ジーン・ワルツ

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ジーン・ワルツの評価:

3.73/5点 レビュー 90件。 B ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全108件 21〜40 2/6ページ
No.88
(4pt)

読み応えのある医療ミステリー

現役の医師でもある著者による読み応えのある医療ミステリーだ。

本書のテーマはいくつかあるが、メインは人工授精である。主人公の曾根崎理恵は大学の講師をする傍らで、「マリアクリニック」という産婦人科医院で週二回勤務している。閉院間近のマリアクリニックには最後の5名の妊婦が通院しており、物語は彼女たちの出産を巡って進む。

但し、本書は単なる医療ミステリーではなく、著者は登場人物の口を借りて、日本の医療、特に産婦人科が医療現場に無知(あるいは無知を装う)な官僚たちと権利ばかり主張する患者により崩壊に至っていることを、怒りをこめて語っている。
「要求ばかり高度になって、感謝が抜け落ちているから、現場を支える人たちがどんどん潰れていくんです」「世の人たちの厳しすぎる視線と、役人の能天気な無理解が、現場を殺すのよね」といった痛烈な言葉が並び、一体この国の医療行政はどうなっているのだろうかと、暗然とした気持ちにさせられる。

そして本書を読んで気づくのが、五体満足で生まれることがいかに大変かということだ。「三十億の塩基対が三万の遺伝子の情報を伝達する。それらがすべてきちんと作動してはじめて、受精卵はヒトの個体に成長できる」「たった一ケ所の遺伝子のコピー間違い、一組の染色体の分離不全が致命的なエラーを引き起こす」といった言葉を聞いて、自分が五体満足で生まれたことを当たり前と思っていた認識を改める必要があると感じた。

ミステリーとしても終盤であっと驚く展開が用意されており、読み応えがあってかつ楽しめる作品であった。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.87
(4pt)

読み応えのある医療ミステリー

現役の医師でもある著者による読み応えのある医療ミステリーだ。

本書のテーマはいくつかあるが、メインは人工授精である。主人公の曾根崎理恵は大学の講師をする傍らで、「マリアクリニック」という産婦人科医院で週二回勤務している。閉院間近のマリアクリニックには最後の5名の妊婦が通院しており、物語は彼女たちの出産を巡って進む。

但し、本書は単なる医療ミステリーではなく、著者は登場人物の口を借りて、日本の医療、特に産婦人科が医療現場に無知(あるいは無知を装う)な官僚たちと権利ばかり主張する患者により崩壊に至っていることを、怒りをこめて語っている。
「要求ばかり高度になって、感謝が抜け落ちているから、現場を支える人たちがどんどん潰れていくんです」「世の人たちの厳しすぎる視線と、役人の能天気な無理解が、現場を殺すのよね」といった痛烈な言葉が並び、一体この国の医療行政はどうなっているのだろうかと、暗然とした気持ちにさせられる。

そして本書を読んで気づくのが、五体満足で生まれることがいかに大変かということだ。「三十億の塩基対が三万の遺伝子の情報を伝達する。それらがすべてきちんと作動してはじめて、受精卵はヒトの個体に成長できる」「たった一ケ所の遺伝子のコピー間違い、一組の染色体の分離不全が致命的なエラーを引き起こす」といった言葉を聞いて、自分が五体満足で生まれたことを当たり前と思っていた認識を改める必要があると感じた。

ミステリーとしても終盤であっと驚く展開が用意されており、読み応えがあってかつ楽しめる作品であった。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.86
(4pt)

