阪急電車

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評判

阪急電車の評価:

4.14/5点 レビュー 394件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全575件 521〜540 27/29ページ
No.55
(4pt)

小気味の良い短編集

阪急中津駅の近辺で育った私。
 縁のない今津線とは言え、タイトルを見ただけでもう惹かれてとうとう購入。

 阪急電鉄の中で最もマイナーな路線、今津線の宝塚駅〜西宮北口駅の一駅一駅ごとを一つの短編小説にまとめたという趣向がもう結構好みです。作者得意のものすごく甘い展開ではありませんが、一つ一つの恋愛模様が重なって次の駅、次の駅とつい読み進められます。

 西宮北口駅に着くと電車は折り返し。行きの電車でのエピソードから少し時間が経って、それぞれのエピソードがまた展開します。

 良くできた短編集です。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.54
(5pt)

電車通学・通勤されている方は是非

駅の名前を題にした短編が16本。今津線8駅を往復する形です。

 運命の女性に出会う、呪いの願をかける、犬を飼おうと思う、途中下車する、別れの覚悟をする、年上の彼の話を披露、初めての恋の予感(帯より一部)

 装丁も綺麗ですし、見返し(効き紙)やカバーを外したところのイラストもコミカルで可愛らしい。
 様々な人が主人公となり短い話を織り成します。その話の主人公達もいいのですが、注目して欲しいのは電車内での光景。私が毎日電車に乗る生活を送っている所為か、読んでいると「あーこういう人いるいる」と思うことがしばしば。しかも話が変わればその人が次の話の主人公ということも。
 電車に乗っているいろんな人が主人公になる、そんな話なので電車内で読むのがいいかも。一つ一つの話が非常に短いので、乗車時間が短くてもキリがいいところで終えることができます。電車を利用している方に読んで欲しい一冊です。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.53
(5pt)

電車通学・通勤されている方は是非

駅の名前を題にした短編が16本。今津線8駅を往復する形です。

 運命の女性に出会う、呪いの願をかける、犬を飼おうと思う、途中下車する、別れの覚悟をする、年上の彼の話を披露、初めての恋の予感(帯より一部)

 装丁も綺麗ですし、見返し(効き紙)やカバーを外したところのイラストもコミカルで可愛らしい。
 様々な人が主人公となり短い話を織り成します。その話の主人公達もいいのですが、注目して欲しいのは電車内での光景。私が毎日電車に乗る生活を送っている所為か、読んでいると「あーこういう人いるいる」と思うことがしばしば。しかも話が変わればその人が次の話の主人公ということも。
 電車に乗っているいろんな人が主人公になる、そんな話なので電車内で読むのがいいかも。一つ一つの話が非常に短いので、乗車時間が短くてもキリがいいところで終えることができます。電車を利用している方に読んで欲しい一冊です。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.52
(4pt)

『電車って小説の舞台として面白くない?』

先日、作家の渡辺淳一さんが、「電車に乗ったら向こうに座っている人がどんな人生を送っているかなどと想像すると時間を忘れる、メモを取ってしまうこともある」とテレビで話しておられました。このことは、既にかなり昔、作家の辻邦生さんが、いろんな所で書いたり話したりしておられたことと同じなのですが、要するに作家は、結構そんなことをやって作品の構想を紡ぎ出しているようです。有川さんも、この本のあとがきによると
「『電車って小説の舞台として面白くない?』
と振ってきたのは旦那です。
『例えばほら』
 早朝の飛行機に乗るために始発の電車に乗っていたのですが、大荷物の我々の向かいにはどこへ行く途中なのか、しっかり手を繋ぎ合った若いカップルが爆睡中で。彼女には布団のように彼の上着が着せかけてあり。
『ああいうので妄想をたくましくするのが君の仕事やろ』」
と、この作品のできた舞台裏を明かしてくれています。

たしかに、この本を読むと、私たちが日常体験する電車の中のひとこまひとこまには、切ない恋心、ホッとするエピソード、別れと出会いのドラマなどが顔を出しているのかもしれない、と思えるのです。

