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生者の行進
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生者の行進の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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前作「月のさなぎ」が好みだったので、こちらも読んでみました。 隼人、冬子、美鳥、スオウという四人の少年少女が主人公。 彼らの間で激しい恋心や憎しみが行き交い、秘められていた過去の「罪」が明らかになっていく。 ストーリーとしては面白かったです。 しかし、やや不満な点も……。 登場人物の造形や風景描写など、大変繊細で美しいイメージで描かれています。 でも、前作とは異なり「現代の日本」を舞台にしているので、どうも違和感が……。 「こんな人、現実にいるかな?」とか「行動や言動が突飛すぎるのでは?」と感じてしまうのです。 まるで夢物語の中ですべてが進行していくような……悪く言えば「絵空事」に思えてしまって。 のめりこんで楽しむことができませんでした。 いっそ前作のように「現実と似ているけれど、全く違う世界のお話」であれば、 すんなりと物語世界の中に入り込めた気がします。 ラストにも不満が。 ミステリに倫理観を持ちこむなと言われそうだけど「え、自首しないの?」と思ってしまいました。 すべてを四人の秘密として、罪を抱えたまま生きていく。 美しい終わり方ではあるけれど、やはり何だか違和感が。 ファンタジー世界のお話だったら、そんなことも思わなかったのでしょうけれど。 | ||||
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