禁断の告発に衝撃

本書(海堂尊『ジーン・ワルツ』新潮社、2008年)は医療崩壊の最前線である産婦人科医を主人公とした小説である。舞台は桜宮市ではなく東京であるが、『極北クレイマー』での産婦人科医の医師法第21条届出義務違反での逮捕事件を背景にした広い意味での桜宮サーガの一作である。妊娠についての医学的な説明が多く、軽いミステリーを楽しみたい向きにはハードルが高い。しかし、ラストの禁断の告白は衝撃的である。
海堂作品はバチスタ・シリーズの田口公平が典型であるが、巻き込まれ型の主人公が多い。これに対して『ジーン・ワルツ』は主人公が変革を志向する人物であることが異色である。また、主人公が変革のための具体的な第一歩を踏み出している。主人公が社会を変えられたのか、その後の顛末が知りたくなる作品である。
海堂作品は医療が中心であるが、医療以外でも鋭い社会批判を展開する。『夢見る黄金地球儀』では、街の個性を喪失する再開発が風刺された。『ジーン・ワルツ』でも低層建築中心の地方都市の青い空と霞ヶ関の灰色の高層ビルを対比させた。
「桜宮の空の青さを思い出す。それから理恵はふたたび、霞が関に林立する灰色の塔について思いを馳せる。」(141頁)
霞が関の住民である官僚への批判が主であるが、無機的な高層ビルでは人間性も失われてしまうことを実感する。(林田力)
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.85
(4pt)

禁断の告発に衝撃

本書(海堂尊『ジーン・ワルツ』新潮社、2008年)は医療崩壊の最前線である産婦人科医を主人公とした小説である。舞台は桜宮市ではなく東京であるが、『極北クレイマー』での産婦人科医の医師法第21条届出義務違反での逮捕事件を背景にした広い意味での桜宮サーガの一作である。妊娠についての医学的な説明が多く、軽いミステリーを楽しみたい向きにはハードルが高い。しかし、ラストの禁断の告白は衝撃的である。
海堂作品はバチスタ・シリーズの田口公平が典型であるが、巻き込まれ型の主人公が多い。これに対して『ジーン・ワルツ』は主人公が変革を志向する人物であることが異色である。また、主人公が変革のための具体的な第一歩を踏み出している。主人公が社会を変えられたのか、その後の顛末が知りたくなる作品である。
海堂作品は医療が中心であるが、医療以外でも鋭い社会批判を展開する。『夢見る黄金地球儀』では、街の個性を喪失する再開発が風刺された。『ジーン・ワルツ』でも低層建築中心の地方都市の青い空と霞ヶ関の灰色の高層ビルを対比させた。
「桜宮の空の青さを思い出す。それから理恵はふたたび、霞が関に林立する灰色の塔について思いを馳せる。」(141頁)
霞が関の住民である官僚への批判が主であるが、無機的な高層ビルでは人間性も失われてしまうことを実感する。(林田力)
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.84
(4pt)

訂正すべし

人工授精と体外受精がごっちゃになってますね・・・。
映画でも同様でした。
そこしっかりして。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.83
(4pt)

訂正すべし

人工授精と体外受精がごっちゃになってますね・・・。
映画でも同様でした。
そこしっかりして。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.82
(5pt)

お母さんに、オススメ。

妊娠中に購入し、読みました。
周りになかなか子供ができない人も多く、不妊治療にもとても興味があったので、始めは映画が気になっていたのだけど映画館に行けなかったため文庫本を購入。

予想以上に楽しめました!
不妊治療の詳細、難しさ、出産の危険性など...知らなかった事実も、たくさん。
私も出産して、正常分娩が当たり前ではないことを、実感。
お母さんも、赤ちゃんも、本当に頑張ってようやく対面できた時の幸せと
幸せではない出産もあるのだと、気付かされる一冊でした。

是非、妊婦さんやお母さん、これからお母さんになる女性に読んで貰いたい一冊です。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.81
(5pt)

お母さんに、オススメ。

妊娠中に購入し、読みました。
周りになかなか子供ができない人も多く、不妊治療にもとても興味があったので、始めは映画が気になっていたのだけど映画館に行けなかったため文庫本を購入。

予想以上に楽しめました!
不妊治療の詳細、難しさ、出産の危険性など...知らなかった事実も、たくさん。
私も出産して、正常分娩が当たり前ではないことを、実感。
お母さんも、赤ちゃんも、本当に頑張ってようやく対面できた時の幸せと
幸せではない出産もあるのだと、気付かされる一冊でした。

