ベイジン

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ベイジンの評価:

4.19/5点 レビュー 108件。 A ランク

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全178件 41〜60 3/9ページ
No.138
(4pt)

利権とメンツの渦巻く中国の原子力発電所

2010年の本だが、もともとは2008年に刊行された小説。
 北京オリンピックの開会式にあわせて、紅陽核電(原子力発電所)の運転を開始するという国家プロジェクトが進んでいる。この発電所の技術顧問として派遣されている田嶋は、発電中止を進言し、大連市副書記にして発電所責任者でもあるトウに拘束される・・という冒頭シーンから始まり、物語はそこに至るまでの経緯をたどっていく。
 トウは、出世のため、有力者・宋建邦のブサイクでワガママな娘を妻にしている。トウはもともとは汚職摘発が任務で、彼には黄剛という幼なじみにして富豪の協力者がいる。黄は廃品回収業者。
 田嶋は、DHI(三菱重工?)から紅陽核電の技術顧問に乞われて派遣される。前任者の岡部は現地で評判が悪く、岡部が体を壊したので交代。
 トウは、捜査の過程で岳父・宋建邦を失脚させる手がかりをつかむ。トウは宋に絶対服従を条件としてその義理の息子となった過去がある。トウの上司・馬は、トウと宋とは仮にも親子であるため、この捜査からトウを外し、トウを大連市の副書記にする。もうひとつ、トウには紅陽核電の運転責任者という特命も与えられる。トウには朱鈴という美人秘書がつけられるが、彼女は実力者・朱克明の姪でもある。朱鈴はトウが大連市の汚職摘発にやってきたのではないかと密かに期待している。
 田嶋は、李寧寧(副首相夫人)の関連企業に原発の仕事の多くが発注されており、その杜撰工事により原発が危険になっていると判断。田嶋はうまく根回しし、日本企業がこのプロジェクトに食い込む。
 朱鈴はやがてトウに惹かれるようになり、いったんは男女関係になってしまうのだが、トウは堅物でなびくわけでもない。
 やがて紅陽核電には大規模な耐震補強工事が必要なことが判明する。
 その他・・・
 北京や上海には地方出身者をバカにする風潮がある。北京人にとっては上海人は金の亡者の田舎者であり、上海人にとって北京人は権力ボケした野暮。それ以外の地方出身者に対しては更に辛辣であり、特に、河南省(洛陽のあるところ)は国中から嫌われている。
 IAEAは、世界中の原発を査察できるわけではなく、米露中英仏の5カ国以外にしか強制力が及ばない。この5大保有国については、核兵器施設の査察はもちろん、原発を査察する権利もない。これら5カ国もIAEAには協力しているが、あくまでも好意による協力。
 など、ためになる話も多い。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.137
(4pt)

利権とメンツの渦巻く中国の原子力発電所

2010年の本だが、もともとは2008年に刊行された小説。
 北京オリンピックの開会式にあわせて、紅陽核電(原子力発電所)の運転を開始するという国家プロジェクトが進んでいる。この発電所の技術顧問として派遣されている田嶋は、発電中止を進言し、大連市副書記にして発電所責任者でもあるトウに拘束される・・という冒頭シーンから始まり、物語はそこに至るまでの経緯をたどっていく。
 トウは、出世のため、有力者・宋建邦のブサイクでワガママな娘を妻にしている。トウはもともとは汚職摘発が任務で、彼には黄剛という幼なじみにして富豪の協力者がいる。黄は廃品回収業者。
 田嶋は、DHI(三菱重工?)から紅陽核電の技術顧問に乞われて派遣される。前任者の岡部は現地で評判が悪く、岡部が体を壊したので交代。
 トウは、捜査の過程で岳父・宋建邦を失脚させる手がかりをつかむ。トウは宋に絶対服従を条件としてその義理の息子となった過去がある。トウの上司・馬は、トウと宋とは仮にも親子であるため、この捜査からトウを外し、トウを大連市の副書記にする。もうひとつ、トウには紅陽核電の運転責任者という特命も与えられる。トウには朱鈴という美人秘書がつけられるが、彼女は実力者・朱克明の姪でもある。朱鈴はトウが大連市の汚職摘発にやってきたのではないかと密かに期待している。
 田嶋は、李寧寧(副首相夫人)の関連企業に原発の仕事の多くが発注されており、その杜撰工事により原発が危険になっていると判断。田嶋はうまく根回しし、日本企業がこのプロジェクトに食い込む。
 朱鈴はやがてトウに惹かれるようになり、いったんは男女関係になってしまうのだが、トウは堅物でなびくわけでもない。
 やがて紅陽核電には大規模な耐震補強工事が必要なことが判明する。
 その他・・・
 北京や上海には地方出身者をバカにする風潮がある。北京人にとっては上海人は金の亡者の田舎者であり、上海人にとって北京人は権力ボケした野暮。それ以外の地方出身者に対しては更に辛辣であり、特に、河南省(洛陽のあるところ)は国中から嫌われている。
 IAEAは、世界中の原発を査察できるわけではなく、米露中英仏の5カ国以外にしか強制力が及ばない。この5大保有国については、核兵器施設の査察はもちろん、原発を査察する権利もない。これら5カ国もIAEAには協力しているが、あくまでも好意による協力。
 など、ためになる話も多い。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.136
(4pt)

