図書館危機

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評判

図書館危機の評価:

4.28/5点 レビュー 74件。 B ランク

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平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全90件 81〜90 5/5ページ
No.10
(4pt)

「床屋」が「放送禁止用語」???

検閲の問題が、更に細部に至り「差別用語」についても書かれています。「あとがき」によると、実際に「床屋」という言葉が、「放送禁止用語」になっているとか。信じられない思いです。

第3巻になって、次第に人と人との関係が明確になってきました。と同時に、主人公郁の家族との和解も近そうな感じがしてきました。そして、ついに郁が堂上への愛を認識しました。
柴崎と手塚の関係も結構良くなってきているのですが、巻頭にある「登場人物紹介」では、関連を表す線がありません。ということはこのままか。
いずれにしても、稲嶺基地司令の勇退ということで、最終の第四巻ではどういう決着がまっているのでしょうか?楽しみです。
図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743
No.9
(4pt)

ドキドキ感が少し下がったか?

しょっぱなから、お約束の展開は期待通りです!!

しかし、ラブストーリーの山場が巻頭にある為か、
図書館戦争、図書館内乱での病み付きになるドタバタ感が
下がった点は否めません。

堂上教官がちょっと落ち着きすぎて、
堂上ファンとしては物足りません。

とはいえ、郁の成長を軸に最後まで目が離せないストーリー展開は
流石です。
次巻はどういう展開になるか、ゆっくり待てそうです。

図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743
No.8
(5pt)

自由を守れ

冒頭から、郁と一緒に涙を流したり、身悶えたり、憤ったり、小牧と一緒に上戸のツボを押されて笑ったり、身悶えたり、ときめいたり、心配したり、身悶えたり。
読むほうも非常に忙しい。表情を変えずにいられるものか。

図書隊を完全無欠な正義の味方にしてしまわない作者に好感を持つ。現実的で社会的な問題をきっちりと織り交ぜて進む物語は軽くない。
「お話」の正義の味方だったら、正義の権威は揺るぎがなくて、構成員は老病死苦には無縁で変わりがなくて、善悪の二元論は単純で混じりがなくて、きっぱり勧善懲悪してみせるだろうに。
郁は迷うし、驚くし、おののくし、自分が被るものを知った。図書隊の心身は傷つくことを知っている。清潔で綺麗な手を持つ神の代理人ではないことを、深く強く思い知っている。暴力へのためらいが貴く、いとおしく、好ましい。
郁もほかの登場人物も、本当によくがんばっている。何度でも、頭を撫でてもらって、叩いてもらってほしい。

次で最終巻とのこと。楽しみではあるが、寂しい。絵空事でいい。最後まで惹きつける、できれば幸せな結末が待っていますように。
図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743
No.7
(5pt)

預けられる背中

『でもあたしの上官はきっとそう言って怒るの。迂闊だって。そんで、あたしはあたしをそう叱る上官を尊敬してるの』

この言葉が象徴するように、郁が大きく成長する姿が書かれた本作。堂上と郁の信頼の出来る部下、信頼の出来る上官という関係がより深まっていく。やや公私混同気味なのはご愛嬌だが。

しかし、一番泣けたのは郁の両親との会話だ。年取ったせいで涙脆くなったという気もするが。

それにしても、カバー絵は相変わらず面白い。読む前に見たらさっぱり分からないくせに、読み終わってから見ると、いちいち分かってしまうのだ。それも、わざわざ、あのくだりを取り上げるか!という感じで。これは、読んだ人共通のお楽しみだ。
図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743
No.6
(5pt)

テンション…甘めでやっぱり高め。

1、2が「起」、「承」ときて今作では色々な面で「転」じております。

「メディア良化法」という言葉に置き換えられた「検閲」。
この作品の根幹にあるものは、実は重い。
ただのエンターテイメント小説に終わらないところも魅力のひとつ。

どんなものでも、シリーズの良いところは登場人物たちの成長にあるのだと思います。
その変化を好めばシリーズのファンになるのだろうし、
違和感を感じてしまえば離れていってしまうのでしょう。
このシリーズに関していえば、みんな良い具合に変化してると私は思います。

次巻で最終巻とのことで、どんな「結」が待っているのか楽しみです。
図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743
No.5
(4pt)

どう収拾をつけるのかなと・・・

前作を読んでそれが気になっていたが、「なるほど、こうきたか・・・」と。
欲を言えばもう5〜6作引っ張って欲しいのだが、それはやむを得ないだろう。

 カミツレのくだりはすごく気に入った。私自身ハーブは大変好きなので「ここはこうくるか」というのが非常にしっくり来た。単に菊じゃなかったのね(カミツレも菊科)。最後まで重要なパーツになってるのでこういうディテールは実に楽しい。

 ツッコミどころは1カ所。裁判の部分で和解が成立せずに上告は「ありえない」(苦笑)。しかも地裁レベルから上告ってのは・・・。地裁から判決不服の場合は「控訴」。地裁から高裁へ移行する場合は「判決が出てから控訴」。しかも判決が出ずに控訴ってのもないし。ここは重要な部分だけにディテールにこだわって欲しかった部分だった。作者と言うより編集の方の勉強を期待したい。

