ブレイズメス1990

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ブレイズメス1990の評価:

4.06/5点 レビュー 48件。 B ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全75件 61〜75 4/4ページ
No.15
(5pt)

医は仁術か、それとも算術か

映画化もされた「チーム・バチスタの栄光」の原作者であり現役医師の海堂尊による医療エンターテイメント。今回の舞台は「ブラックペアン1988」の2年後。海堂小説では珍しく、海外シーンからスタートする。
外部研修から戻ってきた東城大学の研修医・世良雅志は、外科医局長の垣谷雄次とともに、南フランスにいた。世良の任務は、天才外科医・天城雪彦を日本に連れ帰ること。世良はカジノで一世一代の賭けに成功、天城を日本に連れ帰ることに成功した。
佐伯清剛・病院長と天城は新しい心臓病専門病院の設立を計画、世良がこれをサポートしていくことになる。天城は、世界中で彼にしかできない心臓外科手術「ダイレクト・アナストモーシス」を公開の場で行うと宣言。世良は、大学病院内の激しい権力闘争に巻き込まれていくことになる。

天城は「私は東城大に心臓手術専門病院を設立するように、という指示を受けた。カネの算段もせず、新しい施設が作れるとお考えですか?」(175ページ)と、後に病院長となる高階権太に詰め寄る。高階は「医師の使命は患者の治療にあり、断じて集金が目的になってはならないからです」とやり返すが、天城の主張が次第に優勢になっていく。
天城は、「これから手術はニーズに応じ細分化していく。一般患者も手術の特性を知り、術式を自ら選ばなくてはならない時代になったのです。その時にはオペの見本市を開く必要がある」「医師は医療に専念すべし、などというしみったれた考えに洗脳され、医療とカネを分離しては、パラダイスは私たちのてのひらからこぼれおちていく」と言い切る。
天城の主張は、医療倫理や社会通念とは相反する。だが、天城自身のセリフに、現場を知る著者の叫びが込められているように感じた――「確かに命に貴賤はないのかもしれないが、労力には限りがある。だから私は、ふたりのうちひとりしか手術対応できない状況ならばどうするか、と問いかけた。どちらかを選ばなくてはならないという時点で人道的範噂からは外れるが、そんな状況は現実に存在する。ならば、そうしたことを考えることすら禁止するのは、欺瞞ではないのか?」

天城と高階の議論は、まるで政治哲学のマイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」を彷彿とさせる。われわれは患者として医療従事者に全てを期待するのではなく、各々が医療哲学を持つべきではないだろうか。そして、医療従事者自身も、立ち止まってじっくりと哲学する時間が必要なのではないだろうか。

なお本作品には、「チーム・バチスタの栄光」の心臓外科医・桐生恭一や、「螺鈿迷宮」で重要な役割を担う女医・桜宮葵も登場する。
ブレイズメス1990 Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990より
4062163136
No.14
(4pt)

天城登場

田口・白鳥コンビシリーズ以外はあまり面白くないものが多いと思っていたが、これはブラックペアンと並ぶおもしろさ。
アリアドネの弾丸はストーリーこそ面白かったけど、登場人物のキャラが濃すぎてつらかった。
でも、今回初登場の天城は結構好き。頭の中では吉川晃司をキャスティングして読みました。

 続きの気になる話が多くて困るけど、個人的にはジェネラル速水のその後が読みたい。(で、連ドラにして欲しい)
ブレイズメス1990 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990 (講談社文庫)より
4062772477
No.13
(4pt)

天城登場

田口・白鳥コンビシリーズ以外はあまり面白くないものが多いと思っていたが、これはブラックペアンと並ぶおもしろさ。
アリアドネの弾丸はストーリーこそ面白かったけど、登場人物のキャラが濃すぎてつらかった。
でも、今回初登場の天城は結構好き。頭の中では吉川晃司をキャスティングして読みました。

 続きの気になる話が多くて困るけど、個人的にはジェネラル速水のその後が読みたい。(で、連ドラにして欲しい)
ブレイズメス1990 Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990より
4062163136
No.12
(4pt)

チームバチスタにもにた思考の早さ、構想の大きさ

チームバチスタの海堂が作者の、医療エンターティメント

作者は、医者としての経験を生かした医療作品を多く出している
人です。この作品も、日本の規格を外れた天才外科医とスケールの
大きさを感じます。

ストーリーは、その天才外科医を日本に呼び戻すということが
中心になっています。後半は、手術が1件のみ、しかも公開手術という
ある意味、序章でこの続きがあるような流れになっています。

