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十二人目の陪審員



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十二人目の陪審員の評価: 3.00/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

『十二の怒れる男』のオマージュかな?

裁判員制度が施行されて以降、裁判員(陪審員)が裁判の帰趨を左右するミステリは、すっかりお馴染だ。むしろ、弁護士、検事に、裁判員の意思が複雑に絡み合うという点で、よりドラマチックな盛り上がりを見せてくれるようになった。

本作品では、TVの名物キャスターが、糟糠の妻を殺害した容疑で裁判にかけられている。次々に、飛び出す数々の不利な状況証拠、そして被告に対するネガティブな証言。年齢、性別も職業も様々な12人の陪審員が、審理を通して個性を剥き出しにしていく様が見所である。

『十二の怒れる男』のオマージュかな?【CWA賞】
十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000380
No.2:
(3pt)

公判の前半つらかった

最初TVキャスターのカーンが主人公かと思ってました。
人物紹介のページでもクインは"}"で陪審員12人をひとまとめに表記した部分の一番最後に載っているだけだったので、
主人公がクインであることに気づかないまま100ページ読み進めました。
中盤過ぎからようやく物語に入りこむことができました。

この作品の良さは最後のどんでん返しですが、人によってはオチに気づいてしまうかも。
私も気づいてしまったほうです。
判決を決める陪審員の会議でなんであのことに疑問を持たないのかなと思っていた
ところがオチでした。
なじみの薄かった陪審員制度について少し理解できた気がします。
十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000380
No.1:
(3pt)

小説としてはうまくまとまっているが、ミステリとしては…

被告がTVの人気キャスターであることも、被告の娘が陪審員の一人の家にかくまわれることになった事にも、メイントリックにはあまり関係がないようだ。
確かに260ページほどの文量ながら、12人の陪審員の描き分けや陪審員と娘の微妙な関係の描き分けなどはいい塩梅だとは思うが、ミステリとしては完全に短篇ネタ。しかも“読まれ”やすい。
200ページあまりの公判シーンでも、緊迫感も盛り上がりも、検事と弁護士とのやりとりや小どんでん返しのスリルもあまり感じられず。
テレビの1時間ドラマならラストのネタだけでもいいかもしれないが…。
これなら評決の部分だけの50ページで充分ではないだろうか。読む時間も節約できるし、効果も大して変わらないから。タイトルが似ているから、というわけでもないが、芦辺拓『十三番目の陪審員』のほうが断然お勧めです。
十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000380

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