是非、妊婦さんやお母さん、これからお母さんになる女性に読んで貰いたい一冊です。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.80
(4pt)

少子化問題に取り組む前に読んでみては・・・

不妊治療、人工授精、代理母問題などなど産婦人科を取り巻く様々な問題について考えさせられるだけではなく、赤ちゃんが生まれることの素晴らしさ、周りの人たちの感情変化など、そうだよなぁと思えることなどうまく書かれています。
自分の子を持つ親でないと、感情的な部分はいまいち理解できないかもしれません。
関連作品である「極北クレイマー」を事前に読んでおくとこの作品をより楽しめると思います。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.79
(4pt)

少子化問題に取り組む前に読んでみては・・・

不妊治療、人工授精、代理母問題などなど産婦人科を取り巻く様々な問題について考えさせられるだけではなく、赤ちゃんが生まれることの素晴らしさ、周りの人たちの感情変化など、そうだよなぁと思えることなどうまく書かれています。
自分の子を持つ親でないと、感情的な部分はいまいち理解できないかもしれません。
関連作品である「極北クレイマー」を事前に読んでおくとこの作品をより楽しめると思います。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.78
(5pt)

問題提起

医師である作者は、常に自分の作品で医療問題の問題提起を行っています。
医療関係者や興味のある読者にとってはそれは納得できる内容ですが、興味のない読者、医療に詳しくない読者にとってはどうでもいい内容に思えて評価が分かれるのだと思います。
本作品では、代理母の問題に切り込んでいき、現在の代理母に対する学会や国の認識に対する矛盾点を理恵という主人公が表現しています。
私自身は面白いと感じましたが、バックグラウンドに詳しくない読者にとっては、はぁ?って感じかもしれません。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.77
(5pt)

問題提起

医師である作者は、常に自分の作品で医療問題の問題提起を行っています。
医療関係者や興味のある読者にとってはそれは納得できる内容ですが、興味のない読者、医療に詳しくない読者にとってはどうでもいい内容に思えて評価が分かれるのだと思います。
本作品では、代理母の問題に切り込んでいき、現在の代理母に対する学会や国の認識に対する矛盾点を理恵という主人公が表現しています。
私自身は面白いと感じましたが、バックグラウンドに詳しくない読者にとっては、はぁ?って感じかもしれません。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.76
(4pt)

妊娠したら、する前に読む本

代理母、体外受精、そして産科が抱える様々な課題を集約した小説です。

海堂先生の本は相変わらず、ぐいぐい読ませる力を持っており、様々な
課題をPRしつつも、エンターテイメントとしても非常に優れた作品と
なっていると思います。

私自身、子どもが生まれる前の3ヶ月、妻が入院する自体となり、本文中
に何度も出てくる「無事に生まれることは奇跡」ということを思い知ら
されました。

是非、子供を作る前に、そして妊娠したら読んで欲しい作品だと思います。

ただ、強いて言えば、少し最後が強引だったかと。体外受精組以外の出産
がぐっとするものだっただけに、体外受精組の後日談は少し、強引だった
と思います。もう少し丁寧な整理でも良かったかと。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.75
(4pt)

妊娠したら、する前に読む本

代理母、体外受精、そして産科が抱える様々な課題を集約した小説です。

海堂先生の本は相変わらず、ぐいぐい読ませる力を持っており、様々な
課題をPRしつつも、エンターテイメントとしても非常に優れた作品と
なっていると思います。

私自身、子どもが生まれる前の3ヶ月、妻が入院する自体となり、本文中
に何度も出てくる「無事に生まれることは奇跡」ということを思い知ら
されました。

是非、子供を作る前に、そして妊娠したら読んで欲しい作品だと思います。

ただ、強いて言えば、少し最後が強引だったかと。体外受精組以外の出産
がぐっとするものだっただけに、体外受精組の後日談は少し、強引だった
と思います。もう少し丁寧な整理でも良かったかと。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.74
(4pt)

