オレたちバブル入行組

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評判

オレたちバブル入行組の評価:

4.42/5点 レビュー 475件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.42pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全842件 221〜240 12/43ページ
No.622
(4pt)

面白かった

銀行の裏側を知ることができた。
今までは銀行員は気楽な商売だと思っていただけに、そのイメージが変わった。
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.621
(4pt)

面白かった

銀行の裏側を知ることができた。
今までは銀行員は気楽な商売だと思っていただけに、そのイメージが変わった。
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007
No.620
(5pt)

活字で読み直すのも良いですね。

一度テレビで見た内容でしたが、活字で読むと数倍スピーディーで面白かったです。
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.619
(5pt)

活字で読み直すのも良いですね。

一度テレビで見た内容でしたが、活字で読むと数倍スピーディーで面白かったです。
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007
No.618
(5pt)

読んでいて心地よい

1.5年の流行遅れですが、やっとドラマ『半沢直樹』の原作を読みました!銀行の内部事情や人間関係が興味深く、非常にテンポ良く読めました。 倍返しだ!のフレーズは完全にドラマの演出なのが初めて分かりました。 続編も買ってるので、今から読みます!
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.617
(5pt)

読んでいて心地よい

1.5年の流行遅れですが、やっとドラマ『半沢直樹』の原作を読みました!銀行の内部事情や人間関係が興味深く、非常にテンポ良く読めました。 倍返しだ!のフレーズは完全にドラマの演出なのが初めて分かりました。 続編も買ってるので、今から読みます!
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007
No.616
(5pt)

TV版の半沢直樹との違いを楽しめた一作

一言で言って、満足できる作品である。
また、電子版はいつでも読み掛けの場所が表示されるので、ありがたい。
次回作も読むつもりだ。
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.615
(5pt)

これは売れるわけです。

基本的に、銀行モノは嫌いなので、結果、この作品が池井戸作品で
殆ど終りの方に読むことになってしまいました。

 何で銀行モノが嫌いかというと、銀行って、病んでますよね。
 肝機能の悪い人ほど出世する。狡賢い人ほど出世する。
 出世した人ほど自慢する。自慢する人しか上にいない。

 これは偏見かもしれませんが、とある銀行の健康診断を担当した
経験、数値から結構真実に近いと思います。当然例外はありますが。

 この作品。
 読んでいたら、半沢の名前。
 「おおーーーっ、これが有名な半沢直樹のドラマの原作だったのか。」
ドラマ化されていたときは、銀行モノと聞いて、全く見向きもしなかったし、
読む気もしなかったので、読むのをやめようかと思ったのですが。
 無駄な抵抗でした。
 めくるページの早いこと早いこと。
 わずか二時間。一言。面白い。

 倍返しって、確か言っていた気がしますが、本の中では十倍返ししか
言ってないような覚えがあります。
 90点。
 減点は、浅野さんに突き付けた証拠で、半沢が出した条件と、その結果。
ネタバレになるので言いませんが、これが銀行モノか。と耳を疑うところで、
モラルを疑います。
 でもホント、面白かったので、1000点引く10点が正しいところかな。
 いう必要もないけど、お勧めします。売れるわけです。
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.614
(5pt)

TV版の半沢直樹との違いを楽しめた一作

一言で言って、満足できる作品である。
また、電子版はいつでも読み掛けの場所が表示されるので、ありがたい。
次回作も読むつもりだ。
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007
No.613
(5pt)

これは売れるわけです。

基本的に、銀行モノは嫌いなので、結果、この作品が池井戸作品で
殆ど終りの方に読むことになってしまいました。

 何で銀行モノが嫌いかというと、銀行って、病んでますよね。
 肝機能の悪い人ほど出世する。狡賢い人ほど出世する。
 出世した人ほど自慢する。自慢する人しか上にいない。