それをローカル線の雰囲気を漂わせる阪急今津線の八つの駅を舞台に何人かの人たちと幾組かのカップル、グループとを登場させ、内容も感性も結構多様に描き出しているのです。そして、特徴的なのは、それぞれの登場人物達が網の目のようにつながっている。その全体構想は、なかなかよく考えられていて、結構楽しませてくれます。

関東に住む私としては、読みながら何度も地図を開いてどんなところか確かめてみたものです。地図が好きな方にはそんな読み方もおすすめです。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.51
(4pt)

『電車って小説の舞台として面白くない?』

先日、作家の渡辺淳一さんが、「電車に乗ったら向こうに座っている人がどんな人生を送っているかなどと想像すると時間を忘れる、メモを取ってしまうこともある」とテレビで話しておられました。このことは、既にかなり昔、作家の辻邦生さんが、いろんな所で書いたり話したりしておられたことと同じなのですが、要するに作家は、結構そんなことをやって作品の構想を紡ぎ出しているようです。有川さんも、この本のあとがきによると
「『電車って小説の舞台として面白くない?』
と振ってきたのは旦那です。
『例えばほら』
 早朝の飛行機に乗るために始発の電車に乗っていたのですが、大荷物の我々の向かいにはどこへ行く途中なのか、しっかり手を繋ぎ合った若いカップルが爆睡中で。彼女には布団のように彼の上着が着せかけてあり。
『ああいうので妄想をたくましくするのが君の仕事やろ』」
と、この作品のできた舞台裏を明かしてくれています。

たしかに、この本を読むと、私たちが日常体験する電車の中のひとこまひとこまには、切ない恋心、ホッとするエピソード、別れと出会いのドラマなどが顔を出しているのかもしれない、と思えるのです。

それをローカル線の雰囲気を漂わせる阪急今津線の八つの駅を舞台に何人かの人たちと幾組かのカップル、グループとを登場させ、内容も感性も結構多様に描き出しているのです。そして、特徴的なのは、それぞれの登場人物達が網の目のようにつながっている。その全体構想は、なかなかよく考えられていて、結構楽しませてくれます。

関東に住む私としては、読みながら何度も地図を開いてどんなところか確かめてみたものです。地図が好きな方にはそんな読み方もおすすめです。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.50
(4pt)

情景が浮かんでくる・・・

活字中毒なのに、小難しい本を読みたくない時
さらっと読めて楽しく、しかも共感出来る一冊!

頭を休めながら読めます。

お奨め!です。
討ち入りも、DB彼氏との別れ話も女子高生の会
話も、とにかく面白いです。

 声を出して笑っちゃうシーンも!!

時子さんと孫の会話が絶妙なタイミングで織り
込まれていて、その辺でありそうな話が、又
ありなんだな〜!と。

人間関係が希薄な?方にもお奨め本でした。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.49
(4pt)

情景が浮かんでくる・・・

活字中毒なのに、小難しい本を読みたくない時
さらっと読めて楽しく、しかも共感出来る一冊!

頭を休めながら読めます。

お奨め!です。
討ち入りも、DB彼氏との別れ話も女子高生の会
話も、とにかく面白いです。

 声を出して笑っちゃうシーンも!!

時子さんと孫の会話が絶妙なタイミングで織り
込まれていて、その辺でありそうな話が、又
ありなんだな〜!と。

人間関係が希薄な?方にもお奨め本でした。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.48
(5pt)

すっきりした!

てっきり男性作家だとばかり思ってましたので、
女、描くのうまいなぁと感心していましたら女性でした。

ツルツル読めます。
行きずりの人間模様を電車の停車駅に被せてキレイにまとめ上げています。
『寝盗られ女』もしくは『仇討ち女』の翔子は小気味よく哀しく凛々しく
孫に迎合しないおばあちゃんも孫ップルの多い昨今には一抹の清涼剤となります。

幼稚園児にも勝る『ブランド鞄投げおばはん』チームの苦々しさぶりは
つい最近、車内で遭遇したばかりで決してこの手のおばさん集団が
オーバーでなく生息することをしみじみと思い返しました。
(私の遭ったオバサン集団は持ち物すべて動員して仲間の席を占領したばかりか
通路を隔てて当日かかった費用のワリカン計算を声高に始め
なおかつ側に立つ私の脇の下からお金とお釣りの受け渡しをしたというツワモノ)
余りのことにあっけにとられて文句の一つも言えなかった自分に悔しい思いをしましたが
この本を読んで少しすっきりしました。

代行でいった2時間半待ちの社会保険事務所で読み始めて読み終え
おかげでイライラすることなく助かりました。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.47
(5pt)

すっきりした!

