(5pt)

これこそミステリー

日本のミステリーは、ミステリーとは名だけで、何の謎解きもなくだらだら続くものも少なくないが、本書は最後までの伏線、キャラの描写、謎解きの爽快感が全て最高クラスに面白い。一読の価値あり。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.294
(5pt)

悲しい、とても悲しい容疑者Xの献身

ネタバレ含みます。
話の大筋としては、隣に住む母子家庭が殺人を犯してしまい、それを偽装工作して
何とか罪にならない様にしようとする主人公容疑者Xというものですが、これがあまりにも悲しい。
Xは、女に惚れたは良いが、とても不器用でアプローチの仕方が分からない。
出来ることと言えば、毎日女が働く弁当屋に行って弁当を買うことだけ。
ささやかだが、Xにとっては女の顔が見れるだけで十分だった。幸せだった。
そんな中、女が殺人を犯してしまいとても困っているらしいということで、Xは全力を賭して
女を守ることを決意する。
しかし、Xが自分の人生さえも賭けているというのに、肝心の女は他の男とデートに行ったりして良い関係になっているときている。
報われない、全く報われない。
でも、それで良いんだ。自分で選んだ道だから。
何より女が幸せになってくれればそれで良いんだ。
話の中で刑事が、「家族でも、恋人でさえもない女を庇うために罪を肩代わりする人間がこの世にいるのか?」と疑問を投げかけるが、Xこそがその人間だった。
Xが取った行動は絶対許されることではないが、モテない男として色々共感出来るところがあった。
「恋空」とかいう小説なんかより余程「愛」について深く書かれていると思う。
読んだ後、色々考えさせられる小説でした。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.293
(5pt)

今から映画も楽しみにしている話題作

 05年末ミステリー賞「このミステリーがすごい」「傑作ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベストテン」すでてにおいて堂々の第一位 3冠を達成し、さらに直木賞受賞のミステリーファンだけではなく、楽しめる1冊がついに文庫化。嬉しい。
 裏の裏をかく容疑者X。ラストの感動シーン。10月公開の映画ではどのように表現されるのか、楽しみだ。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.292
(5pt)

石神vs湯川

タイトルの語呂が良いので、非常に好きな作品です。それだけじゃないけど。いつも冷静沈着な湯川が、同級生であり、尊敬出来る友の罪を解いていく。湯川の人間らしい一面が描かれており、新鮮な作品でした。石神の献身振りには、初め私には理解し難い行動で、何でそこまでやる必要あんの?と疑問だらけでしたが、愛の形は十人十色。人を好きになる。その感情だけで、見返りを求めずに行動する石神に涙が出ました。ラストの湯川の一言も、とても心に染みました。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.291
(4pt)

期待しすぎてしまいました

 この作品を根底で支えている面白さは、天才たちへの憧れかな。もちろん想像を超えたトリックの凄さもあります。全く予想できませんでした。伏線もうまく張られています。ただ、難点をいえば、細部が練られていなくて残念です。石神は何故靖子親子に肩入れをしたのか。作者の説明では納得できません。もう少し人間を描いてくれればうれしいのですが。もし、天才は皆こうなんだよといわれてしまうと、なんだか味気ない気がします。それと、刑事の質問にたいして、大学図書館の司書が、湯川先生が閲覧していたものを答えるシーンがありますが、これには不自然さを感じました。相手が刑事だろうが、総理大臣だろうが、職業倫理上、司書は絶対に答えないと思います。特に湯川先生が勤めているような大学の図書館ならなおさらです。まあ、そもそも刑事が大学の先生に私的に助言を求めるというのもあってはならないことなので、それを言ってしまうとエンターテイメントとして成り立たないかもしれませんが。いくつか気になるところがありましたが、トリックで一本取られたので、星は4つにしました。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.290
(4pt)

