(短編集)

パン屋再襲撃

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評判

パン屋再襲撃の評価:

4.03/5点 レビュー 67件。 C ランク

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平均点4.03pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全153件 81〜100 5/8ページ
No.73
(5pt)

短編集の最高傑作

村上春樹の短編集の中で最も好きな作品。
一編一編のクオリティが非常に高い。

「パン屋再襲撃」
まず、この「再」襲撃の意味についてだが、登場人物は短編集「カンガルー日和」の中で若い頃に一度パン屋を襲撃した過去を持つ。
だから、「カンガルー日和」を事前に読んだことがあれば倍増とまでいかなくても、楽しさは増す。
そして、当時のパン屋襲撃の呪いが今は結婚した夫婦に襲いかかる。
呪いによって真夜中に激しい空腹感に苛まれた夫婦は、車を走らせ「マクドナルド」を襲うことにした。
夫婦の呪いは解くことができるのか。

そして、これも名作「象の消滅」。
町で飼育していた象がある日突然、飼育員とともにこつ然と姿を消してしまう。
それは状況から見て明らかに逃げたのではなかった。
消滅したのだ。
ただ、そんなことは誰も信用しないが「僕」だけは人に言えないものを目にしていたのだった。

「ファミリー・アフェア」
村上春樹の作品で主人公の兄弟が主体的に登場する物語はあまりないので、この作品は非常に珍しい。
兄と妹のファミリー・アフェアが描かれる。
村上作品にいつも登場するような、社会を斜に構えて見ている「僕」に対して現実的な「妹」。
その妹が婚約した。
相手の男との関係の中で見せる兄妹の掛け合いが、非常にユーモラス。
兄妹とはいえ、これほどコミカルに人間関係が描かれる村上作品が他にあるだろうか。

「双子と沈んだ大陸」
この双子は「ピンボール」に登場する双子。
主人公はこの双子が家から出て行ってしまった後に、偶然雑誌の写真で彼女達を発見する。
そして、主人公が勤める事務所の隣の歯科医院には「笠原メイ」と言う名の女の子がいる。
「ねじまき鳥」に登場する「笠原メイ」の名前はここからとられたのだろうが、キャラクターはまったく異なっている。
全体として、初期の村上春樹の乾いた雰囲気を思い起こさせる。

「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界」
短編ならではの言葉遊び。

「ねじまき鳥と火曜日の女たち」
これは題名とおり長編の「ねじまき鳥」のベースになっている作品。
長編の初めの部分が、ほぼこの時点で出来上がっていたということがわかる。
長編の「ねじまき鳥」を読んだ人なら、この短編からあれだけの長編にまで膨らんでいく、作家の仕事について思いを馳せることになる。

やっぱり名作だ。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502119
No.72
(4pt)

虚無感と自己嫌悪感の漂う初期作品集

初期の作品集だ。いやな男が描かれているが、たぶん村上はこの作中人物がいやな奴であることを意識している。自己嫌悪のようなものが漂っている。「象の消滅」にしろ「パン屋再襲撃」にしろ、物質として現実に存在するものを信頼していない。それはいつか無くなるものだし、だとすれば今目の前で消えてしまっても何の不思議もないものなのだ。
 人の関係だって、だから真面目に永続的な関係なんて結ぶ気になれない。永続的な人間関係だって?という具合だ。だから世界を確固たるもののように不安げのない笑みを浮かべるワタナベノボルを、こんなにも憎むのだろう。
パン屋再襲撃 Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃より
4163089306
No.71
(4pt)

虚無感と自己嫌悪感の漂う初期作品集

初期の作品集だ。いやな男が描かれているが、たぶん村上はこの作中人物がいやな奴であることを意識している。自己嫌悪のようなものが漂っている。「象の消滅」にしろ「パン屋再襲撃」にしろ、物質として現実に存在するものを信頼していない。それはいつか無くなるものだし、だとすれば今目の前で消えてしまっても何の不思議もないものなのだ。
 人の関係だって、だから真面目に永続的な関係なんて結ぶ気になれない。永続的な人間関係だって?という具合だ。だから世界を確固たるもののように不安げのない笑みを浮かべるワタナベノボルを、こんなにも憎むのだろう。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.70
(4pt)

虚無感と自己嫌悪感の漂う初期作品集

初期の作品集だ。いやな男が描かれているが、たぶん村上はこの作中人物がいやな奴であることを意識している。自己嫌悪のようなものが漂っている。「象の消滅」にしろ「パン屋再襲撃」にしろ、物質として現実に存在するものを信頼していない。それはいつか無くなるものだし、だとすれば今目の前で消えてしまっても何の不思議もないものなのだ。
 人の関係だって、だから真面目に永続的な関係なんて結ぶ気になれない。永続的な人間関係だって?という具合だ。だから世界を確固たるもののように不安げのない笑みを浮かべるワタナベノボルを、こんなにも憎むのだろう。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502119
No.69
(5pt)

