■スポンサードリンク


生者の行進



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
生者の行進 (ハヤカワ文庫 JA イ 9-1)

生者の行進の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

夢物語のような殺人事件

前作「月のさなぎ」が好みだったので、こちらも読んでみました。
隼人、冬子、美鳥、スオウという四人の少年少女が主人公。
彼らの間で激しい恋心や憎しみが行き交い、秘められていた過去の「罪」が明らかになっていく。
ストーリーとしては面白かったです。

しかし、やや不満な点も……。
登場人物の造形や風景描写など、大変繊細で美しいイメージで描かれています。
でも、前作とは異なり「現代の日本」を舞台にしているので、どうも違和感が……。
「こんな人、現実にいるかな?」とか「行動や言動が突飛すぎるのでは?」と感じてしまうのです。
まるで夢物語の中ですべてが進行していくような……悪く言えば「絵空事」に思えてしまって。
のめりこんで楽しむことができませんでした。

いっそ前作のように「現実と似ているけれど、全く違う世界のお話」であれば、
すんなりと物語世界の中に入り込めた気がします。

ラストにも不満が。
ミステリに倫理観を持ちこむなと言われそうだけど「え、自首しないの?」と思ってしまいました。
すべてを四人の秘密として、罪を抱えたまま生きていく。
美しい終わり方ではあるけれど、やはり何だか違和感が。
ファンタジー世界のお話だったら、そんなことも思わなかったのでしょうけれど。
生者の行進 (ハヤカワ文庫 JA イ 9-1)Amazon書評・レビュー:生者の行進 (ハヤカワ文庫 JA イ 9-1)より
4150310661
No.1:
(5pt)

面白かった!

週刊誌の書評を読み、購入。
素直に、面白かったです!

ライトノベルっぽい若さはありますが、その分スラスラ読めて、意外な展開にドキドキさせられ、物語に吸い込まれました。

読んでみて損はないと思います。
生者の行進 (ハヤカワ文庫 JA イ 9-1)Amazon書評・レビュー:生者の行進 (ハヤカワ文庫 JA イ 9-1)より
4150310661

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!