(短編集)

四畳半王国見聞録

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評判

四畳半王国見聞録の評価:

3.76/5点 レビュー 29件。 D ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 21〜40 2/3ページ
No.28
(4pt)

無限の四畳半世界

かつてこの作品について「戻ってこられないかと思った」と作者が日記で書いていた意味がよくわかりました。
危うく男汁をたっぷり吸い込んだ四畳半的妄想世界に埋もれて遭難するところでした。
多少、そのくどさが、そのくどくどしさが、最早毒沼のように濃密過ぎてどろんちょしてる文章にかなり辟易しますが、
最後まで読み切ると、そこから抜け出せた解放感に快感を覚えます。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
4104645036
No.27
(4pt)

無限の四畳半世界

かつてこの作品について「戻ってこられないかと思った」と作者が日記で書いていた意味がよくわかりました。
危うく男汁をたっぷり吸い込んだ四畳半的妄想世界に埋もれて遭難するところでした。
多少、そのくどさが、そのくどくどしさが、最早毒沼のように濃密過ぎてどろんちょしてる文章にかなり辟易しますが、
最後まで読み切ると、そこから抜け出せた解放感に快感を覚えます。
四畳半王国見聞録 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録 (新潮文庫)より
4101290539
No.26
(5pt)

ハードルを越えると止められない小説

二十歳前後というのは、自負心だけはやたらと強く、しかしそれを裏打ちするものが何もなく苛立つことの多い時期である。この時期の、もっと自分は評価されるべきなのにという不満、自分は他人とは違うんだという優越感などは、青春時代を扱った古今東西の文学作品の原点だと言ってもいい。この小説もその系列に属しているのだが、他の作品はそうしたネガティブな感情が原因で主人公その他が何らかの行動を起こし、そうした行動が巻き起こす波乱を描くのが普通である。「阿呆神」「大日本凡人會」「四畳半王国」など、ここまでこのような妄想自体を徹底的に、しかしおもしろおかしく突き詰めた小説は、森見登美彦が初めてではなかろうか。

この本のストーリーだけを取り上げれば、おそらくかなりの読者はただの変な小説だと思うだろう。しかし、技巧的な文章や話の構造自体は、日本の伝統的な小説の手法に非常に忠実である。著者は過去に中島敦などのパロディを発表したことがあるが、日本の過去の文学作品を深く読み込んでいることが読み取れる。ちなみに、澁澤龍彦の小説との類似を、私は著者の話の進め方の一部に感じていた。私は日本の古典の良い読み手とは到底言えないが、日本の古典に精通した読書家であれば、いろいろな過去の作品の影響を作品から読み取って、より深く楽しめるのではなかろうか。

明確なストーリーがなく、青春時代の妄想を技巧的に突き詰めた小説なので、拒否感を示す読者も少なくないだろうと思う。しかし、かなりデフォルメされているとはいえ、作中の登場人物と似たような思いを抱いた経験のある読者は、決して少なくないのではなかろうか。私自身も、過去そうした思いに煩悶した(要するにもてなかった)1人なので、小説の京都くささ(私は関東人です)、大学くささ(京大?)といったハードルを越えた後は、森見登美彦が取り上げ続ける「へもい」学生たちの話を楽しく読んでいる。本作を含めた森見登美彦の四畳半シリーズは万人向けの小説だとは思えないが、納豆やドリアンのようにハードルを越えさえすれば止められなくなる、そんな作品ではないかと思う。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
B0096PE43E
No.25
(5pt)

ハードルを越えると止められない小説

二十歳前後というのは、自負心だけはやたらと強く、しかしそれを裏打ちするものが何もなく苛立つことの多い時期である。この時期の、もっと自分は評価されるべきなのにという不満、自分は他人とは違うんだという優越感などは、青春時代を扱った古今東西の文学作品の原点だと言ってもいい。この小説もその系列に属しているのだが、他の作品はそうしたネガティブな感情が原因で主人公その他が何らかの行動を起こし、そうした行動が巻き起こす波乱を描くのが普通である。「阿呆神」「大日本凡人會」「四畳半王国」など、ここまでこのような妄想自体を徹底的に、しかしおもしろおかしく突き詰めた小説は、森見登美彦が初めてではなかろうか。