この作者の作品の傾向として、医療問題を基にした作品、
病理検査の遅れを逆手にとった作品、そしてこの作品の
ような頭の回転を求められる作品と3通りあるように
思えます。この作品のあらすじはシンプルながら
、白鳥シリーズのような頭の回転と、展開の早さが
売りの作品になっています。このような作風が好きな
私みたいな読者には評価が高いのではと思います。

とはいえ、「落ち」までたどり着いていない感があるこの
作品は、もうちょっと構想を練ってから取り組んで欲しい
ところがあります。

作品としてはかなり荒削りながら、先の読めない展開、
そしてなにより頭のよさで、問題の本質をずばりと指摘している
気持ちよさは面白かったです。
ブレイズメス1990 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990 (講談社文庫)より
4062772477
No.11
(4pt)

チームバチスタにもにた思考の早さ、構想の大きさ

チームバチスタの海堂が作者の、医療エンターティメント

作者は、医者としての経験を生かした医療作品を多く出している
人です。この作品も、日本の規格を外れた天才外科医とスケールの
大きさを感じます。

ストーリーは、その天才外科医を日本に呼び戻すということが
中心になっています。後半は、手術が1件のみ、しかも公開手術という
ある意味、序章でこの続きがあるような流れになっています。

この作者の作品の傾向として、医療問題を基にした作品、
病理検査の遅れを逆手にとった作品、そしてこの作品の
ような頭の回転を求められる作品と3通りあるように
思えます。この作品のあらすじはシンプルながら
、白鳥シリーズのような頭の回転と、展開の早さが
売りの作品になっています。このような作風が好きな
私みたいな読者には評価が高いのではと思います。

とはいえ、「落ち」までたどり着いていない感があるこの
作品は、もうちょっと構想を練ってから取り組んで欲しい
ところがあります。

作品としてはかなり荒削りながら、先の読めない展開、
そしてなにより頭のよさで、問題の本質をずばりと指摘している
気持ちよさは面白かったです。
ブレイズメス1990 Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990より
4062163136
No.10
(4pt)

いいです!

この作品を含めて海堂先生の作品は、各物語が有機的に繋がっているところで、「ブラックペアン1988」を読んでからこの作品を読むと一味違ったものになるかと思います。
本作品は、このドクターがここでこんな役割を・・・
と驚かされました。
ブレイズメス1990 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990 (講談社文庫)より
4062772477
No.9
(4pt)

いいです!

この作品を含めて海堂先生の作品は、各物語が有機的に繋がっているところで、「ブラックペアン1988」を読んでからこの作品を読むと一味違ったものになるかと思います。
本作品は、このドクターがここでこんな役割を・・・
と驚かされました。
ブレイズメス1990 Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990より
4062163136
No.8
(4pt)

ラッキーボーイ?

ブレイズメスで登場した世良先生がまたもや台風の目になりますヨ!
前作ではばか正直と書いた紙を背中に貼って歩いているような人でしたが、今回は更に忠犬がプラスされます(笑)
本書読了後、極北クレイマーを読むことを強くオススメいたします!
ブレイズメス1990 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990 (講談社文庫)より
4062772477
No.7
(4pt)

ラッキーボーイ?

ブレイズメスで登場した世良先生がまたもや台風の目になりますヨ!
前作ではばか正直と書いた紙を背中に貼って歩いているような人でしたが、今回は更に忠犬がプラスされます(笑)
本書読了後、極北クレイマーを読むことを強くオススメいたします!
ブレイズメス1990 Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990より
4062163136
No.6
(4pt)

登場!須磨久善

銀英伝、創竜伝の田中芳樹は『とてつもなく強大な敵を、いかに矮小に見せてやっつけるかが面白さにつながる』といっていました。
海堂作品のツボもそのあたりの痛快さにあると思う方でしたら、本作品でも堪能することができます。

なにより本作では満を持して、外科医『須磨久善』先生をモデルにした主要キャラが登場します。
バブル崩壊前夜、慢心して理想論や権威主義に胡坐をかく日本医療の破境者、もしくは行く末の預言者といった役どころ。

まだ見ぬ医療の未来を予見しなければならないバチスタシリーズと比べ、現在の日本医療の惨状を落しどころにできるのはズルいなぁ。

そして海堂作品の弱点も、残念ながらあいかわらず。
行政や権威の矛盾点や欺瞞をたたかせると面白いのですが、洒脱だったり色恋といった艶っぽい場面の表現はどうにも野暮ったくて背中がカユく・・・。

