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凶夢など30
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凶夢など30の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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起承転結の教科書 | ||||
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星新一氏の書いた小説(ショートショート)と言えば、明朗で、キレのあるオチが特徴みたいなイメージがありますが、この作品集は、ちょっと違うような感じもします。 と言いますのは、本著に収められている作品群は、読後、スッキリしないものが多いのです。諸作品は、一応、オチてはいるのですが、なぜ、そのようなオチになるのかの理由が分からなかったり、あるいは、締めの文章で言いたかった事が分からなかったりするのです。 例えば、「夜と酒と」と言う作品は、NHKの「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」(2022年)で映像化されたばかりで、このドラマ版では、はっきりしたオチがついていたのですが、原作の方を読んでみますと、同じオチだったのかが、いまいち判断できません。 「王さまの服」と言う作品は、いわゆる「裸の王様」もののバリエーションなのですが、きちんとオチたあとに、まだエピソードが続くので、さらに深いオチがあったのではないかと勘ぐってしまいます。 そもそも、「宿直」と言う作品では、「説明をつけられないからこそ、怪異なのです」の一言で、具体的なオチをつけるのをヤメちゃっているぐらいなのです。 作品集のタイトルからして「凶夢」。まさに、オチのない夢を見た後のような気分にさせられる作品集なのでありました。 | ||||
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最後まで読んで解釈に迷う話が多かった。スッキリしないというか、意図的に複数の解釈ができるようにしていると思うけれど・・・ | ||||
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星新一の異色作品集である。やはり軽いタッチで読んでいて疲れない。これは何事にも代えがたい。カリスマ、星新一の文句無しの快心作である。 | ||||
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気楽に読める 星新一氏の、ショートショート集です。いつもの感じでいつもの展開、それでいて飽きるということもなし。うん、さすがです星氏――。個人的には巻末の「捕獲した生物」がお気に入り、こういうストーリーをスッと考えられる人はホント羨ましいです。ファンの方にも、そうでない方にもお勧め出来ます。 | ||||
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日常から非日常へ。 奇妙なできごとを描いたSFショートショート30篇。 250P弱の文庫本に30篇…… 1篇が10P足らず。すごい短さ。 文体にひねりも何もなく、非常にあっさりとした日本語で読みやすい。 最近はこじゃれた作風の作家が多いけど(特に女性作家に)こうやってストレートな日本語を読むと、やっぱり読みやすいに越したことはない、と思わされる。 文体と1篇の短さのせいもあってか あまり深く突き刺さるような作品はなかった。 幽霊や宇宙人と接触したり、時間を逆行したり、作中の登場人物達は妙な体験をしていくけれども、読んでいて「ドキドキワクワク」はしなかった。「ふーん」という感じだった。 暇つぶしや、難解な本を読んだ後の頭休めにはちょうどいいかも。 | ||||
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ショートショート=軽く読めると思っていると痛い目にあうというか……。一つ一つが人生、地球問題など大きなテーマについて考えさせられるもので、それが30編もあるんですからお腹いっぱいです。特に「ある一日」が心に残りました。「貧乏だけど若い」一日と「裕福だけど年を取った」一日がひっくりかえるというお話なのですが、「若いって貴重なんだ!」と改めて思わされました。「二十数年の歳月によって、徐々に失われた若さ。社会的な成功と引きかえに失った若さ」(本文より)……大事に生きようっと。 | ||||
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