幽霊人命救助隊

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

幽霊人命救助隊の評価:

4.26/5点 レビュー 155件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.26pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全260件 221〜240 12/13ページ
No.40
(5pt)

読みやすくて面白い!

作者の高野さんは随分と自殺について勉強したようで、この作品を読むと非常に元気づけられました。
今、現実で辛い人や苦しい人は、きっとこの本を読むことでだいぶ救われると思います。
特に、極道のお爺さんがとてつもなく良いキャラで、また良い指導者でもあります。
主人公の現実で苦しむ人を見る視点や考え、それはきっと自分を客観的に見ることができて初めて共感出来ることだと思います。また、本書を読むことで多くの価値観を身につけられるとも思います。
シナリオの構成もよく、また設定も新しくて面白い。
私は何か辛いことがあった時は、この本を読んで、極道のお爺さんに励ましてもらおうと思います。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.39
(4pt)

プロの描くエンターテイメント

昔『800万の死にざま』という小説がありました。
舞台のNYでは800万人の人口に対して800万通りの死にざまがある。
という意味なのですが、本作は舞台の東京での1000万の死にざまが
描写されています(実際には救助されてしまうので死にませんが・・・)。
その死にざまの中から自殺に焦点を当ててストーリーが展開していきます。
著者は「自殺」を描写するに当たり、膨大な資料に目を通した後が伺われ、
自殺に関する社会学論文並みに情報が満ちています。
しかし本作のすごいのはこれらの情報を分かりやすくて、おもしろい
エンターテイメントに組みなおしてある点です。近年増加している自殺の統計、
動機、対処法、そして考察といったシリアスで難しい題材をエンターテイメントに
作り上げる事は、素人には真似のできないプロの仕事だと思います。
題名だけ見ると、敬遠してしまいそうな軽い印象があるのですが、
内容は多くの切り口をもっていて、読み手のレベルに応じて楽しめる
守備範囲の広い良書だと思いました。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.38
(5pt)

伝えたいことがあるから、人を惹き付ける形にして、伝える。

夕方からちょっと読み始めたらおもしろくてやめられなくなり、一気に読了。テーマは、「うつ状態に入り自殺しそうな人をいかに助けるか?」です。このテーマで正面から書いたら、大変暗い話になってしまいます。それをこの本は、見事にエンターテインメントに仕立て読ませてしまいます。
受験を苦に自殺してしまった高校生の幽霊に神様が言います。「49日以内に100人の自殺志願者の命を救うことができたら、天国に行かせてあげよう。」頼みの綱は、3人の仲間と神様からもらったいくつかの小道具。一人、また一人と苦労して助けていくうちに、孤独・貧困・いじめ・借金苦・失恋など人が死ぬ数々の理由や、人間の弱さや強さ、命の尊さに気付いていく・・・。
著者の、自殺志願者を救いたい、救う方法をみなに伝えたいという想いがあふれています。「何か伝えたいことがあるから、人を惹き付ける形にして、伝える。」と言う意味で、大変成功している本です。感動します。うつについて勉強になります。そして何より、おもしろいです。ぜひ読んでみてください。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.37
(5pt)

止まらないけど読み終わりたくない傑作です

各エピソードの感動が重なり、ラスト震えるほどの希望あふれる感動へ一気になだれこむ。 ページをめくる手は止まらないけど、読み終わりたくない。と、小説のおもしろさをあらためて教えてもらいました。それが証拠に(笑)本なんか読まない大学生と高校生の息子2人が「止まらなかった」「本って音楽も映像もないのに感動するし、涙も出るんだ。笑えたしね。もっと読みたい」と口を揃えていうのです。若い人もそうでない人も、だまされたと思って読んでみてくださいね。 必ず共感できるエピソードがあるはず。極上の空間をお約束します。その後色々な小説を読みましたが、これほどの傑作を探すのは大変。どなたかオススメを教えていただけませんか?
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.36
(4pt)