想いの爆発

理論的で完璧な計画を立てた石神。その指示通りに従っていた靖子。
それが最後に人間の「想い」ですべてがくずれてしまった。
いや、この計画を作り出した力も「想い」であり、どんなに理論的に完璧なものでも、
それの前には無力になってしまうのか・・・なんて思ってみたりしました。
最後に石神が叫んだのは、計画が破綻したため?殺人の後悔?靖子の気持ちに触れて?
すべての想いが爆発したシーンだと思いました。悲しくてせつない。。。
あと気になったのですが、アパートって石神と靖子親子しか住んでなかったのかな笑
富樫とのもみ合いのシーンの物音を聞いている住人っていると思うけど・・・。
・・・もう一度よんでみるか!
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.289
(5pt)

再読に耐え得る「小説」

非常に面白く、一気に読みました。はじめは通勤の途中のみで少しずつ読もうと思ったのですが、物語に引き込まれ、結局一気読みでした。
・文体は軽快でさくさく読めます。
・ミステリー/推理小説としてではなく、「小説」として読むことをお勧めします。
・非常に優れた心理描写を感じることが出来ます。
映画も見てみたいなぁと思いました。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.288
(5pt)

すごい小説に出会ったと思う。

最初は淡々と読み進めていました。
情景がすぐに頭に浮かぶ文章だからすごく読みやすく、一気に読んでいきました。
でも淡々とあまり心が動かなかった。
ただ情景を思い浮かべながら読んでいました。
でも、後半になりどんどん感情があふれ出して涙が止まらなくなりました。
とても人間味のある切ない話でした。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.287
(3pt)

純愛かは分からないけれど、恋愛ものだと思う

純愛ものなのかは微妙ですが、自分にとっては恋愛ものでした。
そう感じたのは、主人公が容疑者を疑うきっかけになるエピソード、その一点です。
なんか恋の神髄を見た気がして良かったです。
ミステリーの展開自体は「そんなに都合良くいくかな?」と思ってしまう箇所が多く、いまいち入り込めなかったです。
容疑者Xの献身 Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身より
4163238603
No.286
(4pt)

誰の思いどおりにもならない結末

05年08月の単行本の文庫化,第134回直木賞の受賞作になります.
はじまりからすぐに『事件』は起き,その様子や犯人,手法や動機と,
すべてが読み手の目の前に晒され,そこから物語は進められていきます.
そのため,どう犯人に落とすのか,『アリバイ崩し』の作品かと思いきや,
よい意味で期待を裏切られる展開に,あっという間に引き込まれていきます.
その真実とトリックについては,一瞬,アンフェアかとも思えるものの,
それまでの情報を整理すれば,しっかりと導き出されるようになっており,
やや冗長にも感じられた日常の描写が,伏線であったことに気づかされます.
反面,その『不自然さ』に「なにかあるのでは?」とも思えてしまうのですが.
主人公自身の登場が少なく,事件に関わった人たちが中心になっていますが,
事件を解決することになる彼の心境は,偏屈に映った序盤とはまったく異なり,
そのイメージを覆すような情にあふれた言動は,大きな読みどころだと思います.
ガチガチのミステリというより,登場人物の心理描写に重きが置かれており,
それぞれの思いと,誰の思いどおりにもならない結末がなんとも言えません….
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121
No.285
(5pt)

素晴らしい作品

この作品の題名を初めて見たら誰でも推理小説かミステリー小説などと思うと思います。
個人的にこの作品を読んだところ推理小説として素晴らしい出来でした。(悪魔でも私的にですが)しかしそれを超えるほどの複雑な人間心理が生々しく描かれています。
私はこの作品を読み終わったとき、少し呆然としてしまいました・・・・
やはり東野圭吾はすごいです。もしこの作品を「推理小説ならいいや」などと思っている方、
絶対に読んでみてください。後悔は絶対ないと思います。
容疑者Xの献身 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 容疑者Xの献身 (文春文庫)より
4167110121