 星4つにしたのは5つをつけた「海の底」から比べるとちょっと物足りなさを感じたから。次作も期待する。
図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743
No.4
(5pt)

花言葉にこめられた想い

表紙を開いて、目次を読んでぶっ飛んだ。それを目次に書いちゃうのか、というツッコミを入れてしまった。いずれは、と思っていたけれど、ここでそれが訪れるとは思っていなかった。
 今回のエピソードで一番良いと思ったのは、図書隊の徽章の経緯について。登場人物たちは直情径行型が多くて、空気もほのぼの、ゆるゆるになることが多いのに、ポイントポイントでこういう空気を引き締める話題が出てくるところが好き。ピンと一本筋が通るような。これを書きたくてあの徽章にしたのだろうなあ。
 題名の通り、色々な危機が登場しました。あとがきによると、もう1冊出版されるようです。作中の社会構造を変えるような動きも生じてきました。今回発覚した危機がどう回避されるのか。続きが気になります。
図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743
No.3
(4pt)

うん、やっぱり面白い!

図書館シリーズ、1・2巻が好きな方なら間違いなく好きになる第三巻です。
相変わらずの図書隊メンバーがあちこちで騒動を起こしたり巻き込まれたり。
大きな山場がいくつもあって最後に一番大きなインパクトを与えるのも、もう三冊目ともなれば恒例ですね。
この作家さんで凄いなあと思うのは、ストーリー中でいくつもあるカップル(候補)たちにスポットを当てる配分がとてもお上手。
主役二人は勿論のこと、手塚・柴崎、小牧・毬江、玄田・折口ペアにもそれぞれ恋愛方面での見せ場があって、そういう方面のエピソードに抵抗のない方には嬉しい内容です。
小牧さんと毬江ちゃんの恋愛に関しては、てっきり前巻で決着が付いたとばかり思っていたので、今回もう一つエピソードを盛り込まれていたことに素直に驚きました。
一巻の後書きにもあったように、「月9連ドラ」でいかにも扱われそうなエンターテイメント色の高いこの作品。あまり大衆の読まないようなディープなジャンルの本を普段好んで読まれている生粋の読書家さんたちの中には、このライトなノリに反発を覚える方もいるかもしれません。
けれど私個人の感想を言うなら、やっぱり面白い作品で、本棚の中でもいつでも気軽に手を伸ばせる位置に残しておきたいシリーズです。

ただ、今回一つだけ気になったのが目次の表記について。
読んでる最中、次はどんなお話が飛び込んでくるのかとわくわくしながらページを捲っていくのが醍醐味なこの作品で、あの展開のよめてしまうタイトルは少し残念です。
最初に目次に目を通した時点で、ラストのオチ(P.338)がわかってしまって凄くがっかりしました。少なくとも五章のサブタイトルは不要だったと思います。
その点を差し引いて、星四つで。
図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743
No.2
(5pt)

図書館は誰がために

「視聴者や読者に自覚させないように造反語をこっそり狩っていき、気がついたら一語一語では済まないもっと大きな何かが狩られている」
 そんなメディア良化法に対抗すべく、自らの体を盾として戦う図書館員達。
 彼らはスーパーヒーローではない。完璧な人格者でもない。
 けれど、譲れないなにかの為に、懸命に戦おうとしている。完璧じゃないから、泣いて、傷ついて、でも、それでも立ち上がる姿に、胸が熱くなる。
 それぞれが自分が出来ることを、もがきながらやり遂げようとする。
 前2作を通して流れているテーマは、今回も顕在だ。

 こんなに思いテーマを、普通に書けば重いし、暗い。読み通すのも辛いはずだ。
 なのに面白い。
 なのに笑ってしまう。そしてときめく!(稲嶺司令は素敵だし、玄田三監は格好いいし、堂上二正は可愛いし、小牧二正は王子様だ!)
 なんでだ。
 大体、泣かすより、笑わす方が大変だ。それを両方してしまう作者の技量は、ただ者ではない。

 こんな面白い本を読んでない人は、羨ましい。
 これから一気に真っさらの状態で読めるなんて。
 早く読んで。
 そして、一緒に最後のページでショックを受けて…。

図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743
No.1
(5pt)

有川さんらしさ満載。

この巻を買うのはきっと前二作を読んだ人だという思いを込めて。

「図書館内乱」、査問会時の郁のことを覚えているでしょうか。
ああいう暗い流れが嫌いな人は、好きになれない本だと思います。
四組のカップルもそこそこ甘いのでご注意を。
それよりも暗めな印象のほうが強く残っていますが。

最後の最後に奈落に突き落とされるので、覚悟して読んで下さいな。

どういう方向だろうと感情を揺さぶられたということで、星5つ。
図書館危機 Amazon書評・レビュー: 図書館危機より
4840237743