中国の二匹の龍

田嶋は、トウが李寧寧(副首相夫人)の腐敗を暴くために派遣されてきたのではないかと考えている。田嶋は、核電の安全性確保のためには李を排除すべきだと考えている。
 トウの岳父・宋建邦が自殺。汚職問題で追い詰められたらしい。トウの上司・馬は、李寧寧よりもむしろ大連市長の趙凱陽を摘発したい。共青団の星・朱克明を押し上げるため、政敵側の趙を排除したいというのが動機。朱はトウに注目しているらしく、朱の姪の朱鈴はトウを好き。馬は、いっそ、朱鈴といっしょになって、今の妻(宋建邦の娘)と手を切ってはどうかとトウに薦める。そういわれると、トウはなんだか愚妻であっても妻がかわいそうに思えてくる。
 そのころ、田嶋の所属するDHIは中国国営企業と合弁会社を作り、本格的に中国の原発建設に進出。そのおかげで、やっと耐震工事が可能になる。
 朱克明はトウを呼び出す。トウは、汚職にまみれた李寧寧を締め上げ、彼女に協力させて趙を攻めるという策を提案する。
 原子力発電所では、田嶋の盟友で、日本から派遣された門田と従業員がトラブルを起こす。趙が裏で糸を引いているらしい。門田は更迭されるが、トウは李寧寧が原発利権で私腹を肥やしてアメリカに逃げようとしていると従業員の前でアジテーション演説を行い、鮮やかに事態を収拾する。李寧寧は拘束されるが、趙の拘束には失敗。朱克明に出世争いで負けそうな余明が欲望に負けて、趙拘束作戦を漏らしたのが原因らしい。
 運転開始直前、田嶋は、核電の安全性が確保されていないとして強硬に中止を主張。確実にあぶない、というよりも、問題が山積しているため技術顧問としては認められない。トウは悩みつつも田嶋を拘束。核電は北京オリンピックに合わせて無事に運転開始するが、すぐに停電(全交流電源喪失)を起こす。田嶋の予感的中。火災が発生し、田嶋は拘束解除され、トウと田嶋は復旧にあたる。このとき、原子炉を冷やすために海の水を投入するというアイディアをトウは出している(この小説のあとに発生した福島第一原発事故でも、海水投入という決断をしているが)。トウは死ぬ覚悟で蒸気逃がし弁に向かうが・・・どうなったのかはわからない。
 その他・・・
 中国には二匹の龍がいる、という。一匹は天災をもたらす大地の龍で、もう一匹は民という名の龍。政治が乱れると大地の龍が暴れて大災害を起こす。人民は普段はとてもおとなしいが、あまりの悪政で鬱屈が充満すると、爆発的なエネルギーとなって大暴動を起こす。
 など。
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.135
(4pt)