素朴なヒューマニズムと正義感

良い小説です。「良い」というのは、素朴なヒューマニズムと正義感にあふれている、という意味でです。
つまり、作者の、今の日本社会が抱えている病理的諸問題や社会の有り様そのものに対して抱いているのであろう腹立たしさが表現されていて、とてもストレートな問題提起小説になっている、ということです。それが、決して堅い深刻なトーンではなく、むしろコメディタッチの設定と文章で語られているので、そういう点で読みやすい小説でもあります。
ただ、随所に出てくるギャグや!マークを多用した文体は、好みが分かれるかもしれません。少なくとも私は好みませんし(いくらコメディタッチでもギャグ的な部分はカットしたところで何の問題もないと思いますから。それに、例えば筒井康隆のギャグの処理の仕方はもっと洗練されていたような気がします)、作者の主張したいことには大いに共感できるだけに、やや残念ですね。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.35
(5pt)

9月10日から自殺予防週間

著者は自殺や心の病気についてよく勉強していると思いました。重いテーマですが、読者を笑わせたり泣かせたりしてくれるいい本です。小説の中に出てくる無線機やメガホンが実際に使えたとしても、生に絶望した人の気持ちに入り込めたり、共感できないと命は救えないだろうなと考えさせられました。最後のオチもとてもよい。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.34
(5pt)

生きている意味がしみこんでくるようです

新幹線の中で読んでいましたが、隣の人を気にしつつも吹き出したり涙がこぼれたり。せつなくて考えさせられて、そして命がいとおしくなる一冊です。悩んでいる全ての人に読んでほしい。死への逃避はありえないのだと。長編ですが、一気に読んでしまう本です。大切に持っていて、いろんな人にすすめるつもり。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.33
(4pt)

深夜に読破

友人に進められて読み始めました。
最初は話の設定に「これでいいのか??」とは思いましたが
読んでみると、なるほどこれでいいのだと思いました。
内容の重さに設定がごちゃごちゃすれば読み手の理解が遅くなってしまいますし
映像ではない小説は主人公の不自由さを伝えるのに手間取ってしまいますから設定は軽く、そして人に突っ込みを入れられるぐらいの方が解りやすいのだと思えました。
そして一番大きかった事が話の内容を含め神様が人をたいして助けない事です。
「49日で100人の自殺志願者を救え」なんだそれは!と抗議したくなる事を言う神様
せっかく与えた命を粗末にしおって、と呆れる神様
あぁ、この神様は親であり先生であり上司なのだと思いました。
助けてやりたいが自分自身の問題に私が首を突っ込むわけにも行かないが、かといってほおって置くわけにもいかないそんな中で"自分で見つけて来い"と後ろから4人の尻を叩いた。
そんなふうに思いました
親近感をもてる神様は私の神様像と近かったんです。
それぞれの死に方、時代は読んでいて飽きがきませんでした。20代の私には解らない言葉が飛び交う場面は笑えます。
時代の違いはこんなにも人の思考を変えるのかとも感心できます。
読み手を選んでしまうかもしれませんがぜひ読んで欲しい一冊です。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.32
(5pt)

人は人の間にあって、生きている

7月8日付の読売新聞「ポケットに1冊」を読み、その日のうちに本屋に走った。
この記事を書いた記者さん、ありがとうございます。
養老孟司氏の解説の中に、「読後につまらなかったと思うなら、だれかにプレゼントすればいい。プレゼントした相手によっては、喜ばれると思う」と書いてあったけれど、まさにその通りだと思う。人によって、好き嫌いの分かれる本だと思う。
どなたかのレビューに、「人の体は自由に透過できるのに、ドアをすり抜けられないって設定はあんまりかと」とあったけれど、その通りですよね。ほかにも突っ込みどころは満載だ…でも、そこは目をつぶって読む。自分には逆立ちしてもこんなストーリーは描けません…
また別の方のレビューに、「テレビシリーズでやって欲しいですね」とあった。奥付の手前のページを見たら、初出が雑誌7号分であることがわかった。2時間もののドラマでもいけると思うけれど、どこのシーンで区切っても先が気になるから、連ドラ向きなのかもしれない。
いろいろな方のブックレビューを切り貼りしてしまったが、私がこの本を読んでいちばん強く感じたことは、人は人の間にあって生きているということ。
ひとりでは生きられない。もしひとりになったら底なしになるまでにつらくて、生きるのをやめたくなってしまう。そして、生きてゆきたい人にとって死が怖いものなのは、それが、ひとりで迎えなければならないものだからだ。死ぬのは、やだ。その日が来たら、仕方がないけど。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.31
(5pt)