この本のストーリーだけを取り上げれば、おそらくかなりの読者はただの変な小説だと思うだろう。しかし、技巧的な文章や話の構造自体は、日本の伝統的な小説の手法に非常に忠実である。著者は過去に中島敦などのパロディを発表したことがあるが、日本の過去の文学作品を深く読み込んでいることが読み取れる。ちなみに、澁澤龍彦の小説との類似を、私は著者の話の進め方の一部に感じていた。私は日本の古典の良い読み手とは到底言えないが、日本の古典に精通した読書家であれば、いろいろな過去の作品の影響を作品から読み取って、より深く楽しめるのではなかろうか。

明確なストーリーがなく、青春時代の妄想を技巧的に突き詰めた小説なので、拒否感を示す読者も少なくないだろうと思う。しかし、かなりデフォルメされているとはいえ、作中の登場人物と似たような思いを抱いた経験のある読者は、決して少なくないのではなかろうか。私自身も、過去そうした思いに煩悶した(要するにもてなかった)1人なので、小説の京都くささ(私は関東人です)、大学くささ(京大?)といったハードルを越えた後は、森見登美彦が取り上げ続ける「へもい」学生たちの話を楽しく読んでいる。本作を含めた森見登美彦の四畳半シリーズは万人向けの小説だとは思えないが、納豆やドリアンのようにハードルを越えさえすれば止められなくなる、そんな作品ではないかと思う。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
4104645036
No.24
(5pt)

ハードルを越えると止められない小説

二十歳前後というのは、自負心だけはやたらと強く、しかしそれを裏打ちするものが何もなく苛立つことの多い時期である。この時期の、もっと自分は評価されるべきなのにという不満、自分は他人とは違うんだという優越感などは、青春時代を扱った古今東西の文学作品の原点だと言ってもいい。この小説もその系列に属しているのだが、他の作品はそうしたネガティブな感情が原因で主人公その他が何らかの行動を起こし、そうした行動が巻き起こす波乱を描くのが普通である。「阿呆神」「大日本凡人會」「四畳半王国」など、ここまでこのような妄想自体を徹底的に、しかしおもしろおかしく突き詰めた小説は、森見登美彦が初めてではなかろうか。

この本のストーリーだけを取り上げれば、おそらくかなりの読者はただの変な小説だと思うだろう。しかし、技巧的な文章や話の構造自体は、日本の伝統的な小説の手法に非常に忠実である。著者は過去に中島敦などのパロディを発表したことがあるが、日本の過去の文学作品を深く読み込んでいることが読み取れる。ちなみに、澁澤龍彦の小説との類似を、私は著者の話の進め方の一部に感じていた。私は日本の古典の良い読み手とは到底言えないが、日本の古典に精通した読書家であれば、いろいろな過去の作品の影響を作品から読み取って、より深く楽しめるのではなかろうか。

明確なストーリーがなく、青春時代の妄想を技巧的に突き詰めた小説なので、拒否感を示す読者も少なくないだろうと思う。しかし、かなりデフォルメされているとはいえ、作中の登場人物と似たような思いを抱いた経験のある読者は、決して少なくないのではなかろうか。私自身も、過去そうした思いに煩悶した(要するにもてなかった)1人なので、小説の京都くささ(私は関東人です)、大学くささ(京大?)といったハードルを越えた後は、森見登美彦が取り上げ続ける「へもい」学生たちの話を楽しく読んでいる。本作を含めた森見登美彦の四畳半シリーズは万人向けの小説だとは思えないが、納豆やドリアンのようにハードルを越えさえすれば止められなくなる、そんな作品ではないかと思う。
四畳半王国見聞録 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録 (新潮文庫)より
4101290539
No.23
(4pt)