村上さんは短編が秀逸

もし、この本を呼んで面白いと思えないのなら、村上春樹は無理だと思う。

色んなことについて「何で?」って深く理由を考えてしまうのであればやめといた方がいいと思われます。

深夜にハンバーガー屋を襲ったり、はんだごてが何となく嫌いだったり、このわけのわからない感じが好きなのです。
パン屋再襲撃 Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃より
4163089306
No.68
(5pt)

村上さんは短編が秀逸

もし、この本を呼んで面白いと思えないのなら、村上春樹は無理だと思う。

色んなことについて「何で?」って深く理由を考えてしまうのであればやめといた方がいいと思われます。

深夜にハンバーガー屋を襲ったり、はんだごてが何となく嫌いだったり、このわけのわからない感じが好きなのです。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.67
(5pt)

村上さんは短編が秀逸

もし、この本を呼んで面白いと思えないのなら、村上春樹は無理だと思う。

色んなことについて「何で?」って深く理由を考えてしまうのであればやめといた方がいいと思われます。

深夜にハンバーガー屋を襲ったり、はんだごてが何となく嫌いだったり、このわけのわからない感じが好きなのです。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502119
No.66
(5pt)

何といっても「ファミリーアフェア」

何といっても「ファミリーアフェア」でしょう。1985年の刊行ですので、バブル(1986年〜)前夜のどことなく抜けた雰囲気、シリアスにならない都会的なタッチ、それでいて家族間のそこなかとない親愛と目線を高くしない主人公の自省の感もあって、大いに憧れたものです。80年中期にはこうしたキャラが時代の雰囲気だったし、社会的にもアクセプトされたのだと思います。

かなり気障ですが主人公のセリフや描写に思わずニヤリとさせられる作者の技量は流石だと思います。恐らく、このストーリーは映像化してもあまりその魅力の本質は伝わりにくいのではないでしょうか。文章であるが故に伝わるものがある、非常に技巧性の高い作品だと思います。

村上氏自身が言うところのドライブが利いた短編小説の秀作。1993年Knopf 社で編集、出版された短篇選集『The Elephant Vanishes』(2005年、「象の消滅」 短篇選集 1980-1991として日本でも発売)にも短編代表作のひとつとして収録されています。
パン屋再襲撃 Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃より
4163089306
No.65
(5pt)

何といっても「ファミリーアフェア」

何といっても「ファミリーアフェア」でしょう。1985年の刊行ですので、バブル(1986年〜)前夜のどことなく抜けた雰囲気、シリアスにならない都会的なタッチ、それでいて家族間のそこなかとない親愛と目線を高くしない主人公の自省の感もあって、大いに憧れたものです。80年中期にはこうしたキャラが時代の雰囲気だったし、社会的にもアクセプトされたのだと思います。

かなり気障ですが主人公のセリフや描写に思わずニヤリとさせられる作者の技量は流石だと思います。恐らく、このストーリーは映像化してもあまりその魅力の本質は伝わりにくいのではないでしょうか。文章であるが故に伝わるものがある、非常に技巧性の高い作品だと思います。

村上氏自身が言うところのドライブが利いた短編小説の秀作。1993年Knopf 社で編集、出版された短篇選集『The Elephant Vanishes』(2005年、「象の消滅」 短篇選集 1980-1991として日本でも発売)にも短編代表作のひとつとして収録されています。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.64
(5pt)

何といっても「ファミリーアフェア」

何といっても「ファミリーアフェア」でしょう。1985年の刊行ですので、バブル(1986年〜)前夜のどことなく抜けた雰囲気、シリアスにならない都会的なタッチ、それでいて家族間のそこなかとない親愛と目線を高くしない主人公の自省の感もあって、大いに憧れたものです。80年中期にはこうしたキャラが時代の雰囲気だったし、社会的にもアクセプトされたのだと思います。

かなり気障ですが主人公のセリフや描写に思わずニヤリとさせられる作者の技量は流石だと思います。恐らく、このストーリーは映像化してもあまりその魅力の本質は伝わりにくいのではないでしょうか。文章であるが故に伝わるものがある、非常に技巧性の高い作品だと思います。

村上氏自身が言うところのドライブが利いた短編小説の秀作。1993年Knopf 社で編集、出版された短篇選集『The Elephant Vanishes』(2005年、「象の消滅」 短篇選集 1980-1991として日本でも発売)にも短編代表作のひとつとして収録されています。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502119
No.63
(5pt)

不思議さん

村上春樹氏の初期の短編集。
比喩が上手な村上さんの作品に対しては
陳腐でチープな表現かもしれませんが
相変わらず
不思議過ぎます。
なんていうか
およその常人には行き着かないであろう方向に物語が進むのです。
それがたまらなく好きなのですが。
パン屋再襲撃 Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃より
4163089306
No.62
(5pt)

不思議さん

村上春樹氏の初期の短編集。
比喩が上手な村上さんの作品に対しては
陳腐でチープな表現かもしれませんが
相変わらず
不思議過ぎます。
なんていうか
およその常人には行き着かないであろう方向に物語が進むのです。
それがたまらなく好きなのですが。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.61
(5pt)

不思議さん

村上春樹氏の初期の短編集。
比喩が上手な村上さんの作品に対しては
陳腐でチープな表現かもしれませんが
相変わらず
不思議過ぎます。
なんていうか
およその常人には行き着かないであろう方向に物語が進むのです。
それがたまらなく好きなのですが。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502119
No.60
(5pt)