既出作品の登場人物の人となりや相関関係を知らないことによるとっつきにくさについては、各賞にノミネートされてもことごとく受賞を逃す理由としてもあげられてますね。
当の作者は、各作品は独立していて、単品としても十分楽しめることをアピールしてますが、なかなかどうして『桜宮サーガ』の闇は深いようで・・・。
ブレイズメス1990 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990 (講談社文庫)より
4062772477
No.5
(4pt)

登場!須磨久善

銀英伝、創竜伝の田中芳樹は『とてつもなく強大な敵を、いかに矮小に見せてやっつけるかが面白さにつながる』といっていました。
海堂作品のツボもそのあたりの痛快さにあると思う方でしたら、本作品でも堪能することができます。

なにより本作では満を持して、外科医『須磨久善』先生をモデルにした主要キャラが登場します。
バブル崩壊前夜、慢心して理想論や権威主義に胡坐をかく日本医療の破境者、もしくは行く末の預言者といった役どころ。

まだ見ぬ医療の未来を予見しなければならないバチスタシリーズと比べ、現在の日本医療の惨状を落しどころにできるのはズルいなぁ。

そして海堂作品の弱点も、残念ながらあいかわらず。
行政や権威の矛盾点や欺瞞をたたかせると面白いのですが、洒脱だったり色恋といった艶っぽい場面の表現はどうにも野暮ったくて背中がカユく・・・。

既出作品の登場人物の人となりや相関関係を知らないことによるとっつきにくさについては、各賞にノミネートされてもことごとく受賞を逃す理由としてもあげられてますね。
当の作者は、各作品は独立していて、単品としても十分楽しめることをアピールしてますが、なかなかどうして『桜宮サーガ』の闇は深いようで・・・。
ブレイズメス1990 Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990より
4062163136
No.4
(4pt)

要予習!!

みたことある黒表紙。
予測通り…『ブラックペアン1988』の続編。
もちろん…主人公は世良先生。
題名が『ブレイズメス1990』だから、1990年が舞台で、
『ブラックペアン1988』の2年後…。
『チームバチスタの栄光』の16年前…。

登場人物が今までの本とリンクしてるから楽しいけど、
この人誰だっけ?と記憶がアヤフヤなワタシにはキツいところも有。
読む前に『ジェネラル・ルージュの伝説』と『ブラックペアン1988』を読んで予習することをオススメする。

新キャラ天城先生がぶっ飛んでる。

『事件は会議室で起きている』のだ。

そろそろ…現在の『極東クレイマー』の先を読みたい。
ブレイズメス1990 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990 (講談社文庫)より
4062772477
No.3
(4pt)

要予習!!

みたことある黒表紙。
予測通り…『ブラックペアン1988』の続編。
もちろん…主人公は世良先生。
題名が『ブレイズメス1990』だから、1990年が舞台で、
『ブラックペアン1988』の2年後…。
『チームバチスタの栄光』の16年前…。

登場人物が今までの本とリンクしてるから楽しいけど、
この人誰だっけ?と記憶がアヤフヤなワタシにはキツいところも有。
読む前に『ジェネラル・ルージュの伝説』と『ブラックペアン1988』を読んで予習することをオススメする。

新キャラ天城先生がぶっ飛んでる。

『事件は会議室で起きている』のだ。

そろそろ…現在の『極東クレイマー』の先を読みたい。
ブレイズメス1990 Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990より
4062163136
No.2
(4pt)

新しいキャラクターが登場

海堂 尊の最新作。

「ブラックペアン1988」の続編。前作の主人公世良雅志君が新たな登場人物である天城雪彦医師と医学会の常識に立ち向かい新しい病院を立ち上げる物語。

海堂ファンならおなじみの、高階医師、黒崎教授、花房看護師、などの脇役もしっかり物語の脇を固める。

天城雪彦医師の型破りな生き方はかっさいもの。

だけどさいごの「なぜか世良は、それが永遠の別れになってしまうような予感がして震える」という文がきがかり

To be continuedと書いてなくても続きが気になるぞ
ブレイズメス1990 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990 (講談社文庫)より
4062772477
No.1
(4pt)

新しいキャラクターが登場

海堂 尊の最新作。

「ブラックペアン1988」の続編。前作の主人公世良雅志君が新たな登場人物である天城雪彦医師と医学会の常識に立ち向かい新しい病院を立ち上げる物語。

海堂ファンならおなじみの、高階医師、黒崎教授、花房看護師、などの脇役もしっかり物語の脇を固める。

天城雪彦医師の型破りな生き方はかっさいもの。

だけどさいごの「なぜか世良は、それが永遠の別れになってしまうような予感がして震える」という文がきがかり

To be continuedと書いてなくても続きが気になるぞ
ブレイズメス1990 Amazon書評・レビュー: ブレイズメス1990より
4062163136