ソロモンの偽証
評判
ソロモンの偽証の評価:
3.91/5点 レビュー 509件。 S ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 1〜20 1/5ページ
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ソロモンの偽証の評価:
3.91/5点 レビュー 509件。 S ランク
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その後最後まで読みましたが、4巻、5巻が比較的面白かったかなと思いましたが、6巻はもう蛇足の印象で、大体上下2巻か3巻で良かったんじゃないかという印象です。
どうしてこのように冗長なのかと考えると
1.会話が多い
リアリティのない10代の若者の会話が延々収録されている。
2.無駄な登場人物が多い。
無駄と言ったら失礼ですが、9名もいる陪審員が休廷日に何をしていたのかとか、興味がありません。
長い作品を書くのが目的でお湯を水で薄めているように感じました。
3.繰り返しが多い
読み手としては「もうわかっている」ことが書かれている。
同じことを何回も描いている。何回も汗臭い描写をしたり、何回も登場人物の美醜を書いたり、同じ伏線を何回もちらつかせる。
4.オチが早くわかる上に、特にカタルシスもない
この作品は途中から裁判になって行くわけですが、早くにオチは割れています。
もしかしてゆっくり1週間くらいかけて読めば最初の方を忘れることはあるかもしれませんが、自分は2日で読んだので冒頭の伏線も覚えています。
こういうことなのだろうなというのもわかるし、女子生徒の行動はまだしも男子生徒の行動が賢いという設定の割には意味不明です。
その意味不明さを「10代の子供の狂気」みたいなことで強制的に納得させようとしているのかなと思いますが全然納得できませんでした。
結局、裁判に対して冷ややかな大人たちと同じ気持ちです。
「こんな延々と時間使って子供芝居やったの何だったの?」という感じです。
その他にも語り手がするする変わっていくことなんかも気になりました。特にまあまあのスピードで読んでたので「あれ?今語り手誰になってる?」と混乱しました。
6巻には中編のおまけが付いていますが、これこそいらない後日譚、蛇足中の蛇足だなーと思いました。
Xが実はYと密かに過去に関係があった・・・なんでいつもこのパターンなんだろうという気持ち。それに主人公が気づく過程のご都合主義。長編の登場人物のその後も知らないほうが面白かったんじゃないのかなーと。
自分は元々海外ミステリの方が好きなので、和製ミステリはあまり読みません。
いつも同じ話に感じるからです。特に学校を舞台にした作品には似た印象を受けます。
おそらくはミステリというよりは戯曲的な味わいのある青春文学だったのかなと思います。
青春文学は苦手なので、元々合わないカテゴリの本を5-6千円かけてポンと買ったのが間違いだったという事かもしれません。
(鍵を忘れて家に入れず、近所の小さな本屋で何か買って暇を潰すしかなく間に合せで選びました)
作者はさすがの大家ですので、そういう意味では心理や細部の描写に「なるほど」「面白いな」と思うところはたくさんありました。
パーツでみれば面白い登場人物、面白い展開もたくさんありました。
ただ、全体で見たときに、本当に些末な会話と繰り返しが多くて冗長なのと、「やっぱりそういうオチですよね・・・」という展開に感じる読後の徒労感が評価を下げました。
宮部みゆきさんの作品を多分1作しかこれまで読んだことないので(初期の作品)曖昧ですが、短編の方が得意な方なのかなと感じます。(その割にはおまけ中編もつまらなかったけど)