京都禊ぎ神殺人物語: 民俗学者 竹之内春彦の事件簿
評判
京都禊ぎ神殺人物語: 民俗学者 竹之内春彦の事件簿の評価:
3.67/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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神社の中の清い小川で、裸体に豪華絢爛な振袖を着せられた女性の死体が連続してみつかったという不可思議な殺人事件。それらの着物を製作したのは、業界では神とも呼ばれている天才的な熟年染織家の男性。事件が起きた原因は、彼を中心にしたどろどろの人間関係にがあるらしい。舞台は上賀茂神社、下鴨神社から、日本で唯一、3本柱の鳥居がある蚕の社へと移り・・・というようなストーリーです。とにかく京都舞台のものが好きという人には十分楽しめるお話だと思います。
いつもの通り、歴史や背景についても詳細に下調べされていて、今回は神道や、記紀をはじめとした古文書について詳しいです。
ただ、他のレビューアさんも書かれていましたが、探偵役の竹之内春彦が、民俗学者だというのに、神社や歴史、古い文献について「知りません」「わかりません」ばかりで、それは変でしょうというの確かにあります。大学教授だということですが、大学で授業している様子もなく、京都の一等地にある旅館に住みこんで(高いでしょうに、1泊数万円すると思います。どこにそんなお金が??)文化庁のための調査の仕事をしているというのがなんだか不自然というか。
テレビの京都ミステリ・ドラマと同じで、まずは京都ありき、雰囲気ありきだと思うので、そこは突っ込まなくてもいいでしょうが(汗)、本格的な推理小説を求める方にはこういうところはいまひとつだと思います。まさに2時間ドラマに仕立てたらぴったりで、京都の雰囲気に浸りたい方におすすめです。