ひたすら技巧的

京都における学生生活を戯画化して描いた、SFまたはファンタジーの風合い残る短編が7本。次々にわき上がる、きらめくような変幻自在のボキャブラリーと言い回し、粘着気質的かつ思考実験的な着想とタッチなど、読者が入り込めるか、手前で佇むしかないか、お構いなしの技巧的な連作が並んでいる。

 という次第で、読み手によっては好き嫌いが分かれる作風だろうと思う。本書に限らず、作者にはそんな志向・こだわりが窺え、その個性・性癖に飽きが来ない限り、続編につい手を出してしまうということになる(評者がそうだ)。ただし、描かれている「京都における学生生活」は一から十まで京大のそれであって、決して同志社・立命館や京産大・龍谷大、さらには仏教大、大谷大などのそれではない。いくら「阿呆神」と自嘲してみようとも、残念ながらそこからは「京大臭」がほのかに漂ってくる。「東大臭」より可愛げがあり、評者もキライというほどでもないが、京大OBであることに足場を置いている気配が、ほんのわずかながらも鼻につくことは確かだ。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
B0096PE43E
No.22
(4pt)

ひたすら技巧的

京都における学生生活を戯画化して描いた、SFまたはファンタジーの風合い残る短編が7本。次々にわき上がる、きらめくような変幻自在のボキャブラリーと言い回し、粘着気質的かつ思考実験的な着想とタッチなど、読者が入り込めるか、手前で佇むしかないか、お構いなしの技巧的な連作が並んでいる。

 という次第で、読み手によっては好き嫌いが分かれる作風だろうと思う。本書に限らず、作者にはそんな志向・こだわりが窺え、その個性・性癖に飽きが来ない限り、続編につい手を出してしまうということになる(評者がそうだ)。ただし、描かれている「京都における学生生活」は一から十まで京大のそれであって、決して同志社・立命館や京産大・龍谷大、さらには仏教大、大谷大などのそれではない。いくら「阿呆神」と自嘲してみようとも、残念ながらそこからは「京大臭」がほのかに漂ってくる。「東大臭」より可愛げがあり、評者もキライというほどでもないが、京大OBであることに足場を置いている気配が、ほんのわずかながらも鼻につくことは確かだ。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
4104645036
No.21
(4pt)

ひたすら技巧的

京都における学生生活を戯画化して描いた、SFまたはファンタジーの風合い残る短編が7本。次々にわき上がる、きらめくような変幻自在のボキャブラリーと言い回し、粘着気質的かつ思考実験的な着想とタッチなど、読者が入り込めるか、手前で佇むしかないか、お構いなしの技巧的な連作が並んでいる。

 という次第で、読み手によっては好き嫌いが分かれる作風だろうと思う。本書に限らず、作者にはそんな志向・こだわりが窺え、その個性・性癖に飽きが来ない限り、続編につい手を出してしまうということになる(評者がそうだ)。ただし、描かれている「京都における学生生活」は一から十まで京大のそれであって、決して同志社・立命館や京産大・龍谷大、さらには仏教大、大谷大などのそれではない。いくら「阿呆神」と自嘲してみようとも、残念ながらそこからは「京大臭」がほのかに漂ってくる。「東大臭」より可愛げがあり、評者もキライというほどでもないが、京大OBであることに足場を置いている気配が、ほんのわずかながらも鼻につくことは確かだ。
四畳半王国見聞録 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録 (新潮文庫)より
4101290539
No.20
(4pt)

笑いのキレがもう一つ

『四畳半神話大系』の続編をタイトルから想像した。それらしき人物も確かに登場するが、メインではない。ここの章はおもしろいが、全体としてまとまりを欠く。最終章も強引に持ってきた感が否めない。森見氏はもっとできる人なので、次回作に期待。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
B0096PE43E
No.19
(4pt)