 これは偏見かもしれませんが、とある銀行の健康診断を担当した
経験、数値から結構真実に近いと思います。当然例外はありますが。

 この作品。
 読んでいたら、半沢の名前。
 「おおーーーっ、これが有名な半沢直樹のドラマの原作だったのか。」
ドラマ化されていたときは、銀行モノと聞いて、全く見向きもしなかったし、
読む気もしなかったので、読むのをやめようかと思ったのですが。
 無駄な抵抗でした。
 めくるページの早いこと早いこと。
 わずか二時間。一言。面白い。

 倍返しって、確か言っていた気がしますが、本の中では十倍返ししか
言ってないような覚えがあります。
 90点。
 減点は、浅野さんに突き付けた証拠で、半沢が出した条件と、その結果。
ネタバレになるので言いませんが、これが銀行モノか。と耳を疑うところで、
モラルを疑います。
 でもホント、面白かったので、1000点引く10点が正しいところかな。
 いう必要もないけど、お勧めします。売れるわけです。
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007
No.612
(4pt)

TVを見て

半沢直樹のDVDをみて、原作読みたくなったので
今回購入です、字に弱いので寝落ちしそうです
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.611
(4pt)

TVを見て

半沢直樹のDVDをみて、原作読みたくなったので
今回購入です、字に弱いので寝落ちしそうです
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007
No.610
(4pt)

ドラマ 半沢直樹とは違う。

半沢直樹の性格がドラマよりひねている。
自分的には原作本の方が好きだ。
クソ上司のダメぶりも本の中の方が面白い。
全体のテンポもよく、思わずページをめくる手も早くなる感じだ。
リーマンの人にはお勧めの作品だろう。
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.609
(4pt)

ドラマ 半沢直樹とは違う。

半沢直樹の性格がドラマよりひねている。
自分的には原作本の方が好きだ。
クソ上司のダメぶりも本の中の方が面白い。
全体のテンポもよく、思わずページをめくる手も早くなる感じだ。
リーマンの人にはお勧めの作品だろう。
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007
No.608
(4pt)

敵ばっかりでよくやるよ

ドラマの人気が気になって、読んでみた。銀行員の話とあって専門用語が多くて最初疲れた。でも、面白い。敵ばっかりでよくやるよ。ドラマの内容より原作のがいいね。
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.607
(4pt)

敵ばっかりでよくやるよ

ドラマの人気が気になって、読んでみた。銀行員の話とあって専門用語が多くて最初疲れた。でも、面白い。敵ばっかりでよくやるよ。ドラマの内容より原作のがいいね。
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007
No.606
(5pt)

テレビとは違って

テレビとは若干違ってますが、内容は読みやすくて、おもしろかった。
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.605
(5pt)

テレビとは違って

テレビとは若干違ってますが、内容は読みやすくて、おもしろかった。
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007
No.604
(5pt)

「相手が善意であれば、誠心誠意それにこたえる。だが、やられたらやり返す。十倍返しだ」

昨年の夏、メガバンクの銀行を舞台にバブル期入行であるミドル層の銀行員の活躍を描いて平成以降の民放テレビドラマ史上第1位の視聴率 (最終話は関東で42.2%、関西で45.5%)を記録し、社会現象にもなった大ヒットドラマ『半沢直樹』!

 当時、あまりTVドラマに関心を持たなかった私にとって『半沢直樹』は見てなかったもののその評判は自然と私の耳にも入ってきて、タレントの今田耕司氏や松村邦洋氏の半沢直樹のモノマネから知り、当時は既に放送終了していたが、何気にとりあえず第1話だけを見るつもりだったが1話からすでに物語の面白さにハマッてしまい続きが気になって見ていくうちに最後まで見てしまったほど近年のドラマでは面白かった。

