十二人目の陪審員



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初公開日(参考)1985年11月
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長編小説

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十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)

1991年04月30日 十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)

人気TVキャスターのエドワード・カーンが妻殺しの容疑で告発された。彼は強く犯行を否定したものの、数々の不利な情況証拠を前に、なぜかいっさいの証言を拒否していた。その心中にあるものとは?そして、彼を裁く立場に立った陪審員たちの揺れ動く心が下した評決とは…。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガーを受賞した緊迫感溢れる法延ミステリの傑作。(「BOOK」データベースより)




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十二人目の陪審員の総合評価:6.00/10点レビュー 5件。Dランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(3pt)

『十二の怒れる男』のオマージュかな?

裁判員制度が施行されて以降、裁判員(陪審員)が裁判の帰趨を左右するミステリは、すっかりお馴染だ。むしろ、弁護士、検事に、裁判員の意思が複雑に絡み合うという点で、よりドラマチックな盛り上がりを見せてくれるようになった。

本作品では、TVの名物キャスターが、糟糠の妻を殺害した容疑で裁判にかけられている。次々に、飛び出す数々の不利な状況証拠、そして被告に対するネガティブな証言。年齢、性別も職業も様々な12人の陪審員が、審理を通して個性を剥き出しにしていく様が見所である。

『十二の怒れる男』のオマージュかな?【CWA賞】
十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)より
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No.4:
(4pt)

『十二人の怒れる男』と重ねて読んでしまった。

また、また、昔読んだ本の中から選んで読むことにした。
 本書B・M・ギル著『十二人目の陪審員』を、チョイスした理由は、表紙に英国推理作家協会賞受賞と記されていたからである。
 人気テレビキャスターのエドワード・カーンが、妻殺しの犯人として法廷で裁かれる裁判シーンからこの物語は始まる。
 十二人の陪審員の一人ロバート・クインは、本書の主人公であるが、クインの家に住む大道芸人たちが、こともあろうにカーンの娘フランシスが酔いつぶれているから介抱しようと家に連れてきてしまったのである。
 その後、フランシスは、行くあてもなくクインの家で過ごすことになるのだが、これは陪審員としてやってはならないことである。
 被告人であるカーンが、自分の殻に閉じこもって自分に不利な審議が進みながらも泰然としている姿に、クインは、法に触れるがフランシスに憐みを感じていることもあり、彼が無罪であると陪審員のなかで熱弁をふるい一人ひとり無罪を支持する陪審員を増やしていくのである。
 泰然とした被告を、著者が描写するところを読み進みながら、めったに昔読んだ本のストーリーを思い出さない評者であるが、犯人を思い出してしまった。(本書奥付に、1991年と記しているから評者が24年も前に読んだ本なのに不思議である)
 評者は、この陪審員が審議する部屋の情景で、アメリカ映画、『十二人の怒れる男』を、どうしても思いだしてしまったのである。
 もちろんヘンリー・フォンダ演じる陪審員と本書の主人公クインを重ねてしまったのである。
 映画『十二人の怒れる男』は、観客のカタルシスを満足させて終えているのだが、本書では読者の期待に反した結末で終えている。
 このような結末が、著者のプロット構成の上手さなのだろうと思いながら何十年も前に読んだ本書を再読し終えた。
 ・・・作者のギルは、あるインタビューとの対話の中で、この作品は「愛は良心に優先する」というテーマで書いたと述べている。そう言いながら愛がかならずしも人間の運命を救えるものではない、むしろ悲劇を将来する場合もあると書いているところが興味深い。・・・
 訳者の島田三蔵氏が、あとがきのなかで・・・内に転載した著者の言葉は、何故か評者の心に残ってしまった。
十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000380
No.3:
(2pt)

法廷物にある緊張感はない

購入当初読んだのだが記憶に残らなかったので、最近になって再度読み返してみたところ、ミステリーとしての素材は揃っているものの、内容的には崩壊した家庭ドラマの延長線上のような話。

題名からすると法廷ドラマに重点があるように思えるのだが、法廷そのものに重要性はなく、そのためか法廷でのやり取りには緊張感も殆どない。

オチはミステリーを読みなれた読者からすれば斬新ではなく、むしろ早い時点で真相に気付くと思われる。(サスペンスドラマでよく使われるネタでしょうか。)

悪く言ってしまえば、親切で少しぐうたらな男が中途半端で無責任な正義感を持ったがために、招く必要のない災いを引き起こしたという話。
後味は悪いです。
十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000380
No.2:
(3pt)

公判の前半つらかった

最初TVキャスターのカーンが主人公かと思ってました。
人物紹介のページでもクインは"}"で陪審員12人をひとまとめに表記した部分の一番最後に載っているだけだったので、
主人公がクインであることに気づかないまま100ページ読み進めました。
中盤過ぎからようやく物語に入りこむことができました。

この作品の良さは最後のどんでん返しですが、人によってはオチに気づいてしまうかも。
私も気づいてしまったほうです。
判決を決める陪審員の会議でなんであのことに疑問を持たないのかなと思っていた
ところがオチでした。
なじみの薄かった陪審員制度について少し理解できた気がします。
十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000380
No.1:
(3pt)

小説としてはうまくまとまっているが、ミステリとしては…

被告がTVの人気キャスターであることも、被告の娘が陪審員の一人の家にかくまわれることになった事にも、メイントリックにはあまり関係がないようだ。
確かに260ページほどの文量ながら、12人の陪審員の描き分けや陪審員と娘の微妙な関係の描き分けなどはいい塩梅だとは思うが、ミステリとしては完全に短篇ネタ。しかも“読まれ”やすい。
200ページあまりの公判シーンでも、緊迫感も盛り上がりも、検事と弁護士とのやりとりや小どんでん返しのスリルもあまり感じられず。
テレビの1時間ドラマならラストのネタだけでもいいかもしれないが…。
これなら評決の部分だけの50ページで充分ではないだろうか。読む時間も節約できるし、効果も大して変わらないから。タイトルが似ているから、というわけでもないが、芦辺拓『十三番目の陪審員』のほうが断然お勧めです。
十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:十二人目の陪審員 (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000380



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