中国の二匹の龍

田嶋は、トウが李寧寧(副首相夫人)の腐敗を暴くために派遣されてきたのではないかと考えている。田嶋は、核電の安全性確保のためには李を排除すべきだと考えている。
 トウの岳父・宋建邦が自殺。汚職問題で追い詰められたらしい。トウの上司・馬は、李寧寧よりもむしろ大連市長の趙凱陽を摘発したい。共青団の星・朱克明を押し上げるため、政敵側の趙を排除したいというのが動機。朱はトウに注目しているらしく、朱の姪の朱鈴はトウを好き。馬は、いっそ、朱鈴といっしょになって、今の妻(宋建邦の娘)と手を切ってはどうかとトウに薦める。そういわれると、トウはなんだか愚妻であっても妻がかわいそうに思えてくる。
 そのころ、田嶋の所属するDHIは中国国営企業と合弁会社を作り、本格的に中国の原発建設に進出。そのおかげで、やっと耐震工事が可能になる。
 朱克明はトウを呼び出す。トウは、汚職にまみれた李寧寧を締め上げ、彼女に協力させて趙を攻めるという策を提案する。
 原子力発電所では、田嶋の盟友で、日本から派遣された門田と従業員がトラブルを起こす。趙が裏で糸を引いているらしい。門田は更迭されるが、トウは李寧寧が原発利権で私腹を肥やしてアメリカに逃げようとしていると従業員の前でアジテーション演説を行い、鮮やかに事態を収拾する。李寧寧は拘束されるが、趙の拘束には失敗。朱克明に出世争いで負けそうな余明が欲望に負けて、趙拘束作戦を漏らしたのが原因らしい。
 運転開始直前、田嶋は、核電の安全性が確保されていないとして強硬に中止を主張。確実にあぶない、というよりも、問題が山積しているため技術顧問としては認められない。トウは悩みつつも田嶋を拘束。核電は北京オリンピックに合わせて無事に運転開始するが、すぐに停電(全交流電源喪失)を起こす。田嶋の予感的中。火災が発生し、田嶋は拘束解除され、トウと田嶋は復旧にあたる。このとき、原子炉を冷やすために海の水を投入するというアイディアをトウは出している(この小説のあとに発生した福島第一原発事故でも、海水投入という決断をしているが)。トウは死ぬ覚悟で蒸気逃がし弁に向かうが・・・どうなったのかはわからない。
 その他・・・
 中国には二匹の龍がいる、という。一匹は天災をもたらす大地の龍で、もう一匹は民という名の龍。政治が乱れると大地の龍が暴れて大災害を起こす。人民は普段はとてもおとなしいが、あまりの悪政で鬱屈が充満すると、爆発的なエネルギーとなって大暴動を起こす。
 など。
ベイジン〈下〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉より
4492061487
No.134
(5pt)

3.11前に書いたとは思えない出来

そのリアルさと問題意識にてっきり3.11を機に書かれた作品だと思っていたが、3.11以前の作だと読後に知って驚愕した。 ハゲタカシリーズより、完成度が高いと思う。 オススメ。
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.133
(4pt)

利権とメンツの渦巻く中国の原子力発電所

2010年の本だが、もともとは2008年に刊行された小説。
 北京オリンピックの開会式にあわせて、紅陽核電(原子力発電所)の運転を開始するという国家プロジェクトが進んでいる。この発電所の技術顧問として派遣されている田嶋は、発電中止を進言し、大連市副書記にして発電所責任者でもあるトウに拘束される・・という冒頭シーンから始まり、物語はそこに至るまでの経緯をたどっていく。
 トウは、出世のため、有力者・宋建邦のブサイクでワガママな娘を妻にしている。トウはもともとは汚職摘発が任務で、彼には黄剛という幼なじみにして富豪の協力者がいる。黄は廃品回収業者。
 田嶋は、DHI(三菱重工?)から紅陽核電の技術顧問に乞われて派遣される。前任者の岡部は現地で評判が悪く、岡部が体を壊したので交代。
 トウは、捜査の過程で岳父・宋建邦を失脚させる手がかりをつかむ。トウは宋に絶対服従を条件としてその義理の息子となった過去がある。トウの上司・馬は、トウと宋とは仮にも親子であるため、この捜査からトウを外し、トウを大連市の副書記にする。もうひとつ、トウには紅陽核電の運転責任者という特命も与えられる。トウには朱鈴という美人秘書がつけられるが、彼女は実力者・朱克明の姪でもある。朱鈴はトウが大連市の汚職摘発にやってきたのではないかと密かに期待している。
 田嶋は、李寧寧(副首相夫人)の関連企業に原発の仕事の多くが発注されており、その杜撰工事により原発が危険になっていると判断。田嶋はうまく根回しし、日本企業がこのプロジェクトに食い込む。
 朱鈴はやがてトウに惹かれるようになり、いったんは男女関係になってしまうのだが、トウは堅物でなびくわけでもない。
 やがて紅陽核電には大規模な耐震補強工事が必要なことが判明する。
 その他・・・
 北京や上海には地方出身者をバカにする風潮がある。北京人にとっては上海人は金の亡者の田舎者であり、上海人にとって北京人は権力ボケした野暮。それ以外の地方出身者に対しては更に辛辣であり、特に、河南省(洛陽のあるところ)は国中から嫌われている。
 IAEAは、世界中の原発を査察できるわけではなく、米露中英仏の5カ国以外にしか強制力が及ばない。この5大保有国については、核兵器施設の査察はもちろん、原発を査察する権利もない。これら5カ国もIAEAには協力しているが、あくまでも好意による協力。
 など、ためになる話も多い。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.132
(5pt)