 特に物語の面白さもさることながらこのドラマの登場人物も魅力的だったし、失礼ながら主役を演じた半沢役の堺雅人氏の事はこのドラマを見るまではあまり存じておらず(むしろ半沢と同期の渡真利役の及川光博氏やこのドラマでブレイクした近藤役の滝藤賢一氏の方が知っていた)、他にも半沢の上司で自分の不始末を半沢に被せる浅野支店長役の石丸幹二氏、机を激しく叩いて相手を威嚇する小木曽人事部次長役の緋田康人氏、半沢を全面的に信頼している内藤第二営業部部長役の吉田鋼太郎氏、オネエ言葉だが切れ者のエリートで常に(運命的に)半沢と対峙する金融庁主任検査官・黒崎役の片岡愛之助氏、など、このドラマを見るまでは存じていなかった(もしくはお茶の間でもあまり知られていなかった)役者たちによる絶妙のキャスティングに新鮮さを覚えたし、そのキャラクターを通して物語の世界観がより強調されて面白かった(近年の有名タレントや著名俳優によるキャスティングありきのドラマには辟易していたし、そこに重視を置いているドラマ作りが多いので物語自体に新鮮味のない内容には心底ウンザリしていた)。
 
 本書はドラマで描かれた大阪篇(第1話〜5話)ともいえる大阪西支店の半沢直樹の活躍を描いた内容となっています。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社・西大阪スチールが倒産し、5億円の負債の責任を押し付けられ、窮地に立たされた半沢が5億円全額の債権回収に動くというドラマ視聴者にはおなじみの物語だ。

 今回初めて池井戸氏の小説を読んだが、結論からいって面白かった。基本はドラマ同様エンターテイメントに仕上げており、銀行モノといえばその昔『金融腐蝕列島 呪縛』が話題になった時も映画自体は楽しめたものの金融モノの難しさに手を出しづらい印象があって(金融モノといえば『ハゲタカ』の時もドラマ自体は好きだったけど小説は読もうとは思わなかった。でも今回池井戸氏の小説を初めて手にしましたがホントに読みやすく面白かった。ドラマの演出家である福澤氏が池井戸さんの小説が大好きでひと通り読まれた中でタイトルからして一番面白そうにないと思っていた本作が実は一番面白かったと仰っていたので私も読んでみてナルホド面白かった。

 銀行を舞台にしているので銀行における専門的な知識がわからないとその面白さがわからないのではないかと思われがちだが全然そんな事はなく、銀行モノ金融モノだからといって決して敷居が高いワケでもなく、基本は少年マンガの王道パターンともいえる内容なのでメリハリがきいていて面白かったし、おそらくドラマを知らずに読んだとしても十分に楽しめたと思います。

 物語の基本構造はドラマと一緒だが、ドラマでは描かれていなかった部分も読むことができたり、ドラマにおける“あの場面”なども散見できて面白かったです。
 例えば、本作での一番の大敵ともいえる上司の浅野支店長は実は子煩悩で家族思いの優しい人である事はドラマのなかでも描かれていたが、もう一方の敵ともいえる西大阪スチールの東田社長もドラマでは私利私欲で大金を手にして行方をくらます悪党のように描かれているが、本書では東田自身にもそのようになった理由についても語られており(P.268)、ドラマほど憎々しい存在には思えなかった。

 ドラマにおける“あの場面”的な話でいえば、東田の計画倒産により犠牲になった下請けの竹下金属社長・竹下(赤井英和が好演!)と共闘の誓いを大阪弁で話した半沢に竹下が注意する場面や常に半沢の先回りをして何かと妨害していた国税局よりも先に東田の財産を押さえた半沢が勝利宣言のごとく国税に啖呵を切る場面、そして本作の名場面ともいえる浅野支店長が半沢に許しを請う緊迫の場面での何も知らない何も知らない浅野の妻が状況を察して半沢に主人の事を懸命にお願いする場面は秀逸だった(あと個人的には、東田の隠し財産を押さえるために東田の愛人である美樹(壇蜜が色演!)の協力を求める場面ではドラマとは異なり、この場面に関してはドラマの脚色の方がよかったです。東田の居場所を知る縁戚関係の資産家・小村武彦(逢坂じゅんが名演!)の挿話に関しても同様です)。

 あと、そもそも根本的な違いでいえば、半沢が入社した目的となる融資を引き揚げた事が原因で父親を死に追いやった張本人である大和田常務への復讐が物語の大事な要素であったが、原作では木村直高(注:ドラマでは登場しない)という中間管理職的な立場(ドラマでいえば小木曽クラス)の行員への復讐目的が描かれているが、そもそも半沢の父親自体が死んでいないので(弟がいる設定にもビックリ!)このあたりはドラマを盛り上げるためにも復讐目的を大和田常務に改変したドラマの功績によるものだろう。