てっきり男性作家だとばかり思ってましたので、
女、描くのうまいなぁと感心していましたら女性でした。

ツルツル読めます。
行きずりの人間模様を電車の停車駅に被せてキレイにまとめ上げています。
『寝盗られ女』もしくは『仇討ち女』の翔子は小気味よく哀しく凛々しく
孫に迎合しないおばあちゃんも孫ップルの多い昨今には一抹の清涼剤となります。

幼稚園児にも勝る『ブランド鞄投げおばはん』チームの苦々しさぶりは
つい最近、車内で遭遇したばかりで決してこの手のおばさん集団が
オーバーでなく生息することをしみじみと思い返しました。
(私の遭ったオバサン集団は持ち物すべて動員して仲間の席を占領したばかりか
通路を隔てて当日かかった費用のワリカン計算を声高に始め
なおかつ側に立つ私の脇の下からお金とお釣りの受け渡しをしたというツワモノ)
余りのことにあっけにとられて文句の一つも言えなかった自分に悔しい思いをしましたが
この本を読んで少しすっきりしました。

代行でいった2時間半待ちの社会保険事務所で読み始めて読み終え
おかげでイライラすることなく助かりました。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.46
(5pt)

巧みな構成と沿線ほのぼの感が良い

阪急といえば、V9巨人の敵役だったが、今思えばあの当時、西本〜上田時代の阪急は強かったなぁ。負けて尚強しって感じでしたよ。あるいは、阪急のイメージは関西の私鉄の中でも上品な感じで、デパートやホテルも持っている大会社。
それとは関係なく、阪急電鉄のごく短い路線での出来事を、何組もの人物を巧みに交錯させながら、それぞれのストーリーを語っていく。一応、一話完結になっているが、前の話しで登場した人物が出てきたりして、「おっ、繋がってる話しなのね」とうれしくなる。
とりたてて事件というほどのこともないのだが、たまたま同じ電車に居合わせた人たちが織り成す人間模様は実に面白い。登場人物の個性がそれぞれ際立っており、読んでいて映像が見えるような感覚を味わった。女性のレビューが多いようですが、中年男性でも充分楽しめる作品ですぞ。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.45
(5pt)

巧みな構成と沿線ほのぼの感が良い

阪急といえば、V9巨人の敵役だったが、今思えばあの当時、西本〜上田時代の阪急は強かったなぁ。負けて尚強しって感じでしたよ。あるいは、阪急のイメージは関西の私鉄の中でも上品な感じで、デパートやホテルも持っている大会社。
それとは関係なく、阪急電鉄のごく短い路線での出来事を、何組もの人物を巧みに交錯させながら、それぞれのストーリーを語っていく。一応、一話完結になっているが、前の話しで登場した人物が出てきたりして、「おっ、繋がってる話しなのね」とうれしくなる。
とりたてて事件というほどのこともないのだが、たまたま同じ電車に居合わせた人たちが織り成す人間模様は実に面白い。登場人物の個性がそれぞれ際立っており、読んでいて映像が見えるような感覚を味わった。女性のレビューが多いようですが、中年男性でも充分楽しめる作品ですぞ。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.44
(5pt)

女性なら是非、読んで欲しい小説

初めて大人の恋愛をしたのは?
きっかけは何?

女子高生・・・、大学生の純な恋・・・。
大人への背伸び・・・。

一方で彼氏との別れ・・・。
婚約者との別れ・・・。
彼に裏切られた時、貴女はどうしますか?