笑いのキレがもう一つ

『四畳半神話大系』の続編をタイトルから想像した。それらしき人物も確かに登場するが、メインではない。ここの章はおもしろいが、全体としてまとまりを欠く。最終章も強引に持ってきた感が否めない。森見氏はもっとできる人なので、次回作に期待。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
4104645036
No.18
(5pt)

やっぱり、森見登美彦は「四畳半」が一番かな

森見登美彦の「四畳半シリーズ」(?)の最新作は、京都の街を舞台にした連作集。『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を取ったりしていて、ファンとしては嬉しいところだけど、やっぱり、森見は四畳半モノ。

『太陽の塔』から始まり、『夜は短し歩けよ乙女』、『四畳半神話大系』などなど、森見登美彦を読むキッカケになったのは、この一連の京都の大学生たちを主人公にした、作品群。SF好きとしては『ペンギン・ハイウェイ』も面白かったけど、この本を読んで、なんだかとってもホッとした。別に京都で学生時代を過ごしたわけでもないし、あんなアホな大学時代を過ごしたわけでもないんだけど、とても懐かしさを感じるのだ。

収録作品は次のとおり。

「四畳半王国建国史」
「蝸牛の角」
「真夏のブリーフ」
「大日本凡人會」
「四畳半統括委員会」
「グッド・バイ」
「四畳半王国開国史」

『四畳半神話大系』で出てきたおなじみのキャラ達も健在だし、大日本凡人會や四畳半統括委員会といった謎の組織の秘密も明かされ(?)、とても楽しめた一冊だった。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
B0096PE43E
No.17
(5pt)

やっぱり、森見登美彦は「四畳半」が一番かな

森見登美彦の「四畳半シリーズ」(?)の最新作は、京都の街を舞台にした連作集。『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を取ったりしていて、ファンとしては嬉しいところだけど、やっぱり、森見は四畳半モノ。

『太陽の塔』から始まり、『夜は短し歩けよ乙女』、『四畳半神話大系』などなど、森見登美彦を読むキッカケになったのは、この一連の京都の大学生たちを主人公にした、作品群。SF好きとしては『ペンギン・ハイウェイ』も面白かったけど、この本を読んで、なんだかとってもホッとした。別に京都で学生時代を過ごしたわけでもないし、あんなアホな大学時代を過ごしたわけでもないんだけど、とても懐かしさを感じるのだ。

収録作品は次のとおり。

「四畳半王国建国史」
「蝸牛の角」
「真夏のブリーフ」
「大日本凡人會」
「四畳半統括委員会」
「グッド・バイ」
「四畳半王国開国史」

『四畳半神話大系』で出てきたおなじみのキャラ達も健在だし、大日本凡人會や四畳半統括委員会といった謎の組織の秘密も明かされ(?)、とても楽しめた一冊だった。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
4104645036
No.16
(5pt)

これは最高傑作かも?

「夜は短し・・」を読んで衝撃を受けて以来、森見作品にハマっている一人です。本作も抱腹絶倒で読ませて貰いました。ただし、私の様に森見作品に惚れて森見ワールドに慣れている人でなければ少しキツイかもしれませんね。本作を読むまでに「夜は短し・・」「四畳半神話大系」「走れメロス」「有頂天家族」を読んでおく事をお勧めします。読んでない場合、半分も楽しめないと思います。やっぱりあの「阿呆学生」の物語は最高ですね。京都の大学に合格してながら行かなかった事を後悔してしまうほどです。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
B0096PE43E
No.15
(5pt)

これは最高傑作かも?