 最後に元々は、本書をドラマ化した演出家・福澤克雄氏(『3年B組金八先生』『華麗なる一族』)が池井戸作品のファンで池井戸作品はどれもが全てにおいて面白いが敬遠していた作品があって、それが実は本書であったそうだ。
 タイトルからしてバブル期を謳歌したサラリーマンの自慢話のような小説かと思いきや読んでみると全然印象が違っていて、池井戸作品のなかで一番面白かった作品が本書だったと感想を述べていた。それから紆余曲折を経て、ドラマ化実現にこぎつけたそうだが、ベストセラーや話題の書という触れ込みにとらわれずに作り手による面白いと思った感性が今回の大ヒットにも繋がったようにも思えるし、単に中味のないメジャーな企画で作品を作るよりもそうした作り手の感性を大事にしてもっとこのような企画実現をしてほしい。

 実際読んでみて面白かったのでドラマ化したスタッフには感謝します。
オレたちバブル入行組 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組 (文春文庫)より
4167728028
No.603
(5pt)

「相手が善意であれば、誠心誠意それにこたえる。だが、やられたらやり返す。十倍返しだ」

昨年の夏、メガバンクの銀行を舞台にバブル期入行であるミドル層の銀行員の活躍を描いて平成以降の民放テレビドラマ史上第1位の視聴率 (最終話は関東で42.2%、関西で45.5%)を記録し、社会現象にもなった大ヒットドラマ『半沢直樹』!

 当時、あまりTVドラマに関心を持たなかった私にとって『半沢直樹』は見てなかったもののその評判は自然と私の耳にも入ってきて、タレントの今田耕司氏や松村邦洋氏の半沢直樹のモノマネから知り、当時は既に放送終了していたが、何気にとりあえず第1話だけを見るつもりだったが1話からすでに物語の面白さにハマッてしまい続きが気になって見ていくうちに最後まで見てしまったほど近年のドラマでは面白かった。

 特に物語の面白さもさることながらこのドラマの登場人物も魅力的だったし、失礼ながら主役を演じた半沢役の堺雅人氏の事はこのドラマを見るまではあまり存じておらず(むしろ半沢と同期の渡真利役の及川光博氏やこのドラマでブレイクした近藤役の滝藤賢一氏の方が知っていた)、他にも半沢の上司で自分の不始末を半沢に被せる浅野支店長役の石丸幹二氏、机を激しく叩いて相手を威嚇する小木曽人事部次長役の緋田康人氏、半沢を全面的に信頼している内藤第二営業部部長役の吉田鋼太郎氏、オネエ言葉だが切れ者のエリートで常に(運命的に)半沢と対峙する金融庁主任検査官・黒崎役の片岡愛之助氏、など、このドラマを見るまでは存じていなかった(もしくはお茶の間でもあまり知られていなかった)役者たちによる絶妙のキャスティングに新鮮さを覚えたし、そのキャラクターを通して物語の世界観がより強調されて面白かった(近年の有名タレントや著名俳優によるキャスティングありきのドラマには辟易していたし、そこに重視を置いているドラマ作りが多いので物語自体に新鮮味のない内容には心底ウンザリしていた)。
 
 本書はドラマで描かれた大阪篇(第1話〜5話)ともいえる大阪西支店の半沢直樹の活躍を描いた内容となっています。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社・西大阪スチールが倒産し、5億円の負債の責任を押し付けられ、窮地に立たされた半沢が5億円全額の債権回収に動くというドラマ視聴者にはおなじみの物語だ。