現代人の誰にもありえる話、、、

実際は此の世のものでない人たちが私達になにかを
訴えている物語です。
自殺と鬱病といういままったく普通にどこかで起きている
悲しいはなしなのですが。
 死んだことを人命救助をしてあの世とやらにいかれるのであろうか。
 そんなところですが、読むといろいろ考えさせられます。
タイトルであとずさらずにぜひ一読推薦いたします。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.30
(5pt)

「死なないでください、日没まで。必ず助けに行きます」

テーマは、自殺と、うつ病です。
とっても重いテーマなのですが、正面から取り組んでいます。
でも、決して暗い語り口じゃないのが、本書のすごいところ。
それぞれの理由で自殺してしまった4人の幽霊が、天国に行くために49日間で、100人の人命を救助する話です。
本書の中で、うつ病が大きく取り扱われています。
そして、それにまつわるいろいろな情報が、盛り込まれています。
本書で繰り返し、力説されているのは、うつ病は、治療で完治するってことです。
一時期TVで同様のCMが流されていましたが、まったく伝わらなかった記憶があります。
本書を読むと、ためらわずに病院にいくべきだ、ってことが理解できます。
本書で感心するのは、「幽霊人命救助隊」は、問題を解決してない点です。
問題を解決しなくても、自殺を食い止めることができる。
どうすればいいのかは、是非本書をお読みください。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.29
(2pt)

設定に難あり

ファンタジーと割り切ればそれまでですが、設定に難あり。
ツッコミどころに事欠きません。
自殺の瞬間に後悔したために成仏できなかった4人組が
神様の命令で現世に戻って自殺しようとしている人を49日以内に100人救う。
自殺を言うテーマを扱うには、この設定がどうにも軽すぎます。
自殺志願者を救済させるべく遣わした者になぜ中途半端な能力しか与えないのか。
(人の体は自由に透過できるのに、ドアをすり抜けられないって設定はあんまりかと)
いや、それ以前に、そもそもなぜ神は自ら自殺志願者を救わないのか。
この命題と細部の矛盾が気になって作品を楽しむことはできませんでした。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.28
(4pt)

管理職に取って鬱病を知る入門書

会社の幹部研修では社員の鬱病対策に少なからぬ時間を掛けます。 優秀な社員が鬱病になれば多大な損害が会社に掛かります。 実力が発揮されれれば得られたであろう貢献利益が機会原価として損失に廻るだけでなく復帰までの対策は大変のコストになります。 それが事前に防ぐ事が出来れば本人ばかりでなくどれだけ会社にも役に立つか。
この本は面白いだけでなくマネージャーに対する大きなヒントが含まれています。 自殺を考えている人にはむやみな励ましの言葉は不要であるばかりか危険である.ただ話を聞いてあげるだけで良い。 そういう事はその手のテキストにかいてありますがその意味が分かったような気がしました。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.27
(4pt)

ページ数が多いわりに一気に読めました。

 自殺で命を落としてしまった4名の幽霊たちが、神様のお告げで天国に召されるために49日間で100人の自殺志願者の命を救うために、奔走します。 様々な悩みを持つ多くの人々を、彼らは抜群のチームワークで救っていきます。  この作品を読めば、人間寿命でいつかは死んでしまうので、自ら命を絶つのはやめようと思えます。 
 最後に・・・。100人目の救助対象者が意外な人物で驚きます。 ページ数は多いですが、一気に読むことができました。 皆さんもぜひ一読を・・・。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.26
(5pt)