・・・違う人生を歩く者達が、たまたま同じ列車に乗り合わせた・・・。
その偶然がドラマを展開していく・・・

女性なら是非、読んで欲しい小説
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.43
(5pt)

女性なら是非、読んで欲しい小説

初めて大人の恋愛をしたのは?
きっかけは何?

女子高生・・・、大学生の純な恋・・・。
大人への背伸び・・・。

一方で彼氏との別れ・・・。
婚約者との別れ・・・。
彼に裏切られた時、貴女はどうしますか?

・・・違う人生を歩く者達が、たまたま同じ列車に乗り合わせた・・・。
その偶然がドラマを展開していく・・・

女性なら是非、読んで欲しい小説
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.42
(5pt)

ストレートストーリー

今まで斬新な(ありえない)設定の中に、ストレートなラブストーリーを織り込むことを売りにしていた有川さんですが、今回はストレートなお話をそのまま語るという試みに出ました。
そういう意味で作品の雰囲気はレインツリーとか「クジラの彼」と似ています。電車というのは、互いに知らない人が身近な空間を共有することで、作者のあとがきにもあるように、出会いの妄想をかきたてるところがあるのですが、そういうポジティヴな妄想というかあこがれを現実にしたというか、お話として語るとこんな感じになるのでしょう。特に男性の登場人物は理想化が進みすぎて、他の小説の登場人物と似たような雰囲気にどうしてもなってしまうきらいもありますが、恋愛のはじまりをえがいているところは、「そうそう、こんな感じだった」ととてもなつかしい気持ちにさせます。彼女の小説にはめずらしくはじめて本当に嫌な男が出てくるのですが、これも他の有川ヒーローの鏡のように、純粋すぎる悪役で、まだこなれていない感じがします。批評家きどりでえらそうなことを言わせてもらえば、こういう悪役にもっと人間味が出るようになると、いっそうストーリーに幅が出てくるのではないかと感じました。でも、こういう後味の良さは有川さんならではですね。男性読者にはちょっと甘すぎるように見えるところもあるかもしれませんが、女性的な話が好きな方にはお勧めできる本だと思います。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.41
(5pt)

ストレートストーリー

今まで斬新な(ありえない)設定の中に、ストレートなラブストーリーを織り込むことを売りにしていた有川さんですが、今回はストレートなお話をそのまま語るという試みに出ました。
そういう意味で作品の雰囲気はレインツリーとか「クジラの彼」と似ています。電車というのは、互いに知らない人が身近な空間を共有することで、作者のあとがきにもあるように、出会いの妄想をかきたてるところがあるのですが、そういうポジティヴな妄想というかあこがれを現実にしたというか、お話として語るとこんな感じになるのでしょう。特に男性の登場人物は理想化が進みすぎて、他の小説の登場人物と似たような雰囲気にどうしてもなってしまうきらいもありますが、恋愛のはじまりをえがいているところは、「そうそう、こんな感じだった」ととてもなつかしい気持ちにさせます。彼女の小説にはめずらしくはじめて本当に嫌な男が出てくるのですが、これも他の有川ヒーローの鏡のように、純粋すぎる悪役で、まだこなれていない感じがします。批評家きどりでえらそうなことを言わせてもらえば、こういう悪役にもっと人間味が出るようになると、いっそうストーリーに幅が出てくるのではないかと感じました。でも、こういう後味の良さは有川さんならではですね。男性読者にはちょっと甘すぎるように見えるところもあるかもしれませんが、女性的な話が好きな方にはお勧めできる本だと思います。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.40
(4pt)

設定の面白さが際立つ、有川浩らしいストーリー

舞台となっている阪急今津線についてはほとんど知らないが、電車というのはこういう連作短編集を組むのにうってつけだというのはわかる。8つしかない駅の間の、短い区間に起きるできごとを、登場人物を変えながら、かつ少しずつオーバーラップさせながら語る。これは面白い設定だ。