3.11前に書いたとは思えない出来

そのリアルさと問題意識にてっきり3.11を機に書かれた作品だと思っていたが、3.11以前の作だと読後に知って驚愕した。 ハゲタカシリーズより、完成度が高いと思う。 オススメ。
ベイジン〈下〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉より
4492061487
No.131
(4pt)

利権とメンツの渦巻く中国の原子力発電所

2010年の本だが、もともとは2008年に刊行された小説。
 北京オリンピックの開会式にあわせて、紅陽核電(原子力発電所)の運転を開始するという国家プロジェクトが進んでいる。この発電所の技術顧問として派遣されている田嶋は、発電中止を進言し、大連市副書記にして発電所責任者でもあるトウに拘束される・・という冒頭シーンから始まり、物語はそこに至るまでの経緯をたどっていく。
 トウは、出世のため、有力者・宋建邦のブサイクでワガママな娘を妻にしている。トウはもともとは汚職摘発が任務で、彼には黄剛という幼なじみにして富豪の協力者がいる。黄は廃品回収業者。
 田嶋は、DHI(三菱重工?)から紅陽核電の技術顧問に乞われて派遣される。前任者の岡部は現地で評判が悪く、岡部が体を壊したので交代。
 トウは、捜査の過程で岳父・宋建邦を失脚させる手がかりをつかむ。トウは宋に絶対服従を条件としてその義理の息子となった過去がある。トウの上司・馬は、トウと宋とは仮にも親子であるため、この捜査からトウを外し、トウを大連市の副書記にする。もうひとつ、トウには紅陽核電の運転責任者という特命も与えられる。トウには朱鈴という美人秘書がつけられるが、彼女は実力者・朱克明の姪でもある。朱鈴はトウが大連市の汚職摘発にやってきたのではないかと密かに期待している。
 田嶋は、李寧寧(副首相夫人)の関連企業に原発の仕事の多くが発注されており、その杜撰工事により原発が危険になっていると判断。田嶋はうまく根回しし、日本企業がこのプロジェクトに食い込む。
 朱鈴はやがてトウに惹かれるようになり、いったんは男女関係になってしまうのだが、トウは堅物でなびくわけでもない。
 やがて紅陽核電には大規模な耐震補強工事が必要なことが判明する。
 その他・・・
 北京や上海には地方出身者をバカにする風潮がある。北京人にとっては上海人は金の亡者の田舎者であり、上海人にとって北京人は権力ボケした野暮。それ以外の地方出身者に対しては更に辛辣であり、特に、河南省(洛陽のあるところ)は国中から嫌われている。
 IAEAは、世界中の原発を査察できるわけではなく、米露中英仏の5カ国以外にしか強制力が及ばない。この5大保有国については、核兵器施設の査察はもちろん、原発を査察する権利もない。これら5カ国もIAEAには協力しているが、あくまでも好意による協力。
 など、ためになる話も多い。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.130
(5pt)

満足の一冊

なんとなく読んでみた本だった。原発に関連した小説ということで選んだ。
原発で事故が起こるというパニック物程度に思っていた考えが一掃された。中国という今関係の良いとは言えない国を舞台に、ここまで考えさせられる、そして希望を与えられる本があったとは。そしてこれがあの不幸な事故の前に書かれたとは!運命を感じる一冊であった。
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.129
(5pt)