非常によく出来てます

何となく手に取って読んだのですが、題材が暗い割りにコミカルに書かれているので、
それが読みやすさとなってもいるし、非常によく出来てます。
これまでもこういったものが小説と化したものは割りにありますが、
毎日内容に書かれたような患者さんと接し、話を聴いたりしている側としては、
そういう世界にいない人がそれをうまく書ききってることに関心しました。
いろんな文献を参考にはしているみたいですが、
果たしてそれだけでこれが書けるのか?と思ったくらいで。
同僚に回しても関心して読んでました。
日々の仕事の中、この救助隊がいたら、と思います、ホントに。
幽霊人命救助隊 Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊より
4163228403
No.25
(5pt)

この世の人たちのそばに居させてくれ

 自殺した幽霊4人が、神から「自殺をしようとする人間の命をすくうのだ」と命を受け21世紀の東京に送り込まれる。49日に100人の命を救うための奮闘が始まる。
 救助隊のメンバーが予備校生、ヤクザの親分、中小企業の社長、暗い雰囲気の若い美女…の幽霊。
 しかもそれぞれ生きていて時代が微妙に違うので、話がかみ合わなかったり、なつかしい流行語が飛び出したりと、笑う場面がたくさん出てきます。
 扱っている自殺について、正面から取り組んで描いてあるので読み応えがあります。
 自殺願望のある人たちの心理描写や、幽霊達の悔恨の場面で何回も涙しました。
 さらさらと読みやすく、笑わせてくれる、でも押さえるところがしっかりと描いてある。
 とても面白い、良い本でした。
 なるべく多くの人が読んでくれたら、と思う本です。
 
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.24
(5pt)

軽いノリで...

相変わらず読みやすい文章です。設定もおもしろい。
ちょっと疲れているあなたにおすすめ。
ひと昔前のPCゲームのごとく、
生死をテーマにするとやっぱり泣けます。
Y氏解説はやや興ざめ...
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.23
(4pt)

重いテーマを楽しめる

絶妙なタイトルに惹かれて買ってしまいました。重いテーマですが、食いつきもよく一気に楽しく(暗い気分を楽しむ?)読めました。この作品を読んで救われる人は確実にいると思う一方で、危ない精神世界に引き込まれそうな(真実か否かを問わず、知らない世界、知らなくてもいい世界を知ってしまう)怖さもあり、そこがおもしろい。自殺について詳しく扱った本は初めて読みました。自殺って他人事ではない身近なものに感じてゾッとしました。自殺の理由はもっと多様かとも思いましたが、案外単純なことがきっかけで鬱病→自殺なのかもしれません。鬱病と自殺の関係にはモヤモヤ感が残りましたが、フィクションなのでそんなものかと割り切ればよし。
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.22
(4pt)

とにかく面白い

自殺した4人の男女が、神様から「49日以内に100人の自殺志願者の命を助けたら天国に連れて行く」と言われ、幽霊となって地上に舞い降り、様々な悩みを抱えて「死」を選択しようとする自殺志願者(彼等にとっては「救助対象者」)を、次々と救っていく...と云う、他の高野作品とはちょっと違ったアニメチックでコミカルなストーリー展開の中で、しかし、高野和明が、その作品の中で常に問い続ける「命の重み」は、全く色褪せることなく、読む者の心に深く染み込んできて、思わず、目頭が熱くなる。
それにしても、高野和明は、やっぱり凄い!次回作が楽しみだ(ただし、お願いだから、二度と共作だけはやめてほしい)
幽霊人命救助隊 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊 (文春文庫)より
4167717263
No.21
(5pt)

教材にしたい

この作品は、小学生、中学生の教材にしたいくらいです。ネガティブな心理になったとき、あきらめの思いがおしよせてきたとき、鬱の感覚が攻められたときに、是非読むべき作品だと思います。この作品により、自殺志願者を確実に削減できると思います。
幽霊人命救助隊 Amazon書評・レビュー: 幽霊人命救助隊より
4163228403