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柳生刺客状
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柳生刺客状の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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満足です。 | ||||
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「柳生刺客状」、「張りの吉原」、「狼の眼」、「死出の雪」の中短編4編と書きかけの長編の冒頭(「銚子湊慕情」)が収録されています。表題作の主人公は、将軍家ご指南役として剣名の高い柳生宗矩。徳川家の秘事をタネに秀忠に取り入り、その腹心として秀忠の政敵を次々に暗殺、ついに大名に出世した宗矩と、一揆を起こした百姓を斬りまくり、その後遺症に苦悩しながらも柳生新陰流の道統を継いだ兵介(のちの兵庫助利厳)の対立を描いた傑作。 「張りの吉原」は、太夫と割ない仲になった首代(用心棒)が、惣名主の命令で自らを処刑する話。「狼の眼」は、人斬り要助と恐れられた剣客秋山要助の懶惰な漂泊生活を描いた短編。「死出の雪」は、有名な崇禅寺馬場の敵討ちの顛末記。一人の女の横車が大勢の男たちの死を招いた経緯が淡々と描かれています。いずれの作品も隆慶一郎特有の苛烈な世界のエッセンスが凝縮された佳作ぞろい。ファン必見の一冊です。 | ||||
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