質の高い短編集

カンガルー日和が短編集だとすれば、パン屋再襲撃は中編集と位置づけられそうです。
どの編も完成度が高く、読み終わった後に充実感を感じます。
そう言う意味では彼の長編著書が好きな方でも十分満足できる作品となっているでしょう。

また、「双子と沈んだ大陸」は村上春樹の"僕”シリーズの長編4作品に関わる短編作品となっていますし、
「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は題目通り“ねじまき鳥クロニクル”に関わる短編作品となっており、
彼の長編作品を読んだ人にとっても興味深い作品となっています。
もちろん、彼の本を読んだことの無い人でも、彼の魅力を感じるには十二分な作品であることは
間違いないでしょう。

作中には"ワタナベノボル”や”笠原メイ”も登場するので、彼のファンにはたまらない一冊です。
パン屋再襲撃 Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃より
4163089306
No.59
(5pt)

質の高い短編集

カンガルー日和が短編集だとすれば、パン屋再襲撃は中編集と位置づけられそうです。
どの編も完成度が高く、読み終わった後に充実感を感じます。
そう言う意味では彼の長編著書が好きな方でも十分満足できる作品となっているでしょう。

また、「双子と沈んだ大陸」は村上春樹の"僕”シリーズの長編4作品に関わる短編作品となっていますし、
「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は題目通り“ねじまき鳥クロニクル”に関わる短編作品となっており、
彼の長編作品を読んだ人にとっても興味深い作品となっています。
もちろん、彼の本を読んだことの無い人でも、彼の魅力を感じるには十二分な作品であることは
間違いないでしょう。

作中には"ワタナベノボル”や”笠原メイ”も登場するので、彼のファンにはたまらない一冊です。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.58
(5pt)

質の高い短編集

カンガルー日和が短編集だとすれば、パン屋再襲撃は中編集と位置づけられそうです。
どの編も完成度が高く、読み終わった後に充実感を感じます。
そう言う意味では彼の長編著書が好きな方でも十分満足できる作品となっているでしょう。

また、「双子と沈んだ大陸」は村上春樹の"僕”シリーズの長編4作品に関わる短編作品となっていますし、
「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は題目通り“ねじまき鳥クロニクル”に関わる短編作品となっており、
彼の長編作品を読んだ人にとっても興味深い作品となっています。
もちろん、彼の本を読んだことの無い人でも、彼の魅力を感じるには十二分な作品であることは
間違いないでしょう。

作中には"ワタナベノボル”や”笠原メイ”も登場するので、彼のファンにはたまらない一冊です。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502119
No.57
(4pt)

特段の感想は持てないが、いやな感じではない。

普段の何気ない出来事がこの作者に書かせると、とても奇妙で不思議な出来事になっていく。登場人物の心の動きを、かなりひねった感じで伝えてくれるからだと思うのだが。。。
 何となく読んでいると、何となくあっという間に読めてしまい「う〜ん」とうなってしまう。そして特段の感想もない。でもいやな感じではない。そういう本。
パン屋再襲撃 Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃より
4163089306
No.56
(4pt)

特段の感想は持てないが、いやな感じではない。

普段の何気ない出来事がこの作者に書かせると、とても奇妙で不思議な出来事になっていく。登場人物の心の動きを、かなりひねった感じで伝えてくれるからだと思うのだが。。。
 何となく読んでいると、何となくあっという間に読めてしまい「う〜ん」とうなってしまう。そして特段の感想もない。でもいやな感じではない。そういう本。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502011
No.55
(4pt)

特段の感想は持てないが、いやな感じではない。

普段の何気ない出来事がこの作者に書かせると、とても奇妙で不思議な出来事になっていく。登場人物の心の動きを、かなりひねった感じで伝えてくれるからだと思うのだが。。。
 何となく読んでいると、何となくあっという間に読めてしまい「う〜ん」とうなってしまう。そして特段の感想もない。でもいやな感じではない。そういう本。
パン屋再襲撃 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃 (文春文庫)より
4167502119
No.54
(5pt)

シュールでセンスよいガラクタ話

村上春樹の本は、いちいち解釈などせずスラスラ感覚で読むものだと思う。作者自身が云うように、すべてのモチーフは所詮ガラクタなのだから。意味を求める必要はなく、独特のユーモアと比喩を楽しく読んだほうがいい。私は深く重い教養だとか哲学を垂れ流す本が嫌いだけど、春樹本には自分なりの答えを見つけられる余裕があるから大好きだ。押しつけがましくなく、読みやすい。彼が長年文章の平易さにこだわるのもただいろんな人に個々の読み方で読んでほしいだけだと思う。
そしてこの短篇集は重みやうっとうしさがなく、シュールでふわっとしていておもしろい。やはり初期の短篇群には軽さと重さのバランスが絶妙。最近の短篇より良いと思う。
個人的には「ファミリーアフェア」と表題作が好きだ。
パン屋再襲撃 Amazon書評・レビュー: パン屋再襲撃より
4163089306