いくつか例外はあるものの、有川浩らしいラブストーリーが主体で(かといって『図書館戦争』シリーズのような劇薬的な甘さではない)、どれも前向きで心温まる話ばかり。後半は「折り返し」と称して、行きに語られた人々の半年後を逆向きの路線で描いていて、これもまた面白い。最初から最後まで、楽しく読めた。薄いからすぐ読めるしね。

ちょっとだけ残念な点をあげるとすれば、(とくに後半)線路から外れた話が多くなってしまっている点。こういう舞台設定をするのなら、どうせなら徹底的に線路上だけで話をまとめてみせて欲しかった。プロの作家に対して要求するテクニックとしては、それほど無茶ではないと思うのだけど。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.39
(4pt)

設定の面白さが際立つ、有川浩らしいストーリー

舞台となっている阪急今津線についてはほとんど知らないが、電車というのはこういう連作短編集を組むのにうってつけだというのはわかる。8つしかない駅の間の、短い区間に起きるできごとを、登場人物を変えながら、かつ少しずつオーバーラップさせながら語る。これは面白い設定だ。

いくつか例外はあるものの、有川浩らしいラブストーリーが主体で(かといって『図書館戦争』シリーズのような劇薬的な甘さではない)、どれも前向きで心温まる話ばかり。後半は「折り返し」と称して、行きに語られた人々の半年後を逆向きの路線で描いていて、これもまた面白い。最初から最後まで、楽しく読めた。薄いからすぐ読めるしね。

ちょっとだけ残念な点をあげるとすれば、(とくに後半)線路から外れた話が多くなってしまっている点。こういう舞台設定をするのなら、どうせなら徹底的に線路上だけで話をまとめてみせて欲しかった。プロの作家に対して要求するテクニックとしては、それほど無茶ではないと思うのだけど。
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.38
(5pt)

初心者にお勧め

短編の様で繋がっています。
恋愛以外の人間模様なども描かれています。
読む程に1編づつの主人公同志が関連し合い最後は温かい気持ちになりました。
是非読んでください
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132
No.37
(5pt)

初心者にお勧め

短編の様で繋がっています。
恋愛以外の人間模様なども描かれています。
読む程に1編づつの主人公同志が関連し合い最後は温かい気持ちになりました。
是非読んでください
阪急電車 Amazon書評・レビュー: 阪急電車より
4344014502
No.36
(4pt)

懐かしかった

懐かしい。
 まずは、その一語に尽きました。
 タイトルの阪急電車、わけても物語の舞台のすべてといっていい阪急電車今津線は自分にとってもずっと使い続けて来た沿線だし、作品中にでてくるスポットや場所も知っているところが殆ど。町の雰囲気や情景、人々の雰囲気がすごくリアルに立ち上がってきて、地元民だった当時の事がすごく懐かしく思い起こされました。作品自体がよく出来ている事が大前提ですが、普通の人が読んで感じる暖かさ以上のものを、こればっかりは住んでいた人間の特権としてより大きく受け取ることが出来たと思います。
 自分にとっては、初読みの有川浩(失礼なことに最近まで男性と勘違いしていた)さんでしたが、なんともいえずバラエティ豊かないろんな人の日常描写と群像劇の妙に、他の作品も読んでみたいと思いました。小説の構造自体は、阪急電車の宝塚駅から西宮北口までのわずか十あまりの駅を一つ乗り進むたびに主人公を変えて一つの物語がたちあがり、それが相互に干渉し合い、折り返し地点からまた話が時間を経て進んでいくという今迄になかった新しい試みがある実験的な小説なんですが、その中で繰り広げられる日常はあくまで日常のことで何か凄いことがあるわけでもないですがだからこそ安心して優しい気分で読む事が出来ます。 
 共感する、というのが一番近いでしょうか。若いカップルたちの話に昔を思い、小さな子とおばあちゃんの会話に暖かい気持ちになり、恋する女の子の悩みや葛藤にため息をついたり、別れに決別する女性にがんばれとエールを送ったり、そんな感じで読んでいく一冊です。
 男性にはちょっと勧めるのがためらわれるのですが、女性ならけっこう共感して読んでもらえると思います。
阪急電車 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 阪急電車 (幻冬舎文庫)より
4344415132