満足の一冊

なんとなく読んでみた本だった。原発に関連した小説ということで選んだ。
原発で事故が起こるというパニック物程度に思っていた考えが一掃された。中国という今関係の良いとは言えない国を舞台に、ここまで考えさせられる、そして希望を与えられる本があったとは。そしてこれがあの不幸な事故の前に書かれたとは!運命を感じる一冊であった。
ベイジン〈下〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉より
4492061487
No.128
(5pt)

世間知らずの私ですが、、、、、

主人公=紅陽原発責任者の鄧トウなどの人物が組織の中で這い上がるために耐えていくすさまじさに久しぶりに圧倒されました。著者の入念な取材を背景に、人物のことばの微妙なやりとり、駆け引きの描写に圧倒されます。中国でなくても組織の上の方にいけば同様のことが世界中で起こっていると思います。本心を主席になるまで明かさずに上り詰めた習近平、鄧トウ小平はここの主人公=鄧トウの延長線上にあると思わせます。また、技術力を伴うことなく身の程知らずの世界最大の原子力発電工事を受注し、危険な原発工事を未熟なまま遂行しようとする李寧寧=副首相夫人ということで権力を乱用していると思わせる=の鄧トウへの締めつけのすごさ。地獄へ何回も何回も落したい極悪人李寧寧、そしてその配下でいじめられている鄧トウもその親友の黄も同様の極悪人。上巻だけで読むのをあきらめるかもと思いましたが、さすがの迫力で読み終えました。下巻を即発注しました。
書名ですがベイジンから北京は想像できませんでした。この本を知ったのは7/8の日本経済新聞電子版「激震 習政権ウォッチ」=同じ轍は踏まない_習主席が見つめた父の人生=に対する女性読者からのコメントです。"Beijing の発音は「ペイチン」で、「ベイジン」と発音するのは英語なまり"=Yahoo知恵袋= ベイジンと書かれるには私には違和感を感じます。書名としては本国どおりに「ペイチン」か「北京」が感覚的に分かりやすいです。
補足
1.感想が第一印象になりすぎたなと感じて、再度最初から読み始めたら序章=著者の訴えたい目的=を忘れていたと気づきました。安全に大きな疑問がいくつかありながら世界最大の原発を北京オリンピックの開会式当日に営業運転開始しようとしている。疑問を感じないまま発電開始しようとする原発責任者の鄧トウが停止を意見している日本人技術責任者の田嶋を拘束監禁する異常事態のやりとりがクローズアップされています。
2.登場人物が互いにやりとりしている会話、場面が微妙なニュアンスをもって表現されている。文章力はさすが、さすがです。
第三章の田嶋の前任者"岡部"の統率力、人に対する対応能力のマズさなんぞは私の身につまされる思いです。その場にあった人材は必ずいる、そのような人材を的確に配置する。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.127
(5pt)

世間知らずの私ですが、、、、、

主人公=紅陽原発責任者の鄧トウなどの人物が組織の中で這い上がるために耐えていくすさまじさに久しぶりに圧倒されました。著者の入念な取材を背景に、人物のことばの微妙なやりとり、駆け引きの描写に圧倒されます。中国でなくても組織の上の方にいけば同様のことが世界中で起こっていると思います。本心を主席になるまで明かさずに上り詰めた習近平、鄧トウ小平はここの主人公=鄧トウの延長線上にあると思わせます。また、技術力を伴うことなく身の程知らずの世界最大の原子力発電工事を受注し、危険な原発工事を未熟なまま遂行しようとする李寧寧=副首相夫人ということで権力を乱用していると思わせる=の鄧トウへの締めつけのすごさ。地獄へ何回も何回も落したい極悪人李寧寧、そしてその配下でいじめられている鄧トウもその親友の黄も同様の極悪人。上巻だけで読むのをあきらめるかもと思いましたが、さすがの迫力で読み終えました。下巻を即発注しました。
書名ですがベイジンから北京は想像できませんでした。この本を知ったのは7/8の日本経済新聞電子版「激震 習政権ウォッチ」=同じ轍は踏まない_習主席が見つめた父の人生=に対する女性読者からのコメントです。"Beijing の発音は「ペイチン」で、「ベイジン」と発音するのは英語なまり"=Yahoo知恵袋= ベイジンと書かれるには私には違和感を感じます。書名としては本国どおりに「ペイチン」か「北京」が感覚的に分かりやすいです。
補足
1.感想が第一印象になりすぎたなと感じて、再度最初から読み始めたら序章=著者の訴えたい目的=を忘れていたと気づきました。安全に大きな疑問がいくつかありながら世界最大の原発を北京オリンピックの開会式当日に営業運転開始しようとしている。疑問を感じないまま発電開始しようとする原発責任者の鄧トウが停止を意見している日本人技術責任者の田嶋を拘束監禁する異常事態のやりとりがクローズアップされています。
2.登場人物が互いにやりとりしている会話、場面が微妙なニュアンスをもって表現されている。文章力はさすが、さすがです。
第三章の田嶋の前任者"岡部"の統率力、人に対する対応能力のマズさなんぞは私の身につまされる思いです。その場にあった人材は必ずいる、そのような人材を的確に配置する。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.126
(5pt)