「夜は短し・・」を読んで衝撃を受けて以来、森見作品にハマっている一人です。本作も抱腹絶倒で読ませて貰いました。ただし、私の様に森見作品に惚れて森見ワールドに慣れている人でなければ少しキツイかもしれませんね。本作を読むまでに「夜は短し・・」「四畳半神話大系」「走れメロス」「有頂天家族」を読んでおく事をお勧めします。読んでない場合、半分も楽しめないと思います。やっぱりあの「阿呆学生」の物語は最高ですね。京都の大学に合格してながら行かなかった事を後悔してしまうほどです。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
4104645036
No.14
(4pt)

学生生活の断片を思い出させてくれる作品

今回も森見さんらしい、無益で阿呆で愉快な作品でした。四畳半を中心としたオムニバス形式の作品で、これまでのおなじみの面々が随所に顔を出しています。特にストーリーに影響を与える程ではありませんが、これまでの森見作品を読んでいない方は、あまり楽しめないと思います。
 四畳半の内側に無限の可能性を追求する学生、妄想的数学で非現実を証明する求道者、無用に子羊を迷わすマンドリン辻説法、「バカンス」ツンデレ?乙女など個性的なキャラクターが、今回も跋扈します。この本を読んでいると、クーラーのある部屋(店)で時間をただ浪費したり、狭い部屋に集まり宴会の後に雑魚寝したしょうもない、そして懐かしい学生生活を思い出させてくれます。それぞれの学生生活の「阿呆」な琴線に触れる作品と言える作品ではないでしょうか。
 この作品に批判は必要ありません。賛美するか無視するかです。黒髪の乙女曰く「見渡すかぎり阿呆ばっかり」
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
B0096PE43E
No.13
(4pt)

学生生活の断片を思い出させてくれる作品

今回も森見さんらしい、無益で阿呆で愉快な作品でした。四畳半を中心としたオムニバス形式の作品で、これまでのおなじみの面々が随所に顔を出しています。特にストーリーに影響を与える程ではありませんが、これまでの森見作品を読んでいない方は、あまり楽しめないと思います。
 四畳半の内側に無限の可能性を追求する学生、妄想的数学で非現実を証明する求道者、無用に子羊を迷わすマンドリン辻説法、「バカンス」ツンデレ?乙女など個性的なキャラクターが、今回も跋扈します。この本を読んでいると、クーラーのある部屋(店)で時間をただ浪費したり、狭い部屋に集まり宴会の後に雑魚寝したしょうもない、そして懐かしい学生生活を思い出させてくれます。それぞれの学生生活の「阿呆」な琴線に触れる作品と言える作品ではないでしょうか。
 この作品に批判は必要ありません。賛美するか無視するかです。黒髪の乙女曰く「見渡すかぎり阿呆ばっかり」
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
4104645036
No.12
(4pt)

不毛さ加減に笑った

四畳半という狭い空間の中で自分の内面世界に凝縮するようにのめり込む人物たち。
何となく身近な気もするけどこんな奴はいないとも言いたくなるような、なんとも不可思議な
感じがします。 阿呆神は偉大だなあ(笑
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
B0096PE43E
No.11
(4pt)

不毛さ加減に笑った

四畳半という狭い空間の中で自分の内面世界に凝縮するようにのめり込む人物たち。
何となく身近な気もするけどこんな奴はいないとも言いたくなるような、なんとも不可思議な
感じがします。 阿呆神は偉大だなあ(笑
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
4104645036
No.10
(5pt)