作者の産婦人科医療に対する「愛」を感じた

映画を見た後に読んだ。

 読んでいて一番感じたのが、作者の産婦人科医療に対する「愛」だ。

 本作は、作者の現在の日本の産婦人科医療に対する疑問や提言を「小説」という形で発表した作品だと言える。
 だからか、登場人物たちの愚痴めいた言葉や不満の声が多く書かれていたような気はする。
 最初それを見たとき、「グチグチした言葉は聞いていて気分が悪いな」と思った。
 しかし、読み進めていくうちに「これは作者が未来の医療を創る人たちにむけたメッセージなのではないか」と思うようになった。

 特にそう感じたのは、曽根崎理恵の発生学の講義の一部始終、そして「医療」と「医学の」違い等を読んだ時。
 
 海道尊はきっと未来の医療現場に「不安」は感じているのだろうけど、それ以上に「可能性」や「希望」を見いだしているのだろうと思わされた。

 映画を見た人は是非読んで欲しい。
 「未来の医療現場を支えるのは専門家だけではなく、私たち全員なのだ」と感じてもらえると思う。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.73
(4pt)

作者の産婦人科医療に対する「愛」を感じた

映画を見た後に読んだ。

 読んでいて一番感じたのが、作者の産婦人科医療に対する「愛」だ。

 本作は、作者の現在の日本の産婦人科医療に対する疑問や提言を「小説」という形で発表した作品だと言える。
 だからか、登場人物たちの愚痴めいた言葉や不満の声が多く書かれていたような気はする。
 最初それを見たとき、「グチグチした言葉は聞いていて気分が悪いな」と思った。
 しかし、読み進めていくうちに「これは作者が未来の医療を創る人たちにむけたメッセージなのではないか」と思うようになった。

 特にそう感じたのは、曽根崎理恵の発生学の講義の一部始終、そして「医療」と「医学の」違い等を読んだ時。
 
 海道尊はきっと未来の医療現場に「不安」は感じているのだろうけど、それ以上に「可能性」や「希望」を見いだしているのだろうと思わされた。

 映画を見た人は是非読んで欲しい。
 「未来の医療現場を支えるのは専門家だけではなく、私たち全員なのだ」と感じてもらえると思う。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.72
(4pt)

映画化されるけど・・

作品自体は、良いですが・・ミステリーとはではないと思います。
現代の医療行政と社会倫理に対するアンチテーゼであるので不妊・代理出産など考えさせられることが多い問題作です。

それとは別として映画化されますが・・・はっきり言って期待薄です。
主演が菅野美穂なのも一要因・・女優としての彼女はあまり・・
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.71
(4pt)

映画化されるけど・・

作品自体は、良いですが・・ミステリーとはではないと思います。
現代の医療行政と社会倫理に対するアンチテーゼであるので不妊・代理出産など考えさせられることが多い問題作です。

それとは別として映画化されますが・・・はっきり言って期待薄です。
主演が菅野美穂なのも一要因・・女優としての彼女はあまり・・
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710
No.70
(5pt)

初・海堂尊さんの本でした、面白かった〜!

海堂尊氏の著書の中で、最初に読んだ本です。
食わず嫌いしていて良かったです。
この後、海堂ワールドにはまってしまいました。
さかのぼって読む本がたくさんあり、楽しめました。
産科がテーマなだけに、登場人物が皆さんパワフルで良かったです。

海堂氏著作の既読小説の中で、これが一番好きです。
ジーン・ワルツ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
4101333114
No.69
(5pt)

初・海堂尊さんの本でした、面白かった〜!

海堂尊氏の著書の中で、最初に読んだ本です。
食わず嫌いしていて良かったです。
この後、海堂ワールドにはまってしまいました。
さかのぼって読む本がたくさんあり、楽しめました。
産科がテーマなだけに、登場人物が皆さんパワフルで良かったです。

海堂氏著作の既読小説の中で、これが一番好きです。
ジーン・ワルツ Amazon書評・レビュー: ジーン・ワルツより
4103065710