ふしぎな夢
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ふしぎな夢の総合評価:
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ショートショートに混じって、レトロ風味のジュビナイルが何本か収録されている。 『謎の星座』『黒い光』『謎の宇宙船』などは懐かしい感じの少年冒険小説だ。巨匠の児童向け作品というのは収録洩れしやすいので、まとめてくれるのはありがたい。 『憎悪の惑星』は作者には珍しい恋愛SFである。悲壮かつロマンティックな結末が好きだ。『ピーパ星のさわぎ』は皮肉なお笑い短編で、かなり楽しめた。 | ||||
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著者の作品初読了。 日本SF小説界における古株として、名前だけは大分前から既知でしたが作品に目を通すのは本書が初めてです。 本当なら、代表作に挙げられている「ショート・ショート」を入門書にしたかったのですが、生憎在庫切れということだったので同じ短編形式の本作品で手打ちとしました。 短編集ということでページ数から内容、雰囲気まで四方山な作品が沢山収録されています。 しかし、どの物語にでも著者の御家芸であるSF要素が核に据えられている。 そのため、どの物語にもしっかりとした主軸が存在しており、それが物語の安定感へと密接につながっています。 通常、短編集は同じ本に収録されている作品でも、ピンからキリまで完成度にブレが生じていることが多々あります。 けれども、本作品は短編集にしては浮亀の流木で、どの御話も平均的によくできており玉石混合という言葉が当てはまらない。 野球選手で喩えるなら、一発の危険性こそないが打率約二割八分。そんな、堅実な力量を持った作品で編成されている。SFで堅実というのも何だか不思議な話ですが。 登場人物は各物語ごとに当然ながら差異し、地球外生命体が登場する話もあれば、人ならざる容姿をした知的生命体が登場する話もあります。 だけど、本作品に登場する数多の地球外生命体に共通する事柄が一つあります。それは、どの地球外生命体も地球人に対して比較的友好的であることです。 ここには、著者の「既存のSFで言われてきた侵略目的の暴力的地球外生命体ではなく、もっと平和的で理性的な地球外生命体の方が存在してたら嬉しいなぁ」 という願望の願望のあらわれを感受しました。 文体は理詰めを徹底したガチガチのSF作品とはことなり、もっと敷居の低い小学生や少年少女でも理解出来るような易しい文体で書かれていました。 心理描写は烏有でSF的描写は細部にまでわたり書かれているわけではなく、少しあっさりしすぎな児童文学書のような印象も受けますが 決して幼稚という意味ではありません。読み手を選ばないという強みです。 普段読むのはミステリーとラノベなる偏った趣向を持つSF乳臭の自分でも最後まで読み切ることができました。 読書前にもっていた自分のSF像と存外差があり、多少面喰いましたが、今思えば嬉しい誤算です。まだ、SF作品に触れたことのない方 もしくは、最近読書から離れていて何かリハビリに適している本をお探しの方にお勧めです。 | ||||
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☆3つ。 星新一のショートショートといえば最後に待っている奇想天外なオチの面白さだが、この本にはほとんどそうしたものはない。 ただ、読み終えたあとにほのぼのとした雰囲気が残るものが多くて好感が持てる。 『おーいでてこーい』に代表される星新一のショートショートとは多少趣の異なる作品が多く、少年向け短編童話集とでも言った方がピッタリくる作品集。 それを念頭において読めば期待を裏切られることはないだろう。 | ||||
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単行本「気まぐれスターダスト」から比較的子供向けの話を集めたもの(のようです)。 表題作「ふしぎな夢」は少年が主人公のショートショート。 あたかも「ブランコの向こうで」と関連があるかのようなうたい文句も見かけますが、 「夢」と「少年」というキーワード以外は完全に別物です。 全体の雰囲気は「きまぐれロボット」と似ていますが、 やはり完成度は今ひとつと思います。 | ||||
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