世界には四畳半があり、四畳半にも世界あり

四畳半神話体系の主人公「私」が、他を寄せ付けぬ明石さんに抱いた気持ちと似たものがあり、本作を読み終えた時、私は森見さんそのまま君の道をひた走れ、と心の中で熱いエールを送った。
また、風の便りで著者森見登美彦氏は我が子のレビューを閲覧していると耳にした。しかしここで私は誠に失礼ながらひとつ申し上げたい、「読者の評価を見ている暇があったら、己の妄想にさらなる時間を費やせ」と。氏の邁進するその道はシルクロードにも匹敵すると思うからである。
要するにこれまで同様面白い。そしてこれまで以上にリンクしてリンクして、言うなればもうリンクのインドといった感じである。そういうわけで、他の方のレビューでも指摘されているように、初めて読む森見作品としては適さないと思われる。これまでの作品をいくつか読了し、森見の海にどっぷりと浸かり、「もう四回は溺れたよ」というような人こそ楽しめる作品かもしれない。
他の作品でもまた然りだが、どこのセンテンスを取り上げても、細かい情景描写が非常に美しい。だから案外この作品からユーモアの部分を除いたとしても、読みに堪え得るほどではないかと思う。真似したくなるような美しい表現がそこかしこに散りばめられているのである。
それから登場人物もまた魅力的というひとが多い。現代社会では杭として打たれるような強烈な個性を持ち、そして個性以外は性欲しかないというような人々である。今回新たに出てきた人物で考えても、数学氏や無名君、モザイク先輩や余など、その内のひとりでいいから友達に欲しいと思った。
私がここまでダラダラと書いてきて、この文章を読んで下さった皆様の貴重な時間を奪ってしまったが、簡単にまとめ、最も言いたいことは次のようになる。
これまでも読んできた人:読みなさい(本人のモラル次第では立ち読みも許す)
森見作品を読んだことがない人:「太陽の塔」や「夜は短し歩けよ乙女」などを読んで面白さを理解し、そして「四畳半神話体系」を読んで明石さんに魅了されなさい。それから本作を読みなさい。
ひとつ言い忘れたことがある。私のアパートは和室六畳である。それが残念で残念で仕方がない。気が付くと畳を1.5畳分剥がそうと計画している自分がいる。それだけ四畳半が魅力的に感じる小説である。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
B0096PE43E
No.9
(5pt)

世界には四畳半があり、四畳半にも世界あり

四畳半神話体系の主人公「私」が、他を寄せ付けぬ明石さんに抱いた気持ちと似たものがあり、本作を読み終えた時、私は森見さんそのまま君の道をひた走れ、と心の中で熱いエールを送った。
また、風の便りで著者森見登美彦氏は我が子のレビューを閲覧していると耳にした。しかしここで私は誠に失礼ながらひとつ申し上げたい、「読者の評価を見ている暇があったら、己の妄想にさらなる時間を費やせ」と。氏の邁進するその道はシルクロードにも匹敵すると思うからである。
要するにこれまで同様面白い。そしてこれまで以上にリンクしてリンクして、言うなればもうリンクのインドといった感じである。そういうわけで、他の方のレビューでも指摘されているように、初めて読む森見作品としては適さないと思われる。これまでの作品をいくつか読了し、森見の海にどっぷりと浸かり、「もう四回は溺れたよ」というような人こそ楽しめる作品かもしれない。
他の作品でもまた然りだが、どこのセンテンスを取り上げても、細かい情景描写が非常に美しい。だから案外この作品からユーモアの部分を除いたとしても、読みに堪え得るほどではないかと思う。真似したくなるような美しい表現がそこかしこに散りばめられているのである。
それから登場人物もまた魅力的というひとが多い。現代社会では杭として打たれるような強烈な個性を持ち、そして個性以外は性欲しかないというような人々である。今回新たに出てきた人物で考えても、数学氏や無名君、モザイク先輩や余など、その内のひとりでいいから友達に欲しいと思った。
私がここまでダラダラと書いてきて、この文章を読んで下さった皆様の貴重な時間を奪ってしまったが、簡単にまとめ、最も言いたいことは次のようになる。
これまでも読んできた人:読みなさい(本人のモラル次第では立ち読みも許す)
森見作品を読んだことがない人:「太陽の塔」や「夜は短し歩けよ乙女」などを読んで面白さを理解し、そして「四畳半神話体系」を読んで明石さんに魅了されなさい。それから本作を読みなさい。
ひとつ言い忘れたことがある。私のアパートは和室六畳である。それが残念で残念で仕方がない。気が付くと畳を1.5畳分剥がそうと計画している自分がいる。それだけ四畳半が魅力的に感じる小説である。
四畳半王国見聞録 Amazon書評・レビュー: 四畳半王国見聞録より
4104645036