「311」で終わらない

作品は311以前の発表、設定も北京五輪のあたり(08年)のため、時事を求めての読書には不向きかもしれない。が、311以前の原発政策、中国情勢など当時の雰囲気を知るにはむしろ当時性があって面白い。未来からきた人間(読者)が過去を楽しむような体験ができそうだ。

ただし投げかけられている問題は現在進行といってもよい。目下、中国は原発建設を急ペースで進めている。本書(下巻)のクライマックスにもなるポイントでもある。本書を5年くらい寝かせて再読するのも面白いかもしれない。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.125
(5pt)

「311」で終わらない

作品は311以前の発表、設定も北京五輪のあたり(08年)のため、時事を求めての読書には不向きかもしれない。が、311以前の原発政策、中国情勢など当時の雰囲気を知るにはむしろ当時性があって面白い。未来からきた人間(読者)が過去を楽しむような体験ができそうだ。

ただし投げかけられている問題は現在進行といってもよい。目下、中国は原発建設を急ペースで進めている。本書(下巻)のクライマックスにもなるポイントでもある。本書を5年くらい寝かせて再読するのも面白いかもしれない。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.124
(4pt)

面白い

あっという間に読める、原発と日中関係の裏をノンフィクションに近い切り口で
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.123
(4pt)

面白い

あっという間に読める、原発と日中関係の裏をノンフィクションに近い切り口で
ベイジン〈下〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉より
4492061487
No.122
(5pt)

面白い。でも・・・

さすが真山作品、と思わせられる内容で、これが無料とは、得した。ただ、上下巻セットなので必然的に下巻は買わないといけないわけで、でも多くの人のプレビューを見ると、「下巻はがっかり」的なことが書いてあったので、結局、私は上巻止まりで、下巻は購入しませんでした。
ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)より
4344414683
No.121
(5pt)

面白い。でも・・・

さすが真山作品、と思わせられる内容で、これが無料とは、得した。ただ、上下巻セットなので必然的に下巻は買わないといけないわけで、でも多くの人のプレビューを見ると、「下巻はがっかり」的なことが書いてあったので、結局、私は上巻止まりで、下巻は購入しませんでした。
ベイジン〈上〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈上〉より
4492061479
No.120
(5pt)

カッズ

北京オリンピック開会式当日に運開をした紅陽核電は、杜撰工事のため全交流電源喪失-SBO(ステーションブラクアウト)に陥る。技術顧問田島の対処は?政争に翻弄される大連市党副書記鄭学耕の運命は?面白いね~( ̄▽ ̄)=3

"原発は我々に素晴らしい恩恵を与えてくれる。だが人間の心に隙が生まれた瞬間、神の火は劫火に変わる"
ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉 (幻冬舎文庫)より
4344414691
No.119
(5pt)

カッズ

北京オリンピック開会式当日に運開をした紅陽核電は、杜撰工事のため全交流電源喪失-SBO(ステーションブラクアウト)に陥る。技術顧問田島の対処は?政争に翻弄される大連市党副書記鄭学耕の運命は?面白いね~( ̄▽ ̄)=3

"原発は我々に素晴らしい恩恵を与えてくれる。だが人間の心に隙が生まれた瞬間、神の火は劫火に変わる"
ベイジン〈下〉 Amazon書評・レビュー: ベイジン〈下〉より
4492061487