 今回初めて池井戸氏の小説を読んだが、結論からいって面白かった。基本はドラマ同様エンターテイメントに仕上げており、銀行モノといえばその昔『金融腐蝕列島 呪縛』が話題になった時も映画自体は楽しめたものの金融モノの難しさに手を出しづらい印象があって(金融モノといえば『ハゲタカ』の時もドラマ自体は好きだったけど小説は読もうとは思わなかった。でも今回池井戸氏の小説を初めて手にしましたがホントに読みやすく面白かった。ドラマの演出家である福澤氏が池井戸さんの小説が大好きでひと通り読まれた中でタイトルからして一番面白そうにないと思っていた本作が実は一番面白かったと仰っていたので私も読んでみてナルホド面白かった。

 銀行を舞台にしているので銀行における専門的な知識がわからないとその面白さがわからないのではないかと思われがちだが全然そんな事はなく、銀行モノ金融モノだからといって決して敷居が高いワケでもなく、基本は少年マンガの王道パターンともいえる内容なのでメリハリがきいていて面白かったし、おそらくドラマを知らずに読んだとしても十分に楽しめたと思います。

 物語の基本構造はドラマと一緒だが、ドラマでは描かれていなかった部分も読むことができたり、ドラマにおける“あの場面”なども散見できて面白かったです。
 例えば、本作での一番の大敵ともいえる上司の浅野支店長は実は子煩悩で家族思いの優しい人である事はドラマのなかでも描かれていたが、もう一方の敵ともいえる西大阪スチールの東田社長もドラマでは私利私欲で大金を手にして行方をくらます悪党のように描かれているが、本書では東田自身にもそのようになった理由についても語られており(P.268)、ドラマほど憎々しい存在には思えなかった。

 ドラマにおける“あの場面”的な話でいえば、東田の計画倒産により犠牲になった下請けの竹下金属社長・竹下(赤井英和が好演!)と共闘の誓いを大阪弁で話した半沢に竹下が注意する場面や常に半沢の先回りをして何かと妨害していた国税局よりも先に東田の財産を押さえた半沢が勝利宣言のごとく国税に啖呵を切る場面、そして本作の名場面ともいえる浅野支店長が半沢に許しを請う緊迫の場面での何も知らない何も知らない浅野の妻が状況を察して半沢に主人の事を懸命にお願いする場面は秀逸だった(あと個人的には、東田の隠し財産を押さえるために東田の愛人である美樹(壇蜜が色演!)の協力を求める場面ではドラマとは異なり、この場面に関してはドラマの脚色の方がよかったです。東田の居場所を知る縁戚関係の資産家・小村武彦(逢坂じゅんが名演!)の挿話に関しても同様です)。

 あと、そもそも根本的な違いでいえば、半沢が入社した目的となる融資を引き揚げた事が原因で父親を死に追いやった張本人である大和田常務への復讐が物語の大事な要素であったが、原作では木村直高(注:ドラマでは登場しない)という中間管理職的な立場(ドラマでいえば小木曽クラス)の行員への復讐目的が描かれているが、そもそも半沢の父親自体が死んでいないので(弟がいる設定にもビックリ!)このあたりはドラマを盛り上げるためにも復讐目的を大和田常務に改変したドラマの功績によるものだろう。

 最後に元々は、本書をドラマ化した演出家・福澤克雄氏(『3年B組金八先生』『華麗なる一族』)が池井戸作品のファンで池井戸作品はどれもが全てにおいて面白いが敬遠していた作品があって、それが実は本書であったそうだ。
 タイトルからしてバブル期を謳歌したサラリーマンの自慢話のような小説かと思いきや読んでみると全然印象が違っていて、池井戸作品のなかで一番面白かった作品が本書だったと感想を述べていた。それから紆余曲折を経て、ドラマ化実現にこぎつけたそうだが、ベストセラーや話題の書という触れ込みにとらわれずに作り手による面白いと思った感性が今回の大ヒットにも繋がったようにも思えるし、単に中味のないメジャーな企画で作品を作るよりもそうした作り手の感性を大事にしてもっとこのような企画実現をしてほしい。

 実際読んでみて面白かったのでドラマ化したスタッフには感謝します。
オレたちバブル入行組 Amazon書評・レビュー: オレたちバブル入行組より
4163236007