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カレンダー・ガール



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カレンダー・ガールの評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

モデルの写真が大好きなメイスン 1958年10月出版

ペリー メイスン第57話。政治ボスと小さな事故、メイスン登場は第2章から。デラと食事中に邪魔されます。トラッグもメイスンと会食、地味な警察捜査のやり方で久しぶりに活躍、今回はホルコムの出番無し。法廷シーンはいつもの予審ですが、2回開かれるという贅沢仕様、いずれもバーガーがやり込められます。銃は三年前に盗まれた.38口径コルト連発銃(revolver)シリアル613096が登場。トラッグ証言では「警察式として知られている型(the type known as a police model)」シリアルからOfficial Policeなら1937年製、Officer's Model Specialなら1950年製、Police Positive Specialなら1952年製が該当。(いずれも38スペシャル弾) Wiki情報ではOfficial Policeが最も多く警察機関に納入され、コルト社カタログ(1933年)によるとL.A.市警も正式採用だそうです。自動車はスマートなキャディラック最新型が登場。
カレンダー・ガール (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-26 ペリイ・メイスン・シリーズ)Amazon書評・レビュー:カレンダー・ガール (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-26 ペリイ・メイスン・シリーズ)より
4150702268
No.1:
(4pt)

着地がバッチリ決まっている

ペリー・メイスン・シリーズの1958年の第57作。
新進の建設請負業者アンスレイは、地元の顔役ボーデンに鼻薬をきかせないと、仕事が立ち行かない事態に追い込まれ、渋々ボーデンを表敬訪問する。帰り際、アンスレイの車は、ボーデン邸に入って来た車と接触事故を起こす。相手ドライバーは若い女で、特にケガはない模様。アンスレイは彼女を家まで送るが、後で不安になってメイスンに相談する。メイスンとアンスレイは、様子を見にボーデン邸に潜入するが、その頃にボーデンが殺されていた事が判明、2人は窮地に…。悪気でやった事ではないのに、不運な巡り合わせから厄介な立場に追い込まれてしまうのは、メイスン物ではよくあるパターン。このピンチをどう切り抜けるのか期待したが、この点は正直拍子抜け。また裁判シーンでも、専門的すぎるというか、重箱の隅をつつくようなやりとりが多く、やや切れ味に欠ける感がある。
だが、メイスンは最後の最後で、誰にでもわかる単純明快な事実を指摘して、被告の無実を証明し、鮮やかな着地を見せてくれる。デラ・ストリートの最後のセリフもバッチリ決まっている。
カレンダー・ガール (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-26 ペリイ・メイスン・シリーズ)Amazon書評・レビュー:カレンダー・ガール (ハヤカワ・ミステリ文庫 3-26 ペリイ・メイスン・シリーズ)より
4150702268

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